FODで配信中のオリジナルドラマ「愛してるって、言いたい」で、劇中バンド「煌-RECCA-」のメンバーとして出演している松重瑛斗役・櫻井海音と、神木竜役・草川拓弥（超特急）の2ショットインタビューをお届け！

大人女子等身大のラブストーリーを描く今村リリィ原作コミックをドラマ化した本作は、薬剤師として働く39歳独身の上田樹（安達祐実）の長年付き合っている恋人・沢田真和（吉沢悠）が他の女性と婚約するところから始まる物語。嫌われたくないと沢田を責めることもできずにいる樹の前に年下の男性・松重瑛斗（櫻井海音）が現れ、突然同居生活を始めることになり……。

Emo!miuでは、そんな「愛してるって、言いたい」で同じバンドのメンバーとして初共演を果たしたお2人に、お互いの印象や撮影中のエピソードなどを伺ってみました。実は人見知り同士で現場入り当初は気まずさもあったそうですが、人見知りあるある（？）トークに共感し合いながら撮影を振り返った、明るく笑いの絶えないインタビューをお楽しみください！

「ずっとご本人に直接言えなかったんですけど、 謝りたいなと思ってることがあって」

■今回が初共演ということで、お互いに会ってみて「こんな一面があるんだな」と発見したことはありますか？

櫻井海音　なにかありますか？

草川拓弥　発見……？

櫻井　サッカーのお話ししましたよね。

草川　しましたね。

僕はずっとご本人に直接言えなかったんですけど、 謝りたいなと思ってることがあって、実は…

櫻井　えっ!?（思い当たらないご様子）

草川　今回はバンドマンの役なので本編でギターをやるじゃないですか。撮影序盤でまだご挨拶程度の仲の頃、僕はあらかじめ現場に入る前に共演するキャストの方々について調べさせてもらっていて、海音くんのことももちろん調べたんです。
それで、バンドをやられていて音楽ができることを知っていたはずなのに「楽器弾けますか？」みたいなことを聞いたんですよ。それがすごく失礼だったなと思って……。

櫻井　いやいやいやいや、全然！何も失礼じゃないですよ。

草川　いやいやいやいや（笑）。

櫻井　全っ然（笑）！

草川　自分で調べて勉強していったはずなのに、何も知らないで体で言っちゃった感がすごく申し訳ないなと思ってました。ずーっと。

櫻井　いやいやいやいや全然、何とも思ってないです（笑）。

草川　でも僕は謝りたいなってずっと思ってました。
ずっと言いたかったんですけど、時間だけが過ぎちゃってなかなか言いにくくて。

櫻井　全然大丈夫です（笑）。

■せっかくリサーチしていたのに何も知らない感じで聞いてしまったんですね（笑）。

草川　そうです……。バンドをやられていて、がっつり音楽の世界に触れている方だったので、僕は何を言ってるだと思って。申し訳ないなと。

「もっと歳下の僕からグイグイいくべきだったなというのはちょっと反省しています。」

■では、この流れで、櫻井さんも何か言いたいことはありますか。

草川　言いたいこと！？

櫻井　　あはははは（笑）。

草川　いや僕はいいんですよ、ないならないで（笑）。

■ドラマのタイトルも「愛してるって、言いたい」なので（笑）。

櫻井　なるほど（笑）。

草川　もう、だいぶ前ですもんね。

櫻井　そうなんですよ。撮影自体1年前くらいで。

草川　この作品は本当に長く取材していただいていて、すごくありがたいですよね。



櫻井　ありがたいです。
あの、（草川さんは）人見知りですよね？

草川　はい。

櫻井　僕も若干人見知りなので、現場中はあまり話すことができず…
もちろんサッカーの話とか共通項はあったのでちょこちょこ話す機会はあったんですけど、もっと歳下の僕からグイグイいくべきだったなとちょっと反省しています。

■最初からお互いに人見知りだなと感じていましたか？

草川　はい。現場は静かでしたね（笑）。

櫻井　はい（笑）

草川　でもそれは別に海音くんのせいじゃないので（笑）。僕も「どうしよう、なんか喋った方がいいかな？」とかって考えちゃうタイプで。でもその気持ちだけが先走って何も出てこないタイプの人間なので、申し訳ないなと思って。こちらこそすみませんでした！

