【韓国出身アーティスト・SHAUN(ショーン)インタビュー】「幸せだと感じたその環境や瞬間が永遠だったらいいな。そんな思いを歌詞や音楽に込めて」好きなJ-POP心揺さぶれた瞬間etc.<日本初のEP「For A While」>
2024.5.2
シンガーソングライター、音楽プロデューサーであり、DJもこなす韓国出身のアーティストSHAUN(ショーン)。EXOやSHINeeの楽曲を制作・プロデュースしたり、BTSの「Dynamite」Remixバージョンを手掛けるなど、幅広く活動をしている。
そんなSHAUNが2018年にリリースした初EPの収録曲「Way Back Home」が世界的な大ヒットとなり、ストリーミング回数は累計50億回以上‼︎ TikTokでは多くのダンスチャンジ動画がアップされ、SNSを楽しんでいる人なら一度は聴いたことがあるはず。今回、その「Way Back Home(Japanese ver.)」を含む、全4曲を収録した日本初のEP『For A While』をリリース。Emo!miuでは来日したSHAUNさんに会いにいってきました!新曲や日本での活動の話など、聞いてきたのでチェックしてください!
僕がずっと感じていた幸せと、今の自分のありのままの姿を書き下ろしたアルバム
■初の日本EP『For A While』を発売することになりました。今のお気持ちは?
SHAUN 昨年10月に「Way Back Home (Japanese ver.)」をリリースして以降、ずっと日本で活動をしたいなと思っていたので、今回アルバムの制作をすることになりました。今回、既存の3曲と新曲の1曲を収録しました。これまで僕がずっと考えていた、感じていた幸せと、今の自分のありのままの姿を書き下ろしたアルバムになっていると思います。僕がいままで歩いてきた道をお見せできるとともに、今後自分が歩いていく道も一緒に見ていけたらいいなという気持ちも込めています。
■リード曲の「For A While」はどんな曲ですか?
SHAUN この曲は作業しながらいろんなキーワードが必要だとか、感情が必要だとかそういうことよりも、僕自身が思った些細なことを書いてみようと思って作った曲なんです。昔、仲間たちと一緒になって楽しく音楽をやっていたんですけど、10年後、20年後も同じように仲間たちと一緒に音楽を楽しんで、一緒に扉を開けていけたらいいなと思っていました。10年経って、もちろんそうならないこともありますが、幸せだと感じたその環境や瞬間が永遠だったらいいなと思うことがありますし、今も心に残っています。そういった思いを歌詞や音楽に込めてみました。うまくメロディーに溶け込んでいて、そんな思いをみなさんにお届けできるんじゃないかと思っています。
日本語歌詞の「ざ」や「っ」の発音に苦戦
■「For A While」は日本語歌詞の曲ですね。
SHAUN 僕はもともと歌詞先行タイプではなく、編曲やプロデュースするタイプなんです。韓国語の曲でも英語の曲でも、自分が思うテーマやキーワード、ストーリーみたいなものを伝えて、作詞してもらうスタイルで音楽を作ってきました。今回もそのように作詞をお願いさせてもらいました。上がってきた詩の中から、描いていたストーリーや解釈に合っているなと思うものを選ばせてもらい、出来上がったのが「For A While」です。僕の場合、仲間たちと楽しみながら音楽を作っていたことなどが楽しい記憶として今の残っているんです。でもそれって、他の人にもあることですよね? 楽しく過ごしたことって、とてもいい感情で心の中に残っているじゃないですか。だからこの曲を聴いてくれた人が、どんな人であっても、その楽しい感情、記憶を思い起こしてくれるような歌詞であって欲しいというのが僕の思いでした。本当に嬉しいことに、作詞家の方が僕が思っていた些細なストーリーを汲んでくださって、それを反映した歌詞を書いてくださいました。
■曲中の日本語の発音がとてもきれいでびっくりしました!
SHAUN ありがとうございます。でもレコーディングでは「ざ」や「っ」の発音に苦戦しました。「っ」の発音は韓国語でもあるんですが、日本語では「っ」とひとつの発音になるんですけど、韓国では3種類の発音があるんです。そういった言葉の概念の部分での差も大きくて大変でした。日本の作詞家の方やレコード会社の方からアドバイスをいただいて、ひとつひとつ発音や言葉を学んでいたんですが、そういった過程も楽しかったです。
僕は日本のアニメやJ-POP、バンドの曲をよく観たり、聴いたりしているので、日本語に対する壁がなかったこともよかったのかなと思っています。
■最近聴いている日本の曲はありますか?
SHAUN 最近、YOASOBIやONE OK ROCK、King Gnuなど日本のアーティストの方が韓国でもたくさん公演をしているんです。そういった方々の公演を観に行ったりもしていますし、音楽も聴いているんですけど、米津玄師さんが今一番好きですね。あとはボカロにもハマっています。大御所と言われるような初音ミク、鏡音リン・レンなども聴いています。
■日本のSNSで大人気となった「Way Back Home(Japanese ver.)」も収録されていますね。韓国語歌詞とはまた違う魅力があると思うのですが、SHAUNさんのお気に入りの一節を教えてください。
SHAUN 後半にある「暗闇を超えて 抱きしめて」という部分です。韓国語ver.のオリジナルの曲でも、その部分がお気に入りなんですが、僕が想定していた通りのJ-POP的な歌詞になっていて、すごく気にいっています。“抱きしめて”という言葉はJ-POPの曲でたくさん聴いたことがあるんですよ! その言葉が入っていたのでとてもしっくり来ました。
それぞれの国や言葉でしか表現できないことってありますよね。もちろん日本には日本語でしか表現できないこともあると思います。それぞれに魅力はあるんですが、日本らしい表現をしてくださっているので、むしろ韓国語よりいい表現だなと思うこともありました。
いつか僕が愛する日本のバンドやミュージシャンとのコラボをしたい
■日本でやってみたい活動、仕事はありますか?
