<イベントレポ>岡田将生「残念じゃない!! もう、立派な大人になってますよ。」!配信ドラマ『1122 いいふうふ』完成披露宴に高畑充希、吉野北人ら登場!



全く新しい夫婦の形として高い評価を得た渡辺ペコ原作のマンガ「1122(いいふうふ)」が実写ドラマとなってPrime Videoで2024年6月14日(金)より全世界独占配信がスタートする。配信を前にした6月12日(水)には東京・表参道にある結婚式場で豪華キャスト陣が登壇した完成披露イベントならぬ“完成披露宴”が行われた。イベントには高畑充希をはじめ岡田将生、西野七瀬、高良健吾、そして急遽参戦が決まった吉野北人と今泉力哉監督が登壇した。

本作は、“婚外恋愛許可制つまり公認不倫”で関係を維持するちょっと変わった“夫婦のカタチ”を描いたもので、一子(いちこ)と二也(おとや)夫婦に、高畑充希と岡田将生。W主演にして初共演の2人に加え、⻄野七瀬、高良健吾、吉野北人、成田凌ら豪華共演陣が出演。そして、メガホンをとったのが今泉力哉に、さらに脚本は今泉監督の妻である今泉かおりが務めた、初の夫婦合作作品だ。



当日は、披露宴会場に一般のお客さんも加わり、ドラマ初お披露目も行われ高畑充希は「『1122』というドラマがやっと完成しまして、明後日から皆さんに見ていただけることになりました。本当に面白いドラマができたと一同自信を持って送り出せるかなと思うのでぜひ、明後日から楽しみに・・・あっ、今日見るんですよね。2話まで見て、気になれば2晩寝てぜひ明後日楽しんでください。」と挨拶し、続いて、岡田将生は「この『1122』というのは去年撮影していまして、本当に濃密な撮影期間で高畑さんが演じた一子ちゃんとともに一生懸命作った作品です。やっと皆さんにお届けできる日が来たということで、ちょっと緊張しておりますが本日もどうぞよろしくお願いします」と挨拶した。



続いて、西野七瀬は「私も完成してこの作品を見たときに、何が起こるかは知ってるはずなのにすっごい見入っちゃって目が離せなくなる感覚だったので、これはぜひ皆さんにも楽しみにもらえたら嬉しいなと思います」と、さらに高良健吾は「完成したのを見たんですが、一瞬で見終わりましたね。本当に面白いです。皆さん、楽しみにしていてください。」とコメント。



また今日急遽参加となった吉野北人は「本当に素敵な作品なので皆さんぜひ、楽しみにしていてください」と挨拶。最後に今泉力哉監督が「今日登壇された方だけじゃなくて本当に素敵なキャスト、スタッフに恵まれて作れたドラマになります。」と挨拶した。



ここで応援MCとしてLiLiCoがイベントに登場。監督に早速今回のキャスティングについて聞くと監督は「プロデューサーと相談しながらだったんですけど、高畑さんは一度だけドラマでご一緒したことがあって、その時のイメージとか舞台とかミュージカルも見させてもらってたので、柔らかい可愛らしい部分ももちろんあるけど、それだけじゃなくて自分をもっている強さもあるなと思っていて。一子って役もできるんじゃないかと思ってキャスティングさせてもらいました。また、吉野さんもちょっとご一緒したことがあって、それでこの役ができるんじゃないかと思って、プロデューサーに提案させてもらい、キャスティングに至りました。」



御三方(岡田・西野・高良)とご一緒したことはないんですけど、もちろん作品で知ってまして、岡田さんはプロデューサーと話してる中で、多分岡田さんがやったらすごく憎まれる可能性もある役ですが、いろんな役に見える部分も、岡田さんの柔らかさとか、ある種の天然さで、ちょっとなんか可愛らしくなったりとか、天然さが増すことでより憎まれるんじゃないかと・・」と言い終わる前に岡田が「これ、天然じゃないですけどね。天然じゃないから!」とツッコミ、監督が客席に向かって「天然じゃなかったみたいです。」と言うとまた岡田が「ずっと引っかかってるんだけど、俺、天然じゃないから。天然じゃない。」と否定しさらに監督が「天然っていうか、ちょっと残念な部分がある・・・」と言うと岡田が「残念じゃない!! もう、立派な大人になってますよ。」と監督のコメントを全力で否定し、会場中から笑いを誘った。

