「演技をずっと好きでいたい。生きがいにしたい」ドラマに映画、立て続けに話題作へ出演中!! 個性的なヘアスタイル、端正な顔立ちの注目の若手俳優・橘優輝の素顔とは。<Emo!miu注目のイットボーイ>



今、Emo!miuが注目している<イットボーイ>は、CX「女神[テミス]の教室〜リーガル青春白書〜」、NTV「最高の教師」に出演し、さらに今季はTBS「下剋上球児」と立て続けにドラマ出演を果たしている【橘優輝】くん。

ドラマ出演のみならず、映画「君と世界が終わる日に」への出演、デビュー1年目とは思えない活躍を見せている。一度、目にしたら記憶に残る個性的なヘアスタイル、端正な顔立ちとは裏腹に時折みせる笑顔がかわいい橘くんの素顔に迫ってみました!


芸能界入りのきっかけ。




■芸能界に興味を持ったきっかけは?

橘優輝  “演技”に興味を持ったのは学生のころに「アクタージュ act-age」という漫画を読んだことがきっかけです。漫画を通して「演技っておもしろそう」って感じたことを覚えています。

■漫画から演技の道に進むって、珍しいですよね。

 中高はずっと陸上をやっていました。中学の頃はとりあえず足が速くなることしか考えていませんでしたね(笑)。周りにはにぎやかな友達が多くて、僕は端っこにひとりでいるようなタイプでした。人前に立つことも苦手で、あまりしゃべっていなかったと思います。

たまたま演技のレッスンに行く機会があり、漫画を読んでいて面白そうだなとは思っていたので、行くことにしたんです。当時の僕は、今よりももっと人とのコミュニケーションが苦手だったんです。本当はしゃべりたいけど、自分からは絶対に話しかけられない……みたいなタイプだったので、台詞を通してですけど、人とコミュニケーションを取ることが新鮮でした。自分ではできないようなコミュニケーションを演技なら取れるので、本当に息が上がるくらい興奮したんです。それまでの僕は気分が上がることってそんなになくて。

陸上→留学→俳優。驚きの経歴!



■陸上をずっとやっていたら、いい記録が出たときなどに気分が高揚しそうですが。

 良い記録を出せたときはすごく嬉しいんですけど、そこまで高揚感を感じたことはなくて。なので演技レッスンを初めて受けたときに感じた、あのときの高揚感は僕にとって初めての感覚だったんです。持ってきていた荷物をぜんぶレッスン場に忘れて帰っちゃうくらいでした。レッスンが終わっても興奮が冷めないというか(笑)。僕にとってはとても大きなきっかけで、このレッスンに参加していなかったら、演技をすることの楽しさに気づいていなかったかもしれません。

■演技との衝撃的な出会いをしたんですね。そのまま演技の道に進むんですか?

 高校を卒業したら1年間留学をしているんです。中学3年間陸上をしているときはすごく楽しんでやっていました。でも高校に入ったら自分の中でなんかしっくり来なくなって、そんな思いのまま陸上を続けていました。気持ちが中途半端だったので、陸上は高校まで!と決めながらやっていましたね。高校卒業までにいい記録が出たら、やっぱ続けようかな?とか思ってしまうので自分で区切りをつけて陸上をしていました。そんな感じだったので、高校卒業間近でもやりたいことが不明確で、自分を変えるためにも留学しました。

「女神[テミス]の教室〜リーガル青春白書〜」初のオーディションで合格!



■留学のあとに芸能界へ?

 日本に戻ってきたあと、「女神[テミス]の教室〜リーガル青春白書〜」のオーディションがあることをしって。当時の僕は何の経験もなかったので、オーディションではとにかく気持ちだけは負けないようにしました。その気持ちが伝わったのかは分かりませんがオーディションに合格することができました。

■今までの話を聞いていると、そんなに「やってやる!」みたいに思うようなタイプには見えなかったので意外でした!

 高校を卒業して将来に悩んでいるときに演技に出会えて、 “演技をする”ということが本当に楽しかったんですよね。

天パ×ロング。切るに切れない感じになっています(笑)。




■そんな演技に出会ってドラマ出演が続き、さらに映画出演まで!! この数年でがらっと人生が変わりましたね。

 そうですね。もともと、自分から盛り上げたりするタイプじゃなかったんで、俳優をしていることをまわりに言ってなかったんです。でも「最高の教師」に出させていただいてから、「あれ? 今、ドラマに出てる?」と連絡が来るようになりました。

■ちなみにその髪型はパーマですか?

 実は天パなんです! 高校まではずっと坊主だったんですが、この髪型はインパクトがあるようで、これで覚えていただけけることも多くて、切るに切れない感じになっています(笑)。

職業・俳優。今は言えよるようになりました。



■今は「俳優」という肩書に慣れましたか?