櫻井　いやそんな！それは謝ることじゃないですよ（笑）。

草川　あはははは（笑）。

「失礼かもしれないですけど草川さんは「ウェ〜イ！」ってくるタイプなのかなって思ってたんです」

■初共演ということで、お互いに会う前はどんな印象をお持ちでしたか？

草川　落ち着いている方なのかなとは思いました。
僕の周りにいる海音くんと同じくらいの世代の子たちはやっぱり賑やかな子が多いので、海音くんは大人っぽいというか、年下に見えないというか。落ち着いているなっていう印象はすごくありました。

櫻井　僕は逆に、会う前はもっとこう…失礼かもしれないですけど草川さんは「ウェ〜イ！」ってくるタイプなのかなって思ってたんです（笑）。だからお会いしてみてから、人見知りと知って意外でした。

草川　そうだったんですね（笑）。

■実はお互い人見知りだったから、なかなか会話が続かなかったんですね。

草川　そうですね（笑）。

櫻井　あはははは（笑）。



■似たもの同士なのかもしれないですね。

櫻井　ですね（笑）。

草川　最初はお互いそんな感じで。人との関わり方が得意じゃないというか。

櫻井　そうですね。最初は距離を置くタイプですもんね。

草川　距離を置くというと？

櫻井　ちょっとこう、遠目から様子を探っていくというか。

草川　あー！そうですね、まさしく。

櫻井　たぶん、お互いにその探り合いをずっとしてましたね（笑）。

「とにかく真っ直ぐなところがすごく素敵だなと思っていつも見ていました」

■お互いの役で、魅力を感じる部分はありますか？

草川　瑛斗（櫻井海音）がすごく真っすぐなので、視聴者としても心安らぐというか。キュンとしますし、安心もできるし。とにかく真っ直ぐなところがすごく素敵だなと思っていつも見ていました。

樹姉さん（安達祐実）を想うがゆえに「どうしようどうしよう」ってなっていて、竜（草川拓弥）の前でもそうなってるのが可愛らしい一面でもあって、そのギャップも良かったです。

■櫻井さんはいかがですか？

櫻井　竜のかっこよさというか。思ったことを本当に素直に伝える“馬鹿素直”な感じがすごくいいなって思います。瑛斗自身もそんな竜から受けた言葉で樹さんに対して前向きな気持ちになれたり。同じバンドメンバーでもあり、友でもあるみたいな、そういうのがすごくいいなって思いましたね。



■瑛斗は竜の気持ちを知らないままですもんね。

櫻井　そうなんですよね…

草川　自分の役ですけど、それがやっぱり竜の良さでもあるのかなって。

わざというか、あえて気持ちを出さない。
やっぱり普通は出したくなると思うんですよね。ちょっとは自分の方を向いてほしいから。それを押し殺して、相手の気持ちをすごく尊重してあげて、むしろ背中を押してあげられるのが竜の良さなのかなと思いました。

櫻井　ツンツンしているところもすごく可愛いですよね。

草川　うん（笑）。

「タクシーに乗っている間、新幹線の自由席かな？くらい静かで（笑）。」「絶妙に気まずかったですね〜（笑）。」

■お2人での撮影で、思い出に残っていることはありますか？

草川　僕が思い出に残っているのは、北海道で撮影をしてた時のことで。
山の方の高い位置にある公園でギターの練習してるシーンを撮って、次の場所に移動するってなって、タクシーで戻ろうという話になりまして。僕と海音くんと2人でタクシーで戻ったんですね。

櫻井　ああ、そうでしたね。

草川　で、その時お互い人見知りだから距離もあるじゃないですか（笑）。

櫻井　あはははは（笑）。

草川　もうタクシーに乗っている間、新幹線の自由席かな？って。新幹線で初めましての方とたまたま隣になったのかなってくらい静かで（笑）。

櫻井　絶妙に気まずかったですね〜（笑）。

草川　はい（笑）。……っていうのが思い出です。一緒に帰ったな〜と。

櫻井　いや、必死になにか話そうって思ってました（笑）。

草川　僕もそうです（笑）。お互い携帯をいじりながら、必死になにかないかな〜、なにかないかな〜って（笑）。

櫻井　僕もです（笑）。

草川　話題を考えていたら目的地に着いちゃったっていう思い出があります（笑）。撮影と全然関係ないんですけど（笑）。



櫻井　僕はそうだなあ、王道なんですけど、やっぱりライブシーンですかね。

撮影の順番的には最後の最後だったんですけど、主題歌のMV撮影をすることになって、デモの音源をいただいてから数日後に撮影だったんですよ。
それでもちゃんと──なんて言うんでしたっけ、口の……

