映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』で、見た目はやんちゃ、でも優しさが詰まっている高専生を熱演!注目の若手俳優・奥平大兼に素顔に迫る!<Emo!注目のイットボーイ>



今、Emo!miuが注目している俳優やアーティストを紹介する企画<イットボーイ>。
今回は映画『MOTHER マザー』(2020年)でデビューし、その年の日本アカデミー賞、キネマ旬報ベスト・テン、ブルーリボン賞、日本映画批評家大賞など、さまざまな映画賞で新人賞を受賞した奥平大兼くんが登場!

初めてeスポーツを劇映画化した『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』では鈴鹿央士さんと共に主演を務め、ますます活躍の場を広げています。
実在の学生をモデルとしたeスポーツの全国大会に挑む男子高校生を描いた青春映画で、奥平さんが演じるのは、eスポーツビギナーだが、達郎(鈴鹿央士)、亘(小倉史也)とともにチームを結成し、eスポーツ大会「ロケットリーグ」に挑む……というもの。

映画のお話はもちろん、パーソナルな質問にもたっぷりと答えていただきました!


実はゲームが大好き!




■映画、拝見しました! いろんな要素がもりもりで見どころも多い本作ですが、脚本読まれての印象はいかがでしたか?

奥平大兼 僕自身、ゲームが大好きで、eスポーツもわりと身近にあったものなんです。去年1年はすごくeスポーツが盛り上がった瞬間が多くて。その中でこうやってeスポーツの映画ができる、しかもそれに自分が出演できたのは、二重で嬉しかったです。
台本を読んでみたらeスポーツの魅力はもちろんそうなんですけど、ストーリーだったり、青春映画としても今の子だからこそ、出てくるような感覚だったり、人間関係の築き方が描かれているな、と思いました。
演じるのも楽しみでしたし、台本のト書きだけだとどうしても分からないところが多くてどういう画になるんだろう、ということも楽しみでしたね。

■今回、日本では初めてのeスポーツ劇映画化ですよね。

奥平 そんな初めての作品に僕が出演できるのは、ゲーム好きとしてはすごく嬉しかったですね。


「いいお兄ちゃんだし、いい子なんだな」




■ご自身が演じられた翔太くんについてはどのような印象をお持ちですか?

奥平 金髪で、劇中でもピアスをあけたり、見た目は少しやんちゃっぽいのかなって思ったんですけど、実際は全然そんなことはなくって。
例えば家族と一緒にいるときも周りが見えている子だし、3人で一緒にゲームやるときも、案外一番周りが見えたのが翔太で。練習やりましょうよって言ったり、達郎と亘が言い合っているときにも止めたり、一番年下ですけどそういうことができる子ですね。
簡単な言葉になっちゃいますけど、優しさが詰まっている子で、家族の中でもいいお兄ちゃんだし、いい子なんだなって思いますね。

■拝見していると翔太くんは何かと大変だなって。

奥平 大変ですよね。いろんなものを背負っていて。

■そして、ゲームが好きだと、逆に初心者役って難しそうですね。

奥平 ロケットリーグ自体は初心者だったので、そこまでは。
でも、ゲームをやっていたおかげで勝ったときや、プレイしているときのテンションも、想像しやすかったですし、そこはやっていてよかったなって思いましたね。
ただ、楽しかったですけど、同じぐらい大変でした。

■へえ!

奥平 今までやったことがないような撮影の仕方をしているので。完成した映画では、もちろんゲーム画面がついているんですけど、撮影しているときはゲーム画面が全くない状態なんですよ。大体こんな感じの動き、という簡素な絵をパラパラ見ながらやっていたので、もう想像の世界でしかなかったんです。これ盛り上がっているけど、どうなっているんだろうな、と思う瞬間もありましたし。もちろん、本番のときはしっかり想像してやっていましたけど、そこは本当に難しいところではありましたね。

■楽しかった部分はどのあたりになりますか?

奥平 それこそ、新しい撮影の仕方は大変でしたけど、おもしろくって。だんだんみんなそのやり方が進化していくんですよね。やっぱり人間ってすごいなと思います。前半はみんなやったことないから、こうした方がいいのか、ああしたほうがいいのかって試行錯誤していって、だんだん成長していく。後半にはすごくやりやすくなっていました。普通に撮影しただけではあまり味わえないようなことだったので、そこは大きいところではあります。本当に新鮮でしたね。


3人で一緒にお芝居するときは、毎回刺激になりました




■共演の鈴鹿さんとはいかがでしたか?

