【岩瀬洋志×小西詠斗インタビュー】「敬語じゃなくていいよ。タメ口で来て」仲を深めたきっかけは先輩・詠斗くんの一言。<ドラマ「タカラのびいどろ」>
2024.8.13
クーデレな先輩・宝と天然方言男子・大進のピュアな恋物語がたまらない♡人気漫画「タカラのびいどろ」が実写ドラマ化!
泣いているところを慰めてくれた志賀宝のことが忘れられず、もう一度会いたい、という一心で東京の大学を受験し、上京してきた中野大進。
再会したふたりは少しずつ距離を縮め……。
今回、宝を演じる【岩瀬洋志】くんと大進を演じる【小西詠斗】くんにインタビュー!
仲良しなふたりの、息のあったトークをお届けします♡
役を作る上で「自然とたくさん話し合いました」
■まずは、原作や脚本を読まれての印象を伺わせてください。
小西詠斗 すごく温かい話ですね。
今までBL作品に触れたことはなかったんですけど、ラブストーリーとして楽しめますし、「タカラのびいどろ」には友だちも悪い人は出てきません。愉快な人たちばかりで。……あ、ストーカーをするおじさんがいますけど、それ以外は本当に平和です。きゅんきゅんして、誰が観ても楽しめるような作品だな、ということを感じました。
岩瀬洋志 僕もBL作品にあまり触れたことがなかったですし、まさか自分が主演で出るとは思いませんでした。
ドラマオリジナルのストーリーも入っているので、原作と合わせて皆さんに楽しんでいただける作品になっていると思います。
■撮影に入る前に、意識されたことはありますか? おふたりでよく話すようにしたりだとか。
小西 2人のシーンばかりだったので、本当にたくさん話しました。「こうした方がいいんじゃないか」とか、毎シーン自然と話し合って。物語が進んでいく上で、成長する大進や宝がいるわけで、そのグラデーションをうまく作れたらいいなと思いながら、台本を読み込みました。
あと、わかりやすいところで言うと、僕は博多弁を話す役ということで、事前に方言指導の方と練習させていただきましたね。
本読みのときは監督とみなさんと時間をかけて役を作って……あれ、8時間ぐらいあったっけ。
岩瀬 あったね。
小西 本読みに8時間は僕も初めてだったんですけど、本当にそのぐらい時間をかけて撮影初日に向けて役を作っていきました。
岩瀬 確かに本読み大変でした。
しかも、大進は方言もあるので更に大変そうでした。
小西 脳みそってあんなにパンクするんだと思った(笑)。
岩瀬 2人ともパンク状態でした。でも、そこからいろいろ話し合って、擦り合わせていったりして。
現場でも、撮影でカットがかかって次の撮影までの間に、なるべく合わせようとしていて。「こういう動きをしたいから、こういうふうにしてくれないか」とか、「こういうふうにセリフを言うから、こう受けてほしい」とか、話し合いました。それに関しては関係性としては良かったですね。
小西 よかったね。自然と話し合ったし。
岩瀬 あと、役としては、宝の方が年上なんですけど、実際は詠斗くんのほうが先輩なんです。だから最初は敬語で話していたんですけど、なかなかその状態で宝と大進を演じてと言われても、やっぱり引っかかる部分は自分たちもあって……詠斗くんが多分、そういうことも察して、気遣ってくれたんです。「敬語じゃなくていいよ。タメ口でいいよ、タメ口で来て」って気軽に言ってくれたので、そこから仲も深まりました。
小西 ね、早かったよね。タメ口がいいよ。
岩瀬 タメ口がいいけど……。いや僕は一瞬ためらいました。さすがにそれはできない!って。
小西 できたな(笑)。
岩瀬 できました(笑)。
「ある意味、大進ってドSだよね」
■それぞれ、ご自身が演じられた役についてはどういったところに魅力を感じられましたか?
小西 大進は見た目がすごくかわいらしくて、少し天然な子なんですけど、実はまっすぐで芯が強い部分があります。心の内に秘めてるものがしっかりとあって、大事なところでまっすぐ人に伝えられる部分とのギャップがあるところは魅力だな、と思っています。
■ご自身と共通する部分はありますか? 逆に違うな、というところだったり。
小西 序盤は特に考えすぎて頭がパンクしてしまうことが多い子なんですけど、僕も考えすぎて、悩みすぎて頭がパンクしてしまうことはよくあって。そこは似てるのかな、と思います。
でも、大進みたいにストレートに気持ちを伝えられないし、正直になれないなと思うので、そこはすごいな、と。僕にはないところだなと思います。
■岩瀬くんは宝について、いかがですか?
