【さくらしめじ 3rd Full Album「ゆくえ」インタビュー】「一生こうやって2人で音楽をやっているんだろうなって。」人との繋がりを強く感じた3年間を経て完成した、さくらしめじのこれからが見える1枚。



10月18日(水)に3年半ぶりとなるフルアルバム【ゆくえ】をリリースした、フォークデュオ・さくらしめじが、2年8か月ぶりにEmo!miuインタビューにカムバック登場!

【ゆくえ】は、アルバムの為に書き下ろされたリード曲「エンディング」を筆頭に、BSテレ東 真夜中ドラマ「高嶺のハナさん2」オープニング主題歌として話題となった「simple」同じくエンディングテーマとして起用された「ブルースター」などのタイアップ曲、EBiDANの仲間で同期でもあるM!LKへ提供したキャリア初となる楽曲提供曲「コトノハ」のセルフカバー、メンバーの田中雅功が高校1年生の時に制作し、ファンの間では音源化を待望されていた「天つ風」を初音源化するなど、さくらしめじの過去と今、そしてさくらしめじのこれからの“ゆくえ”を期待させてくれるような1枚となっている。

そして今回は、【ゆくえ】の収録曲、全10曲の魅力を徹底解説していただきました!さらに今後のさくらしめじの目指す先“ゆくえ”について、2人旅するなら?などクロストークもたっぷりお届け!

音楽愛&相方愛に溢れる“胸アツ”超ロングインタビューは必読です!!


進化の3年。別れを通して人との繋がりを強く感じた3年。



■まず、今回約3年ぶりのアルバムのリリースということで、この3年間を振り返ってみてどんな3年間でしたか?

髙田彪我 まずはコロナが始まり、ライブが中止になったり、非日常を強制させられましたけれども、それを経たからこその楽曲だったり、ライブだったり、今回のアルバムができたと思っているので、すべてが不幸だったとは思わないです。

それを乗り越えて、ようやく、ライブでまた声出しができるようになりましたし、その非日常があったからこその成長もありました。2人とも20歳を超えて成人になって、活動の制限も緩和されて、いろんなことができるようになって、進化の3年でしたね。

■その中でも特に印象に残っていることはありますか?

髙田 2022年に「春しめじのお花し」という、雅功が書いた脚本をもとに、2人で演じながら、曲を演奏するというライブを開催したのですが、そのライブの中のテーマ曲のような形で生まれたのがアルバムにも収録されている【辛夷のつぼみ】で。
普段曲を作るときって各々で、何曲か作ったり、基本個人の作業なんですけど、【辛夷のつぼみ】は久しぶりに2人で一緒に作って仕上げた曲なので、さくらしめじの活動においても、印象に残る曲ですね。

■田中くんはいかがですか?

田中雅功 僕、1人で生きていけない人間で、誰かがいないと死んでしまうんですよ。いつも新しいスタジオに行くときも彪我についてきてもらうし、1人じゃどこにも行けないし、忘れっぽいし、本当に物理的に1人じゃ生きていけない人間なんですけど、この3年間すごく出会いと別れが多くて。
しかも、高校を卒業したり、スタッフの方とお別れしたり、大きな別れも結構あったんです。でも3年間通じて今思うことは、自分が繋がっていたいと思う方との繋がりってそう簡単には切れないなって。
お別れした直後は、精神的にもすぐに連絡をすることができなかったんですけど、最近ようやく連絡が取れるようになってきたし、いざ連絡を取り合ってってすると、当時と変わっていたり変わってなかったりはもちろんあるんだけど、その人ってことには変わりなくて。
そういうときに、繋がりって切れないなというか。切ろうとしない限り、切れるもんじゃないんだなって。それがこの3年間で1番学んだことというか、一番大きなテーマだったのかもしれないですね。

1人で生きていけない分、別れたときはすごく寂しくて、もう駄目だってなったんですけど、いや、そんなこともないなって。ずっと繋がっていられるじゃんって思いました。そう思った3年間でした。

■ずっと髙田くんが隣でうなずきながら聞いていましたね。

髙田 そうですね。雅功はさくらしめじのコミュニケーション担当というか、すごいいろんな人とコミュニケーションを取っているので、僕があまり取れない分、そこはすごい助かっているというか(笑)。
でも本当に今、雅功が言った通り、繋がりはそう簡単には切れないんだなっていう風には感じましたね。

■3年間、物理的にも距離を置かないといけない期間だった分、改めて人とのつながりを考えるような期間でもあったかな、という感じですよね。

田中 そうなんですよ。1個見つけた結論としては、本当に自分が心から好きな人とはなかなか切れない、ということで。どこまでも自分本位で勝手っちゃ勝手なんですけど、自分が想い続けたい人とは絶対に切れちゃいけないって思いましたし、逆にそう簡単には切れないんだから、自分から切っちゃ駄目だなと思いましたね。

■精神面でも強くなれた3年間だったんですね。

田中 そう思います。精神面で言うと、成長したなって言い切れると思います。

寂しがり屋の田中くんと1人にさせてほしい髙田くん。



■寂しがり屋なんですね。

髙田 (小声で)なかなか厄介な・・・

田中 本当に厄介です(笑)。

■以前インスタライブで拝見したのですが、なかなか部屋に帰ろうとしない田中くんと帰ってほしい髙田くんのやりとりが微笑ましかったです(笑)。

田中 あー!あれはもう日常茶飯事です(笑)。

髙田 あー!遠征で、もう毎回なんです。
大体1人部屋なんですけど、雅功が1人は嫌だって言って、ずっと僕の部屋にいるんですよ。

田中 1人は嫌なんですけど、1人で何もしない時間が嫌っていうのが正しくて。何もしてない時間とか、1人でボーとしている時間とか、もう耐えられない。

髙田 僕は、とにかく1人にさせてってずっと言っているんですけど。

田中 でも僕が満足するまでは部屋は出ないです(笑)。
でもさ、最近1人にさせてって言わなくなったよね?

