『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(’11、‘13)、『心が叫びたがってるんだ。』(‘15)、『空の青さを知る人よ』(’19)“心揺さぶる”青春三部作を手がけた、長井龍雪監督、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀の3人が贈る、オリジナル長編アニメーション最新作、映画【ふれる。】が2024年10月4日(金)より全国公開するのを前に、9月16日(月・祝)東京・歌舞伎町にて完成披露試写会が行われた。

完成披露の挨拶には主演を務めた永瀬廉(King & Prince)、坂東龍汰、前田拳太郎のメインキャストと長井龍雪監督をはじめ岡田麿里、田中将賀が登壇。冒頭数十分間、Xの生配信もしながら挨拶が行われ、キャスト陣が登壇する前にスクリーンには生配信中の3人が映し出され、今か今かと会場がざわめき始める。



挨拶の冒頭、坂東がこれほど大きな会場での舞台挨拶が初めてということで、「こんばんわ」を噛んでしまう場面が。それにすかさず永瀬がツッコミを入れるなど仲の良さを見せてくれた。



3人ともに歳も近くチームワークの良さが節々から垣間見える、そんなトークの中で永瀬は「(録音するための)ブースは常に暑苦しかったです。燃えながらやらせていただいていました(笑)。うるさかったと思います！」とアフレコ現場が和気藹々としていたと明かしてくれた。

またオーディションで決まった役だったとのことで、永瀬は「僕、今まであまりオーディションを受けたことがなくて。だからこそ受けてみたい！って思っていたので、その雰囲気とかも掴めたらなと思いつつ。受けれるだけですごい光栄なことでした。もちろん自分にできることは全部オーディションでしましたが、もう受けれたことだけで最悪落ちてもいいやぐらいのテンション感で行ってたんですよ。その後何日かして『秋、決まったよ』ってマネージャーさんからもらって、もう、すっごいめちゃくちゃ嬉しかったっすね！実は、表参道を歩いていたときで、その時電話を受けて『まじ！』みたいな。もうすごいウロウロしちゃって、注目、ある意味浴びちゃってたかもしれないです、歩行者の方達から。そのくらい、我を失っちゃうぐらい嬉しかったです！」とオーディションに受けった報告を受けた際の行動についてしっかりとその場で再現してみせていた。



坂東は「オーディション当日、実は帰省する日とかぶっていて、チケットをキャンセルして受けさせていただきました。なので、落ちるわけにはいかなかったんです！」というと永瀬が「ふるさとに申し訳立たない」と坂東は「そう、ふるさととチケット代に申し訳が立たない。僕、絶対に決めてやる!! って気持ちで行きました。」と明かしさらに「ぼく、実家で朝起きてマネージャーさんから電話で(決まったことを)聞いたんですけど、叫びました！シァアアア〜〜!!!って」と永瀬が「怖い。叫び方が(笑)」と前田も「ご近所さんびっくりしちゃうから」とそれぞれから坂東の叫びに対してツッコミが入る場面も。



そして前田は「感想の前に1つお伝えしたいことがあるんですが、長井監督、岡田さん、田中さん・・・めちゃめちゃファンです(笑)」と感極まる声で青春三部作を手がけた3人に大ファンであることを明かした。「中学に入る前とかぐらいで、今もずっと好きなんですが、今回オーディションのお話をいただいた時に、まさかこの御三方とお仕事ができる可能性があるのかと思って、もうこれは落ちるわけにはいかないと思って、僕。すごく野心むき出しでオーディションに行ったんです。もう絶対に受かってやるぞっていう。それこそ今年の目標が声優をやることだったので、叶いました。」と



長井監督から「10月4日から公開するので、それまでちょっと皆様、応援よろしくお願いいたします。」と述べた。



そして永瀬は「この作品は、本当に皆さんの心に触れる、そして心を震わせるような、そんな感動作になっていると思います。今日、皆さんが観ていただいて感じたその感動を、皆さんの大切な人、例えば恋人だったり友達だったり家族だったりと伝えていただいて、“ふれる。”というこの作品を愛していただけたらなという風に思います。」と述べてイベントは終了した。



〜おまけ〜
最後にフォトセッションの時間が設けられ、舞台上のキャスト陣の目にお客さんが見えていることから、お客さんも笑顔で手を振ってもらえるとキャストも笑顔になるのでとMCが言うと、前田がニコニコ〜っと満面の笑みをみせつつ、指を口元付近に当てて笑顔を作ってと言わんばかりにお客さんにアピールする場面があった。