Netflix初の学園ドラマとして注目され、8月29日に世界独占配信されて以降、話題となっているNetflixシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』（全８話）。

ドラマの舞台は“男女交際禁止”の校則が制定された超エリート高校。性交渉をした生徒は、校則違反で退学処分という厳しい内容に緊張が走り、生徒同士が見張り合う中、嫉妬・羞恥・背徳・憎悪が渦巻く前代未聞のバトルロワイヤルが始まる…。センセーショナルな新時代の学園ドラマに出演している注目の俳優、神田篤史役の【水沢林太郎】くんと美山飛鳥役の【豊田裕大】くんがEmo!miuに登場。撮影現場の裏話から、おふたりの関係までいろいろ聞いてきちゃいました！

林太郎が「なにか不安なことがあったら俺に言って」と言ってくれて。

■雑誌MEN’S NON-NOのモデルとしても活躍されているおふたり。“俳優”として出会った現場はいかがでしたか？

豊田裕大　僕は恥ずかしかったです。僕は演技の経験が浅く、わからないことも多いのですが、林太郎が「なにか不安なことがあったら俺に言って」と言ってくれて、恥ずかしかったのと同時に頼りになる存在でした。そんな林太郎とMEN’S NON-NOも盛り上げていきたいなと感じました。

水沢林太郎　知っている人がいるという安心感がすごくありましたね。お芝居を一緒にするシーンはあまり多くはなかったんですけど、現場にはお互いいたので存在にすごく助けられました。

共通点を役に投影。“距離感”を大切に。

■作品は単純な学生の恋愛だけでなく、キャラクターひとりひとりにリアリティがあり、魅力的！　それぞれ役を演じる上で心がけていたことは？

豊田　自分自身、常にフラットでいたいという気持ちが常にあるタイプなのですが、演じさせていただいた美山もそういう部分があるなと思っていました。僕自身との共通点を役に投影しながら、演じていました。あと片想いをしている篠田先生との撮影は実は３日くらい撮り終わっているんです。あっという間だったので、現場でコミュニケーションを取るように心掛けていました。

水沢　僕は役同士の“距離感”をすごく大事にしていました。例えば、僕が演じた神田と美山は直接関わることは少ないけれど、同じ学校だから存在は知っているというような雰囲気を出せたらいいなと思っていました。ひとくくりに生徒役といっても同じクラスだったり、別のクラスだったりと、それぞれ違ったので、そういった意味での“距離感”は大事にしていました。

スタッフさんも巻き込んで盛り上がるところは盛り上がって、締めるところは締める！メリハリのある現場

■ひとくくりに生徒役とはいえ、年齢の幅がある人たちが集まった現場の雰囲気はいかがでした？

豊田　学園ものというだけあって、和気あいあいとした現場だったなと思います。スタッフさんも巻き込んで盛り上がるところは盛り上がって、締めるところは締める！といったメリハリのある現場だったと思います。撮影現場で話が盛り上がることもありましたし、撮影外でも集まることもありました。スタッフさんたちがすごくよくしてくださって、僕たち俳優がお芝居をしやすい環境を作ってくださった、そんな現場だったと思います。

水沢　僕、実は学園ドラマって若い俳優が多く集まるので、ちょっとギスギスした雰囲気とかになるのかな？と思っていたんです。でもそんなことはまったくなく（笑）。みんなちょうどいい距離感でお互いに丁寧に接していることがすごく心象的でしたね。すごくいいバランスで、スタッフさんも含め、丁寧に作品を作り上げていこう！という気持ちがすごく強かったなと思います。

モテてる男子を見てうらやましかった。何気ない学生生活の日常を体験したかった。

■今回は高校生の恋愛がテーマ。高校時代、こんな恋愛をしたかった！というような憧れはありますか？

豊田　僕、高校時代は男子ばかりいたクラスだったし、学生時代にモテなかったんです。だから文化祭のときとか、モテてる男子を見てうらやましかったです。他校の女子生徒が学校に来て、「あの子、かわいいね」みたいな話をしていても、結局うちの学校のサッカー部の男子と付き合っていた…みたいな話ばかりだったので（笑）。

水沢　例えば一緒に帰るとか、何気ない学生生活の日常を体験したかったですね。僕は自転車通学だったので、電車通学にも憧れていましたし。彼女といっしょに電車で帰って、どこかでちょっと食べ歩きとか。そういうのってもう経験ができないじゃないですか。だから、そんな学生の恋愛もいいなって思いますね。

校則は守るタイプ

■ドラマの中の明日蘭学院は、理不尽な恋愛禁止校則がありました。おふたりの学生時代は？　校則は守るタイプだった？

豊田　作中のような理不尽な校則はなかったかな（笑）。でも頭髪検査もあったし、悪いことをしたら怒られることも普通にありました。
寮生活をしていたんですが、寮の門限は夜の9時だったんです。バスケ部の練習をしていたら、正直9時なんてあっという間で、練習が終わったらまっすぐに寮に帰る、そんな毎日でした。テレビとかも好きなときに観られるわけじゃなくて。だから、友達とちょっと遅くまで遊ぶとか憧れていました。

水沢　僕が通っていた学校はバイト禁止とかはありましたけど、破ったからってめちゃくちゃ怒られるという感じでもなかったような気がします。派手髮が禁止だったんですけど、カツラをかぶって登校している子もいましたね（笑）。でも僕は普通に守っているタイプでした。

