【木村慧人(FANTASTICS)インタビュー】「僕自身は「好きだ」って思ったらすぐアピールするタイプだと思う」ハイスペックイケメン・青山くんの抜けているところに共感。だけど、共感できないところも。<ドラマNEXT「好きなオトコと別れたい」>



ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICSのメンバーとしてステージに立つ傍ら、2022年~放送のドラマ「飴色パラドックス」でW主演を務めるなど俳優としてもマルチに活躍する【木村慧人】にインタビュー!

現在放送中の【ドラマNEXT「好きなオトコと別れたい」】では、ダメ男の沼にハマる白石郁子(堀田茜)に想いを寄せる年下ハイスペイケメン男子・青山大翔を演じる。

本作が描き出すのは、好きだけど定職にもつかない居候のダメ男・黒川浩次(毎熊克哉)と別れたくても別れられない、リアルでもどかしいアラサー女子の恋模様。年下のハイスペイケメン・青山大翔(木村慧人)からも告白され…。好きな男とずっと一緒にいられる幸せか、苦労のない安定した将来の幸せか。葛藤の末に選ぶのは……。

本インタビューでは「自分が郁子ならダメ男でも浩次を選んじゃうかも」と答えつつ「相談される立場なら青山のほうに行けって言うと思う」と語り、ダメ男とハイスペ男子、それぞれの魅力を伝えてくれた木村さん。
自身の役に共感するところや似ているところ、誰にも負けない“ハイスペック”なところ、” 好きだけどやめたいこと”など、作品にちなんだトークをたっぷりお届け!


僕はダメ男でも浩次を選んじゃうかも



■もし木村さんが郁ちゃん(白石郁子)だったら、浩次(黒川浩次)と青山(青山大翔)どちらを選びますか?

木村慧人 僕は浩次さんですかね。

■その理由は?

木村 青山くんが最初から郁子さんにちゃんと想いを伝えていたらいいんですけど…。ハイスペックですし。

郁子さんって気持ちを伝えないと気づかないタイプなので、僕が郁子さんならダメ男でも浩次を選んじゃうかもしれないです。

■ということは、青山を演じる木村さんも郁子の選んだ道に納得ということでしょうか。

木村 はい。浩次さんは郁子さんだけじゃなく色んな人に優しくて、自分を犠牲にしてまで人を助けるぐらいの優しさを持っているので、浩次さんを選んじゃいますね。

“青山くんの意見をしっかり聞こう”というお芝居をされていてグッときました

■毎熊克哉さん演じる浩次はいかがでしたか?

木村 お芝居を一緒にさせていただいて、本当に優しさが滲み出ていると感じました。

優しいからこそ“青山くんの意見をしっかり聞こう”というお芝居をされていてグッときましたし、役としても実際にも毎熊さんのほうが年上ですが、自分の想いを伝えるシーンがすごくやりやすかったです。

■「ちょっと羨ましいな」なんて感じることも一切ない?

木村 羨ましさはありますね。可愛らしさや優しいところは好きです。けど自分はしっかりしていたいタイプなので、青山くんのほうが理想像としては憧れます。

僕自身は「好きだ」って思ったらすぐアピールするタイプ



■もし、木村さんが郁子に恋愛相談をされたとしたらどう答えますか?

木村 僕自身が相談に乗るとしたら…迷わず青山くんのほうに行けって言うと思います。

本当に好きだったら浩次のほうに行けばいいけど、青山くんにも可能性があるなら青山くんのほうに行ってほしいですね。

■『好きなオトコと別れたい』は木村さんからすると少し上の世代の恋愛ストーリーだったと思いますが、どんな感想を持ちましたか?

木村 王道要素もありつつ、期待を裏切ってくるところもあったので読んでいて面白かったです。1日で全部読んだほど一瞬で物語が進んで、だけどすごく面白いし、一瞬で青山派にもなるし、浩次派にもなりました。それをドラマで表現できるように頑張らないとなって思ったのが初めて原作を読んだときの感想です。

■共感した部分や、逆にこれはないなと感じた部分はありましたか?

木村 青山くんの何事に対しても一生懸命なところとか、ちょっと抜けているところは共感できたんですけど、相手を気にして自分の思いをパッとすぐ言わないところは、優しいからこそだと思いますが、共感はできないなと思いました。

僕自身は「好きだ」って思ったらすぐアピールするタイプだと思うので、そういうところは共感できなかったです。でも青山くんのちょっと一歩引いちゃって言えないっていう気持ちもわかるし、共感できるところも多かったですね。

告白のシーンは印象に残っています。



■原作を読む際は青山目線で読んでいましたか?

木村 そうですね。青山を演じることが決まってから原作を読ませていただいたので、青山目線で色々考えながら読んでいました。

■青山を演じるにあたって、意識していたことはありますか?