髙田 そうだね。

田中 前は、もうはやく部屋に戻って、みたいな。でも最近、別に何も言わないね。勝手に寝るようになったよね。

髙田 あ、ほんと?

田中 うん。

髙田 確かに、気づいたら寝ているかもしれない。

田中 あ、寝たと思って帰ったけど。

髙田 僕が寝ないと帰ってくれないの?(笑)

田中 そうかも。でも、しょうがないよね、もう(笑)。

一同 (笑)。

髙田 っていうのが、遠征での日常茶飯事ですね。



■まさか毎回だったとは(笑)。

髙田 毎回ですね(笑)。本当にやめてほしい(笑)。

田中 僕、かわいそうに(笑)。

髙田 やめる気はない?

田中 え、かわいそう。

一同 (笑)。

田中 本当にかわいそう。ご愁傷様です。

髙田 (笑)。

■寂しがり屋ということですが、それは髙田くんじゃなくてもいいんですか?誰か一緒にいてくれればいいのか。やっぱ遠征先でちょっと心細いからこそ、髙田くんにいてほしいのか。

田中 あー、全然、誰でもいいです。

髙田 (笑)。そこは髙田であって(笑)。

田中 全然、そこは選り好みしないですね(笑)。

髙田 ちょっとはしてよ(笑)。

田中 ちょっとはあるよ。もちろん。全然知らない人よりは。

髙田 あ、そのレベルなんだ(笑)。

一同 (笑)。



■先ほど、人とのコミュニケーションを取らないとおっしゃっていましたが、逆にこのくらい積極的に来てくれる方が、バランスがとれるみたいなこともあるんですかね。

髙田 たしかに。自分から喋らないので、喋ってくれるので、助かっています。
でも、さすがにワンマンライブの後の泊まりは、1人でいさせてほしいと思います。

■ライブ後もなんですね!

髙田 ライブ後もそうなんです。なんならライブ後の方がすごいです。

田中 かわいそうで。

髙田 1人でいたいのに、1人で寝たいのに。

田中 かわいそう。

一同 (笑)。

髙田 シンプルにやっぱ1人が好き。

田中 打ち上げとかもやりたがらないもんね。

髙田 いや、やろうとすれば、できるけど。

田中 っていうぐらいなんですよ。
彪我が打ち上げとか好きなタイプだったら大きな声で言えるんですよ。みんなで打ち上げに行きましょう、って。でも彪我が好きじゃないから、なかなか言い出せないというか。

髙田 ありがとうございます(笑)。

田中 もう、本当に俺がかわいそう(笑)。

髙田 打ち上げにいける元気がちょっと残ってない。もう出し切ってるからさ。

田中 確かに打ち上げしても、あんまり覚えてないかも。存在感が消えているというか(笑)。

髙田 そうでしょ(笑)。

さくらしめじのこれからが見える1枚



■いいバランス感なんですね。
ここからアルバムのお話も伺いたいのですが、3年間いろんなことを経験した上で、今回フルアルバム【ゆくえ】をリリースされたということで、どんな1枚になっていますか?


田中 コロナが流行したり、僕らも成人になったり、ここ3年間は本当にいろいろなことありました。そんないろんなものを超えてきた1枚が【ゆくえ】です。
なおかつこれからが見えるようなアルバムを1個作りたいなと思いまして。先を見据えるような意味も込めて、【ゆくえ】というアルバムタイトルになりましたし、さくらしめじのこれからが見える1枚にしたいと思い、制作したアルバムになっています。

1.【simple】ピュアソング



(【simple】2022 年 10 月 1 日 配信リリース ※BSテレ東 真夜中ドラマ『高嶺のハナさん2』オープニング主題歌)

■改めて1曲ずつ収録曲のポイントをお聞きできればなと思います。まずは【simple】から。

田中 超かわいい曲で。

髙田 ピュアですよね。

田中 うん、ピュアピュアで。
学生の描写は1個もないけど、学生っぽい心情の描写がところどころにあるというか。『高嶺のハナさん2』のドラマタイアップをさせていただいた曲なんですけど、ラブコメのタイアップとしてはもう100点満点の曲だと思っていますし、僕と彪我にはこんなにもピュアな曲はちょっと恥ずかしくて書けない、なので、書いていただいて、歌うことがきてよかったなって思っています。

■このピュアソングをライブで披露されるときは、どういう気持ちですか?

髙田 別人になってるかもしれない(笑)。

田中 とはいえ、さくらしめじの昔の曲は、割とピュアな曲が多かったので、そういう意味でも原点回帰というか。思い出し作業をする感じというか。割と過去の自分を思い返せる曲だけど、新しさもある曲っていう感じですね。

■ピュア感でいうとどのぐらいの?

田中 ピュア感でいうと、「ちょっと濃い目の コーヒーを そっと僕も 真似したけど 苦くて あなたを余計に 遠く感じました」くらいですかね(笑)。中3?

髙田 中3だ!

田中 「はじまるきせつ」とか?

髙田 中3!

田中 3rdシングルくらいのイメージですかね(笑)。

2.【Iroto-Ridori】さくらしめじのシティポップ



(【Iroto-Ridori】2022 年 1 月 24 日 配信リリース)

髙田 遊び心満載の1曲になっていますね。

田中 懐かしくなれる曲を1曲やりたいと思って作ったんですけど、古き良きシティポップというか、自分たちにとって面白い試みだったと今考えて思いますね。
僕らがこういう曲を歌ったらどうなるんだろうっていう好奇心からできあがった曲だったので、割と実験的ではあったんですけど、結果的には面白い感じに仕上がった印象です。

■ライブパフォーマンス中の見どころは?

