【池田彪馬インタビュー】初めて海外のファンに遭遇し感激「自分の活動が結果になっているというか、国外にまでちゃんと繋がっているんだなって」<ドラマプレミア23「95」>



9人組ミクスチャーユニット「SUPER★DRAGON」でアーティストとして活躍する一方、映画「あのコの、トリコ。」、テレビドラマ「FAKE MOTION」シリーズに出演するなど役者としてもステップアップ中!今注目しておくべき最旬俳優【池田彪馬】くんのインタビューをお届け!

これまで何度もEmo!miuに登場してくれている池田くんですが、今回は俳優としては初のソロインタビューを敢行。

この度池田くんが出演するのは、混沌と熱狂が入り混じった1995年を生きた高校生たちの青春アツいストーリーを描くドラマ「95」。寡黙な一面をもつ暴走族の幹部・灰原を演じている。

インタビューでは、主演・髙橋海人さんと共通の趣味トークで盛り上がったという撮影現場でのエピソードから、高校生を描いた作品にちなんで毎日朝弁をしていたという充実の高校時代について、さらにロケ中偶然海外のファンに遭遇したという激エモ体験まで、貴重なお話をたっぷり聞かせていただきました!



「スマホなくてどうやって過ごしていたんだろう?」



■まずは台本を読んだときの印象を教えてください。

池田彪馬 1995年の渋谷を舞台に当時の高校生を描いている作品なんですけど、 自分はその時代を生きていないので、「こんなものがあるんだ」とか「高校生たちはこういったことをして楽しんでいたんだ」とか、最初はそういう感覚があって、現実ではあるんですけど、自分的にはちょっと非現実にも感じられるような……今の時代とはまた結構違う感覚を得ましたね。

台本を読んで新しい発見もあったので、その時代の一員になれるということに関してすごくワクワクしましたし、自分にどういった雰囲気が醸し出せるのかなとか、ドキドキとかワクワクみたいな感覚が強かったです。

■現在20歳の池田くんから見た1995年は、逆に新鮮に感じられそうですね。

池田 そうですね。もう「スマホなくてどうやって過ごしていたんだろう?」とか思いますね。

■「今とこんなに違うんだ!」と驚いたポイントは?

池田 やっぱり連絡の取り方。スマートフォンがある今と違って、あんまり簡単にできるものじゃなかったと思うので。連絡がすぐ取れないとか、そういった部分はすごく違うなって思いましたね。

■それはそれで少しロマンチックですよね。

池田 そうですね。

(暴走族について)ネットを使ってYouTubeでどうだったのかなって調べたり



■池田くんが演じる灰原はどんな役柄なのでしょうか?

池田 僕が演じる灰原は「キューティーハニー」という暴走族の幹部です。灰原には相方の白井ってヤツがいて、常にそいつと行動しています。
そんな僕らの上に大黒っていうインパクトのあるキャラが1人いて、灰原は大黒のことはちょっと冷ややかな目で見ているというか。「俺らの上にこんなのがいて大丈夫なのか?」みたいな。そうやって内心大黒の行動を馬鹿にしている部分がありつつも、暴走族の幹部としてQ(広重秋久/演・髙橋海人)たちに対してちょっと敵対心を持っているみたいな。

相方の白井とはちょっと違って、灰原は口数の少ない、ちょっと寡黙な面を持っている役柄ですね。

■暴走族を演じるうえで、事前に準備したことや意識したことがあれば教えてください。

池田 ネットを使ってYouTubeでどうだったのかなって調べたりとか、そういった段階から始まりました。

今回はアクションシーンがあったので、テイストは若干違うんですけど、洋画を観ていかにしてダサく見せないようにするか研究しました。

暴走族が喧嘩が強くないといけないわけじゃないじゃないですか。
ただやっぱり灰原は幹部である以上、ある程度(喧嘩の)身振りがちゃんとできてないといけないなと思って、普段観るような映画にも結構アクションシーンがあったりするので、視点を変えて「どういう立ち回りをしていんのかな?」と意識しながら観たりしました。

■灰原のビジュアルはどんな感じなのでしょうか?

池田 撮影のために髪をシルバーにしました。監督さんと衣装合わせの段階で「なんか黒髪だとちょっと真面目すぎるよね」ってなってシルバーになったんですけど……特攻服着て、シルバーの髪で、赤の鉢巻き巻いて、当時の暴走族にしてはちょっとお洒落暴走族の人、みたいな感じの身なりになっています。

■SUPER★DRAGONの「New Rise」のMVのときシルバー髪でしたよね。

池田 まさにあの時撮影のために染めたんです(笑)。

■ファンの方からも「またシルバー髪の池田くんが見たい」という声が挙がっているのを拝見しました。反応が楽しみですね。

池田 確かに!楽しみです!

印象に残っているのは、主演の髙橋海人さんと一緒にお昼ご飯を食べて、色々お話ができたことです。



■今回の撮影現場で印象に残っている共演者とのエピソードはありますか?

池田 自分的にとくに印象に残っているのは、主演の髙橋海人さんと一緒にお昼ご飯を食べて、そのタイミングで色々お話ができたことです。

お昼休憩のときにようやく肩の荷が降りるというか、自分のなかでも休憩できるタイミングだったので、そこで共通の趣味であるサッカーについて「普段どのリーグを見てるの」とか「何かゲームしているの?」とか、そういう気さくなお話をしてくださって、自分もより現場の空気感に馴染めたというか、そこでやっと「自分もこの作品を一緒に作れているんだな」って改めて感じられて、すごく嬉しかった記憶があります。

■作品のなかでは敵対している2人ですもんね。

池田 そうですね(笑)。蹴り飛ばされるんですけどね。

■そんなアクションシーンについても話し合ったり?

