<イベントレポ>坂東龍汰「ぜひ10話まで見放さないでやってください。」ドラマ『RoOT / ルート』第1話先行上映会
2024.3.27
テレ東・ドラマチューズ!枠にて、新ドラマ【RoOT / ルート】が2024年4月2日(火)より放送される。放送に先駆け、3月27日(水)に第1話先行上映会が行われ、河合優実、坂東龍汰、寺本莉緒、篠原篤、土屋貴史監督が登壇した。
本作は、映画化・舞台化と展開してきたアニメ「オッドタクシー」の世界から新たに誕生したドラマ。W主演には地上波ドラマ初主演の河合と、地上波連続ドラマ初主演の坂東という、最注目の若手実力派俳優の2人を迎え、漫画「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」で展開する若手探偵コンビの奮闘劇を基に、ドラマオリジナルストーリーを描いている。
舞台に登場した河合は「1話を楽しみにしていただいてる皆さんに先に観てもらえて、それをこんなに近くで共有できるということ、すごく嬉しく思っています。」と挨拶。
ポンコツで空気が読めないが、どこか憎めない探偵事務所の新人調査員・佐藤を演じた坂東は「演じてて楽しかったです。現場の雰囲気もキャストの皆さんもとっても明るくて。」とキャスト間の仲の良さを明かした。
監督について、坂東と篠原は声を揃えて「最初怖い人だと思った」と言及していたが、撮影では自由に挑戦させてくれる優しい人だったとのこと。雰囲気の似ている篠原にも言われたことから、監督は思わず「篠原さんも(怖そう)ですけどね」と切り返し笑いを誘っていた。
そんな仲の良さが垣間見えたトークに続けて「(撮影現場の)雰囲気はピカイチですね。」と河合。「いろんな撮影現場がありますけど、土屋監督の人柄のおかげでもありますし、坂東くんの人柄のおかげっていうのもありますし、すごい楽しい、リラックスした現場だったなと思います。」と撮影を振り返った。
各自が演じた役について、坂東は「どうしようもない新人探偵なんですけど、どこか憎みきれない部分もあるので、ぜひ10話まで見放さないでやってください。」と切実に投げかける場面も。
キャバ嬢の花音を演じた寺本は「玲奈が花音と一緒にいる時はたくさん笑ってくれていて、花音的にはあんまりクールだなって思わないことの方が多かったので、全体を通して2人のシーンをほっこりしてました。」と語ると、坂東は「僕とのシーン一切笑ってない。」と羨ましそうにしていた。
アニメ版の主人公でもある小戸川を演じた篠原は、大きなプレッシャーを感じていたそうで「もし俺が演じた小戸川がうまくいってなかったら、今日実写で俺だけアニメがはめ込まれてるっていう可能性もあるんじゃないかってマジで思った。そっちの方がみんなにとって幸せなんじゃないかと。」と当時の苦しい心境を明かした。本編では無事篠原が映っていたとのことでほっとしていたそう。
河合と坂東は、篠原の本読み(作者や演出者がキャストを集め、その脚本を読み聞かせる場)の第一声を聞いた時、あまりの出来の良さに目を見開いて見合わせたそう。特にアニメを2周するほど大好きな坂東が篠原を絶賛すると、「みんないいやつだな・・・」と嬉しそうにしていた。
本作の見所の1つは、玲奈と佐藤の息の合っているようで合っていないコンビの掛け合い。事前に相談することはなかったようだが、ミステリー要素の高い作品であるからこそ、細かな情報を共有するためにコミュニケーションを沢山取っていたそう。ときにはオリジナルのキャラクターであることの不安を共有することもあったとか。
坂東が「僕は一方的にですけど、絶大な信頼を置いておりますので・・・」と語り、河合も「俳優としての信頼もありましたし、私も坂東くんが本番でやってくれることを面白がって、もっと面白いシーンにしようと思って・・・」と返すなど、2人の信頼関係の強さが伺えた。篠等も「現場ではもう兄弟みたいでした。相当信頼し合ってるんだろうなと思いましたね。」と語るほど。ちなみに2人はしっかりとした共演は今回が初だったとのことだ。