髙田 この曲を初めて披露したとき、確か、ペンライトをはじめて導入したときだったよね?
ペンライトにフィーチャーしてた気がする。

田中 あー!確かに。
みんなこの曲で手を振ってくれるんですよ。その手を振ってくれる感じがすごくいいなって思っていて。ちょっとスローダウンな横ノリは今までもありましたけど、あのリズムの横乗りは今までなかったので、新鮮な光景にはなりますね。

■手の振りは、お2人発信ですか?それとも自然発生的に?

田中 言ったことないよね?

髙田 うん、自然と振ってくださって。

■自然と動きたくなるような曲なんですね。
ちなみにシティポップということで、今までないようなジャンルの曲を歌う上で、意識したことはありましたか?


田中 やっぱシ音が立ってないと、グルーヴ感がでないので、当時は難しかったですね。

髙田 グルーヴ感ねぇ。

田中 横ノリとは言ったんですけど、ずっと円を描いているようなイメージの曲なので、グルーヴに乗る感じというか。スイングするってよく言いますけど、スイングする感じがなんだか新鮮ではありましたね。

ノリっていう意味では、どの曲にも入っていなきゃいけないんですけど、普段より色濃く出ているという感じですかね。

髙田 特にいかに曲に身を任せられるかが大事ですね。自分自身もノッていくみたいな。

3.【天つ風】ライブでの弾き語りが定着しているからこそ苦戦した曲



(【天つ風】初音源化曲)

髙田 この曲はもう、溜めに溜めた曲だね。

田中 そうだね。高校1年生のときに作った曲だから、だいぶ温めましたね。ライブで結構やっていたからこそ、ライブで弾き語っているイメージがこびりついちゃって、アルバムに入れますってなったときに、どんなアレンジがいいかが全然出てこなくて。
アレンジし直して、前の方が良かったなみたいなことが結構あるから、入れるか入れないか迷うくらいどうしようって思っていたら、アレンジャーの神佐さんが死ぬほどいいのを作ってくれたので、よっしゃこれでいこうって。

■ライブでずっと歌ってきた曲となると、癖がついてきそうですもんね。

髙田 そうですね。どうしても弾き語りが定着しすぎちゃうから。

田中 お客さんの聴感上もすごい心配だったんですけど、神佐さんにお願いできたので本当によかったです。

■自信を持ってこれだ、というところに。

田中 そうですね。「もう既存のフレーズとかも全部無視していいので、僕何も思いつかないので、全部お願いします!」って(笑)。

髙田 (笑)。

田中 最初はどんなアレンジにしたい?って聞かれたんですけど、それが全く出てこなくて、何とかお願いします!って(笑)。

■考えれば考えるほどわからなくなりそうですね。自分が作った曲だからこそ。

田中 そうなんですよね。

髙田 何が正解かね。

■髙田くんもその様子を見られていたんですか?

髙田 見てました。一緒にお願いしました(笑)。

田中 自分も無理だからね(笑)。

髙田 お願いします!って(笑)。

■アレンジに関しては、お互いに考えて出し合ったり?

田中 ありました。

髙田 どんな感じにしたい?っていうのは、一応話し合ったは話し合ったんですけど、、、。

田中 1回自分たちで作ってみる?って試みたものの、できなかったので(笑)。

髙田 (笑)。

■サポートしていただきつつ、いい形で収録できたんですね。

田中 はい、もう最高でしたね!

4.【ブルースター】僕らもいちリスナーのような感覚に



(【ブルースター】2022 年 11 月 5 日 配信リリース ※BSテレ東 真夜中ドラマ『高嶺のハナさん2』エンディングテーマ)

髙田 これも『高嶺のハナさん2』のエンディング曲になるんですけど、【simple】と【ブルースター】ともに、『高嶺のハナさん2』の登場人物の心情に割と基づいて歌詞が書かれていて。
僕たちの視点じゃない曲を、僕たちの解釈で歌うっていう面白さがこの2曲は強く出てるんじゃないかなって思いますね。

■【ブルースター】もさくらしめじとしては珍しい曲ということですよね。

髙田 そうですね。すごく綺麗な曲で。
アレンジもそうですし、最後のピアノで、終わる感じとかがすごい切なく感じて、結構アレンジ感も好きなんですよね。

田中 シンプルな進行なんですよ、【ブルースター】って。割と王道中の王道なんだけど、どこか哀愁があって、奥が深いみたいなのがすごい不思議で。
分解すればするほど、単純なものが出てくるから、なぜこんなに深いんだろうってすごく不思議な曲で、それが曲のパワーだから、すごいなとは思います。
で、歌っていても彪我がさっき言ったみたいに、僕たちのそのままの言葉じゃないので、それが面白さの一つでもありますね。
【ブルースター】は特にバラードだからこそ、余計にそれが引き立つというか。僕らもいちリスナーのような感覚で歌っているところがあるのかもしれないです。

5.【エンディング】一瞬違う世界に連れて行ってくれるような存在が、エンディング



(【エンディング】アルバム初音源化 ※アルバムリード曲)

髙田 【エンディング】は、もう僕のひねくれた心が、映し出された曲です(笑)。

田中 ひねくれてないよ(笑)。

■アルバムのリード曲ですよね?

