「主人公につい同情してしまう」「本当に2時間があっという間だった」映画&犬好きなSUPER★DRAGONジャン海渡&柴崎楽が絶賛!! リュック・ベッソン監督 映画『DOGMAN ドッグマン』<Emo!レビューインタビュー>



『レオン』のリュック・ベッソン監督最新作!犬と共に悪を討つ!映画【DOGMAN ドッグマン】が絶賛全国公開中だ。

本作は『レオン』のリュック・ベッソンが、実際の事件に着想を得て脚本・監督を務め、2023年のヨーロピアン・フィルム・マーケットでお披露目されるや、完成度の高さから世界中のバイヤーに大きな衝撃を与え、同年、第80回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門での上映では「リュック・ベッソン監督、完全復活!」「ベッソンの最高傑作!」と大絶賛の嵐を巻き起こしたバイオレンス・アクション映画。映画ファンから絶大な信頼を誇るリュック・ベッソンにとって、本作は原点回帰ともいえる、ダークでエッジの利いたエンタテインメント作品となっている。

そして、今回Emo!miuでは、本作の日本公開を記念して、9人組進化系ミクスチャーユニットSUPER★DRAGON(通称:スパドラ)から映画好き&犬好きの【ジャン海渡&柴崎楽】に本作を鑑賞してもらい、その直後にインタビューを実施した。

「ずっと釘付けになって観てしまう作品」「本当に2時間があっという間だった」と大絶賛の2人に、作品の魅力、主人公ドッグマン/ダグラス役を演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズと犬たちの圧巻の演技について、さらに、犬との素敵エピソードなどたっぷりと語ってもらった。さらに事前に募集していたBLUE(ファンの呼称)の問い<Q.スパドラメンバーを犬に例えるなら?>にも答えてもらったので、そちらも要チェック!


家族共に映画好き!?“ジャン楽”が映画好きになったきっかけ。




■映画好きのお2人ですが、普段洋画はご覧になられますか?

ジャン海渡&柴崎楽 めっちゃ観ます。

■どんな系統の作品に惹かれますか?

ジャン 僕は邦画をほぼ観ないですけど、

柴崎 へぇーー!

ジャン 日本のドラマも正直、最後に観たのが10年前とか。

■え、今何歳でしたっけ!?

ジャン 23歳です(笑)。

■13歳の時に観た作品が最後なんですね。

ジャン はい。何かは覚えてないんですが、僕の記憶だと女性が男性に扮して運動部に入っていじめとかも受けるみたいな?そのくらいの記憶しかなくて。家で偶然流れていたから観たくらいの感じで。それくらい洋画と海外ドラマしか観ないんです。

洋画で観る系統だと3パターンありまして、アクションが好きなので、わかりやすくいうと『ジョン・ウィック』みたいな暗殺系。

柴崎 スパイとかね。

ジャン そうそう。中二病心がくすぐられるような作品(笑)。
2つめは、シンプルにグロい系とかホラー系。グロい系はすごく好きで、『ファイナル・デスティネーション』シリーズっていう順番に登場人物が死んでいく作品があるんですけど、そういう作品も好きです。
3つめは、サスペンス系。今回の『DOGMAN ドッグマン』も分野的にはサスペンスにも入るんじゃないかなって個人的には思っているんですけど、サイコパス系の登場人物が出てくるサスペンス系の作品にも惹かれます。



■柴崎くんはどんな作品に惹かれますか?

柴崎 一番はSFで、あとはヒューマンドラマですね。ヒューマンドラマって結構範囲が広いので『DOGMAN ドッグマン』もヒューマン映画といえるような作品だと思っていて。
そういうダークなのからポップなのまで、ジャンル問わず観ますね。
ただ、『スター・ウォーズ』は特別好きです。僕、初めて観た映画が『スター・ウォーズ』なんですよ。親の影響なんですけど、なのでSFが好きですね。

■ちなみに初めて『スター・ウォーズ』を観たのは何歳のときなんですか?

柴崎 小学生とかですかね。家でDVDを借りて観ていました。
毎週何かしら映画が流れている感じでしたね。

■ジャンくんは何歳くらいに映画を観たか記憶していますか?

