【窪塚愛流インタビュー】もし自分の好きな人が余命1週間と宣告されたら「雪夫のように、相手の幸せのために全力で寄り添いたい」―憧れの学生恋愛シチュエーションについても。<映画『ハピネス』>



「わたしね、1週間後に死んじゃうの」。

恋人の突然の告白からはじまる“ふたりの7日間”。悲しいけれど、幸福と愛に満ち溢れたかけがえのない奇跡的な日々。限られた残り少ない命を輝かせようとする少女と、そんな彼女を全力で支えようと翻弄する少年の純度100%のラブストーリーで、涙を流さずにはいられない!と、話題の映画『ハピネス』。

嶽本野ばらによる同名小説の映画化作品で、主演を務める【窪塚愛流】がEmo!miuに登場。映画のお話から、最近のプライベートなお話まで、たっぷりとお話していただきました。注目を集める若手俳優・【窪塚愛流】の魅力をたっぷりとお届けします!



自分自身ではないような感覚。雪夫と一心同体になれた撮影期間



■まずは今回、国木田雪夫を演じてみていかがでしたか?

窪塚 僕が演じた国木田雪夫は、彼女である蒔田さん演じる余命1週間と宣告された山岸由茉を支える高校生なのですが、本当に高校生なのか?と思うくらいの包容力と愛情の深さに驚かされました。

■年代は窪塚くんに近いと思うのですが、役作りなどはされましたか?

窪塚 相手を受け入れなきゃいけないということが第一だったので、バックボーンをしっかりと掴んでいないと、と思っていました。だから、いつもとは違う役作りをしたのですが、まずは台本をしっかりと読み込み、台本に書かれていない部分を考え、想像を膨らませて詰めていくということをしていきました。今回は自分のことより、蒔田さんが演じた由茉を思いやる、自分のことをよりも由茉のことを考え、雪夫だけでなく、母親や父親の視点でも考えるようにしていました。

■撮影現場で印象に残っているエピソードはありますか?

窪塚 由茉が雪夫に、自分の気持ちをさらけ出してくれるシーンがあるんですが、そのとき本当に涙がでそうになったんです。“涙を流す”というト書きは台本にはなかったので、監督に相談したんです。そうしたら監督は「その涙をぐっと堪える優しさが雪夫だ」と言われたことを覚えています。

■雪夫と窪塚くんがリンクした瞬間だったんですね。

窪塚 撮影期間中、毎日1シーンは辛いシーンがあったんです。その影響か、自分のメンタルもちょっとボロボロになってしまって。でもそれが雪夫といい感じにマッチしたというか、一心同体になれたというか、そんな感じがありました。その心情が雪夫に近いものだと思っていたので、あえて気分を上げたりすることなく過ごしていました。休日を過ごしていても、自分自身ではないような感覚があって。ずっと肩に力が入っているような…。当時はしんどかったのですが、今振り返ってみればそれでよかったのかなと思います。

雪夫のように、相手の幸せのために全力で寄り添いたい




■もし窪塚くんご自身の好きな人が余命1週間の宣告をしてきたらどうしますか?

窪塚 まさに雪夫のように、相手の幸せのために全力で寄り添いたいです。ですが、雪夫のような男前なことはできないなとも思ってしまいます。

■では逆に、窪塚くんが余命1週間の宣告をされたらどうしたいですか?

窪塚 大切な人と時間をともに過ごしたいです。あと全財産を使い果たしたい(笑)。

■残していてもしょうがないですからね! ではお金は何に使います?

窪塚 なんだろうな? 物を買っても仕方がないので、旅行だったり、美味しいご飯屋さんに行くとか。1週間後に死んでしまうなら、自分のためにもですけど、大切な人のためにお金を使いたいと思います。

■由茉は“高級なカレー”を食べることをやりたいことのひとつに上げていましたが、窪塚くんは最後に何を食べますか?

窪塚 お寿司、お寿司を食べたいです! コハダとか…。

■渋いチョイスですね(笑)。

窪塚 最近、覚えました(笑)。あと美味しいマグロも食べたいです。

休日に友達と会うときに幸せを感じる



■映画のタイトルは『ハピネス』ですが、窪塚くんが幸せを感じる瞬間は?

窪塚 僕は休日に友達と会うときですかね。最近だと、友達と美味しいご飯屋さんを紹介しあったりしていて、そのお店に一緒に行ってビールを飲むというのが幸せです。

■最近、これ美味しかったなー!というものはなんですか?

窪塚 ナスの揚げ浸し。

■好きな寿司ネタがコハダだったり、ナスの揚げ浸しだったり。食の好みが渋いですね!

窪塚 そうかもしれないです(笑)。あ、でも! ハンバーグとかも好きです。最近美味しかったのがナスの揚げ浸しでした。成人式も終えて、ちょっと背伸びしているところはあるかもしれないです(笑)。

“学校内での憧れのカップル”みたいな経験をしてみたかった



■『ハピネス』は雪夫と由茉、高校生の恋愛ストーリーですが、学生時代に経験してみたかった恋愛シチュエーションはありますか?

窪塚 僕はすごい人気者で…、あ、架空ですよ?(笑)。彼女もすごい人気のある子で、学校内での憧れのカップルみたいな、もうあのふたりなら誰も文句を言えない!みたいな恋愛とかしてみたかったです(笑)。少女漫画にありそうなカップルをやってみたかったなと。

■実際の学生時代の恋愛はいかがでしたか?

窪塚 振られることが多かったです(笑)。学生時代の恋愛は、なんか友達の延長すぎて、付き合っているという実感がなかったです。友達として好きなのか、恋人としての好きなのか。とりあえず付き合ってはいたけれど、本人たちもまわりから見てもよくわからない感じでした(笑)。

気になるファッションアイテムとは



■映画ではロリータ・ファッションが登場していますが、最近の窪塚くんのおしゃれ事情を教えてください!