岩瀬 宝がどうしてそうなったのか、なぜこういう行動を取るのか等、演じていて理解も深まったし、それに対して共感する部分もありました。
宝はおじいちゃん子なんですけど、僕もおばあちゃん子だし、僕も一人っ子で、昔から1人でいることが多かったので気持ちも分かります。
不器用でぶっきらぼうで、普通の人からすると冷たいかもしれないけど、本当は優しくて繊細な男の子なんです。おそらく、心は幼少期で止まってるんです。
でも、大進って宝にとってイレギュラーな存在だったと思います。だから、大進と関わっているときはその子どもの部分が見られます。そこが宝の魅力のポイントです。そこに来る大進も魅力的です。
小西 大進はその宝の弱い部分に気づくからね。僕がどうにかしなきゃ、って。
岩瀬 ある意味、大進ってドSだよね。
小西 確かに。宝は思っていることと行動が全部逆にいってるもんね。大進はまっすぐだから。
宝と岩瀬くんの共通点は「マジでかっこいい!!」
■宝はクーデレな世話焼き先輩、大進はピュアな方言男子、ということですが、お互いを見て、役の共通点はありますか?
小西 やっぱり実際に撮影をしていても……マジでかっこいい!!
岩瀬 はははっ!
なんでそんないきなり……今、声を大にして笑っちゃった(笑)。
小西 やっぱり宝先輩ってめちゃくちゃかっこいいから、そうあるべきじゃないですか。マジでかっこいいんですよ。
岩瀬 ヘアメイクとか、衣装とか、皆さんのおかげです。
小西 もちろんそれも含めてだけど、宝先輩でしたね。
それに、すごくしっかりしているんですけど、まだ20歳なんですよ。現場でも、お芝居もしっかり宝先輩をやってくれたから僕もやりやすかったんです。でも、急にはしゃぐところとか、不思議な言動がたまに見えたのがおもしろかったです。それが見られたのが嬉しかったです。あ、よかったな、って。
岩瀬 たまにやっちゃうんです、ごめんなさい(笑)。
小西 いや、結構あったよ。
岩瀬 たまにじゃなかったです(笑)。
■宝先輩はクールだけど世話焼き、という一面がありますけど、そこはいかがですか?
岩瀬 それは役の中って感じでしょうか?
小西 いや、気配り目配りはすごいですね。視野が広いな、とは思いましたね。
例えば、僕が座るときにササッと椅子を引いてくれたり、そういうのが自然とできるのがすごいな、って。わりと現場でもありました。
■気配りの方なんですね
小西 そうですね。人を引っ張っていく力があるんだろうな、というのは思いました。
岩瀬 ありがとうございます!
■岩瀬くんから見て、小西くんいかがですか?
岩瀬 僕がドラマに対して持っていた一つの大きな課題っていうのが、自分が年上の役をやるということです。本当に年上に見えるのかな、とか自分はやる気でやってみるけど、カメラを通して観ると絶対に違ってくるし、という部分に関して、詠斗くんにはすごく助けていただきました。
それこそ敬語を使わないということだったり、いろいろとサポートしてくれるところだったり。大進は誰よりも相手の気持ちを考える人なんですけど、詠斗くんも相手のことを考えてくださいました。僕から「敬語じゃなくていいですか」とは言いにくく、察して言ってくれたんですよ。
それって、やりやすいように導いていく、というよりは、「一緒にこうしようよ」と言ってくれるような。優しくそう言えるのは、大進と重なる部分はあるかなと思います。
小西 いえーい、ありがとう(笑)。
雨ばかりだった撮影期間
■撮影中のエピソードもお聞きしたいです! 印象的だったり、思い出になった、ということがあれば。
小西 雨!寒かったよね、本当に。
岩瀬 寒かった!
小西 1ヶ月間、撮影していたんですけど、7割は雨が降っていました。
多分、僕らどっちも雨男だから。だって、あんなに降るなんてありえないもん。梅雨じゃないんだよ?
岩瀬 「晴れろ!」と祈った次の日は大雨だった(笑)。
小西 ははは!(笑)
いろんなところで撮影したんですけど、行く先々で雨で。何でなん?しかも寒い時期だったし。
岩瀬 山の上は特に大変でした。
小西 そうそう。夏のシーンの撮影のときは半袖半ズボンなんですけど、本当に寒くて。
印象に残っているのは神社のシーンですね。半袖半ズボンですごく寒かったんですけど、お芝居をしている途中で、足がチクッとするな、って思ったんですよ。で、チラッと見たら変な虫が止まっていて……。まだ、テストの段階だったんですけど、カットがかかった瞬間に虫をバチーン!と叩いたんですけど、全然間に合わなくて。その跡が少しの間残っていました。
岩瀬 結構、腫れてたよね。
小西 すごくかゆかったし、痛かった。あれ何だったんだろう。
■岩瀬くんは印象的なエピソードはありますか?