ジャン 母がめちゃくちゃ映画マニアでして。確か世界最古の映画と言われている、電車が駅に入ってくる映像があるんですけど、それを観に大勢が集まったとか。そういう映画の歴史から70年代の作品まで母は全部が好きで。
その影響で、映画を観る機会が多かったので、一番最初に観たときの記憶があいまいなんです。超ハマって観ていたのは、映画じゃなくてドラマなんですけど、『ウォーキング・デッド』と『HERO』です。日本人のヒロっていう主人公の作品がアメリカであって、そのあたりは結構世代で観ていましたね。でもその前から、常に親がテレビで海外作品を観ていたので、自然に触れていたと思います。



■今のお話を伺っているとお2人とも、幼少期から映画に触れている、根っからの映画好きなんですね。

ジャン そうだと思います。映画を観た感想を記録するFilmarksっていうアプリがあるんですよ。それをスマホに入れているくらい好きですね。あ、日本の作品だとアニメはすごく観ます。
そのアプリで記録しているだけでも、アニメと映画、どっちも250作品は超えていると思います。別にマニアってほどかはわかんないんですけど、結構観てきてはいると思いますね、(楽と)お互いに。

■ジャンくんはあまり邦画は観ないということでしたけど、柴崎くんはいかがですか?

柴崎 僕は、邦画も結構観ますね。渋いのから、アニメの実写化まで本当に幅広く観ます。あと、好きな俳優さんがいたら観ちゃいます。役所広司さんが好きなので『すばらしき世界』も1人で観に行きました。
祝日で高校が休みのときに1人映画館へ観に行ったんですけど、受付の方にチケットを2度見されました(笑)。あんた観るん?みたいな感じで(笑)。
同じ回で映画を観ている方も大人な方たちばかりだったので、意外だったんだと思います(笑)。でもすごく面白かったです。


映画を作るように音楽を作る。映画との出会いで、今の自分がある。





■ジャンくんは楽曲制作、柴崎くんはグッズのデザインなどクリエイティブなお二人ですが、映画や映像作品からインスピレーションを受けることはありますか?

ジャン 僕はいつも“映画を作るように音楽を作る”をテーマに個人の音楽を作っているので、アルバムのときにエピソード1~エピソード6っていう書き方で載せていたり、オープニングとエンディングのイメージで曲を作ることもあります。それくらい映画を意識して、映画のように一つの曲で起承転結を作って、心を動かすような楽曲づくりを意識しているので、そういう意味では映画からインスピレーションは受けています。
例えば『ファイナル・デッドコースター』を観てインスピレーションを受けるかと言われたら、受けはしないんですけど(笑)。

柴崎 確かにね(笑)。

ジャン わかりやすく言うと『ジョーカー』を観たときに、自然と影響を受けて、気分的にちょっとサイコパスが主人公の曲を作りたくなる、みたいなことがあるというか。映画を作るをテーマに曲を作ってるので、まるまるサンプリングみたいなのはすごくいやなんですけど、似たようなニュアンスになるみたいなことはあると思います。

■自然に影響を受けるときがあるってことなんですね。
ちなみに映画のように曲を作るということですが、それは初めて音楽を作ったときから意識されていたことなんですか?


ジャン そうですね。
トラックを作るときも起承転結を意識したり、僕の場合は2曲が繋がって1曲になるときがあるんですけど、明るいところから後半の方は急にダークなピアノになって、主人公が闇落ちしたみたいな演出をしたり。自分の場合、趣味で小説も書いているので、曲を作るときにまずテーマに沿って小説を書いてから、それを曲にすることもあります。そうするとテーマ通りに作れるんです。

あと、映像ってサウンドも込みで上映されているじゃないですか。それを観たときに、サウンドだけでも映画のような影響力を与えられたらいいなと思ったのがきっかけというか。映画の場合、映像が主役で、サウンドはあくまで支えじゃないですか、それを逆転させるイメージです。音楽がメインの場合は、曲だけでも映画のような感動を与えられるけど、㎹とあわさったときにより世界観を伝えられるというか。その場合楽曲の支えになるのがMVだと思うので、そういう逆の立ち位置みたいなものを狙っていけるように意識はしていますね。



柴崎 僕はそういう直接的に映画を意識して作るとかはないんですけど、ただ観たものから感じたことを具現化して、絵とかグッズにするっていうのは、以前、映画を観て感じたことを絵にするというお仕事させてもらっていたからこそ、できるようになったことだと思います。
元々別に絵が上手いとかではなく、ただちょっと個性的な絵を描いたのを見て、それで依頼をいただいたって感じだったので。
でも、そこで7年間描き続けたからちょっと絵が上手くなったんじゃないかなって思います。

■7年間!すごいですね!