窪塚 去年くらいからニット帽が気になっていて。新しいニット帽がほしいなと思っているので、ニット帽探しをしたいです。

■ニット帽って夏でもおしゃれとしてかぶっている方がいますが、窪塚くんもそのタイプですか?

窪塚 夏は無理です(笑)。おしゃれは好きなのですが、そこまで我慢しておしゃれはしたくないです。流行に無理やり乗っかろうとせず、自分らしくいることを大事にしています。自分の好みが流行と真逆だったとしても、オリジナルでいられるファッションが好きです。

■最近、お買い物はされました?

窪塚 最近、してないんです。自分の夢が叶うまで、欲しいものは買わないでいようと決めていたので、半年? 一年くらい我慢していて。でも最近、ちょっとそう決めたことを後悔しています(笑)。

殺陣はいつか挑戦してみたい



■ちなみに俳優としての夢はありますか?

窪塚 剣道を習っていたことがあるので、それを活かした殺陣などに挑戦してみたいです。あと弓道とか、そういうものにも挑戦してみたいです。僕、日本古来のものだったり、伝統的なものとかすごく好きなんです。先日も歌舞伎を初めて観に行きました。衣装とかとても素敵で、改めて日本の文化が好きなんだと思いました。

■時代劇系の作品はやってみたいですか?

窪塚 時代劇はやってみたいです。でも自分にできるのかどうか…。以前、僕が時代劇を演じるのは難しいと言われたことがあるんです。スタイル的に昔の人にはいないと言われちゃいました(笑)。その方は僕のスタイルを褒めてくださっていたんですが(笑)。でも殺陣はいつか挑戦してみたいです。

それぞれの解釈でそれぞれの“ハピネス”を探してもらえればなと思います。



■サイト名Emo!miuにかけて、最近エモいと思ったエピソードを教えてください。

窪塚 最近、中目黒の川沿いを歩いたんです。友人と歩いていたんですが、普段あまり歩いていない場所だったし、夕焼けもすごく綺麗で。僕、東京に出てきて2年経つんですが、ふと自分が中目黒の川沿いを歩いていると思ったら、「自分が思い描いていた東京ライフに近づいているな」って黄昏ちゃいました(笑)。

■ちなみに他にやってみたい東京ライフはありますか?

窪塚 なんか自分でラグを作れる場所があるらしいんですよ。ダダダダダッと縫い込むらしいんですけど…。

■タフティングですね!

窪塚 それです! 一年前くらいに俳優の先輩に教えてもらったのですが、まだ行けていないのでそれをやってみたいと思っています。

■ありがとうございました。では最後に映画『ハピネス』の見どころ含めて、読者にメッセージをお願いします。

窪塚 1週間後に死ぬなら何をしたいかって、みなさん一度はしたことがある会話だと思うんです。僕も実際に中高生のとき、友達としたことがありました。いざ、そんなお話しの役を演じてみると、改めて一日一日の大切さ、当たり前に思っていたことの大切さ、周りにいてくれる人たちの大切さを感じることができました。余命1週間のお話しなのに、この映画のタイトルは『ハピネス』なんです。なぜハピネスになったのか、ずっと答えが見つからなかったんです。クランクイン、クランクアップ、その時々の考え方があったんです。でもこの前、自分の中での答えを見つけたような気がしました。でもそれはあえて言わずにいようと思っています。『ハピネス』という映画は答えを教えてくれる作品ではなく、受け取った人それぞれの中に答えがあっていいんじゃないかなと思うので。雪夫や由茉と同世代の高校生だけでなく、幅広い年代の方に観ていただいて、それぞれの解釈でそれぞれの“ハピネス”を探してもらうきっかけになればと思います。

■素敵なお話をたくさんありがとうございました。







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―PROFILE―




窪塚愛流

2003年10月3日生まれ。神奈川県出身。
2018年に豊田利晃監督の映画『泣き虫しょったんの奇跡』でスクリーンデビュー。2021年から本格的に俳優活動を開始、瑞々しくも躍動的な存在感を放ち、着実に出演作品を重ねている。
主な出演作に、映画『麻希のいる世界』(22/塩田明彦監督)、『少女は卒業しない』(23/中川駿監督)、『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』(24/菅原伸太郎監督)『愛のゆくえ』(24/宮嶋風花監督)など。ドラマでは「ネメシス」(NTV/21)、「あのときキスしておけば」(EX/21)、「この初恋はフィクションです」(TBS/21)、「ファイトソング」(TBS/22)、「神様のえこひいき」(Huluオリジナル/22)、「OTHELLO」(ABC/22)、「ばかやろうのキス」(NTV/22)、「差出人は、誰ですか?」(TBS/22)、「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系/23)、「あたりのキッチン」(東海テレビ/23)など。初舞台となる、モチロンプロデュース『ボクの穴、彼の穴。W』が9月17日(火)より公演。待機作に映画『恋を知らない僕たちは』がある。

[X] @airu_kubozuka
[Instagram] @airu_kubozuka


―INFORMATION―
映画『ハピネス』
全国公開中
出演:窪塚愛流、蒔田彩珠、橋本 愛、山崎まさよし、吉田 羊
原作:嶽本野ばら「ハピネス」(小学館文庫刊)
監督:篠原哲雄
脚本:川﨑いづみ
主題歌:三月のパンタシア「僕らの幸福論」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
制作プロダクション:光和インターナショナル
配給:バンダイナムコフィルムワークス

©嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会

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