岩瀬 僕は思い出というか……好きなシーンがあるんですよ。大進と宝が出会うきっかけになったシーンがあって。そのシーンが大好きなんです。
それがなかったら、そもそも2人は出会っていないし何も始まらないわけで。そのスタートのシーンが僕の中では思い出。みんなに楽しみにしてほしいから、詳しくは見てください。
小西 (笑)。
岩瀬 でも、すごく感動するシーンなんです。
小西 あそこは特に練習してたもんね。
岩瀬 自分に負けられない!と思ってめっちゃ練習しました。
■撮影前から入れ込んでいたシーンなんですね。
岩瀬 撮影前から「このシーンは絶対キメるぞ!」と思って。
キメすぎて監督に「うーん、ちょっとキメすぎかな、宝」って言われちゃいました。(笑)
すみません、ちょっと気合入りすぎちゃいました、って。
小西 力って入りすぎると駄目なんだよね(笑)。
岩瀬 本当に力みすぎた(笑)。でもすごくいいシーンになったかな、と思います。
家族の存在が心を温かくしてくれる
■今回、作中では宝との出会いをきっかけに大進は大学の進学先を決めています。結構、重要な決断をそこでしていますよね。
岩瀬 大進は、何か天才じみた行動をしているんです。それはもう詠斗くんと話し合っていました。あれで大学を決めるってすごいよな、って。
でも、きっとそれくらい宝の影響が大きかったんだろうな。じゃないと行かないです。そんな会いたいからって東京の大学に1人で出てくるなんて。
小西 いやどんな理由でもすごすぎる(笑)。
■それは宝の存在が大進の心を動かした瞬間だと思うんですけど、お2人が最近、心動かされたことはありますか?
岩瀬 こないだおばあちゃんと電話したんです。そのときにすごく温かさを感じたんです。最近、仕事中心になっていて、いろいろ考えることもあるときに家族と話すと心に温かさが戻ってきます。忘れちゃいけないものが伝わってくるし。
最近、よく考えるのが、プライドを大事にして、もっと大事にしなきゃいけない部分をおろそかにしちゃう自分がいるってことに最近気づいて。やっぱり家族と話すとさらに自覚させられるっていうか。それが最近心を動かされたことです。
小西 僕も親からの連絡にはいつも勇気づけられます。いま、舞台の稽古をしているんですけど。親から、成功祈願のお参りしてきたよ、って写真が送られてきて、もっと頑張ろう、と思いました。
2人で一緒に「格闘技を観に行く」!?
■最後に……プライベートで一緒にやってみたいことがあれば教えてください!
岩瀬 F1を見に行く!
小西 なんで?
岩瀬 最近ハマっているので、F1。
小西 かっこいいの?
岩瀬 かっこいいです!
小西 確かにちょっと見てみたい。考えとく。
岩瀬 それか、格闘技を観に行くか。
小西 行きたい!
■食いついた(笑)。
岩瀬 最近めっちゃハマってるんです。
小西 だよね。
岩瀬 空手ずっとやってたから。
■じゃあ、一緒に格闘技を見に行く?
岩瀬 でもなんか変だよね、2人で格闘技観に行くって(笑)。映画とかにしよ。
小西 確かに。格闘技も行って。
岩瀬 イメージ、体育会系に変わらないですか? 大丈夫?
小西 一緒に観に行きたいなあ、っていうだけだから大丈夫!
岩瀬 じゃあ、映画と格闘技で! 観に行こ!
■インタビューは以上になります。素敵なお話ありがとうございました!
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岩瀬洋志
2004年1月6日生まれ。兵庫県出身。
主な出演作に、「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(2023)、「新空港占拠」(2024)などがある。また、7月16日より放送が開始するドラマ「南くんが恋人!?」の出演も控えている。
スタイリスト/帆苅球、渡部莉菜(アシスタント)
ヘアメイク/池上豪
小西詠斗
2000年1月21日生まれ。広島県出身。
主な出演作に、「恋せぬふたり」(2022)、「恋に無駄口」(2022)、「REAL⇔FAKE Final Stage」(2023)、「映画刀剣乱舞-黎明-」(2023)、「尾かしら付き。」(主演・2023)などがある。また、2024年9月より上演される「ミュージカル『黒執事』~寄宿学校の秘密 2024~」にシエル・ファントムハイヴ役で出演することが決定している。
スタイリスト/TAKURO、野嶋あいり(アシスタント)
ヘアメイク/Hyo
<衣装クレジット>
シャツジャケット¥31,900(ai’e/NEPENTHES)、ニット¥34,000(SHUN IKEDA)、その他スタイリスト私物
(問い合わせ先)
NEPENTHES/ネペンテス 03-3400-7227
SHUN IKEDA 080-8951-5947
―INFORMATION―
【ドラマ「タカラのびいどろ」】
出演:岩瀬洋志、小西詠斗 ほか
原作:鈴丸みんた『タカラのびいどろ』新書館ディアプラス・コミックス刊
監督:石橋夕帆、富田未来、こささりょうま
脚本:下亜友美、石橋夕帆、富田未来
制作:TBSグロウディア
制作プロダクション:キャンター
製作:「タカラのびいどろ」製作委員会
<配信情報>
Lemino:2024年7月1日(月)10:00~見放題独占配信中
<放送情報>
BS朝日:毎週月曜日23:24~
テレビ神奈川(tvk): 毎週月曜日23:30~
RKB毎日放送(RKB): 毎週土曜25:28~
HBC北海道放送(HBC): 毎週土曜日25:28〜
CBCテレビ(CBC): 毎週日曜日24:50~
©鈴丸みんた/新書館 ©「タカラのびいどろ」製作委員会
Photo:Tomohiro Inazawa、Text:Fukuda Ryoko