柴崎 多分そういう映画との出会いで、今の自分があるとは思います。

■クリエイティブな部分以外にも、何か映画に左右されることはあるんですか?

柴崎 例えばめちゃくちゃかっこいいなとか、憧れるような主人公が出たときに、その人の癖をちょっと真似しちゃうみたいことはありますね(笑)。めっちゃ紳士だったなって思って、ちょっと紳士に動きたいなとか。姿勢よかったな、ちょっと姿勢をよくしてみようかなとか(笑)。髪色とかも同じ色にしてみたいなって思ったりしますね。


主人公をかわいそうだと思った。本当に2時間があっという間だった。




■改めて、映画『DOGMAN ドッグマン』を観ていかがでしたか?

ジャン 主人公につい同情してしまう作品というか。他の作品は、時間軸が並行して進んでいくと思うんですけど、今回の作品は捕まったところから始まって、そこから主人公のカウンセリングをしつつ、その会話をともに過去を遡っていくので、より同情を誘うなと思いました。
『ジョーカー』を観たときも思ったんですけど、主人公をかわいそうだと思いました。もちろん世間的に見たら犯罪をしたり、いけないことをしているけど、そうせざるを得ない状況なわけで。かわいそうって同情を誘うような演出がうまくストーリーに入っているので、ずっと釘付けになって観てしまう作品だと思います。

柴崎 めちゃくちゃ監督の意図ばっちりだよ。

ジャン 本当に?

柴崎 リュック・ベッソン監督がそういう風に狙って作ったらしいから。同情を求めて。

■柴崎くんさすがです。

ジャン 死刑かもしれないと言われたときに、「僕何度も死んでいるしね」みたいに言って、最終的にあの終わり方だったので、その「何度も」に含まれていたら、まだ生きているかもしれないし、もしかしたら死んでいるかもしれないし、面白いなと思いましたね。結末も。

柴崎 考える系だよね。

ジャン そうだね。あとは、シンプルに今回は犬って要素があると思うんですけど、今までもこういうダークヒーローの作品ってあったと思うんですけど、犬がベースにあるっていうのが新しいし、普通に犬強いなって思いましたね(笑)。
銃でも勝てないレベルの強さで、犬を従えたらあんなに強いんだなって思いましたね。野生怖いなって(笑)。





■強かったですね(笑)。柴崎くんはいかがでしたか?

柴崎 すごく濃い内容で、本当に2時間があっという間でしたね。観終わった後も、もう少し主人公の中身を知りたいというか。大きな事件があったところをメインで描いていると思うんですけど、きっとダークヒーローって呼ばれるからには、あのクリーニング屋の2人以外にも人を救ったりしていると思うんですよね。
そういうドッグマンのまだ知らない顔をもっと知りたいって思わせてくれる2時間で、面白かったです。

■確かに、深堀りしたくなりますね。

ジャン レコードを流すのが好きとかもありましたけど、ああいうところからドラァグクイーンにもつながっているのかなとか、考えさせられますよね。

■キッチンでレコードを流しながら料理をするお母さんの姿と、ドッグマンがレコードを流しながら料理をするシーンなど重なる部分もありましたよね。

ジャン そういう細かい部分まで観たらより面白そうですよね。


ドッグマンが誕生した瞬間。犬との絆があるからこその戦闘シーン。




■お2人のお気に入りシーンは?

ジャン 僕は主人公が幼少期に犬小屋に投げ入れられて、そこから時を経て子犬が産まれたことをお兄ちゃんがお父さんにばらして、小屋にお父さんが子犬を殺しにきたときに、主人公が本気で抵抗してたじゃないですか。犬みたく叫び始めて、そしたら周りの犬も吠え始めてっていう、あのシーンは主人公が犬たちに家族として認められてる象徴的なシーンというか。犬の群れの1人として犬が認識している、ドッグマンが誕生した瞬間のように感じたので印象的でしたね。

