その存在が周りの人を笑顔にする――。ハッピーオーラをまとう7ORDERの【長妻怜央】が2024年もEmo!miuに登場！

2023年は「その結婚、正気ですか？」で初主演を果たし、その後もさまざまなドラマで新たな魅力を見せてくれています。

そして、2024年2月5日からスタートしたドラマ「Sugar Sugar Honey」では、主人公のイケメン天才パティシエ・梶祐輔を演じます。
川津明日香さん演じるケガでマラソンランナーとしての道が閉ざされた瑞月との甘いラブストーリー。

ドラマについてはもちろん、メンバーの安井謙太郎と担当したエンディング主題歌、そして自身の仕事に対する想いなどお聞きしました。

笑いもたっぷり、でも真面目なお話もたっぷり！【長妻怜央】の魅力をお届けします。

ちょっと口が悪い、粋な男を想像していたんです。

■長妻くん演じる梶さん、すごくカッコイイですよね！最初に脚本を読まれたときの印象はいかがでしたか？

長妻怜央　クールで、かっこいい男を演じられるのかな、と思いました。でもちょっと口が悪い。

■少しギャップがありますよね。

長妻　前回、TOKYO MXさんでドラマに出させてもらったときは（『その結婚、正気ですか？』）丁寧な真面目な役だったんですよね。

今回は、ちょっと口が悪い、粋な男を想像していたんです。ヤンキー気質な感じで、でもパティシエとしては真面目にやる、みたいな。でも監督はもっとクールな印象を求めていたみたいで、もう、僕が持っていったものはすぐに「違うか！」と思って変えました（笑）。



■最初は意地悪なのかと思いきや、回を重ねるごとに甘さも増していきますね。

長妻　本当に！ビターチョコレートみたいな。ちょっと苦みがあるような感じですよね。でもやっぱり心は甘い。嫉妬深かったりもして、人間味もあります。

■嫉妬するシーンがまたきゅんとしそうです！

長妻　ね。でも、梶の気持ちも分かります。ふたりでご飯に行くの？　みたいな。逆だったらどう？　って思いますけど。俺も女の子と2人でご飯いっちゃうよ！　って。

■長妻くんだったら、どのラインから嫉妬しちゃいますか？

長妻　男性と一緒にいたらまあ、ちょっと嫉妬しますよね。
もう大人なんで、言わないようにしようとは思いますけど（笑）。でも、やっぱりムッとしちゃうときはあるかもしれません。

大好きなスイーツは「フルーツタルト！」

■今回はパティシエ役です。大変だったポイントはありますか？

長妻　僕は大変じゃないんですけど、スイーツ監修で入っていただいたパティシエの福本さん……みんなで師匠って呼んでたんですけど、師匠は本当に大変そうでした。僕らはケーキを本当に作るわけじゃなく、用意していただいたものを自分が作ったようにお芝居するんです。作中ではパティシエの大会もあったりして、それを師匠が全部作らなきゃいけないので。

■これまでお菓子作りの経験は……。

長妻　昔、レンジでチンするとふっくらするやつ作りました。カップケーキみたいな？　あれは大好きでしたね。

■ちなみに好きなスイーツはなんですか？

長妻　フルーツが大好きなので、フルーツタルトは大好きです！　あとシンプルなフルーツ。

■オレンジジュース？　アップルジュースとかもお好きなんでしたっけ。

長妻　どっちも好きです！昔はオレンジジュースをよく飲んでいたんですけど、一時期からアップルジュースを飲むようになって、最近またちょっとオレンジジュースに戻りつつも、最近はコーラをたくさん飲んでいます！（この日もコーラ）

つい「長妻怜央」が出てしまうときがある

■撮影現場の雰囲気はいかがですか？

長妻　本当に良いです！　もう良すぎて、真面目にやってないんじゃないかって思われちゃいそうなぐらいでしたけど（笑）。お芝居するときは真面目に、それ以外ではふざけまくっています。

■印象的だった出来事やシーンはありますか？

長妻　テストをせずに、すぐに本番に入るのが印象的でしたね。
打ち上げのときにカメラマンさんとお話したんですけど、スピーディーにテストを重ねて本番をやるよりも、テストの方が良かったりするらしいんですよ。

■なるほど。

長妻　テスト、本番とやってみて、やっぱり違うな、ということがあるらしいので、もう最初から全部本番でいいんじゃない？　という話になりまして。今回の作品はテストなしで、ということになりました。

でもその方が撮影自体もスムーズで、なおかつ早く終わるんです。となると、スタッフさんも演者さんも健康的だし、場の雰囲気も良くなる。ピリピリしない。場の空気をよく保つって本当に大事なことだ、って言っていたので、それは確かになって思いましたね。

■主演として、場の雰囲気を作るという役割も長妻くんが担っていらっしゃるんですか？

長妻　いや、僕は本当にふざけてるだけで、皆さんがいい空気を作ってくれています。
だから、びっくりしちゃうんですよ。役がクールなんで。
急にクールなことするものだから、体がびっくりしてたまに長妻が出てしまう。