木村 青山くんは明るくてハイスペックな爽やかなイケメンということで、明るさや笑顔はすごく意識しました。監督からも「笑顔をキーにしたい」と言われていたので、笑顔でいることやふとしたときの爽やかさを意識しました。

■堀田茜さん(白石郁子役)とのシーンが多かったと思いますが、撮影で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

木村 告白のシーンやお家のシーンは特に印象に残っています。青山くんもガツガツするところはちゃんと頑張っていたので、そういったシーンは印象に残っています。

■そのシーンは撮影もすんなり進みましたか?

木村 そうですね。そういうシーンのほうが演じやすかったです。最初に撮ったのでちょっと苦戦したところはあるんですけど。でも、現場の雰囲気を掴んで楽しみながら撮影しました。

■青山を演じるうえで、参考にした人は周りにいますか?

木村 青山くんのような “ピュアな好青年”っていうイメージでいうと、過去に放送されていたドラマで爽やかですごく優しいキャラクターがいて、「こういう感じもいいな」と思ってちょっと取り入れたりしていました。

■他の作品からインスピレーションを受けたんですね。

木村 そうですね。周りの方を意識することはあまりなかったです。一番は原作をたくさん読んで「こういう感じなのかな」って青山くんを自分で作り上げていった感じです。

僕はずっと最年少なので、年下感が出ちゃう



■青山くんは“年下イケメン”の役どころですが、木村さん自身は年下気質?年上気質?

木村 年下気質です。FANTASTICSのメンバーもそうですし、基本周りが年上しかいないんです。この現場でも紺野さん(紺野彩夏)だけは同い年なんですけど、堀田さんも毎熊さんも年上ですし、そんな環境なので、年上といるほうが楽ですね。

■なるほど。

木村 年下だとどう接していいのかわからなくて。自分が今まで後輩だったからこそ、先輩が僕に対してしてくれたことを後輩にするっていうことはできると思うんですけど・・・。
なので、やっぱり年下気質なのかな。

■FANTASTICSのグループ内でもやはり年下気質ですか?

木村 そうですね。僕はずっと最年少なんで、年下感を出して…(笑)。

■年下感を出してる(笑)?

木村 出しているというか、勝手に出ちゃいます(笑)。

■自然と出てくるんですね。

木村 はい。いじられキャラでもあるので(笑)。

■可愛がられているということですね!

木村 そうですね。

大体のことは許せます!



■青山は“ハイスペ男子”ですが、木村さんの「これだけは絶対周りに負けない」というハイスペックな一面はどこでしょうか。

木村 優しさはハイスペックだと思います。

■どのくらい他の人よりも優しいのか、アピールをお願いします。

木村 大体のことは許せます!遅刻とか、忘れ物とか…。全然許せますね。

■たとえば誰かと待ち合わせしていたとして、どのぐらいの遅刻まで許せますか?

木村 1時間ですね。

■すごい!結構許してくれますね。

木村 早めに言ってもらえたらですよ。1時間過ぎてから言われても…って感じですけど、前もって「1時間ぐらい遅れるかもしれない」って言ってくれたら僕は全然許します。その間にカフェに行ったりとか、違うことをしたりして過ごします。

■優しいですね。

木村 あとは、急遽ご飯に呼ばれたら行きます。逆に後輩と2人でご飯を食べていて「呼ばれちゃいました」って言われたら「全然どうぞ」みたいな。

それは僕も前にそういうことがあったからだと思います。先輩に呼んでいただいて「急遽呼ばれちゃいました」と伝えたら「いいよ全然」って言ってくれる方がたくさんいたので、自分がしてもらって嬉しかったことは他の人にもしようかなということで、誰に対しても優しくするようにしています。

キュンポイント。郁子さんだけに見せる顔と黄田さんだけに見せる顔も



■そういったお話を聞いていると、木村さんも青山に近しいところがあるような気がします。

木村 確かに。自分を犠牲にまではいかないですけど、優しさを大切にしているので、近しいところはたくさんあると思います。

■近しいところが多いということで、青山は演じやすかったですか?

木村 はい!テンションを上げるのにちょっと苦戦したぐらいです気持ちをもっと上げてかなきゃいけないなと思ったときもありました。けど、青山役が染み付いてからは全然意識せずにやっていました。

■観たらキュンキュンするんじゃないかな?という青山のシーンはありますか?

木村 もちろん郁子さんとのシーンは全部キュンキュンすると思います。

それとは別に、黄田さん(黄田ナナ)役の紺野さんと一緒のシーンは、意外と素のキュン感があるんじゃないかなって思います。

黄田さんと青山くんの間に好きって感情はないんですけど、黄田さんが周りに対してすごくポップに明るく接してくれるからこそ、「頑張れ」って応援したくなるような青山くんが見れると思います。

もちろん郁子さんだけに見せる顔もあるんですけど、黄田さんだけに見せる顔もあるので、そこはキュンとするんじゃないかなと思います。

ベンチコートのポケットに手を入れたら8個くらいカイロが(笑)



■現場での休憩時間など、カメラ外のできごとで印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

木村 外での撮影が多かったので、寒さ対策でみんなでカイロを持って、周りの人に渡したりしながら、頑張って暖を取っていたことです(笑)。

■みんなで回していたんですね。可愛いです(笑)。

木村 回していました。みんながカイロをくれるので、ベンチコートのポケットに手入れたら8個ぐらいカイロが入っていて(笑)。

■ポケットの中に優しさが詰まっていたんですね。素敵です。

木村 みんなでカイロを渡し合って、みんなのポケットに絶対カイロが4つ以上入っている状態のときもありました。

結局寝るのが2時過ぎたりとか…(笑)



■「好きだけど別れたい」という作品のテーマにちなんで、木村さんが「好きだけどやめたいこと」や「沼って抜け出せないこと」ってありますか?