柴崎 色々あるんですけど、やっぱりドッグマンなので、犬と一緒にギャングというか悪者たちと戦うところですかね。
『DOGMAN ドッグマン』を代表するシーンというか、犬との絆があるからこその戦闘シーンだと思いました。お互いのことを信頼しあっているからこその戦い方、ドッグマンだからできる戦い方だなって。
しかもあれCGじゃなくて、全部本物のワンちゃんだったみたいで。すごいトレーニングが大変だったって作品資料に書いてあって、本当にすごいですよね。細かい一個一個の動きから、ワンちゃんたちの努力もトレーナーさんの努力も感じますし、休憩中もずっとワンちゃんたちと遊んでいたと書いてあったので、ワンちゃんとの信頼関係があったからこそできたシーンなんだろうなって。あのシーンにドッグマンらしさが詰まっているなって思いましたね。

■犬種をいかした戦い方をしているのもいいですよね。

柴崎 群れとしてのトレーニングをしたワンちゃんと一匹ずつの特徴を生かした動きをするトレーニングをしたワンちゃんで分かれていたみたいで。

■すごく詳しいですね!

柴崎 資料があったので、めっちゃ読みました(笑)。犬としての自然な動きを撮りたいから、2パターンのトレーニングをしたってすごいですよね。資料を読みながら、そういうのを読んでそうなんだ!ってびっくりしました。


「え、『DOGMAN ドッグマン』観てないの!?」40年後にもし言えたら嬉しい




■リュック・ベッソン監督の他の作品を観られたことは?

ジャン&柴崎 あります!

ジャン 王道ですけど『レオン』も観ていますし。多分映画好きな方なら1回は観ているんじゃないかなってくらい有名な作品ですよね。
逆に言えば、みんなが1回は観ているだろうっていう名作を出したリュック・ベッソン監督の最新作ということなので、これが数十年後に「え、『DOGMAN ドッグマン』観てないの!?」ってレベルになっていたら、本当に歴史に名を刻む監督なんだなって改めて、思いますね。それを先行で観たよって40年後にもし言えたらめっちゃ嬉しいです。

柴崎 確かに。それめっちゃかっこいいね。

■柴崎くんは以前やられていた映画連載で『レオン』の絵を描かれていましたよね。

柴崎 描きましたね。あとリュック・ベッソン監督の作品だと、『LUCY/ルーシー』の絵も描きました。あとはちょっと長めのお話なんですけど、ミラ・ジョヴォヴィッチさん主演の『ジャンヌ・ダルク』とか。
あとは、タイトルが思い出せないんですけど、CGと実写を混ぜたいくつかシリーズのある作品で、小さい頃によく観ていたすごく面白い作品もありましたね。



■ドッグマンことダグラス役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズさんの演技はいかがでしたか?

ジャン 言える立場でもないんですけど(笑)、こういう役って相当大変だと思うんですよ。同じような系統の作品のインタビューで、日常生活にも影響してしまうほど役に入り込むって話されていた方がいたので、きっとケイレブさんも大変な役作りだったろうなって。
子役の子も含めて、かわいそうな人になっていく過程が、しっかり表情と演技に表れていたし、あくまでドッグマンというか、犬の群の一部として、犬っぽさみたいなところもちゃんと子役の子も表現していたので、主役の方も含めすごいなって思いました。
しっかり監督が狙ってる同情っていうところに寄り添った演技がすごく目立っていて、もうさすがでした。

柴崎 ドッグマンって抱えているものがすごく多いと思うんですよ、精神面も足もそうですし。ドラァグクイーンを演じるっていうのもきっと難しいでしょうし。きっと演じながら心の中がグッチャグチャになりそうだなと思って。
でも、映画を観ながら、ケイレブさんじゃなくてダクラスにしか見えなかったですよね。
重たそうに動かない足を片方ずつ持ってベッドに乗せてから寝るシーンがあるじゃないですか。僕なら絶対にあんなに上手くできないなって思って。本当に足が動かないんだって思わせる演技で、驚きました。

ジャン ドラァグクイーンとして初めてステージに立って、歌い終えた後、倒れそうに車椅子に座るシーンもすごかったよね。

柴崎 すごかった!


推しの劇中ドッグ「ポリー」「ミッキー」




■劇中で気になったワンちゃんはいらっしゃいましたか?

ジャン えっと、なんだっけ…

柴崎 (ジャンくんは)ポリーでしょ?