さらに監督が「今みたいな部分が・・・」というと岡田が「今!?」と監督と岡田のこのやりとりが天然で残念な部分であると

また監督が「妻とも話してたんですけど、美月と志郎は出来上がりを見た時とかに、妻が当時はまだ結婚もしておらず子供もいない状態でこの役は大変って言ってたんですが、出来上がった作品を見て妻が、やっぱ西野さんが持っている品とか雰囲気で、あの役がすごく助けられてるって言ってました。志郎は、原作を読んでいると、一見嫌われそうだったり、冷たく見える役なんですけど、高良さんが持ってる、ある種、真面目さとか、そこの空気で、志郎っていう人物も、生き生きしたなと思ってます。」と語った。



さらにこの脚本を読まれた時の感想を聞かれ高畑は「原作がすごい大好きだったので、絶対、ドラマにしたら、面白いに違いない!でも、地上波では、絶対できないこの内容は、っていうところがあったので、そう思ってから、何年も経って、一子という役が自分に来てくれてすごい感激でしたし、配信ドラマっていうのが、結構、主流になりつつある時代が、来るとも思っていなかったので、その時は。配信ドラマで、今泉監督で、このキャストで、このチームで、すべてのパズルが、何年も経てバシッとはまった気がして、ものすごく勝手に、原作ファンとして、ぶち上がってました」と原作ファンならではな熱く語った。

さらに「脚本は本当に緻密に練り上げられていてすごく読み応えがあったので、それだけで、やりたいって思ったのが、まず1つでした。その後に、今泉監督と、先ほどは、ちょっとくだらないトークを言いました。失礼しました。」と監督に一言謝りを入れつつ「本当にずっとお仕事をしてみたくて、今泉監督の現場で自分がどういいパフォーマンスができるかっていうのを、すごく自分自身が楽しみにしていたので、その2つがまず最初にあって。高畑さんと、一子ちゃんを2人で作っていく物語ではあるけど、なんか、再生していく話だなぁと思っていたので、高畑さんとなら一子と二也として、一緒に作っていけるなぁと思えました。」と続けた。

西野は「ずーっと現場で悩んだ顔をしてたと思うんですけど、今泉監督の演出が今まで出会ったことのないくらい細かいというかすごく細分化していて、自分自身で自覚してない癖とか、そういうものも言い当ててくださったりして、自分的にはすごく難しく挑戦する役どころだったけど、確実に自分の中に残るものがあったなぁというのを撮影期間に思いました。」

高良は「脚本を読んだ時に、もうめちゃくちゃ面白いなぁと思って。それこそ、自分独身なのになんでこんなに気持ちがわかるんだろうとか、独身ながら結婚したらこれ気を付けなきゃいけないなとか、思うことがあったんですけども、実際仕上がりを見た時に、同じポイントじゃないところで、また、それに近い気持ちになり、こういう風に人はすれ違っていくのかとか、こういう言葉がダメなんだとか、そういうのをある意味勉強にもなった、そういう作品でした。」と感想を述べた。



そして、夫婦ではなく支える側である吉野は「夫婦を深掘りした作品って見たことなかったので、すごく興味深いお話だなと思いました。何よりも自分の役所がすごく大事で、とてもキーとなる役で、自分的にも挑戦的な役所ではあったので、すごく不安だったんですけども、充希さんがやりやすい空気感を作ってくださって、いいシーンが撮れたと思うので、感謝しています。」と語った。



この作品の主題歌が「i-O(修復のうた)」というスピッツの曲がガツンっとオープニングで流れてくるのも作品を盛り上げている重要なポイントで、西野は「めっちゃいい曲ですよね。私いつかスピッツさんが主題歌をやる作品に出るのが夢で、今回叶ってしまいました!!」と夢のひとつが叶い満面の笑みを浮かべて嬉しそうに語ってくれた。