SHAUN まずは一生懸命に活動を続けて、僕の曲を楽しく聴いてくださる方がどんどん増えるといいなと思っています。もちろんツアーもやりたいですね。僕が愛する日本のバンドやミュージシャンとのコラボもできたらいいなと思っています。そしていつかは日本のアニメのED曲を作ってみたいです! そんなことができたら、本当に嬉しいですね。
■プライベートでやってみたいことはありますか?
SHAUN 日本の海や山など、そういった落ち着いた場所で過ごしてみたいです。そんな場所で休暇を過ごすのもいいなと思いました。
■京都は楽しめましたか?
SHAUN 今回の来日で京都も行ったんですが、残念ながら京都を楽しむことはできなかったんです。京都では人気の日本食店に行きました。普段、僕はビールはあまり飲まないタイプなんですが、生ビールは飲まずにはいられないくらいのたくさん美味しいものを食べました。京都は東京と違って、細い道が多かったり、建物の雰囲気も違いますよね。木造だったり、情緒あふれる町並みがいいなと。僕のなかではTHE日本だと思っているんですが、そういった雰囲気も楽しめました。
■日本で食べたいものはありますか?
SHAUN 海鮮丼を食べてみたいです。韓国にも海鮮丼はあるんですけど、日本の海鮮丼を食べたときに、「これが海鮮丼か!」と驚いたことがあるんです。だからまた海鮮丼を食べたいなと思っています。日本の食べ物って美味しくなかったことがないんです。本当に全部美味しいんです。だから期待しています!
心揺さぶれたアニメとは
■サイト名Emo!miuにかけて、最近エモいと思ったおと、心が揺さぶられたことはありますか?
SHAUN 僕が大好きなアニメ作品があるんですけど、その新シリーズが放映されるという発表があったときは心が揺さぶられましたね。「Re:ゼロから始める異世界生活」という作品なんですが、本当に嬉しかったです。
■アニメーションから日本語を学ぶことはありますか?
SHAUN アニメから学べる日本語って、実生活ではあまり使えない言葉が多いなというのが正直なところです。アニメでは「当たり前」という言葉をよく耳にするんですが、同じような意味で「当然」という言葉を知ったときは混乱しましたね。まわりの人に聞いたら「当然」のほうがオフィシャルな使い方をすると教えてもらいました。それを知らずに、オフィシャルな話でも「当たり前」という言葉を使っていたら無礼な状況になっていたのでは?と思うと、周りに聞いてみてよかったと思っています。ファンタジーなアニメだと「世界を制するぞ!」みたいなセリフが多いので、最近は日常っぽいアニメも観るようにしています。
みなさんがいつもくださる愛は僕にちゃんと届いています。
■ファンの方はアニメ好きのSHAUNさんが「世界を制するぞ!」と言ったら喜んでくれそうな気もしますが(笑)。では最後にメッセージをお願いします。
SHAUN 久しぶりにみなさんにお会いできる機会を設けることができました。日本初のEP『For A While』にたくさんの関心を寄せていただけたら嬉しいです。みなさんがいつもくださる愛は僕にちゃんと届いています。そういった愛に応えられるよう、一生懸命に準備しましたのでぜひ聴いてください。今回のEPには入っていないのですが、「EASY]という曲も最近リリースしました。そちらも聴いていただけると嬉しいです。
日本好きのSHAUNさんは日本語が本当にお上手でした。インタビューは通訳者さんを通して行っていたのですが、こちらからの質問(日本語)はすべて理解されて通訳を聞かずに答えていらっしゃいました。本当にすごい! 日本人ならスルーしてしまいそうな 「当たり前」と「当然」の違いにも気がつくのもさすがですね。今回、サイン入りチェキをプレゼントしてくださるのですが、そのときにちょっと間違ってしまい、飛び出た言葉が「しまった!」でした(笑)。どこかアニメっぽくて、SHAUNさんらしくて、かわいらしい一面見ることができた気がします。
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SHAUN
1990年1月12日生まれ。韓国出身。
韓国を代表するシンガーソングライター、プロデューサー、DJ。
彼の力強いパフォーマンスは人々を魅了し、世界中でファン層を築き、2018年に世界で最もストリーミングされたソロ・KPOPアーティストに選ばれ、翌年2019年にはSpotify上で最もストリーミングされたKPOPアーティストのTOP3にもランクイン。
2015年の夏、DJサヴァイヴァル番組「ヘッドライナー」にDJとして出演したことがきっかけで世の中に知られることとなる。
その後、”BOA”, “EXO”, “SHINEE”, “F(X)”, “少女時代”, “4MINUTE”, “EPICHIGH”, “イ・スンファン”, “ユンナ”など数々のアーティストの制作に携わり、プロデューサーとしての手腕を振るう。
2018年6月にリリースした、’Way Back Home’はストリーミング数、10億回を超え、Conor Maynardをフィーチャリングしたリミックスも1.5億回を突破。現在も各国で聴かれ続けるロングヒットとなった。
[X] @shaunthehuman
[Instagram] @shaunthehuman
―INFORMATION―
【EP「For A While」】
配信リリース日:2024年4月26日(金)