ジャン そうだ!僕はポリーが好きですね。ポリーは毎回スマートに任務を遂行していく重要なワンちゃんで、マフィアのボスの急所を噛んだり、最後マフィアのボスにとどめをさしたり、忠実なドッグマンの相方、ドッグマンの右腕みたいな存在ですね。

柴崎 攻撃力高いよね(笑)。

ジャン そう(笑)。ゾロみたいな感じがあって、そこが犬だけどかっこいいなって思いましたね。それに見た目もかわいいし、よかったですね。



柴崎 僕は、ミッキーです。ミッキーは別の右腕というか。

ジャン じゃあドッグマンの左腕じゃない?(笑)

柴崎 あ、じゃあ左腕なのかな(笑)。
ポリーと一緒に動くことが多いんですけど、説明では運び屋って書かれていて。携帯を持ってきてくれたり、色んな意味で、ポリーとは違う感じで主人公に寄り添って手伝っている感じがして、かわいいし、頼りになるなって思いました。主人公の足になっている感じもしますし。

ジャン いい例!

柴崎 ありがとう(笑)。


犬は「癒しのアイドル」「運命共同体」




■本作は、犬の愛に何度も助けられる男性の物語でもあります。お2人が犬に助けられたな、犬に愛を感じたと思うエピソードはありますか?

ジャン 僕は小さい頃にトルコに住んでいたんですけど、そこの家がすごく大きくて海にめっちゃ近い家で、周囲にほかの家もほぼなくて、そこでゴールデンレトリバーを飼っていたんですね。
その頃、自分の足でこぐおもちゃのバイクに乗りながらゴールデンレトリバーと一緒に庭を駆けまわっている記憶がすごく濃く残っていて、楽しかったな。

あとシンプルに犬が大好きで、今は飼ってはないんですけど、一時期ひとりでドッグカフェに通っていました(笑)。行きつけのドッグカフェにリボンちゃんっていう推しの子がいて、店員さんも覚えているから、ひとりでふらっと入ると、リボンちゃんですよね!って感じでリボンちゃんを連れてきてくれて(笑)、よく僕の太ももの上に乗せて癒されたり。

僕にとってのリフレッシュは、自然があるところに行ったり、動物と触れ合うことなので、特定のワンちゃんに助けられたってよりかは、ワンちゃんと定期的に会うことで結果的に助けられているなって思いますね。

あと小学校1年生からずっと仲のいい幼なじみがいるんですけど、その家に犬がいるんですよ。ラブちゃんっていう子でよくInstagramにものせているんですけど、家も近いので、今でも定期的に会いに行っていて。

■ブルドッグの子ですか?Instagramで拝見しました。

ジャン そうです!そのラブちゃんとよく遊んでますね。

■柴崎くんはいかがですか?

柴崎 隠していたわけではないんですけど、心配をかけたくなかったというのと、言うタイミングを逃してしまって…今まで言えてなかったので、きっとびっくりする方もいると思うんですが、僕viviちゃんっていうワンちゃんを飼っていたんですけど、2年前に亡くなってしまって
途中で引き取った子だったので、しつけもされていないし、トイレもいろんなところでしちゃったり、すごく吠えたり。かわいがりつつもそういうのが大変だったりもしたんですけど、愛犬の死という場面に直面して、今までにこんなに泣いたことないなってくらいすごく泣きました。
そのときに、やっぱり家族として愛してたんだな、大好きだったんだなって改めて実感して、本当の愛を知ったというか。viviちゃんには教わったことばかりですね。



■改めて、お2人にとって犬はどんな存在ですか?

ジャン 僕は人間といる時間も大好きで、どちらかというと明るい人間なので、友達といてもマイナスなことを考える時間は少なくて、ずっとはしゃいではいるんですけど、やっぱり時たま考えることもあるというか、何か相手に対して不満だったり、一瞬いやだなって思うことも人間なのであるんですね。
でも、犬と戯れているときはそんなことを一切考えたことがなくて。僕子供も大好きなんですけど、犬も子供も、全てが一緒ってわけじゃないですけど、一緒にいてすごく居心地がよくて。それって多分いい意味で何も考えなくていいというか。だから犬と戯れてる時間は、1人の時間でもありつつ、みんなといる時の楽しさも感じられる。
だから、犬はどういう存在かって聞かれたら、自分を最も自然体でいさせてくれる癒しのアイドルです。