髙田 そうなんです。ちょっと所々にひねくれスパイスが交じっているんですけど(笑)、この曲で一番言いたいことは、冒頭のワンフレーズの通りで、「相そう笑う日々エンディングを」ってことで。
【エンディング】の曲を書いていて、いつの間にか自分が救われているみたいなことが、多々あったりして。作ってよかったな、この曲を形にできてよかったなと思いますね。

■ちなみにこの曲はいつ作られたんですか?

髙田 このアルバムの最後に完成した曲なんです。
【エンディング】はちょっと嫌なことから、この曲を聴いて抜け出す的な、現実逃避も含まれている曲になっています。
エンディングと聞いたときに、アニメなどのエンディングを想像される方も多いと思うんですけど、僕の中では、エンディングがあったら、次回予告があって、また次の話に進んでいくっていう。だからずっとストーリーは続いていくんだけど、その中でちょっと一瞬違う世界に連れて行ってくれるような存在が、エンディングだなって思っていて。それをちょっと歌に落とし込んでみようと制作しました。

■素敵ですね。【エンディング】もそうですが、自分たちで曲を作られたときの歌割りはどんな風に決めているんですか?

髙田 この曲はどうだったっけ?

田中 俺が決めたね。

髙田 そっか!
基本、雅功が決めているよね?

田中 確かに。最近そうだね。
多分、僕の方が歌ってほしいが強いんだと思います。
歌いたいのももちろんありますけど、ここ彪我に歌ってほしいなっていうのが多いんでしょうね、きっと。

髙田 確かに雅功からのリクエストが多い気がします(笑)。だからこそ、雅功に任せているっていうか、ちょっと考えてもらって、ていう感じが多いですね。



■髙田くんに絶対にここ歌ってほしいという気持ちが強いとおっしゃっていましたが、【エンディング】で特に、髙田くんに歌ってほしいと思っていたフレーズはありますか?

田中 歌いだしは絶対に彪我だと思っていましたね。2人とかじゃなくて彪我1人がいいと思っていましたし、思った通りでした。

■髙田くんも先ほど、出だしのフレーズが一番この曲を象徴するフレーズだと話せていましたよね。

髙田 そうですね。僕自身、一番強く伝えたいところだったので、ちょっと重役を担いました(笑)。

田中 (笑)。いや、あなたが作ったんですから(笑)。

髙田 (笑)。

■ライブでのパフォーマンスでの見どころは?

田中 うわーどうしよう。

髙田 ちょっと1回悩んでいいですか?

■はい(笑)。

田中 (笑)。
基本的に僕らから何かをお願いするというより、お客さんに何をしていただいてもよくて、一緒に歌ってもらうとか、手拍子をするとか、何をしていただいてもいいというスタンスなんです。
で、リリースイベントでこの曲を披露したときに、歌いたくなるところがあったらしいんですけど、歌っていいのかわからなかったという声を聞いて。
歌いたいんだったら歌ってもらっていいですし、きっと彪我も歌いやすいような構成にしているはずなので、歌いたくなるところがあるんだったら歌ってほしいなという。
ライブのエンディングという意味で、僕らは全力で歌うだけなので、楽しみ方はそれぞれが決めていただけたら、嬉しいという感じですかね。

■ちなみに、歌いたいとファンの方がおっしゃっていたのはどこのフレーズでしょうか?

田中 「愛想笑う日々にエンディングを」って、2、3回言うところがあるんですけど、その後、どうやら歌いたくなるようで。

髙田 どうやらって(笑)。サビ中のね!
あと、WOW WOWとかもぜひ歌ってほしいなと思いますね。

■ライブではそこに注目ですね!

6.【わがままでいたい】アルバム収録するにあたって一番時間をかけた。



(【わがままでいたい】2021 年 7 月 19 日 配信リリース)

髙田 この曲はデモの段階ですごく好きになっちゃった(笑)。
一目惚れ曲かもしれない(笑)。

田中 “一耳惚れ”?

髙田 “一耳惚れ”ですね(笑)。
元々、ボカロというか、打ち込み系の曲を好んで聴いていて。
そんな中、たしか新曲候補という形で3、4曲くらい届いたデモの中の一曲だったんですけど、打ち込み系が好きな僕からしたら、これはやらざるを得ないという本能が芽生えました(笑)。

一同 (笑)

髙田 ライブでやっていても、お客さんがすごくジャンプをしてくれたり、手を挙げて聴いてくれたり、それ見ながら歌うのもすごく気持ちがいいですし、かなりライブ映えするような曲だなって思いますね。

田中 曲的には本当に彪我が言ってくれた通りで。
今回はアルバムでいうと、一番古い曲にはなるんですよ。一番古くて、単発で出している曲なので、アルバムにするときの音質の差というか。今の僕らが出したい感覚よりちょっと昔の感覚に近かったので、それをアルバムの1曲として、どう上手く馴染ませるのか。アルバムの1曲として違和感がないようにするかを、マスタリングのときにすごく考えたというか、結構いろいろ試した曲ですね。

髙田 一番時間をかけたんじゃない?

田中 確かに。いろいろああでもない、こうでもないって、やった記憶はありますね。

髙田 音数が多いからね、この曲特に。
だからこそ調整が難しかったというか。

田中 やっぱり当時とスタッフも変わっているので、そのときの趣味趣向によって、音も変わってくるというか。それをどう処理するのか…一番苦労した曲ではありますね。



■すみません、素人質問で申し訳ないのですが、アルバムを入れ直すにあたって、録り直したってことですか?

