【渡邊圭祐インタビュー】いま“強奪”したいものは“若さ”。「あの感覚を取り戻したい」<ドラマ『あなたの恋人、強奪します。』>
2024.5.19
4月期のドラマはもうチェック済みですか??気になるドラマといえば、テレビ朝日とABCテレビで放送中のドラマ『あなたの恋人、強奪します。』もそのひとつ。
原作は根強い人気を誇る『泥棒猫ヒナコの事件簿』シリーズとあって、放送開始前から注目度は抜群。あらゆる手段を使って男女の仲を引き裂く恋愛トラブルバスター、強奪率100%の敏腕女探偵・皆実雛子(ヒナコ)を演じるのは武田玲奈さん。
そんなヒナコの相棒、切れ者の便利屋・浅沼陽介を演じるのは【渡邊圭祐】さん。今年大河ドラマに初出演を果たし、活躍がますます期待されている【渡邊圭祐】さんにインタビューしちゃいました!ドラマの魅力から、パーソナルな部分までたっぷりお届けします。
真逆です。あんなにしっかりしていません(笑)。
■まず今回のドラマの役どころ、台本を読んだときの印象を教えてください。
渡邊 探偵社「オフィスCAT」の一人で、敏腕女探偵ヒナコさんをサポートする、ヒナコさんの右腕ともいえる浅沼陽介を演じています。はじめて台本を読んだとき、物語がスピーディーに進むし、純粋にすごく面白いなと感じました。いろんな恋愛模様が見えるし、人間の欲みたいな汚い部分も見えるし、人間関係の築き方もあって。陽介というキャラクターもどのようにも振れるなと思いました。ヒナコさんと探偵社をやってきているということ、ヒナコさんの姿勢を見て仕事を学んできているので、空気感がどんどんヒナコさんに似ていくんじゃないかな?と思っていたので、自分の中で陽介はこう!とあえて役作りはせず、現場で武田さんが演じるヒナコに空気感を寄せていこうという思いがありました。
■今回演じた浅沼陽介と渡邊さん、似ている部分はありますか?
渡邊 真逆です。あんなにしっかりしていません(笑)。陽介はちゃんとした人間になろうとしているんですが、それってなかなか難しいと思うんです。そんな陽介も司法試験に3回落ちていたり、少し抜けていたりと欠落している部分もあって、ドラマが進むにつれていろいろ分かってくるので陽介にも注目していただけるとうれしいです。
お腹いっぱいになれる作品
■ドラマの見どころは?
渡邊 強奪をしにいくのはヒナコさんで、そこについていくのは渡邉美穂さんが演じる梨沙、陽介はオフィスCATにいることが多いんです。オフィスCATにはそれぞれベクトルが違う悩みを抱えているいろんな依頼者の方が来られて相談していくんですけど、いろんな温度感の相談者、相談内容が見られるのは純粋に面白かったですね。30分という短い尺なんですけど、そのなかで実はこんな人間でしたと明かされていく、浮き沈みがあるのはすごく面白いと思いました。ヒナコの七変化、さまざまな恋愛模様や人間模様もあって、すごく盛りだくさんな内容になっているのでめちゃくちゃお腹いっぱいになれるんじゃないかと思っています。
■共演者の方々の印象はいかがですか?
渡邊 武田さんは気さくな方なのかなと思っていましたが、現場に入ってもまさにその通りの方でした。とくに好きなことについて語るときの熱量はすごいですね。渡邉さんはテレビで拝見いていたイメージそのままでした。現場では、それぞれの時間を過ごしていることも多かったんですけど、全員がマイペースな性格だからこそ、それが心地よかったです。お互いに気を遣いすぎない感じで、ルームシェアをしている関係みたいな感じでした。リビングに集まったときはワイワイ話すけど、自室に戻ったらあまり干渉しない、みたいな関係性でいいバランスだったかなと思っています。
いま“強奪”したいものは“若さ”
■ドラマのタイトルは『あなたの恋人、強奪します。』ですが、渡邊さん自身がいま“強奪”してでも手に入れたいものはありますか?
渡邊 (少し悩まれて)ちょっと不可能くらいがいいんですよね?
■リアルに今欲しいと思っているものでもいいですよ。
渡邊 “若さ”ですかね。
■え!? “若さ”ですか!?
渡邊 はい(笑)。30歳になって、老いを感じていることはまだないんですけど、15歳のときくらいのあの“熱量”って今はないなと思うんですよ。大人になったからだとは思うんですけど。ちょっとしたことで馬鹿みたいに騒いでいたのに、今はいろんなことを気にするようになってしまって。あの感覚を取り戻したいなと。
■熱量というのはプライベート? お仕事? どちらに対するものですか?
渡邊 生き方ですね。25、26歳くらいから思っていたんですけど。
■物事を冷静に捉えるタイプなんですか?
渡邊 割とそうだと思います。誰かがやっていることに対して「まだそんなことをやっているの?」みたいに思ってしまった自分に年を取ったんだなと感じることもありました。昔だったら、そんなこと関係なく、考えもせずにいろんなことをやっていたはずなのに、と。そういう意味での“若さ”が欲しいですね。
誰とでも話せる
■主人公のヒナコは惚れさせ屋ですが、渡邊さんが思うご自身の魅力は?
渡邊 誰とでも話せることは割と魅力なんじゃないかなと思っています。
■まわりからはどういう風に見られることが多いですか?