柴崎 アニマルセラピーっていう言葉があるように、ワンちゃんや猫ちゃん、いろんな動物は、人間に癒しを与えてくれる存在だと思っていて。
特にワンちゃんは人間を必要とするというか、お互いを必要とし合っているからこそ成り立っている関係の場合が多いと思うので、運命共同体だと思います。
犬は人間がなければ生きていけないし、人間も犬がいなければ気分が落ちたりしてしまうし、お互いがいてこそ成り立つ関係かなって思いますね。

ジャン あ、僕「まきまきパスタ探検隊」っていう好きなYouTubeチャンネルがあって。男性1人とブルドッグ2匹のチャンネルなんですけど、結婚予定だった相手との婚約を破棄して、結婚資金をすべて使ってキャンピングカーを飼って、ブルドッグ2匹と旅をするっていう。

柴崎 へえ!

ジャン そのワンちゃん2匹と独身の男性1人でいろんなところを回って、犬と遊んで犬にご飯をあげてっていう動画だけなんですけど(笑)、1個の動画が50分くらいあって(笑)。

その「まきまきパスタ探検隊」の動画がすごく好きなんですよね。
まさに、楽が言ったような犬と人間は運命共同体というか。その方にとってはワンちゃんが唯一の家族みたいな感覚だろうし、犬もきっとそうなんだろうなって。観ていてすごくほっこりするんです。寝る時もサイドに犬が寝ていて。

柴崎 ドッグマンじゃん(笑)。

ジャン 日本のドッグマンだ(笑)。
「まきまきパスタ探検隊」ぜひみてみてください(笑)。


もし『DOGMAN ドッグマン』をイメージして、音楽や絵を作るなら?




■ありがとうございます。ここから2問ほどBLUEからいただいた質問にも答えていただきたいです。
<BLUE>Q.もし『DOGMAN ドッグマン』をイメージして、音楽や絵を作るなら、映画のどの部分をどんなふうに表現して作りますか?


柴崎 時間かかりそう(笑)。

ジャン ドッグマンは恵まれない環境の中で育ったから、周りと違う人生を歩まざるをおえなくて、自分にとっての当たり前が周りにとっては当たり前じゃない。ちょっとかわいそうな主人公だと思っていて。
僕は昔からヴィランサイドが好きなんですよ。世間的に見たら悪役だし、間違っている行動をしているけど、本人たちはしょうがなくその状況になってしまっている気がするんです。いつだってヒーローサイドは味方がいて、和気あいあいとして、ダークサイドはずっと孤独みたいな。きっと昔ヒーローサイドみたいな仲間がいれば変わっていただろうなって思うと、同情というか仕方ないよねって思うことが多いので、前提としてヴィランサイドにちょっと寄り添った曲にします。

ヴィランサイドに寄り添って、恵まれない主人公の生い立ちを綴る曲じゃないですけど、そういう曲を作ると思います。

■ちなみに犬の要素はいれますか?

柴崎 遠吠えとか(笑)。

ジャン サンプリングとかで犬の遠吠えを入れるのもいいかもね。この映画ってあくまで主人公はドッグマンで、犬にすごくフォーカスを置いているわけではないと思うので、あくまで支えとして犬の要素は入れてもいいかもしれないですね。映画の冒頭で言ってた、犬は人間が本来持つべきものを持っているみたいなことを言っていたと思うので、そういうところを表現したり。



柴崎 僕は、たぶんビビットなピンクをメインで使うと思います。だからそんなにダークという雰囲気というよりは、ちょっと派手な色を使った絵になると思います。

■描きたいモチーフなどはありますか?

柴崎 犬の要素は入れると思います。いつも映画の絵を描くときは、映画で出てきたキーポイント、キーアイテムを入れたりするので。でもどう書くんだろう、いつも1週間くらいかけて描くので、そこまで想像ができてなくて(笑)。
描くのは1日、2日で終わるんですけど、描くものが浮かぶまでに時間がかかるんですよね。

■映画を一枚の絵にまとめるってすごく難しそうですよね。

柴崎 映画を観て、絵を観ればなるほどなって思えるように描くので、難しいんですよ。
なので、どんな映画か分かるようにポイントは散りばめつつ。『DOGMAN ドッグマン』だったら犬とビビットのピンクと主人公のダグラスはマストで描くと思います。暗いイメージというよりかは、激しい方かなって思いますね。描くとしたら。

■画材も重要になってくると思うんですが、どんな画材で表現しますか?