 「最高の教師」を撮影し始めた頃からやっと言えるようになりました。古着屋さんとかに行くと、「何やっている方なんですかー?」とか聞かれるじゃないですか。そのときも毎回濁した回答をしていたんです(笑)。

とはいえ、まだ俳優、演技をするということが仕事という感覚はないです。「下剋上球児」の撮影は同世代の仲間が多くて、みんな仲良しなんです。野球のシーンなんかは、すごく離れたところから撮っていたりもするので、野球を楽しんでいる感覚になる時もあります。

最近やっと台本の活字にも慣れてきました(笑)。



■では演技についてあれこれ考えて緊張する!ということはないですか?

 「最高の教師」のときは前日に眠れないこともありました。少し経験させてもらえるようになってきてから、演技のことをあれこれ考えるようになって、眠れなくなることもあります。でも、小説を読むと一発で寝れちゃいます。本当に活字が苦手で(笑)。最近やっと台本の活字にも慣れてきました(笑)。

■出演しているドラマは同世代が多い現場かと思います。むかしはコミュニケーションが苦手だとおっしゃっていましたが、今はいかがですか?

 「最高の教師」の撮影が始まって間もない頃はどうすればいいのか分からなかったです(笑)。
今まで僕が接してきたような運動系のタイプじゃなくて、皆さんキラキラ輝いていました(笑)。

最初の現場が「君と世界が終わる日に」でよかった。座長・竹内涼真のおかげ。




■ドラマと違って、映画「君と世界が終わる日に」は先輩方に囲まれての撮影だったかと思うのですが、いかがでしたか?

 当時の僕はなにも分からない状態で現場に入って、まわりにはすごい先輩方がたくさんいらっしゃって。撮影のためにホテルに泊まっていたんですが、撮影前日に色々と考えてしまって。

でもそんな時に先輩方がたくさん声を掛けてくださったんです。登場シーンで僕が竹内さんを蹴るシーンがあるんですが、「本当に思いっきり蹴っていいからね!」と竹内さんが声を掛けてくださって。それで蹴ってみるんですけど、「もっと! もっと! 全然大丈夫だから」と言ってくださるんです。人を蹴るなんて怖いじゃないですか(笑)。「痛いだろうな……」とか考えてしまっていたんですけど、もっと!と言ってくださる竹内さんのおかげで気が楽になって、無事にそのシーンを撮り終えることができました。

あの撮影をきっかけに、リアルに演じていいんだということを学びました。その経験があったから「最高の教師」でも思いっきり演じられたシーンがありました。

■貴重な話をありがとうございました!


橘優輝に迫る!ちょこっとQ&A



Q.好きな食べ物
A.好きな食べ物は、ラーメン、油そば。
麺が大好きです。肌荒れするので控えているんでこの前5ヶ月ぶりくらいに食べました。

Q.好きな音楽
A.最近はKing Gnuさんをよく聴いています。「BOY」という曲がお気に入りです。

Q.好きな映像作品
A.役所広司さん出演の「すばらしき世界」がすごく好きです。同じ作品を何度も観れるタイプじゃないんですけど、この作品は何度も観ています。





Q.ご自身の性格は?
A.めんどくさがりです。まわりからよく言われるのは“変わっている”、“優しい”ですかね

Q.言われたら嬉しい誉め言葉
A.さっき、写真を撮り始めたときに「なんか急にイメージが変わった!」と言ってくださったじゃないですか。それがすごく嬉しかったです。

Q.座右の銘
A.「海は見ているだけじゃ渡れない」
この言葉は「下剋上球児」の台本にあった言葉です。見ているだけじゃ何も変われない、行動に移さないとなにも変わらないという意味が込められているんですけど、すごく共感しました。





Q.最近心揺さぶられたこと。
A.「最高の教師」の最後のシーンで、先生役の松岡茉優さんが生徒ひとりひとりの目をじっと見つめる演技をされていて、僕の目をじっと見てくださったんです。
そしたら、涙腺が崩壊してしまって号泣でした。松岡さんがものすごく優しい目をされていて、その目に心が揺さぶられました。撮影が終わっても全然涙がとまらないくらい、号泣でした。

映画を観て泣くとかはあるんですけど、自分の卒業式とかでも泣いたことがなくて。それなのに涙が止まらないくらい号泣してしまって。約4ヶ月の撮影期間がいかに濃かったかということを実感しました。



Q.今の夢
A.少し前は頼られる俳優になりたいと思っていました。今もその気持ちはあるんですけど、演技をずっと好きでいたいなと思うようになりました。演技を仕事として考えるのではなく、演技をすることが生きがいになるといいなと。




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ーPROFILEー




橘 優輝(タチバナ ユウキ)
<生年月日>2002年4月27日
<出身>大阪府
[Instagram] @yuki_tachibana_official

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