奥平 あんまりな言い方になるか分からないんですけど……いつもお仕事で共演する人って、仲良くなって一緒に遊ぶような人もいるんですけど、最初はやっぱりどうしても「お仕事で一緒になる人」っていうのが大きいんです。なんだろうな、リラックスして話せるかって言われたら、リラックスはしているんだろうけど、普通に地元の友達とかと遊ぶ、話してるときぐらいではないという感覚があります。でも央士くんとはそれがなくって。初めて話したときからすごくリラックスしていました。その印象が強いですね。
小倉さんもそうなんですけど、一緒にお芝居をしていても、自分と違う脳を使ってお芝居している人なんだな、という印象があるので、僕が想像しないようなこともしてくるんです。そこでちゃんと初めてのリアクションできるし、おもしろかったですね、何してくるんだろう、という楽しみがありました。

■一緒に演じていても刺激があるというか。

奥平 ありましたね。それは小倉さんにも同じことが言えて。小倉さんの役って簡単そうに見えてすごく難しいので、あれをナチュラルにできるんですよね。でも、ああいう役ってやり方は無限にあるから。毎回楽しみでしたし、3人で一緒にお芝居するときは、毎回刺激になりましたね。


共演者の影響でK-POPにハマッた!?


■今回、「熱中するものを見つける」ということがひとつのキーになっているかと思いますが、奥平さんご自身は何か夢中になってることはありますか。

奥平 撮影のときに、小倉さんと央士くんが頻繁にNewJeansさんを聴いていたんです。僕は全然知らなかったんですけど、もういいでしょっていうぐらい、ふたりがずっと話をしているんですよ。そうしたら僕もどんどん知識と知っている曲が増えていって、気づいたらハマっていました(笑)。
好きなグループは違うんですけど、この撮影現場が終わってから、K-POPはすごくハマりました。魅力に気づけましたね。

■ちなみに、撮影はいつ頃だったんですか?

奥平 去年の1月なので、その時からですかね。
……よく考えたらもう1年か。と思うと続いていますね。

■作品の現場でそういう出会いがあるの、良いですね。

奥平 そうですね。多分、2人が好きじゃなかったら足を踏み入れなかったと思います(笑)。


気づいたらこの仕事をしていた、というような感覚




■今回、Emo!miu初登場ということでパーソナルな部分もお聞きできたらな、と思います。

奥平 お願いします!

■では、まずは小さいころの夢から教えてください!

奥平 空手の選手ですかね。
空手やっていたんです。当時は子供で、大会で少し成績も残せていたので、「僕、空手でご飯食べていけるだろう」みたいな発想していました(笑)。
オリンピック出たいと思っていたと思います。

■そこからどのようにして芸能界に?

奥平 中学1年生のときにスターダストさんにスカウトしていただいて。
とてもじゃないけど、僕ができるようなお仕事じゃないと思っていたので、入る気はなかったんですけど、お母さんが「入るだけ入ってみれば?」と言うので所属するという形になりました。
バスケをやっていたので、中学ではいったんは何もせず。中学3年で引退してから、初めて受けたオーディションが僕のデビュー作の作品でした。本当に今考えれば、すごくありがたいですけど、当時は気づいたらこの仕事をしていた、というような感覚で。
周りの人に「こうして」「ああして」と言われて、「はい」「はい」と言っていたらこうなっていたっていう。ありがたいんですけど、当時は本当に訳もわからずやっていましたね。

■そこから考えると、いまは本当に大活躍で。

奥平 本当にありがたいことにいろんな作品を出させていただいて。中学生のときからしたら想像もつかないようなことをしているので、面白いですね。何があるかわからないな、って思います。


「画面の中で観ていた人が目の前にいるってすごいな」




■最近心を揺さぶられた瞬間はありますか。

奥平 さっき韓国アイドルの話したじゃないですか。僕、aespaさんが好きなんですけど、最近フェスがあって、それに出ていたんです。
少し前にドラマで共演して仲良くなった水曜日のカンパネラの詩羽さんが出たフェスを見に行かせていただいたんですけど、そこにaespaさんが出演されていて。
初めてaespaさんを生で観たんですけど、感動しましたね。

画面の中で観ていた人が目の前にいるってすごいな、と思いました。
ドラマで一緒になって仲良くなったのせりんくんと行ったんですけど、aespaさんが出てきたら、すごくテンションが上がりましたね。


長く生きることが目標


■最後に、今の夢を教えてください!