草川　リップ？

櫻井　リップ！草川さんはちゃんと歌詞を覚えてきてやられてるのがすごいなって。
確かあの時はまだバンドやってたのかな。

草川　そんなお話をしてたような気がします。

櫻井　そうですよね。ちょうど僕がやってたバンドを抜けるタイミングで、自分は元々ドラマーだったんですけど、改めてギターでああいう場所に立つのはすごく新鮮でしたね。

「観ていて誰かしら共感できる人が見つかるんじゃないかなって思います」

■最後に、ドラマの見どころを含めて読者へメッセージをお願いします！

櫻井　僕、この取材をやらせてもらうにあたって全話観返したんですけど、キャラクターが抱えてる心情とか恋愛観みたいなものがそれぞれ違っていて、誰かしら共感できる人が見つかるんじゃないかなって思います。
キャラクターと重ねて「自分だったらどうしよう」とか、考えて観ると何度でも観返したくなると思うので、ぜひ何度でも観ていただきたいです。

草川　……観てください！

櫻井　（笑）。

草川　いやもうだって海音くんが全部言ってくれましたもん（笑）。

■（笑）。バンドの見どころはどうですか？お二人で練習されたシーンとか……。

草川　いや、海音くんが黙々と1人で練習をやっているのを僕は横目で盗んでいくみたいな感じでした（笑）。





■そんな劇中バンド「煌ーRECCAー」のMVも配信されて話題になりましたよね。

草川　そうですね。びっくりですね。タクシー広告に出たりとか、街頭ビジョンに出たりとか。
広告、見ました？

櫻井　見ました見ました！すごくいろんな人にも言われました。

草川　タクシー広告に出た時はびっくりしましたっていうお話、前にしましたよね（笑）。

■してましたね（笑）。

櫻井　僕も出るって聞いてなかったから「え？」って。

草川　そう！僕も聞いてなくていきなり出てきたから「え！？」と思って。
MVもぜひ見ていただければと思います！

■ドラマもMVも何度でも観ていただきたいですね。
インタビューは以上になります。ありがとうございました！

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応募締切:2024年8月20日(火)

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―PROFILE―



櫻井海音
2001年4月13日生まれ。東京都出身。
2019年に結成されたロックバンド「インナージャーニー」のドラマーとしてKaito名義で活動をスタート。2021年に俳優・モデルなどの個人活動における名義を本名の櫻井海音に改名。2023年にバンドを脱退し本格的に俳優の道へ進む。
2020年、AbemaTV「オオカミくんには騙されない」への出演で注目を集め、同年のNHK連続テレビ小説「エール」で俳優デビュー。
その他主な出演作はTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」(2021)、フジテレビ系「ナイト・ドクター」(2021)、TBS日曜劇場「VIVANT」(2023)、テレビ朝日「泥濘の食卓」(2023)、WOWOW「アオハライド Season1/Season2」(2023、2024)など。
現在Netflixシリーズ「君に届け」が全世界配信中。また、TBS「王様のブランチ」、J-WAVE「PIA SONAR’S LAB」にレギュラー出演中。2024年冬には主演映画「【推しの子】」が公開予定となっている。

草川拓弥
1994年11月24日生まれ。東京都出身。
2007年に事務所からスカウトを受け、2008年にドラマ「貧乏男子　ボンビーメン」で俳優デビュー。2012年にメインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」へ加入。
ドラマ「みなと商事コインランドリー」(2022)でドラマ初主演、ドラマ「ビジネス婚―好きになったら離婚します―」ではW主演に抜擢された。
その他NKK大河ドラマ「天地人」（2009）、ドラマ「夏の恋は虹色に輝く」(2010)、「ウルトラマンギガ」（2013）、ドラマ「兄に愛されすぎて困ってます」（2017）、ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」（2020）、「サブスク不倫」（2023）など数々のドラマ作品やその映画化作品に出演している。

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―INFORMATION―



【FODオリジナルドラマ『愛してるって、言いたい』】
配信:FODにて全話配信中
出演:安達祐実、櫻井海音、優希美青、草川拓弥(超特急)、桜井玲香、山谷花純、吉沢悠、小池徹平 ほか
主題歌:androp「Story」(SPACE SHOWER MUSIC)
原作:今村リリィ『愛してるって、言いたい』(フェアベル)
プロデューサー・監督・脚本:河原瑶（テレパック）
プロデュース:田淵麻子
制作協力:テレパック
制作著作:フジテレビ

【FODオリジナルドラマ『愛してるって、言いたい』スピンオフ】
FODにて好評配信中
出演:草川拓弥(超特急)、桜井玲香 ほか

[HP]https://www.fujitv.co.jp/aishiterutteiitai/