木村 パズルゲームです。好きだけどやめたいです。一度プレイし始めるとやめられなくなるので、好きだけどやめたいと思っています。

■すごいじゃないですか。

木村 結構レベルも上がっていて、8800ぐらい行っているんです。

■レベルはいくつまであるんですか?

木村 9000くらいとかなんですけど。寝る前にプレイしちゃうと、「もう一回…もう一回…」ってなってしまって。

■なるほど(笑)。

木村 結局寝るのが2時過ぎたりとか…(笑)。どうしてもやっちゃうので、好きだけどやめたいですね。

ツアーは13公演あるけど、その日来てくれる人はその1回だけかもしれない。



■Emo!miuは「エモい」をテーマにしたサイトです。木村さんが最近心を揺さぶられた「エモい」できごとを教えてください。

木村 アニメ『ハイキュー!!』の映画を観に行って、めっちゃ感動しました。

■話題の作品ですね。

木村 ダンスとスポーツ、通ずる部分があって。
スポーツのほうが大会で1回負けたらもう次の年まで1年間ないぶん、1回のダメージが大きいじゃないですか。だから、練習はたくさんできても本番は1回しかないから、その1回で力を出さなきゃいけないっていうのがすごく勉強になりました。

ライブも、たとえば先日本公演ファイナルを終えた僕たちのツアーは13公演あるけど、その日来てくれる人はその1回だけかもしれない。だからこそ、その1回を大切に全力でやらなければならないと改めて思いました。
アニメを観ているとポジティブな考え方になるので、すごく心を揺さぶられました。

■最後に、ドラマ「好きなオトコと別れたい」の魅力や見どころをふまえて、ファンの方にメッセージをお願いします!

木村 郁子さんの周りには、青山くんはもちろん、浩次さんとか、黄田さんとか、悠くん(柏木悠)も出てくるし…悠くんっていうかイチか(笑)。

■柏木くんとの仲の良さが伺えました(笑)。

木村 はい(笑)。
本当に登場人物みんなが個性豊かで、 キャラクターそれぞれのバックボーンもたくさんあるので、みんなを応援したくなります。

郁子さんが青山くんと浩次さんで悩む姿もキュンとしますし、お互いいいところがあるので両方応援していただきたいですが、演じたからこそ青山くんを応援してほしいです。
最後まで恋愛模様や、恋愛だけじゃないコメディな部分も楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

■たくさんのお話、ありがとうございました!





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―PROFILE―




木村慧人

1999年8月16日生まれ。東京都出身。
2016年より、ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICSの最年少メンバーとしてデビュー。2023年より、EXILE TRIBEのメンバーによるユニットEXILE B HAPPYとしても活動している。
俳優としてドラマ「飴色パラドックス」(2022年)で主演を務めたほか、「もう一度パパと呼ばれる日」(2023年)に出演するなどマルチに活躍中。

[Instagram]@keitokimura_official

ヘアメイク:anna(M-rep)  
スタイリスト:中瀬拓外



―INFORMATION―



【ドラマNEXT「好きなオトコと別れたい」】
放送日時:毎週水曜 深夜24:30〜25:00
放送局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
原作:『好きなオトコと別れたい』/藤緒あい(講談社「comic tint」所載)
キャスト:堀田茜<白石郁子役>、毎熊克哉<黒川浩次役>、木村慧人(FANTASTICS)<青山大翔役>、紺野彩夏<黄田ナナ役>、柏木悠(超特急)<イチ役>、相田周二(三四郎)<しのぶ役>、田島令子<白石春子役>
監督:湯浅弘章、田口桂、松浦健志
脚本:川﨑いづみ
オープニング主題歌:Penthouse「我愛你」(Victor Entertainment, Inc.)
エンディングテーマ:PSYCHIC FEVER「Pinky Swear」(LDH Records)
プロデューサー:山鹿達也(テレビ東京)、清水俊雄(テレビ東京)、三浦和佳奈(大映テレビ)
制作:テレビ東京、大映テレビ
製作著作:「好きなオトコと別れたい」製作委員会

※動画配信サービス「U-NEXT」にて毎週水曜21時より、各話1週間独占先行配信。地上波放送後、広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東HP、TVer)にて見逃し配信。

[HP]https://www.tv-tokyo.co.jp/sukinaotokotowakaretai/
[X]@tx_doramanext
[Instagram]@tx_doramanext
[TikTok]@tx_doramanext

©「好きなオトコと別れたい」製作委員会

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