恋愛禁止のなかでの高校生の恋愛にキュンキュン

■今回のドラマには様々なカップルが登場します！　印象的なカップルはいますか？

水沢　やっぱり一ノ瀬（本田響也）梨木（中山翔貴）ペアはみんな好きなんじゃないかなって思います。今作は男性同士の恋愛、女性同士の恋愛も描いているんですが、その恋愛も丁寧に描いていて。同性同士の恋愛模様は「恋愛バトルロワイヤル」だからこそ描けた部分もあると思っているので、このペアの恋愛模様は好きですね。

豊田　唯千花（見上愛）と真木（宮世琉弥）のふたりですかね。恋愛禁止のなかでの高校生の恋愛、そこに僕はキュンキュンしながら観ていました。僕の役は先生との恋愛だったので、大人の恋愛というか、ちょっぴりビターなんです。でも唯千花と真木はフレッシュ！　高校生同士、恋愛をしているふたりが素敵に見えていました。

モデルとして出会ったふたりが映像の現場で共演。お互いがライバルであることを改めて強く感じた

■サイト名Emo!miuにかけて、最近エモいと思ったこと、心が揺さぶられたことを教えてください！

水沢　僕たち、MEN’S NON-NOの同期なんです。一緒に撮影をしてきた仲で、さらにこうやって新しく挑戦させてもらう場でも出会えて、なんかエモさを感じましたね。出会って4、5️年は経つんですが、今まで築いてきた友情もあるけれど、お互いがライバルであることを改めて強く感じたりもしました。

豊田　林太郎が話す通り、モデルとして出会ったふたりが映像の現場で一緒になり、共演できたことが本当にエモいです。実はこうやってMEN’S NON-NO以外で取材を受けて、ふたりで撮影することも初めてなんです！　



■それはエモさを感じずにはいられないですね。

豊田　ですね、この取材が初めてのことなので、すっごい感慨深いです。

水沢　本当に感慨深い！

豊田　あと個人的には、制服を着てみんなでダンスを踊ったり、教室に座ってテストを受けたり、そういうひとつひとつの学校シーンにもエモさを感じていました。

幅広い年代の方に楽しんでもらえる作品

■では最後にEmo!miu読者にメッセージをお願いします。

水沢　「恋愛バトルロワイヤル」を観ると、学生のときに抱いていた気持ちを思い出す瞬間が多いのでは？と思います。「たしかにこういうときはこう思っていたな」とか「先生にこんなことを言われていたな…」とか。そういう瞬間が誰しもあると思うんです。だから学園ドラマだけど、幅広い年代の方に楽しんでもらえる作品になっているんじゃないかなと思っています。

豊田　まずNetflixシリーズ初の学園ドラマという点だけでも観てほしいポイントですし、ストーリーもすごく魅力的な作品になっていると思います。「恋愛バトルロワイヤル」は、様々な恋愛を軸に、高校生たちが自立していく物語でもあります。高校生たちが恋愛禁止という不条理に立ち向かっていく姿は同世代の方はもちろん、大人の方も楽しんで観れますし、すごく力をもらえると思います。映像もすごく綺麗で、音楽・映像ともにとても素敵なものになっておりますので、そこも楽しんでいただけたら嬉しいです。

■たくさんのお話をありがとうございました！

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応募締切:2024年10月23日(水)

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―PROFILE―



水沢林太郎
2003年2月5日生まれ。埼玉県出身。メンズノンノ専属モデル。
2017年、日本テレビ系水曜ドラマ『奥様は、取り扱い注意』でデビュー。
そのほか主な出演ドラマに、「俺の話は長い」（2019）、「ブラック校則」（2019）、「17.3 about a sex」（2020）「もしも、イケメンだけの高校があったら」(2022)、「恋に無駄口」(2022)、「スタンドUPスタート」(2023)、「マイ・セカンド・アオハル」(2023)、「ビリオン×スクール」(2024)などがある。また、2025年1月より放送予定の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」にも出演予定。

[Instagram]@rintaro_mizusawa_official

豊田 裕大
1999年4月10日生まれ。神奈川県出身。
2019年「メンズノンノ・モデルオーディション」において、ラボシリーズ賞を受賞し、専属モデルとなる。
2021年テレビ東京系ドラマプレミア23『じゃない方の彼女』で俳優デビュー。2022年には映画『レッドブリッジ / レッドブリッジ ビギニング』にて映画初出演・主演を務める。
そのほか主な出演ドラマに、「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」(2022)、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(2022)、「正しい恋の始めかた」(2023)、「沼る。港区女子高生」(2023)、「それってパクリじゃないですか?」(2023)、「夫婦の秘密」(2024)、「高額当選しちゃいました」(2024)、「コスメティック・プレイラバー」(ダブル主演/2024)などがある。

[Instagram]@yudai_toyoda_official

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―INFORMATION―
【Netflixシリーズ「恋愛バトルロワイヤル」】
Netflixにて世界独占配信中
出演:見上愛、宮世琉弥、水沢林太郎、豊田裕大、秋田汐梨、和内璃乃、尾碕真花、本田響矢、中山翔貴、碧木愛莉、兼光ほのか、松村キサラ、石田夢実、浅香航大、穂志もえか、戸田昌宏、板橋駿谷、遊井亮子、梅舟惟永、奥貫薫、眞島秀和、矢田亜希子、石黒賢、吉田羊、寺島しのぶ
監督:松本壮史・太田良・安川有果
脚本:篠﨑絵理子・首藤凜
音楽:横山克・鞍馬由太・久保暖
エグゼクティブ・プロデューサー:岡野真紀子
プロデューサー:梶原富治・北澤卓哉
ラインプロデューサー:三好保洋
制作プロダクション:ロボット
原案・企画・製作:Netflix

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Photo:Tomohiro Inazawa、Text:Kyoko Fuse

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