<イベントレポ>山﨑賢人「染谷くん最高だなと思いました!」仲良しバディ炸裂!映画「陰陽師 0」ジャパンプレミア
2024.4.5
安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリーとして、映画【陰陽師0(ゼロ)】が2024年4月19日(金)に全国公開される。公開が約2週間前に迫った4月4日(木)に【映画「陰陽師0」ジャパンプレミア】が開催され、主演の山﨑賢人を始め、染谷将太、奈緒、板垣李光人、國村隼、北村一輝、小林薫、佐藤嗣麻子監督が登壇した。
映像とともにイベントはスタート。映像が終わると客席左右の扉が開き、キャストが登場。客席に手を振りながら花道を歩き、ファンを喜ばせた。
舞台に登壇した山﨑は「嗣麻子監督の下、染谷くんとバディを組み、このチームで新しい陰陽師を、若き日の安倍晴明を演じることができて本当に最高の時間でした。早く皆さんにこの圧倒的なスケールの陰陽師を観てもらいたいです!」と挨拶。
30年ほど前に原作者の夢枕獏に映画を作る約束をしていたという監督。「ようやく完成しました。私としては最高傑作になっていると思います!楽しんでください。」と投げかけた。
山﨑が演じる安倍晴明と染谷が演じる源博雅、お互いバディ役ということで撮影時のエピソードについて「2人ともペースというか空気感がいい感じにゆるい感じで、ゆるく楽しく撮影できて、すごい時間だったかなと思ってます。」と山﨑。
染谷も「もう最高でした!賢人くんがすごくリラックスして現場にいてくださるので、自分もリラックスできて、ほんと楽しかったですし、心地よかったし、3ヶ月があっという間でした。」と撮影がしやすかったと語る。
ワークショップでは晴明と博雅の役を入れ替えてお互いの良さを盗みあったりしたこともあったそう。監督も「ワークショップを重ねることで、2人の間合いとか距離感とかが多分掴めたんじゃないかなと思いました。」と振り返る。
奈緒も「ちょっと羨ましいなと思うぐらい、2人の息がぴったりで素敵だなと思ってましたし、晴明のクールさと、博雅のチャーミングさんが一緒にいることで、より際立って見えるような気がして、すごく素敵なバディだなと思いました。」と2人の関係性が映画にも反映されていると語った。
ここまでの濃密な共演は初めてだという山﨑と染谷。染谷とはデビュー作で一緒になったという山﨑は「すごい落ち着きがあって、完璧な人」というイメージがあったそう。実際に共演してみて「抜けてるとこがある感じとか、おっちょこちょいなとこがある感じとか。でもおっちょこちょいすらも冷静にこなしてる感じがかわいいなと思って、染谷くん最高だなと思いました!」とラブコール。
一方染谷も「いつも難しいことをひょうひょうとこなされるんですよね。ほんと羨ましいなって。すべてが羨ましいです!」とリスペクトの気持ちを表明していた。
身分の異なる間柄での恋模様が本作の見所の1つ。いわゆる“禁じられた恋”について染谷は「いやーエモかったですよね。切なくもあるんですけど、この世界観の中で見る恋愛模様というのはぐっとくるし、また陰陽師の世界とは深く関わってくるので、唯一無二のラブストーリーだったんじゃないかなと思いますね。」と振り返る。
いわゆる帝を演じた板垣は「顔も見ずに、ご挨拶もしないままあんな手紙を送ってしまって申し訳ないなっていう思いもありながら・・・(笑)」と板垣らしい思いやりのこもったトーク。帝の孤独や憂いを表現するためにまばたきや動きをゆっくりにするなど細かな所作にも意識を施したそう。加えて「僕が帝の衣装を着ちゃうと動けなくて、裾も長かったので、帝と同じような孤独感を僕も現場で味わいました(笑)」と裏話を明かした。衣装で動けなくことについては、同じ状況下にあった奈緒も大きく頷いていた。
監督は今回の撮影で全員を悪役だと思って撮影していたとのこと。國村・北村・小林は悪い人とは思わずに役を演じていたとトーク。特に北村は堀の深さから目元に影が落ちて怖い印象になるためやや上を向いていたとか。そんな國村・北村・小林の印象について聞かれた山﨑は「もうほんとにあったかくて優しく・・・」「もうほんとに素敵な最高の先生でした・・・」「もうほんとに優しくて、皆さん本当に素敵で・・・」と山﨑らしいコメントで会場を盛り上げた。
続いて、本作で相棒にしたいキャラクターを各キャストが発表。山﨑は源博雅をチョイス。「心で動いてる人なので、しかも気づかないうちに心で動いている感じというか、それが自分はすごく好きなので。」と語った。
