<イベントレポ>俳優・古田新太が学生たちへ“クセつよ”アドバイス!「誰かに気を遣うとかっていうことはしなくていいです。」『映画「デッドプール&ウルヴァリン」夏休み特別課外授業イベント』



世界中で大ヒット中の映画「デッドプール&ウルヴァリン」。その学生限定試写会【夏休み特別課外授業イベント】が2024年8月5日(月)に開催され、特別講師として俳優・古田新太が登壇した。

古田が登壇すると、この日集まった学生たちも起立。「おはようございます」の挨拶と礼で、学校の授業さながらのスタートを切った。



デッドプールを愛してやまないという古田は、全身デッドプールづくしの装いをお披露目。中のTシャツも私物のようだが「(服が)いっぱいありすぎて、1番着たかったやつが見つからなかった(笑)」なんていうおちゃめな一面も。

本作でも真面目なウルヴァリンよりも、おちゃらけたデッドプール推しということで、ややデッドプール寄りなトークが展開されていった。「どっちも不死身なんでウルヴァリンもデップちゃんも。最強の2人が組むわけですから、それは楽しいに決まってるじゃないですか。個人的にはデップちゃんがいかに素晴らしいかということを大人になる前にみんなに知っていただきたい。」と語った。



続いて、古田による特別授業「『デッドプール』から学ぶイケてる大人になる為の3箇条」を実施。3箇条1つ目は「忖度しないこと」。「不適切であれ。適切なことをしてても面白くないんですよ。みんなまだ10代20代前半とかだと思うんですけど、じじいとかババアとか遠慮しないですから。遠慮しなくていいです。誰かに気を使うとかっていうことはしなくていいです。仲間内だったら許してくれます。犯罪さえおかさなければ。だから忖度ってのはいらないんじゃないかなと思います。」と、不適切な行動を連発するデッドプールになぞらえてアドバイスした。

本作の英語ver.では、Fワードのセリフ数がデッドプール3作品の中で1番多いとのことで、古田は「ありがたいですね。これまでのデップちゃんもひどかったですけど、それ以上ということなんで」と嬉しそうな表情をみせた。ディズニーのマーベル作品としては初めてのR指定。そして、ディズニーでは珍しく他作品のパロディポスターも展開されていることについて触れると、去年ディズニーランドで、美女と野獣に感動したという古田も「やっちゃってくださいよ!」とノリ気であった。



3箇条2つ目は「おちゃめであること。」古田は「やっぱ可愛くないと!ひどいことを言っても、さっき仲間内だったらいいんだよって言ったけども、そこでちゃんと許してくれる関係性があるかどうか。デップちゃんとか基本タクシー移動だから、運転手さんに嫌われちゃったら終わりですからね。」と熱弁。「ギャルじゃないけど、可愛いしか勝たんっていうかね。」とデッドプールさながらのキュートなポーズを披露する場面も。

また、デッドプールは視聴者に語りかけてくるのも見どころの1つ。業界では第四の壁と呼ばれる、暗黙の了解で乗り越えてはいけない壁があるそうで「その壁を超えるのはなかなか難しい」と役者ならではの視点から評価した。実際、映画の登場人物から話しかけられるのが好きな観客も多いようで、この日も多くの学生から手が上がった

最後3つ目は「最強であること。」どんな傷を負っても身体が治ってしまうデッドプール。だからこそ戦い方も過激で武器も日本刀ということで、スプラッタな内容になっているそう。「お楽しみに。」との古田からのコメントが届いた。

お茶目なのに不死身であり、シンプルにめちゃくちゃ強いというデッドプール。この3箇条を見ていくと古田と通ずる所も多いようで、実際にデッドが似てるところを聞かれると「エッチ好き。友達好き。痛みに強い。」と共通点を上げていった。「チャーミングでいたいなとは思いますね。なるべく仲間から嫌われたくない。その代わり、嫌いなやつのそばにはいかない。いつも行く飲み屋の飲み友が機嫌よきゃいいやみたいな。そのために嫌いなやつは殴ってもいいんじゃねえかなって思う。」と情に厚い内面をのぞかせた。



授業が終わったら次は学生からの質問の時間。観客の学生から古田へ、質問コーナーを実施した。1人目の質問は「僕今高校3年生で、これから受験が控えてるので受験勉強してるんですけど、すごく辛くて大変なんですけど、それを乗り越えれる秘訣とかアドバイスがあれば教えてほしいです。」。すると古田から「そしたらやめれば・・・?(笑)」と驚きの回答が。ただ「受験はする。じゃあ受かった方がいいんだよね。そしたら受かるための努力ををしなければいけないんだけど、それが辛いんでしょ。難しい大学に行こうとしているの?」などと質問者の状況を確認しつつ「やめれば?」とは言いつつも「じゃあ、勉強しないとだね。カンニングの方法を考えるよりはちゃんと勉強した方がいいかもしれないけど、それが本当に辛いんだったらやめたらいい(笑)」と、学生に寄り添ってアドバイスしていた。

2人目の質問は「女の子と緊張せずに話す方法が知りたい」。すると古田は「よくお芝居とかライブとかでみんな緊張するっていうんだけど、緊張するのは自分のいいところを見せようとするから。失敗しちゃいけないとか、よく思われたいって思うから緊張する。良い風に思われたいって思わなければ、『だって俺だもん』って思っちゃえば、そんなに緊張しなくなる。普段のまんまのてめえで、最初からハードルを下げちゃえばいい。」と回答した。

最後の質問は「古田さんの思う大人になるまでにこれをやっておいた方がいいなってことがあればなにか教えて頂きたいです。」。MCから「変なこと言わないでください。」と釘さされながらも、古田なりのクセ強アドバイスで学生も困惑しながら満足そうに頷いていた。



イベント終盤、デッドプールのようなイケてる大人になるために、15歳以上の生徒に向けてメッセージ!「デップちゃんもそうですけど、ウルヴァリンも本当に頑固な人間で、マーベルの中では偏った2人が今回一緒に戦うということで、ぜひぜひデップちゃん本当いいやつだから、皆で応援していきましょう。」と締めくくり、本イベントは幕を閉じた。

<ストーリー>
“普通のヒーロー”に飽きてない?
戦う動機は超個人的、破天荒でなんでもアリの“クソ無責任ヒーロー”デッドプールに世界の命運は託された!? ヒーローになんて興味はないけど、大切なファミリーの大ピンチなら頑張っちゃう!予測不可能なミッションのカギを握るのは…よりにもよって”あの爪野郎“😭 クソ真面目で”キレるとヤバい最恐アウトロー”ウルヴァリンに助けを求めるが…。

全く異なる個性のR指定ヒーロー2人が暴れまわる!この夏イチバン過激なアクション・エンターテイメント♡

■詳細
【映画「デッドプール&ウルヴァリン」】
公開日:全国劇場にて公開中!
出演:ライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマン
監督:ショーン・レヴィ(『フリー・ガイ』 『ナイト ミュージアム』)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

© 2024 20th Century Studios / © and ™ 2024 MARVEL.

新着ニュース

Present

more