田中 いや昔の音は使っているんですけど、整えるというか。

髙田 最後の微調整的なことを改めてやった感じですね。

■ほんのちょっと違うってことなんですね。

さくらしめじ ほんとうにちょっと!(笑)(ハモる)

髙田 聴きとれるような違いじゃないくらいの微調整というか(笑)。

■その微調整のちょっとが、きっと大事なんですよね。アルバムで通して聴いたときに。

さくらしめじ そうですねぇ。(ハモる)

田中 もうここまで来ると、きっと自己満足なんでしょうけど(笑)。

髙田 (笑)。

■そのちょっとのところまでこだわっている1枚だと思うと、ファンの方も、よりいとおしく感じそうですね。

田中 そうだと嬉しいですね。
聞き比べてみたら面白いかもしれない、かも?わかる人もいるかもしれない(笑)。

髙田 かもしれないね(笑)

田中 アルバムの収録曲、全曲同じように微調整はしているんですよ。

髙田 そうだね。

■へぇ!すごいですね。

田中 その中では一番変わっているかなぁって感じです。

髙田 色々と難しかったですけど、いい音になっていると思います。

田中 それはもちろん!

7.【コトノハ 】歌っている時もずっとここ(頭)にM!LKがいて(笑)。



(【コトノハ 】アルバム初音源化! ※M!LK楽曲提供曲 セルフカバー)

田中 これはM!LKさんの曲です。以上です。

一同 (笑)。

田中 曲の説明は…M!LKの曲ですって感じなんですけど(笑)、アレンジは園田さんという、僕らも昔からお世話になってるし、M!LKもお世話になっている方にお願いしました。
僕らもすごく近い関係性で、それこそ曲作りとかアドバイスもたくさんしてもらっていたり、アレンジ勉強会も開いてもらったり、本当に僕らにとって先生のような存在なんですけど、だからこそもっとこうしたいとか、ああしたいとかすごく言いやすいですし、言わずとも汲んでくれるというか、ものすごくやりやすかったです。

■同期のM!LKに向けて作られた曲ということですが、自分たちへ向けたところもあったりするんですが?お互いにじゃないですけど。

田中 ないです。これはもう完全にM!LKですね。
きっと自分たちに向けてもとかもあると、一つスパイスとしていいんでしょうけど、完全にM!LKですね(笑)。

髙田 そうだね(笑)。

■以前M!LKのみなさんにインタビューをさせていただいたときに、吉田くんがさくらしめじのお2人の意思も入っているんじゃないかなっておっしゃっていたので。そうだったんですね!

田中 でも僕がこうあってほしいみたいな意思は入ってます。でもさくらしめじは、この曲の中には全く入ってないです。

■そうだったんですね!

田中 残念ながら(笑)。

髙田 残念ですねぇ(笑)。

田中 でもM!LKへの想いはのっかっています。

■同期として、一緒に歩んできた2グループですもんね。

髙田 そうですね。

田中 M!LKのことが好きだからこそ、自分を入れてしまうと、曲を提供する意味がなくなってしまうなと思って。曲を作るとどうしてもちょっとは作り手が出ちゃうと思っているので、入れようと思って作ってしまうと、M!LKを消してしまうと思って。

吉田さんがそう感じたところって、多分出ちゃったところな気がしていて。

髙田 なるほど。

■「諦めることも立ち止まることも」ってお話されていました。

髙田 あー、一番最後のところだ。

田中 それは僕も、彪我も意図してないところがでちゃったところで、でもそれが正しい形というか。
それが出てしまったところと、出さなかったところの兼ね合いがきっとM!LKへ僕らが書いた意味になる気がしています。だから吉田さんも不正解ではないです。

髙田 ありがたいですね。



■でもそう考えるとより面白いですね。M!LK宛の曲をさくらしめじが歌うっていう。

田中 変な気持ちでした(笑)。
だから(アルバムに)入れるか迷ったんですよ。最初は僕入れないスタンスだったんですけど(笑)。
でも初めての提供だし、M!LKのスタッフさんも、いいよって言ってくれてたし、せっかくならって。

髙田 ちょっと緊張しますね、聴いてもらうのが。

田中 うん、緊張する。

■どちらの「コトノハ」も聴かせていただいたのですが、同じ曲なんですけど、歌い手が変わるとこんなに雰囲気が変わるんだなって、どちらもとても素敵な「コトノハ」でした。

髙田 いやぁありがたいですね。

田中 自分たちを全く入れないがゆえの弊害が、やっぱりセルフカバーをするときに出ちゃう(笑)。

髙田 違和感しかないっていう(笑)。

田中 考えてなかったから、セルフカバーを(笑)。
歌っている時もずっとここにM!LKがいて(笑)。(頭を指さしながら)

髙田 M!LKさん、いたね(笑)。

■ライブでもぜひ聴いてみたいです。

田中 ライブでやるかもわからないですけどね(笑)。

■そうなんですか!いつか一緒に歌う日がきたら、エモいですね。

田中 それはぜひやりたいですね。弾かせてもらうとか。

髙田 僕らはギターだけでいいので、ぜひ。

8.【なるため】1番は自分宛て、2番から誰か宛てに綴った応援ソング。



(【なるため】2023 年 5 月 9 日 配信リリース)

田中 応援ソングを作りたくて、作ろうとしたのはいいんですけど、書こうと思ったらなかなか書けなくて。何でだろうと思ったら、今度は自分が応援されたいと思ってきちゃって(笑)。
今、人を応援するテンションになりきれてないのに無理に書いてもなって思ったので、1番は自分宛てに書いて。1番で鼓舞された僕が、2番から誰か宛てへ書いている曲です。変な曲です(笑)。

■面白いですね。

田中 だから、一人称が変わります。

■今までそういう曲はあったんですか?

田中 ないか?