染谷は即答で「晴明ですよ!」と回答。「全部払ってくれるし、守ってくれますしね、至れり尽くせりなので、ずっと晴明の斜め後ろくらいに立っていたいです。」と役さながらの理由を明かした。
奈緒は自ら演じた徽子女王を選択。「恋愛相談とかのってほしいですね。友達になりたい!って思いました。私じゃ比べ物にならない経験をたくさんなさってる方なので、色々と相談したいなと思いました。」と想像を膨らませた。
板垣は染谷と同じく安倍晴明。「帝も晴明のことをすごく気になってるっていうところで、やっぱそういう役をやってるうちに自分もすごく晴明のことが大好きになりましたし、完成したものを見てても、晴明いいなと思いました。」とコメント。そのコメントを聞いた山﨑は「今、初めて晴明っていうのを生で聞いて、映画で観たやつだ!帝に言われた!」とリアクションしていた。
國村は「だいぶ年齢も重ねてきますと、こういう撮影の現場に来ても、年上の人ってそうそういないんですよ。今、この隣にいらっしゃるこの方だけなんですね。この方がバディだと私は何をしても許してくれそうな、甘えられそうという意味で・・・」と藤原義輔ならぬ小林を選んだ。
北村は「僕は是邦(これくに)という役なんですけど、その人以外なら誰でもっていうぐらい・・・」と答えると、会場から笑いがこぼれる。悩んだ挙げ句、安倍晴明をチョイス。「皆さん羨ましがるかもわからないんですけども・・・近くで見たんです!いいでしょ!アクションやっているとこいっぱい見てるんです!ほんとかっこよかったぁ!よくこんな身体動くなと思って。」と山﨑の芝居を絶賛していた。
小林は「弱みを見せないというか、その人についていったりすると、なんか安心かなと。」と自ら演じた藤原義輔を回答。監督は「全員で陰陽師7っていうチームを作って・・・」とややチート(?)な回答を炸裂させた。
最後に、作品を代表して監督&山﨑から、これから映画をご覧になる方々、そして映画の公開を楽しみにしている方々へメッセージ。
監督は「安倍晴明と染谷が演じる源博雅っていう最強のバディが、難事件を解決するお話です。呪術もありますし、ミステリー要素もありますし、サスペンス要素もあり、切ない恋愛要素もあります。ものすごいエンターテイメントなので、ぜひ大きいスクリーンで観るようにお願いします!」と劇場に足を運ぶよう呼びかけた。
山﨑は「(本作は)目に見えないものっていうのがテーマになっているんですけど、目に見えるものだけが全てじゃないって思いますし、そういうことを感じてもらいたいです。観終わった後に人間として、本当に大事にするべき心の部分が描かれてると思うので、それを感じて、でもとにかく映画をエンターテイメントとして最高に楽しんでもらいたいなと思っております。日本の呪術はここから始まります!」と作品への思いを語り、本イベントは幕を閉じた。
おまけ♡
フォトセッション時、陰陽師ポーズをしてくれたキャスト陣。難しそうにしている北村に板垣が優しく教えてあげているかわいらしい場面も。
自撮りタイムでは、看板を楽々と超える山﨑の脚の長さとキャスト陣の楽しそうな表情が印象的。
最後は山﨑の掛け声で銀テープが飛び、映画「陰陽師0」の盛大な幕開けとなった。
呪いや祟りから都を守る陰陽師の学校であり省庁――《陰陽寮》が政治の中心だった平安時代。呪術の天才と呼ばれる若き安倍晴明は陰陽師を目指す学生とは真逆で、陰陽師になる意欲や興味が全くない人嫌いの変わり者。
ある日晴明は、貴族の源博雅から皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解決を頼まれる。衝突しながらも共に真相を追うが、ある学生の変死をきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す――。史上最強の呪術エンターテイメントが幕を開ける!
■詳細
【映画『陰陽師0』】
公開日:2024年4月19日(金)
出演者:山﨑賢人、染谷将太、奈緒、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼/北村一輝、小林薫
原作:夢枕獏「陰陽師」シリーズ(文藝春秋)
脚本・監督:佐藤嗣麻子(『K-20 怪人二十面相・伝』『アンフェア』シリーズ)
音楽:佐藤直紀
主題歌:BUMP OF CHICKEN「邂逅」(TOY’S FACTORY)
呪術監修:加門七海
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2024映画「陰陽師0」製作委員会