また2組のカップルそれぞれで、作品を作る上で話し合ったのか?相手の夫婦に関して思ったことだったりと聞かれ、高畑は「(岡田と)初共演でこの題材はめっちゃハードルが高いなって正直思って、でも初共演だからこそできることもあるかなって。実は共通の友達がめちゃくちゃいたのに1回も会ったことがなく。それもなんか不思議なご縁だなと思って。でもすごく素敵でいい方だって、みんなにすごい可愛がられて・・・」と言い終わる前から徐々に笑いが堪えられず、思わず吹き出してしまう場面も。



すると岡田はなぜか返答がすぐに出て来ず「あ、あ、はい、あの、もう、すべ、あ、はい。」と再び会場中から大きな笑いを誘い、なんとか会場の笑いが収まることに「僕も同じ気持ちです。結構性格が真反対でして、すごくポジティブで、僕は本当にネガティブな方なので、現場で高畑さんがいるだけで、明るくなるくらい、ずっと引っ張ってくださったので、預けっぱなしでやりたいように二也をやってました。」と語り、相手方の夫婦について聞かれると高畑が「撮影が重なることはなく現場でお会いすることがなかったので、現場にだけ撮影関係なく会いに行きました。自分たちのシーンはもちろんその時点で撮影が始まっていたので知っているんですが、この夫婦のシーンは照明がブルーになって・・・暗!! って思って」と真逆の撮影シーンであったのにびっくりしたそう。「すっごいシリアスな、社会派ドラマを見ているような、でも見入ってしまうと目が離せないというか2人の膠着した空気からちょっとずつ愛が滲み出てくる感じとかが、私の中でキャスティングを聞いた時点で、めっちゃピッタリだな〜って思ったので、それが実体になってる!って感激がありました」と原作マンガの2Dから西野・高良によって3D化した美月&志朗夫婦を見た時の感想を述べた。

また西野・高良ペアは2人であれこれ話し合って役作りはせず、演じている時は静かなぶつかり合いがあったそう。

またこのドラマに参加して、結婚に対する考えが変わったとか、あったりするか?という質問に対し高畑は「『これが現実だぞ。これでも来るのか、結婚という領域にって』言われてる感じがして、若干尻込みはあったんですけど、でもやっぱり人といるってすごくいいなって思ったし、演じててもだし、個人的な話しですが一人っ子で、普通に考えるんですよ。親とかに何かあったらどうしようとか、そう思った時に作中でも二也はずっと寄り添ってくれる。ただそこにいてくれるっていう存在のありがたさたるやと思って、『どうすんの?こっち来るの?』って結婚という巨大な敵に言われた感じはあったんですけど、でも、結婚いいなって、素敵だなって、憧れもあるなとは思えました。最後まで撮ったら。」と結婚の大きさに対して、自分にはまだまだ巨大すぎる、だけど憧れがさらに強まったと明かしてくれた。

岡田は「僕もポジティブな方ではあるんですけど、そうか、こんなに会話を繰り広げないといけないのかって、本当に会話することで自分を知ったりするけれど、相手を知りすぎると知りすぎるで難しいなと思ったりして、だから撮影が終わる日、その日が毎日疲れ切ってて、明日も会話だ、明日も会話だ、明日はケンカだ、ああもうって。結婚したらずっとこんな感じなのかな?」と実際に夫婦である監督に質問する場面も。すると監督が「あんな濃厚な結婚生活は・・・。この脚本は妻(監督の)が書いてて、(ドラマを)夫婦で作りましたけれどあんな毎日だったら結婚は大変だと思う。」というと、岡田は「もうなんか、スケジュールで『木曜日は喧嘩しましょう』みたいな、決めておいてくれた方がいいなって。もう溜めてたものを木曜日に全部出しましょうって。その方がいいな〜って。突然ケンカってくるじゃないですか。もう疲れちゃって」とまだ結婚もしていない岡田が作中で夫婦となったことで、結婚生活の大変さを学んだことを明かしてくれた。