柴崎 今回だったら、発色がすごくいいのでアクリル絵の具を使います。えんぴつで下書きをして、アクリル絵の具で発色よく描いて。もしくは下書きを読み取って、iPadで描くとかですかね。


スパドラメンバーを犬に例えるなら?




■<BLUE>Q. スパドラメンバー1人1人を犬に例えるなら何犬ですか?

ジャン 全員チワワ(笑)。

柴崎 (笑)。
普通に洸希はコーギーじゃない?

ジャン そうだね。

柴崎 よく言われてるし(笑)。

ジャン 確かに。
じゃあ玲於から順番にいこう。玲於は山猿ですね。

柴崎 犬じゃない(笑)。
玲於くんなんだろうな。小柄で力強い。

ジャン ピットブル。

柴崎 強(笑)。



ジャン 毅ちゃんはダルメシアン。
細くて、スタイルよくて。

柴崎 あーダルメシアンいいね。白黒の斑点で、決まっている感が(笑)。
ジャンくんは、ハスキーかな。

ジャン ハスキーめっちゃ言われる(笑)。

柴崎 ハスキー好きだもんね。

ジャン 大好き。
颯は・・・

柴崎 颯くんなんだろう。

ジャン 颯むずいな。

柴崎 秋田犬(笑)。

ジャン いいね。じゃあ次が壮吾。
壮吾こそ小型犬っぽくない?

柴崎 チワワではなくない?トイプードルとか?

ジャン いいね。で、洸希はさっき言ってたコーギーね。

柴崎 洸希はコーギー(笑)。

■語呂がいいですね(笑)。



ジャン 彪馬は・・・

柴崎 スマートでスラッとした感じだよね。

ジャン ドーベルマンかな。

柴崎 強いのいくね(笑)。
和哉はシェパード?ドーベルマンとシェパードちょっと似ているけど(笑)。

ジャン いいね。
楽ちゃんはなんだろうね。犬種がでてこない(笑)。

柴崎 なんだろうね。

ジャン スラッとした顔だよね。オオカミっぽい?
あ!彪馬さ、シュナウザーっぽいわ!これみて。(犬種を検索しているジャンくん)

柴崎 たしかに、彪馬はシュナウザーっぽい!抱っこしてそう(笑)。

ジャン 楽はね、ボーダー・コリーとかっぽいけど。

柴崎 イギリスのワンちゃんね。

ジャン あと、ジャック・ラッセル・テリア。

柴崎 イタリアン・グレーハウンド(笑)。調べ始めたらたくさん出てきますね(笑)。

ジャン 日本スピッツとか。
でも楽はボーダー・コリーかな。どう?

柴崎 いいんじゃない?いやいいんじゃないっていうのもなんかちがうけど(笑)。


楽、颯、毅、僕の4人で観に行きます。





■映画『DOGMAN ドッグマン』をスパドラメンバーと観に行くなら誰と行きたいですか?

ジャン 誰でもいいな(笑)。

柴崎 犬好きの玲於くんとかは?

ジャン あー、でも横でずっと「知ってる?この犬種って餌これしか食べないんだよ」とか、ずっと言ってくるよ(笑)。それはちょっといやですね(笑)

柴崎 玲於くんドッグヘルスアドバイザーっていう資格を持ってるんですよ。
ワンちゃんがメインですけど、ワンちゃんに限らず、ペットとして飼えるような動物なら大体の知識を持っていて。

■すごいですね。解説してくれそうですね(笑)。

柴崎 でも横で解説されたらちょっと冷めるから、純粋に作品を楽しむ人がいいよね(笑)。
毅くんと颯くんは、ドラマや映画を純粋に楽しんで観てくれて、上映が終わった後に感想を話せるようなタイプなんですよ。だから毅くんと颯くんがいいですね。
めちゃくちゃコメディ作品とかならいいんですけど、映画の途中で面白いね、とか。こういう映画の途中で話しかけられるのはちょっと嫌ですね(笑)。