髙田 ないですね。一曲の間に変わるのはないですね。

田中 なんか変な曲ですよね(笑)。

髙田 そのひねくれ感が田中さんのいいところなので。

田中 (笑)。

髙田 それを全面に感じる、田中雅功っていう曲。【なるため】じゃなくて、“田中雅功”だと思います、タイトル。

一同 (笑)。

髙田 それくらい出ていますね。

田中 (笑)。
なんだか不思議な感覚でした。今書こうと思ったら多分書けなくて、何で書けたんだろう?

髙田 なんでかね。

田中 最初、誰かに届けばいいと思っていたんですよ。漠然と応援する歌としか考えてなくて、最初「なるため」じゃなくて「ボトルメール」というタイトルにしていて。海に流して、誰かが受け取ってみたいな、そんなふうに誰かに届けばいいなって書いていたのが、あまりしっくりこなくて、まず自分に書いてみようと思ったら筆が進んだ感じです。

9.【辛夷のつぼみ】一生こうやって2人で音楽をやっているんだろうなって、気づかされた曲。



(【辛夷のつぼみ】2022 年 7 月 23 日 配信リリース)

髙田 さっきも話していたんですけど、久しぶりに2人で作った曲で。
この曲ができた経緯が、ライブが先行で、曲がそれに乗ってきたというか、そんな今までにない順番で作った曲なので、そういう意味でも、ライブの思い出とリンクしてみなさんの心に残る曲になっているんじゃないかなと思います。

田中 この曲は、マジで一生残ってほしい曲ですね。もしも僕らが解散するってなったらどうなんだろうって想定して書いた曲で、でも不思議と寂しくはならなかったというか。
この曲を書いたときに、多分一生やっていくんだろうなと思ったんですよ。
たとえ離れ離れになったとしても、音楽はやめないからまたどこかで繋がるということを書いている曲なんですけど、僕は音楽をやめる気が全くないので、ということは一生こうやって2人で音楽をやっているんだろうなって、気づかされた曲で。だからこの曲は一生やり続けたいですね。

■仮に解散したときの曲を書いて、一生2人で音楽を続けると確信したというのが素敵ですね。

田中 なんか思っちゃいましたね(照れ笑い)。

髙田 思っちゃったね(照れ笑い)。

■熱い曲ですね。

さくらしめじ 胸アツですね(照れ笑い)。

10.【花びら、始まりを告げて】「はじまりを告げるさよなら」だということをわかったうえで、【ゆくえ】というアルバムを聴いてほしい。



(【花びら、始まりを告げて】2023 年 2 月 17 日 配信リリース)

髙田 これは卒業シーズンにリリースした曲なんですけど、さくらしめじって“さくら”ってついているのに、桜ソングないよね、っていうところから制作が始まって完成した曲でして。
この曲の感想でよく、すごく歌詞が優しく響いて素敵でした、みたいものをいただいて、すごい嬉しく思うんですけど。
この曲が、8分の6拍子っていう拍子で進んでいくんですけど、その拍子がリズム的には軽やかだけど、そこに言葉が乗ってくるとメッセージ性が力強く聴こえてくる、そんな拍子になっていて。
この拍子で曲を作るのが初めてだったんですけど、なかなか癖になるというか。僕ら自身も、ライブでも他のバラード曲とは違う乗り方をする1曲なんですよね。それが逆に新鮮で、僕の中では名バラードだと、自分で言うのはあれですけど、思っています。

田中 絶対にこの曲はアルバムの最後がいいと思っていて。
卒業をテーマにしているから別れの歌ではあるんですけど、「マイナスに捉えていた“さよなら”をプラスに持っていくまでの曲」なんです。
だからアルバムの最後に持ってくることによって、【ゆくえ】という意味も保管しつつアルバムが完成されると個人的には思っています。
でも、最後がさよならは寂しいって言っている方が何人かいて。

髙田 (笑)。

田中 そうじゃないぞ!って言いたいですね(笑)。

髙田 (笑)。まあ、解釈はね、人それぞれなんだけどね(笑)。

田中 もちろんいつもは僕もそのスタンスなんですけど、これだけは違うぞ、という(笑)。

さくらしめじ (爆笑)

田中 ちがうとちょっと言いたいですね。だからその辺はわかっていただきたい(笑)。

髙田 ご理解の程よろしくお願いいたします(笑)。

さくらしめじ (笑)。

田中 「はじまりを告げるさよなら」だということをわかったうえで、【ゆくえ】というアルバムを聴いてほしい。そういう次第です。

髙田 (笑)。

■「はじまりを告げるさよなら」と、歌詞の最後に書いてありますもんね。ちゃんとまるっとこの言葉の意味のままとらえていただければってことですね。

田中 はい!そうです!ありがとうございます。

髙田 (笑)。

だれもが首を縦に振れるような、そんな曲を作りたい



■今後のさくらしめじの“ゆくえ”を教えていただきたいです。

田中 まずはでいいですか?

■はい!

田中 まずは、全国民がおお!っていう曲をたたき出すことですかね。それがひとまずのゆくえかなと、思っています。

髙田 僕はTikTokとかで・・・

(じっと髙田くんを見る田中くん)

髙田 あ、いやなんでもないです(笑)。

田中 あぶない(笑)

髙田 (笑)。ごめんなさい。なんでもないです。

田中 今のは、の相違だったね。

髙田 すいませんでした。

田中 いやいいのよ。

一同 (笑)。

髙田 今回のアルバムは特に、自分たちで作った曲が大半を占めているんですけど、だからこそ、自分たちと距離が近い曲たちが多いので、今後もそこをどんどん追求していって、さらに説得力のある曲を出していって、あわよくば、だれもが首を縦に振れるような、そんな曲を作りたいですね。

■お2人ともさくらしめじのゆくえが一致してますね。

田中 ずっとそんな話ばっかりしています。いい曲って何だろうって。

■お互いに作る側だからそういう話もし合えるんですもんね。素敵。

さくらしめじ そうですね。(ハモる)

髙田 作るのがシンプルに楽しいですし、追及するのがね。

田中 タイプは違うんですけど、まとまることはないんですけど、その話し合いも楽しい(笑)。

髙田 そうだね(笑)。

田中 でもそういう話ばっかりしていますね。

■2人とも音楽が大好きなんですね。

髙田 はい。こうして音楽ができることが本当にありがたいです。

2人旅にでるなら?