続いて、キャスト全員に「探偵に調査をお願いするとしたら、何をお願いしたいですか?」と質問。物をなくすことが多いという河合は「監視カメラにアクセスできる権限があるなら、どこに置いてきたか見て取り戻したいなと思います。」と回答。同じく物をなくすことが多いという坂東は「全てのものにGPSをつけた方がいい。僕も鍵、財布、自転車につけてます。」と説得力のあるアドバイスをおくっていた。
続いて篠原が「怖い話ダメな人は耳をふさいでおいてほしいんですけど・・・」と語りだしたのは、実家から持ってきた大切な有田焼のお茶碗が家の中で急に無くなってしまった話。無くなる2日前まで使っていたのにどこを探してもないということで、考えられる可能性として、
①時空の亀裂に入った
②実は上京する時にそのお茶碗を持ってきてはおらず、毎日空想のお茶碗にごはんをよそっていた
しかないとのこと。特に②が有力だとのことで、この事件から篠原は超常現象を信じるようにもなったそうだ。河合に「俺のパターンもあるよ。」とそっとアドバイスする場面も。
坂東は「親友が飼っていたが逃げ出してしまったセキセイインコを探してほしい」と言いたかったそうだが、それを聞いて「そのインコは飼っていなかったのかもしれない・・・」と話に乗っかったが、「それは逃げたんじゃない?」と真面目にツッコまれ、観客の笑いを誘った。
寺本は、友達が飼ってる半分野良猫についてトーク。毎回夜になるとどこかに出かけるらしく「どこで何をして時間を潰してるのか、もしかしたら他に恋人がいるのかもしれないし・・・猫の世界が気になるので探偵してもらいたいです!」と可愛らしい願いを明かした。
一方監督は、もしもの世界(パラレルワールド)について話が盛り上がったことから「(このドラマが)撮り終えたか心配になってきました(笑)」と語り、再び会場を盛り上げた。
最後にこれから作品を観る人へ向けて登壇者全員からメッセージをお届け。
この街は、どこかおかしい。
愛嬌ゼロの先輩探偵×凶運のポジティブ新人、踏み込んだら抜け出せない群像“ヒューマン”ミステリー!
探偵事務所で働く玲奈(河合優実)は、経験ゼロのポンコツ新人・佐藤(坂東龍汰)を押しつけられ、退屈な浮気調査に。うまくいったかに思えた矢先、ドブ(三浦誠己)と呼ばれるチンピラの男によって、せっかくの証拠を奪われてしまう。意気消沈する2人だが、助けてもらった小料理屋の女将(吉本菜穂子)から、小戶川(篠原篤)というタクシードライバーの謎めいた私生活を解明してほしいという依頼を受け、汚名挽回のチャンスとばかりに動き出す。小戶川の素行調査はいつの間にか、街を牛耳るヤクザ、バズりたい大学生、脳天気な黑服、裏社会の便利屋、地下アイドルと街の人々が複雑に絡み合う、“女子高生失踪事件”へと、2人を巻き込んでいく。
■詳細
【「RoOT / ルート」】
放送開始日:テレ東ほかにて2024年4月2日(火)放送スタート
時間:毎週火曜日深夜24:30〜
放送局:テレビ東京
配信:NETFLIXにて見放題配信
出演:河合優実、坂東龍汰、黑田大輔、寺本莉緒、福田温子、紗羅マリー、中村麗乃(乃木坂46)、小林桃子、菊池日菜子、伊藤友希、鳥谷宏之、中込佐知子、吉本菜穂子、富川一人、遠藤雄斗、ユースケ(ダイアン)、津田篤宏(ダイアン)、篠原篤、政修二郎、稲葉友、奥野瑛太、山口航太、三浦誠己、渡辺いっけい、松尾貴史
原作:P.I.C.S./此元和津也
監督・脚本:土屋貴史
チーフプロデューサー:伊藤裕史・平賀大介
プロデューサー:松竹奈央
音楽制作:ポニーキャニオン
オープニングテーマ:「近頃」Bialystocks(IRORI Records/PONY CANYON)
主題歌:「Roller Coaster」SIRUP, SUMIN(Suppage Records)
制作プロダクション:P.I.C.S.
製作著作:RoOT 製作委員会
©P.I.C.S.・此元和津也 / RoOT 製作委員会