■あっ、ご自身がびっくりしてしまうんですね？

長妻　そうなんです。役と長妻に差がね、ありすぎて。でもやっぱりクールな役のときほど、普段テンションが高くなってしまうかもしれません。反動で（笑）。

お芝居と音楽、理想的な形でできている

■今回、エンディングテーマはメンバーの安井くんとの楽曲ですね。

長妻　ずっと安井くんとは一緒に曲を作りたいね、という話はしていたんです。

僕は声が低くて、安井くんは結構声が高い方なんで、どういう感じでやろうか、って安井くんがいろいろ考えてくれて。協力的に楽曲制作もレコーディングも一緒にやって、すごく楽しかったですね。

曲自体の雰囲気は、パティシエに合うような、チルっぽい感じ。ちょっとふわふわした世界観で今度はトラックメインで。ポンポンポーン、みたいな。ポポポーン……。
……ちょっと某CMが思い浮かんでしまうんですけど（笑）。

■いま完全に浮かびました（笑）。

長妻　ですよね（笑）。
ドラマの世界観にあったいい雰囲気のエンディング曲になっていて、すごく楽しみです。



■前回はご自身で作られた楽曲をソロで、今回はこういう形で、ということで、主演される作品で楽曲での挑戦も続いていますね。

長妻　そうですね。
自分で作るのとは全然違いますし、歌い方も難しかったです。

■難しかったのは具体的には？

長妻　Ａメロですね。誰か1人に向けて歌っているようなイメージでやるみたいな感じだったんですよ。

それを掴むまでにいろいろ試させていただいて。囁くような感じでとか、ちゃんと歌うような感じでやってみようか、その間をちょっと狙ってみようか、とか、何回も挑戦させていただきました。普段は複数人で歌っているので歌割りは短いんですけど、今回は2人なので、少し長めにしたり、いろいろ挑戦しましたね。

■ファンの皆さんは、ドラマと合わせて楽しみが2倍ですね。

長妻　そうですね。僕の求めている形ができていて。
7ORDERというグループで音楽をやって、長妻怜央個人でお芝居をやるのが自分の求めているものなので、エンディングの曲もできて、お芝居もやらせてもらえるのは一番、理想とする形ですね。

ハウルをやりたい

■ここ半年は役者のお仕事も多い印象です。その中で改めて感じたお芝居の面白さはありますか？

長妻　自分的には、お芝居は歌と一緒で音程があるな、と最近思っていて。言葉のニュアンスとか。「ありがとう」にも音程があるじゃないですか。それを裏で、「これはちょっと違和感あるな」とか「こっちの方がいいな」とか、ひとりでブツブツブツブツやっています。
実際にお芝居をして「これはどうなのかな」とか「ちょっと違うな」だとか考えるのがすごく楽しいんです。試行錯誤できるというか。それが自分に合ってるな、と思います。

■何か新しく自分自身で発見したこととかありますか？

長妻　かっこいい、キュンキュンするセリフは普通に言う。カッコつけて言わない、ということは勉強になりました。

■それはどうして？

長妻　カッコつけずに、息を吐くように言ったら、かっこいいなって思うんですよね。
何か決めて言っちゃうと、恥ずかしかったりするかもしれないんですけど、決めずにスッと言っちゃうっていうのは、いいですよね。
でもそれよりも、かわいい言い方が難しいです（笑）。



■今後やってみたい役はありますか？

長妻　僕が求めているのは、ちょっとおちゃらけてるんだけど、かっこいいときはかっこいい、という役はやりたいですね。
か、「ハウルの動く城」のハウル。大好きなんですよ。

■ハウル!?

長妻　ハウルをやるために、今から髪をボブにしようと。

■ボブ、似合い……そう？

長妻　いや、ボブ似合う日本人はあまりいないですよ（笑）。
皆さんの目を徐々に、ボブに慣らしていきます。目に慣らして、ボブも意外といいね、って。で、金髪にして、「情報解禁していないだけでもしかして撮影始まってんの？」　という錯覚を起こさせます（笑）。

壁があったら「壁にぶつかり続けちゃいますね」

■作中で川津明日香さん演じる瑞月はある種の挫折をします。つらい役どころかなと思うんですけど、瑞月が壁にぶつかったときのように、もし壁にぶつかったとしたらどうされますか？

長妻　壁にぶつかり続けちゃいますね。
それが快感なんですよ。本当につらいな、ああもうこれ向いてないな、って思うことあるじゃないですか。僕もめっちゃあるんですけど、もうね、ぶつかり続けちゃう。その壁に挑戦し続けるといいんじゃないかな、と思いますね。

■壁にぶつかり続けると心がくじける人もいそうかな、と思うんですけど、そういうことはないですか？

長妻　くじけます！でも次の日にはまたぶつかりにいきますね。




■メンタルが強い？

長妻　強いですね。
なんでも、できればいい、というだけの話じゃないなって思うんですよ。
結果も大事なんですけど、やっぱり人は過程に感動するのかな、って。

例えば、お芝居が本当に上手で、楽器も歌も何でもできる人がいたとして、それを世の中の人に提供するとなったときに、もちろんそれで成功している方もたくさんいらっしゃいます。魅力的ですし。でも、僕はそれで可もなく不可もなく、となるよりは、コンプレックスがあるけど、それを自分のものにするために努力した結果、魅力的になる人の方が世の中に認められるような気がしたりするんです。