■ゆくえということで、お2人でもし旅に出るならどこにいきたいですか?

髙田 別府で。

田中 温泉?

髙田 うん。
シンプルに今浸かりたいだけかもしれない(笑)。
でも2人旅なんかいいじゃないですか。

田中 彪我といきたいところかぁ。

髙田 国外とか?

田中 いや、不安!

髙田 そうかぁ(笑)。

田中 2人だけですもんね。
えーー江の島?

髙田 ちか!

一同 (笑)。

田中 こわい、それ以上は。

髙田 え、ちか!

田中 ちかいかぁ。もうちょいいける?

髙田 うん、もうちょいいける!

田中 彪我とかぁ。絶対に喧嘩するからなぁ(笑)。

髙田 喧嘩はしないよ、俺が折れるだけ(笑)。

田中 まあ、そっか!確かに。
じゃあ、北海道にいきたいな。

髙田 ええーーー!

■お2人で北海道に行って、何をしたいですか?

田中 おいしいものを食べに。うどんを食べにいきたいですね。

■田中くんうどん好きですもんね。北海道はうどんが有名なんですか?

田中 豪雪うどんっていうのがあって、ほぼじゃかいもで作ったうどんがあるんですよ。

髙田 あるみたいですね。

田中 ほんとうに北の方なので、なかなかいけないんですけど、小麦が育たないから、じゃがいもで作るっていうのが発祥らしくて。それを食べに行きたいです。

髙田 じゃあ、別府と北海道にいきましょうか?真反対ですけどね(笑)

田中 確かに(笑)。

髙田 真反対ですけど、がんばっていきましょう(笑)。

田中 ゆくえツアー(笑)。

髙田 ゆくえツアーで(笑)

2023年のエモかったエピソード!



■今年、特に心揺さぶられた出来事は?

田中 いっぱいあるな、どうしよう・・・。
うわぁどうしよう。あ!いや・・・

■普段から揺さぶられることは多いですか。

田中 はい。

髙田 僕もいろいろあるなぁ。どうしよう。

■この質問を聞くと、困る方が多いので初めての反応です!

田中 心揺さぶられることがみつからなくて、ですか?

■はい。

田中 いや、ありすぎて迷う。

髙田 ね。ありすぎてどうしようかな。

田中 一個選ぶとしたら、、、

髙田 お!

田中 高ぶった、もっと頑張ろうと思った瞬間で言ったら、、あああでも1個かっ!!!

■2個でもいいですよ!

田中 先輩ミュージシャンのライブを観に行ったときに、かっこよすぎて、こうなりたいと思ったのが、1個ですね。
僕クリープハイプさんが好きで、それと同じぐらい秀吉さんっていうバンドが好きで。秀吉さんには、すごいお世話になっているんですよ。
で、僕にはクリープハイプさんの血と秀吉さんの血、この2種類の血が流れてるってずっと言っているんですけど、秀吉さんのライブを観に行ったときに、やっぱり血が騒いだというか、ここだ!っていうのを感じました。

2個目は、僕、小説を書いたりするんですけど、ずっと本の書き方を教えてくれている方がいて、その方と一緒に教えてもらっていた同世代の子がいたんです。その子が今僕の恩師と一緒に仕事をしているんですよ。
で、裏方として、経理とかいろいろやっていて。そんな同世代で、同じように教わっていた子が、現役で書きつつ、いろんな世界を渡り歩いているのを見て、刺激を受けました。頑張らなきゃっていうふうにすごく思いましたね。

■いろんなところから刺激を受けているんですね。

田中 幸いなことに、周りの人に恵まれて。トップ2はこれですね。

■いっぱいある中で選んでいただいて、ありがとうございます。



髙田 先に言えばよかった(笑)。
色々とあるんですけど、最近、最も衝撃を受けたのは、リリース記念イベントで特典会があるんですよ。CDを予約してくれた方に、サインと握手をする特典会があるんですけど、、、僕多分特典会が苦手な方で。
マネージャーさんに特典会の反省会を開かれるぐらいなんですけど(笑)。

田中 喋れないからね(笑)。

髙田 そう、ちゃんと受け答えができないから。
浅い浅いって言われて(笑)。

一同 (笑)。

髙田 で、最近SNSで、めっちゃすごいファンサをする握手会の動画を見て!すごいんですよ。

田中 (爆笑)

髙田 両手でまずこうやって手を握って。

田中 それが今年一番エモかったこと?(笑)。

髙田 うん!すごいもうめっちゃ上目遣いで、時々ほっぺをプクって膨らませたりしているのを見て、なるほど…これなのか、と。

田中 なりたくないでしょ。別にあなたがそれを目指しなくてもいいじゃん(笑)。

髙田 マネージャーさんはこれを言ってたのか!

田中 いや、言ってないよ(笑)。

髙田 衝撃を受けましたね。

田中 言ってないです(笑)。

■これが今年一番心揺さぶられたことですよね?