渡邊 性格が悪いねって言われます(笑)。僕、人が嫌がることが結構好きなんですよ。
■好きな女の子をいじめたくなるタイプですね(笑)。
渡邊 そんな感覚ですね。ある程度、その人との仲を深めたうえで、「この人ならここまでいけるわ」というラインを超えるか超えないかのギリギリをいじっていくのが楽しいです(笑)。
小学生の頃の夢は「考古学者」
■今回演じた陽介は弁護士を目指して司法浪人をしている役でした。渡邊さんご自身の若い頃の夢はなんでしたか?
渡邊 明確な夢を持っていた記憶はないんですよね。でも小学校の卒業文集には「考古学者」って書いています。映画『ジュラシック・パーク』を観たばっかりの頃だったので。
■すごい影響されやすいタイプだったようですね。
渡邊 とっても(笑)。でも「考古学者」とか書いていますけど、割と現実を見ているほうでもありました。学生時代はバスケをずっとやっていたんですけど、自分より上手い奴がチーム内に何人かいて、このチームにも2、3人いるってことは全国で考えたらもっといるんだと考えていました。もちろん、負けず嫌いなので一番になろうという気持ちはありましたけど。そう冷静に考えるタイプだったので、スポーツ選手になりたいとか、そういう夢を持ったことはなかったです。
■今、俳優としての夢はありますか?
渡邊 仙台出身なので仙台にまつわる役ができたらいいなと思っています。
撮影現場で同級生と再会
■サイト名Emo!miuにかけて最近、心が揺さぶられたものがあったら教えてください。
渡邊 今回の現場で病院のシーンがあったんです。そこにエキストラとして参加してくださっていた方が同級生の子でした。
■すごい偶然ですね!
渡邊 現場に入ったとき、あれ? なんか見たことがある人がいるなと思って、声をかけたんです。役者をやっているという話は聞いていたんですけど、まさか自分の現場で会えるとは!! テンションが上がりましたし、嬉しかったですね。
■渡邊さんから声をかけたんですね!
渡邊 僕から声をかけました。向こうは「よく分かったね」って。あれはちょっとエモかったですね。
優等生だった学生時代。
■どんな学生時代を過ごされていました?
渡邊 優等生だったんじゃないかな。
■じゃあ、勉強もできる方だったんですか?
渡邊 悪くはなかったと思うんですけど、勉強はそれなりです。行事ごとにも積極的だったし、人の顔色を伺うのはすごく得意なほうだったので(笑)、先生たちからの支持も結構あったんじゃないかと個人的には思っています。
■前にでることが当時から好きだったんですか?
渡邊 すごい好きでした。高校生のとき、文化祭で司会をやりながら7個くらいコスプレを着替えたりして、なんかすごく楽しんでいました。文化祭ってチュロスとか焼きそばとか屋台的なものって、どのクラスもやりたいから取り合うじゃないですか。僕の高校は高3から優先的に選んでいくシステムだったので、高2以下だと希望のものができないんですよ。だからクラスで出し物を決めるときに、僕が手を挙げて「劇をやろう」と言って、劇をやったのはすごく覚えていますね。
■当時から演技に興味があったんですね。
渡邊 僕が面白いと思っている人に脚本を書いてもらって、クラスの出し物として劇をやったんですけど、それがめちゃくちゃウケたんです。それが評判で、体育館での枠をわざわざもらったりもして。それで3年になったとき、僕とはクラスが違う面白いことが好きな人たちが妬んできて「じゃあ、面白い奴を集めて有志でやろう!」となったんです。「僕、文化祭実行委員になるからやろう!」と。わざわざ有志の枠を作って3年の文化祭のときもやったら、信じられないくらいダメだったんです(笑)。
■まさかの最後に大失敗が待っていたとは(笑)!!
渡邊 信じられない空気になっていました…。
ドラマ中のヒナコのセリフはすごく刺さるものが多い
■では最後にドラマのPRとEmo!miu読者にメッセージをお願いします。
渡邊 ドラマ『あなたの恋人、強奪します。』はいろんな恋愛模様、人間模様があって。1話でどれだけの味が楽しめるだろうって思うくらい、いろんな要素や楽しみがパンパンに詰まった味わい深いドラマになっています。武田玲奈さん自身もおっしゃっていますが、ドラマ中のヒナコのセリフはすごく刺さるものが多いんです。ドラマを観てくださる人にも刺さるものが必ずあると思うので、そういうところも含めて楽しんでいただけたら嬉しいです。
■ありがとうございました!
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渡邊 圭祐
1993年11月21日生まれ。宮城県出身。
2018年『仮面ライダージオウ』で、ドラマ初出演を果たす。現在放送中のドラマ「95」に出演中のほか、2024年放送の大河ドラマ「光る君へ」にも出演予定。また、5月24日に映画『三日月とネコ』、10月に『八犬伝』の公開が控えている。
[X] @w_keisuke93
[Instagram] @keisuke_watanabe_official
―INFORMATION―
【ドラマ「あなたの恋人、強奪します。」】
出演:武田玲奈、渡邊圭祐、渡邉美穂 ほか
原作:永嶋恵美 「泥棒猫ヒナコの事件簿」シリーズ
脚本:我人祥太 / 花田麻衣子
監督:本田隆一 / 牧野将 / 松﨑亮磨
音楽:牧戸太郎
主題歌:パスピエ 「SAYONARA HEAVEN」
ABCテレビ(関西)/毎週日曜 23:55~
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岩手朝日テレビ/毎週木曜 24:50~
九州朝日放送/毎週土曜 25:02~
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※ABCテレビでの放送後、TVer・ABEMAで見逃し配信