奥平 今の子って、「別に今死んでもいいや」とか、「明日死ぬ気で生きる」、「死んでもいいように生きる」って言っている子が多いんですけど、すごく嫌な考え方だと思うんですよね。
絶対長く生きていた方が幸せでしょう、と思って。だから長く生きることが目標です!

■素敵なお話ありがとうございました!


奥平大兼に迫る! ちょこっとQ&A



Q.好きな食べ物は?
A.一番はラーメンなんですけど、最近食べられてなくて。
あと、結構サラダが好きです。サラダに、バルサミコとオリーブオイルのドレッシングをかけて食べるのが最近は一番好きですね。


Q.好きな音楽は?
A.もともと音楽好きだったので、レコードとか集めるのも好きでしたし、クラシックも好きだったんです。その中で、「あ、僕、K-POPにハマれっているんだ」というのがすごく嬉しくて、ダンスも覚えようって思っています。

■新たな挑戦ですね!

奥平 難しいですけど(笑)。


Q.好きな映像作品は?
A.「JIN-仁-」! 大好きで何回も観ちゃいますね。
長いんですけど、それでもサッと見られるぐらいおもしろいです。


Q.家の中で落ち着く場所は?
A.お風呂。毎朝、家を出る前に絶対1時間は入るので、落ち着く場所というか、お風呂に入らないと家を出られないので大事ですね。


Q.ご自身の長所と短所は?
A.んー……短所はさぼり癖があるところ。連絡も全然返さないですし、電話も出られないことが多いんですけど、やっぱりそこがしっかりできるっていいことだな、と思うのでそうなりたいですね。
長所はなんだろう……難しいですね(笑)
でも、わりといろんな人と話せるところですかね。
前まで苦手だったんですけど、もったいないなと思って。できるだけちゃんと人と話せるようになろうと思って、そこからいろんな人と仲良くなれるようになって、いまはそれがよかったな、と思います。


Q.言われたら嬉しい褒め言葉。
A.わーっ! なんでしょうね。
「面白いね」が嬉しいですかね。うん。自分が喋ったことで誰かが笑ってくれるのって幸せだな、と思うので。


Q.座右の銘or好きな言葉。
A.答えになっているか分からないんですけど、すごくいいことを言ってもらったな、ということがあるんです。
少し前に『最高の教師』というドラマに出ていたんですけど、僕の演じる役が万人に受けるような役ではなくて。でも物語の最終的な答えになるようなところだから、すごく怖かったんです。でも、プロデューサーさんに「お芝居や映像作品って、1人でもその作品を観て救われる人がいたら、俺らの勝ちだ」と、言われて。1人だったら誰かしらいるだろう!と思ってやったんですけど、そこから「どうしよう」「大丈夫かな」って考えることがなくなりました。




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ーPROFILEー




奥平大兼

2003年9月20日生まれ。東京都出身。
『MOTHER マザー』(20/大森立嗣監督)で長澤まさみ演じる秋子の息子・周平を演じ、鮮烈なデビューを飾る。同作にて第44回日本アカデミー賞 新人俳優賞、第94回キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞、第63回ブルーリボン賞 新人賞、第30回日本映画批評家大賞 新人男優賞を受賞。主な出演作にアムネスティ国際映画賞・特別表彰 日本作品初授与となった『マイスモールランド』(22/川和田恵真監督)、『あつい胸さわぎ』(23/まつむらしんご監督)、『ヴィレッジ』(23/藤井道人監督)、『君は放課後インソムニア』(23/池田千尋監督)、ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(23/NTV)などがある。12/20より世界配信予定のディズニープラス オリジナルシリーズ「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」(23/荻原健太郎監督、大塚隆史アニメーション監督)では主演を務める。

[Instagram] @okudairadaiken_official


―INFORMATION―
映画「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」
全国公開中

出演:奥平大兼、鈴鹿央士、山下リオ、小倉史也、花瀬琴音、斉藤陽一郎、唯野未歩子、冨樫 真、山田キヌヲ、三浦誠己
監督:古厩智之
脚本:櫻井 剛
音楽:遠藤浩二
主題歌:Cody・Lee(李)「イエロー」(Ki/oon Music)
配給:ハピネットファントム・スタジオ

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[Instagram] @play_2024_movie
[HP] https://happinet-phantom.com/play/

©2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会

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