■志村くんは話しかけてきそうなんですね(笑)。

柴崎 話しかけてきそうですね(笑)。特に犬だし(笑)。

ジャン 僕も一緒ですね。楽、颯、毅、僕の4人で観に行きます。


MESSAGE




■最後に、本作の見どころと合わせてメッセージをお願いします。

ジャン 先ほども話したんですけど、主人公の人生そのものを語った映画だと思うんで、主人公の人生を映画として見ていく中で、さっき言ったようにここが実はお母さんと繋がっているんじゃないかみたいな、やっぱり監督としての意図みたいなのが、組み込まれているところもたくさんあると思うので、1回だけではなく、何回も観て、繋がりを感じるポイントなどを発見しながら、楽しんでいただけたらより面白いんじゃないかなって思います。

柴崎 主人公を演じているケイレブさんの表情に注目して観てほしいです。
監督が、ドラァグクイーンのカツラをかぶったケイレブさんの姿を見たときに、もう(ダグラスに)入っているなって思ったらしいんですよ。

ジャン 本当に昨日映画観たの?詳しいね。

柴崎 資料に書いてあったんだよね(笑)。制作秘話を読んでいたら面白くて。
監督がそう思うくらい、主人公に入り込んで演じられた作品だと思うので、ドラァグクイーンになったり、物語の中で変化していくケイレブさんの色々な表情に注目して観てほしいなって思いますね。
すごく面白い作品なので、BLUEのみんなも最低2回は観てください!

■ビジュアルを見て、ホラーやスリラー系の映画だと思われる方もいらっしゃるようで、観るのをためらっていると読者の方から声をいただくこともあるのですが、そういった面ではいかがですか。

ジャン 全然、グロいとかもないですし、観やすい作品ですよね。

柴崎 人が死ぬシーンとかも直接的には描かれていないもんね。
ワンちゃんとの闘いのシーンがあるくらいで、すごく血が出るとかそういうシーンもないですし、比較的観やすい作品だと思います。

ジャン 気持ち悪いシーンとかもないですし。

柴崎 うん!ワンちゃんが戦ってくれる作品というか。

ジャン 誰でも観れる作品ですよね。『ミッドサマー』みたいな作品だったらさすがにね(笑)。

柴崎 それは閲覧注意だね(笑)。

ジャン うん、閲覧注意ってなるけど(笑)。『DOGMAN ドッグマン』に関しては誰が観ても「面白かったね」って帰れる作品かなって思います。

柴崎 こういう系統の作品を観てみたいって人は、きっかけとしてもいい作品なんじゃないかなって思います。

ジャン うん、スターターキット(初心者向け)としてもいい作品だよね。

柴崎 そうだね(笑)。ワンちゃんも死なないですし、安心して観てほしいです。

■ありがとうございました!





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ーPROFILEー




SUPER★DRAGON(スーパードラゴン)

スターダストプロモーションに所属する9人組ミクスチャーユニット。通称”スパドラ”。
志村玲於、古川毅、ジャン海渡、飯島颯、伊藤壮吾、田中洸希、池田彪馬、松村和哉、柴崎楽からなる9人組。
ヘヴィロックにラップやダンス、メンバーによるヒューマンビートボックスまで融合させた、Newミクスチャースタイルな楽曲に、目まぐるしく変わる9人のフォーメーションダンス、そしてキャッチーで一緒に踊りたくなる振り付けが魅力。
2024年3月6日(水)に「New Rise」でポニーキャニオンよりメジャーデビュー!
[HP] https://super-dragon.jp/
[X] @Supdra_staff
[Instagram] @superdragon_official
[TikTok] @superdragon_official

ジャン海渡
2000年5月4日生まれ。東京都出身。
[Instagram] @jjean_naejj

柴崎楽
2004年4月28日生まれ。千葉県出身。
[Instagram] @v_raku_r

<衣装クレジット>
・ジャン海渡
シャツ/kujaku
ジャケット/masterkey(TEENYRANCH) 
パンツ/blank
指輪/GARNI
・柴崎楽
シャツ・コート・パンツ/blank
指輪/JOHAN SILVERMAN(TEENYRANCH)


―INFORMATION―
【映画「DOGMAN ドッグマン」】
新宿バルト9ほか全国公開中
脚本・監督:リュック・ベッソン
出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
上映時間:114分
日本語字幕:横井和子
原題:DOGMAN
配給:クロックワークス

[公式HP] https://klockworx-v.com/dogman/
[公式X] @dogman_jp2023

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