髙田 はい、今年一番ですね。

田中 (爆笑)

髙田 衝撃を受けました。



■気持ち的には、今後の特典会で取り入れていきたいくらいの気持ちで。

髙田 もちろん、次回の特典会から!

田中 いやいや、殴っちゃう。誰だよって殴っちゃうよ(笑)。

髙田 最近、雅功からスタートしてお客さんが流れてくるんですよ。だから雅功がいて、最後僕がそれをやるっていう。

田中 彪我を返せって。誰だお前、彪我を返せっていってなっちゃうからやめて(笑)。

髙田 特典会で人が変わるかもしれない。よろしくね!

田中 殴られる覚悟はしておいて、やってね(笑)。

髙田 殴られてもいい。あの人に近づくんだ!

■ファンの方が一番とまどいそうですよね(笑)。なにか髙田くんにあったのかなって。

田中 確かに(笑)。

髙田 (爆笑)

田中 脅されているんじゃないかって(笑)。

■そこまでじゃなくても、もしかしたら、なにかしらの変化はあるかもですね。

髙田 変化はあると思います!
ファンのみなさんにはぜひ期待してほしいですね。

■ありがとうございました(笑)、インタビュー以上になります!

さくらしめじ ありがとうございました!(笑)

★おまけ★




さくらしめじのかわいいオフトークをお届け♪

インタビュー中、編集部から差し入れさせていただいたモンブランとシャインマスカットケーキとプリンを目の前に、「彪我は絶対にモンブランでしょ」と自信満々な田中くん。「そんなことないよ~」といいつつ、「あ、やっぱり栗かも(笑)」と返す髙田くんに「でしょ!」と的中させて、自慢げな田中くん!

そして残るスイーツは、シャインマスカットケーキとプリン。 ここから、田中くんは何を選ぶのかなと見ていたところ、「マネージャーさんに、どっちがいいですか?」とすかさず尋ね、やさしさ溢れる姿も見られました♪

結局なかなか決まらず、悩みつつ「1がでたら、プリン、2がでたらシャインマスカット」にしますと、スマホを取り出してなにやら操作をはじめる田中くんに、それはなにかと尋ねてみると、「あらゆる確率を決められるアプリなんです」とのこと。極度の面倒くさがりで、迷ったらいつもこのアプリを使っているそう。結果今回は、2が出てシャインマスカットケーキをゲット。

インタビューしながらケーキをおいしそうに頬張り、田中くんはあっという間に完食&髙田くんはあと少し残っているタイミングで、カフェのドリンクが到着!「待てばよかった、食べきっちゃった…」と、ケーキを食べきってしまったことを悔しがる田中くんがなんともかわいらしかったです♪ちなみに、この時の田中くんのドリンクはココアだったのですが、最近、スタバでは2人ともアーモンドミルクラテを頼むそうで、髙田くんいわく「アーモンドラテも僕が教えたんです(笑)」とのこと。「音楽以外は全くこだわりがないからなんでもいいんです。だからアプリで決めるし、彪我に合わせるしみたいなことが多いですね(笑)。このココアもたまたま最初に目に入ってきたのがココアだったからで。よくないってわかってはいるんですけど…」とちょっとシュンっとなる田中くんに、すかさず「確かに、口癖「面倒くさい」だもんね(笑)」(髙田)、「それはウソじゃん(笑)」(田中)と冗談を言い、笑い合う2人。

相方が話している時には必ず頷きながら丁寧に聞いている姿も見てとれたりと、さくらしめじの仲の良さをたくさん見せつけてくれました!




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応募締切:2023年12月20日(水)



<応募条件>
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※Twitter&Instagram両方からの応募もOK!!



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ーPROFILEー




さくらしめじ
2014年に田中雅功と髙田彪我の2人で結成。
「さくら」のような日なたの気持ちも、「しめじ」のような日かげの気持ちも揺れ動く心に寄り添う音楽を届けるフォークデュオ。
等身大の楽曲を歌い続け、同世代を中心に共感を呼んでいる。
[HP] https://sakurashimeji.com/
[Twitter] @sakurashimeji
[Instagram] @sakurashimeji_official

田中雅功(たなか がく)
2002年1月24日生まれ。東京都出身。A型。
[Instagram] @gaku_tanaka_official
[TikTok] @tanakagaku

髙田彪我(たかだ ひょうが)
2001年10月23日生まれ。東京都出身。A型。
[Instagram] @hyoga_takada_officialal


―INFORMATION―
<RELEASE>
さくらしめじ 3rd Full Album「ゆくえ」
価格:通常盤 3,300円(税込)
発売日:2023年10月18日(水)

1. simple(BSテレ東 真夜中ドラマ『高嶺のハナさん2』オープニング主題歌)
2. Iroto-Ridori
3. 天つ風
4. ブルースター(BSテレ東 真夜中ドラマ『高嶺のハナさん2』エンディングテーマ)
5. エンディング
6. わがままでいたい
7. コトノハ(M!LK楽曲提供曲 セルフカバー)
8. なるため
9. 辛夷のつぼみ
10. 花びら、始まりを告げて

<LIVE>
【ツアーさくらしめじ QUATTRO TOUR 2023「ゆくえ」】
・2023年12月1日(金)【東京】SHIBUYA CLUB QUATTRO 開場18:15/ 開演19:00
・2023年12月2日(土)【愛知】NAGOYA CLUB QUATTRO 開場16:15/ 開演17:00
・2023年12月3日(日)【大阪】UMEDA CLUB QUATTRO 開場16:15/ 開演17:00

席種・料金:スタンディング(整理番号付) 6,000円(税込)
※3歳未満入場不可。3歳以上チケット必要。
※ご入場の際、別途ドリンク代をいただきます。

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