瑞月に関しても、怪我をしたことによって、得られたものがすごく大きい気がします。何事もなくずっと続けるのも大事なんですけど、何かがあった方が人生は豊かになるんじゃないかな、と思いますね。
僕も、右手骨折したときに、左手で箸とか使えるようになりましたもん。

■すごい！両利きに。

長妻　そこで、骨折しているからと言って何もしないでフォークやスプーンで食べるよりは、ちょっとしんどいけど箸を使って食べた方がその期間に得られるものがあるな、って。
瑞月は怪我してホテルに入ったけど、ホテルで乗り越えるみたいな。……てかこの話長いっすね？



■大丈夫です！すごくいい話です（笑）。

長妻　いいお話してます？（笑）
挫折をするかしないかじゃなくて、そのあとどうするかの方が大事ですし、きっと見ている人もいます。それで認められることもあるから、全てマイナスじゃないな、というのは思いますね。

■むしろ成長のチャンスだと思って。

長妻　本当にそう思いますね。でも、壁にぶつかったり、くじけたときは悲しいでしょうね。でも心が健康だったら大丈夫ですよ。

人のために何かできないかと考えたら意外と頑張れます

■長妻くんはポジティブなイメージがあるんですけど、心を健康に保つために気をつけてることはあるんですか。

長妻　なんだろうな。周りの人を見ることなんですかね。自分だけの世界になってしまうと、「自分はこんなに悲しいんだ」って思っちゃうじゃないですか。
でも周りを見たら、それが幸せだって気づくことも多いんですよね。
例えば瑞月が怪我をしてスポーツができなくなってホテルで働くとなったときに、怪我をしてできない以前にスポーツすらやれる環境ではない人もいるじゃないですか。
それに比べたら、本当に自分は幸せだなって感じますし、周りを見ると、自分って本当にちっぽけな存在だなって思います。自分の悩みが本当にどうでもいいぐらい、大変な人もいらっしゃるじゃないですか。そういう人のために何かできないかなと、考えると、意外と頑張れますね。

■視野を広く持つことが大事なんですね。

長妻　撮影現場でも、僕より早く起きて、僕より遅く寝て、次の日も文句も言わずに笑顔で頑張らなきゃいけない人がたくさんいます。そんな中で自分は、疲れただとか言えないなって思いますもんね。
その人がよりお仕事がしやすい環境だとか、一緒にお仕事したいな、と思えるような状況を作った方が自分は幸せですね。

■最後に、ファンの皆さんにスイーツを振る舞うとしたら？

長妻　イチゴ！
種から育てて提供します（にっこり）。

■インタビューは以上になります。素敵にはお話ありがとうございました！

ーPROFILEー



長妻怜央（7ORDER）

1998年6月5日 生まれ。茨城県出身。
アーティスト・7ORDERメンバー。アーティスト活動の他にもモデルとして、舞台やドラマ出演など俳優としてもマルチに活動中。
主な出演作は、舞台『タンブリング』(2021)、映画『漆黒天 -終の語り-』(2022)、映画『犬、回転して、逃げる』（2023）、主演ドラマ『その結婚、正気ですか？』(2023)などがある。
またCBCテレビ「地名しりとり～旅人ながつの挑戦～」で初の冠バラエティーにも挑戦中。
[Instagram] @leo_minaraiyushya

ヘアメイク：西沙織
スタイリスト：高田菜々子
＜衣装クレジット＞ジャケット・パンツ/BANANA REPUBLIC、靴/ASICS RUNWALK

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―INFORMATION―
【月曜ドラマ「Sugar Sugar Honey」】
放送日:毎週月曜22:00〜22:30＜TOKYO MX1＞、毎週月曜25:00〜25:30＜テレビ大阪＞
出演:長妻怜央(7ORDER)　川津明日香
三原羽衣　駒井蓮　福岡聖菜（AKB48）　田村心　押田岳　星野奈緒／市川知宏 ほか
オープニング主題歌:all at once「Dolce」（B ZONE）
エンディング主題歌:長妻怜央 & 安井謙太郎 from 7ORDER「aigre-doux」（NIPPON COLUMBIA CO., LTD.）
原作:鈴木有布子「Sugar Sugar Honey」（ソルマーレ編集部）
監督:加藤綾佳
大神田リキ（4～5話）、山口雄也（6話）
脚本:髙橋幹子
音楽:宝野聡史

＜配信情報＞
・オンライン動画配信サービス「Hulu」にて最新話まで全話見放題独占配信！
・民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて2週間無料見逃し配信！
・スマホアプリ／Webサイト「エムキャス」にて全国無料でリアルタイム配信！

[HP] https://s.mxtv.jp/drama/sugarhoney/
[X] @sugarhoney_mx
[Instagram] @sugarhoney_mx
[TikTok] @sugarhoney_mx

© 鈴木有布子/ソルマーレ編集部 © TOKYO MX