池田 基本的にはもう僕は吹っ飛ばされる側だったので高橋さんと角度だったり、どのぐらいの強さでとか、そういうのはいろいろ話しながらやらせてもらいました。



■個人的にはアクションシーンは、吹っ飛ばされる側の演技も大変そうなイメージがあるのですが、いかがでしょうか?

池田 僕はやる側をやったことがないので、吹っ飛ばされる側しか経験してないんですけど、でも、いかに誇張にならないかっていうのはすごく難しかったですね。

(衣装の)なかに防具みたいなものを入れるんですけど、それで実際に蹴ってもらったりとか、それは逆に自分もリアルに体感できたのでやりやすかったですね。

■アクションの衝撃がリアルに伝わってくるんですね。

池田 そうですね。おかげで自分もすごくリアルに演技ができました。

■灰原は暴走族だけどちょっと寡黙なところがあるというキャラクターですが、池田くんご自身と似ていると感じる部分はありますか?

池田 そうですね。僕自身もあまりお喋りをするほうじゃないというか、口数が多いほうではないので、リアクションが大きくないところが共通しているなってすごく感じています。

自分の上にいる大黒に対して、言葉では言わないけど態度はちょっと冷ややかなところも、あまり言葉にせず態度に露骨に出ちゃっている感じが自分のリアルな内面と共通しているのかなと思います。

グループのほうだと、楽屋がもう尋常じゃないぐらいうるさくて。もう10年目になるんですけど本当に話題が尽きないんですよ(笑)。



■池田くんは俳優としてもアーティストとしても活躍されていますが、今回は俳優としての出演ということで、俳優とアーティストの違いを改めて感じた瞬間はありましたか?

池田 やっぱり空気感は全然違いますし、俳優のお芝居の方では 作品がある上で皆さんと一緒に作り上げていくっていうのが形としてあるので、いかにそこに馴染むというのが、アーティストの世界とは違うなって感じていて。グループ活動で音楽をやっていると、自分は自分の理想像があって、そのためにいろんなことをしたり、自分がかっこいいと思うものをある意味では演じたり、みたいなところがあるんですけど。

お芝居のほうでは、自分がかっこよくとかではなく、ある役に対して真摯に向き合って、その人がナチュラルに存在しなきゃいけないと思うので、何かを誇張したりとかかっこつけたりとか、そういうのがなく、自分が思うその役に向き合って演じるっていうのが、自分のなかでは相当大きな違いだなって感じました。

■基本的に俳優はソロのお仕事、アーティストはグループのお仕事になると思いますが、ソロでのお仕事が寂しいと感じることはありますか?

池田 グループのほうだと、楽屋がもう尋常じゃないぐらいうるさくて。もう10年目になるんですけど本当に話題が尽きないんですよ(笑)。僕もたまにうるさくはなるんですけど、基本的には見ているほうなので、そのわちゃわちゃ感みたいなのがソロのときはもちろんないんですよ。

皆さんそれぞれの時間を過ごされていて、もちろんお話する時もあるんですけど、やっぱりお芝居での関係性もありますし、そういった意味では落ち着いているというか。違う空気感だなって思いました。

■楽屋も賑やかなんですね(笑)。

池田 賑やかですね〜。もうホント。

遊ぶときは遊んで、勉強するときは勉強するみたいな、ちゃんとメリハリをつけられた学生だったな



■ドラマ「95」では1995年当時の高校生が描かれていますが、池田くんはどんな高校生でしたか?

池田 僕は……どんなだっただろう? ん〜……わりと高校生らしいことをしていたような気がしますね。

同じクラスの男の子と学校終わりにカフェに行ったり、夜ごはんが家にあるのに焼肉食べに行ったり、ボウリング行ったり、ダーツ行ったりとか、制服のまま遊びに行ったりして、そのあと仕事に向かうとかもあったりして、意外と高校生らしいこと結構できていたなって思いますね。

クラスでもわりと発言したがるほうだし、数学が好きだったので、早く問題を解き終えたら先生役をやったりみたいなことをしていました。

■先生役?

池田 はい。先生が授業をするじゃないですか。で、ドリル解いてみたいな。「わかんないとこある人〜」って言ったらみんな手を挙げるんですよ。 そうなると先生1人じゃ回りきれなくて、僕はすでに解き終わっていたから先生と一緒に回ったりみたいなことをやっていました。

■めちゃくちゃ優等生ですね。

池田 いやいやいや(笑)。そんなことはないですけど(笑)。

■(笑)。みんなに頼られる存在だったんですね。

池田 そういうのが好きだったんですよね。教えたりするのも好きでしたし、 単純に勉強自体が好きだったので、遊ぶときは遊んで、勉強するときは勉強するみたいな、ちゃんとメリハリをつけられた学生だったなって自分的には感じていますね。

■すごいですね。当時からすでに芸能活動をされていたなかで、勉強も遊びも両立されていたんですね。

池田 はい。結構良い高校生でしたね。あははは(笑)。

■本当にすごいことだと思います。

池田 中学校のときは逆にあんまり人と話したりしなくて、高校生になってからようやくお友達と一緒に遊んだりするようになったので、そこではっちゃけようまではいかないですけど、「楽しめること全力で楽しみたいな」みたいな感覚になっていたのかもしれないです。

■きっと要領が良いんですね。

池田 そうなのかもしれないです。
もうあの頃は、全力で生きている感じがすごくありました(笑)。

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