それに対しLiLiCoが「それいいね!」と同意すると岡田が「本当ですか!?」と返答。すると西野が「毎週するの?」と岡田に尋ねると「いや〜つらいわ。月1とか・・・」とケンカは月1位がちょうどいいのではと語った。

また西野は「私、結婚っていうものに対し、そんなに大きく変わったわけではなかったかなとは思います。そんなに結婚願望がめっちゃ強かったわけではないんですけど、今、そうなったので・・・結婚したので。きっと周りからしたらすごく大きな変化なんですけど、あんまり自分的にはそんなに実は変わってないなーって感じではありますね。」と改めて会場に来た人たちから拍手が送られた。

実は、撮影中はまだ未婚であったものの、この作品にはアテレコがありその間で結婚したそうで監督が「アテレコに来た時に、めちゃくちゃ穏やかに見えて、結婚がちょっと作用してるのかと勝手に思っていました。」と西野のちょっとした変化に気づいたそう。

そして高良は、「最近、仕事で福岡に帰ってて地元の友達と会ったんですが、仲のいいメンバーがみんな結婚してて、子供もいて、最後1人と僕だけだったんですけど、その1人は何も言ってないのに子供連れてきて、結婚してて、あ、結婚してたんですけど、子供がいなかったのか。最後、みんな子供を抱えてるんですよ・・・・。いいなあって。」と昔からの友達が全員結婚し子供がいることに羨望の眼差ししかなかったことを明かした。



そして最後に、ドラマでの立場もあるものの吉野は「実は、結婚願望あって、家庭を持つってことが1つの夢でもあり、でもこの作品を通してすごくいろんな形があるなと。もし素敵な人ができたらちゃんと向き合って、ちゃんとコミュニケーションをとって素敵な関係を築いていきたいなと思えるような、そんな作品になっていたので・・・。良い人が現れると、イイですね」となぜか疑問系でコメント。そして「お待ちしております」というと会場からは大きな笑いが起きていた。



そして押しに押し、質問を大幅にカットしたことを明かしたLiLiCoから奥浜にMCがバトンタッチし、まずは岡田から「皆さん、お話を聞いてくれてたと思うんですけど、やっぱり共感性がすごい高いドラマになっていると思いますし、この2組の夫婦を見て良い夫婦というのがどういうものなのか、考えながら見ていただけたらと思います。」。高畑は「この原作に出会ったのが自分が10代中盤で、その年月を超えて今この場で立って配信が始まるというのは、ちょっと感慨深さがありますし、『みんなでいいもの作ろう!』ってようやく完成した作品だと思います。見た時にちゃんと重量感と見応えがある作品です。最近のドラマでは見ない、どんな作品に仕上がっています。見ると人との関わり方『ちょっとこうしてみようかな、とか。考えてみようかな、とか。向き合うのちょっとビクビクしてたな』とか思えるようになると思います。なので今日2話見て、2日待って、また見て、1週間ずつ更新されていくので、1週間『いーーーー』ってなって待って、続きも見てください」と最後にメッセージを述べてイベントは終了した。

■詳細
【配信ドラマ『1122 いいふうふ』】全7話
配信開始日:2024年6月14日(金)
配信スケジュール:[6月14(金)]1~3話、[6月21日(金)]4~5話、[6月28日(金)]6~7話
配信先:Prime Video独占
原作:渡辺ペコ「1122」(講談社「モーニング・ツー」所載)
脚本:今泉かおり
監督:今泉力哉
出演:高畑充希、岡田将生、⻄野七瀬、高良健吾、吉野北人、中田クルミ、宇垣美里、土村芳、菊池亜希子、内田理央、芹澤興人、前原滉、橋本淳、市川実和子、片桐はいり、森尾由美、宮崎美子、成田凌、風吹ジュン

Ⓒ渡辺ペコ/講談社 Ⓒmurmur Co., Ltd.

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