「Stray KidsのI.N・・・あとTXTのBEOMGYU、&TEAMのEJとも一緒に撮りたい」ENHYPEN(エンハイプン)5th Mini Album「ORANGE BLOOD」メディアショーケース<イベントレポート>



今月末にデビュー3周年を迎えるENHYPEN(エンハイプン)。前作『DARK BLOOD』は132万枚以上を売り上げ、ボーイグループ史上最速で東京ドーム公演を果たし、さらにはBillboard200チャートで4位にランクインをするなど、成長、活躍がとどまることを知らない。そんなENHYPENが11月17日(金)に5th Mini Album【ORANGE BLOOD】をリリース。これに先立ち、16日(木)に韓国にてメディアショーケースを開催した。




『ORANGE BLOOD』は“君”を忘れる罰を受けた少年が“君”の存在を自覚し、自分を捨てる犠牲まで覚悟した善悪『DARK BLOOD』のビハインドストーリーを伝えている。またタイトル曲はグルービーなベースライン基調のパンク/ポップジャンル曲で、ENHYPENが大衆的な情緒のイージーリスニング曲をタイトル曲に掲げるのは初めて。メンバーのJAYが作詞に参加、さらにヒット曲メーカーのSlow Rabbitと初めてコラボするなど、新しい挑戦をしている。



シックな装いで登場したメンバーたち。衣装はもちろんアンバサダーを務めるPRADA。まずはフォトコールタイムからスタート。個人撮影、グループ撮影を終え、どこか緊張した面持ちで7人が再登場し、今回のタイトル曲「Sweet Venom」を披露した。





「Sweet Venom」は世の中の有限さと必滅性に気づいた少年が、全身に毒が広がっても“君”のそばで耐えることを誓う物語を盛り込んだグルービーなライン基調のパンク/ポップジャンルの曲でENHYPENにとっては挑戦となる新ジャンルだ。今までダークファンタジーの世界観を表現してきたENHYPENのイメージとは異なり、ほかのセクシーさを感じさせるものに。注目は甘い毒が全身に広がる様子を表した「Sweet Venom」ダンス、そして曲のブレイクでは静かに近づいて牙をそっと出すヴァンパイアの姿を表した「Quietダンス」だ。SNSで流行っているダンスチャンレンジを意識して、「Quietダンス」はみんなが真似をしてチャレンジを楽しんでもらえるように意識したという。


タイトル曲の初披露を終え、SUNGHOON(ソンフン)は「僕たちは海外ツアーを周っていましたが、同時に『ORANGE BLOOD』の練習も一緒にしました。それだけに僕たちが熱意を持って、みなさんに愛していただきたいという気持ちを込めて努力をしました。この熱意が伝わっていると嬉しいです」とグッ!と親指を立て、自信のほどをのぞかせた。

また日本やアメリカでも公演を行ったワールドツアーについて問われると、JAKE(ジェイク)は「7月のソウルを皮切りに、日本のドームツアー、アメリカのスタジアム公演をまわり、多くの国々でENGENE(公式ファンネーム)のみなさんに会えてよい思い出になりました。屋外の公演だったロスでのスタジアム公演初日は天候にも恵まれ、特別な思い出になりました」と、アメリカ6都市を周ったアメリカ公演を回顧。


JUNGWON(ジョンウォン)は「6ヶ月の間、すべて大切な記憶ですが、FATEのソウル公演が一番記憶に残っています。韓国にいるENGENEのみなさんにお会いして楽しかったし、長いワールドツアーを始めるためのよい機会になったと思います。また日本で行われたサマーソニックにも参加しましたが、大規模なフェスは初めて参加したのでフェスならではの情熱的な雰囲気を肌で感じられたこともよい経験だったと思います」、SUNGHOONは「僕はENGENEの皆さんの前でパフォーマンスをするときに感じます。公演中に大合唱を聴いたとき、僕たちと表情が同期したときなど、幸福感を感じます。ENGENEと感情を分かち合え、ENGENEとConnect、繋がっているような気がします」とENGENEの強い繋がりを再確認したことを話した。

またタイトル曲「Sweet Venom」について問われるとSUNOO(ソヌ)は「前作の「Bite Me」の延長線上にある曲です。身体中に毒がまわっても“君”のそばにいるというメッセージがあり、初めて聴いたときはこれこそタイトル曲だ!と思いました。すぐに口ずさめるキャッチーさもポイントです」と自信のほどを伺わせ、タイトル曲をしっかりとアピール。

JAKEは「今回のタイトル曲には3つのver.があります。僕たちは初めて英語ver.にも挑戦しました。それぞれの楽しみがあると思います。従来のENHYPENとは違う新鮮さを感じられると思います」と話した。本作のタイトル曲「Sweet Venom」は韓国語、英語、アメリカの歌手ベラ・ポーチとのコラボの3ver.が収録されている。また英語歌詞は韓国語を単に訳しただけでなく、新たな英語歌詞が作られたという。

作詞に参加したJAY(ジェイ)は「これまでも作詞に挑戦する機会がありましたが、今までとは違うアプローチをしてみました。個人的な感情で歌詞を書いていましたが、今回はグループのことを考えてENHYPENに合う歌詞はなんなのか、そんなことを考えながら作詞に参加させていただきました。今回よいチャンスをいただけて嬉しく思っています」と語った。

またJUNGWONは「ENHYPENといえばダークで強いイメージが強いと思うのですが、今回はほのかな色気とセンチさを感じさせるパフォーマンスになっていて、これまでのENHYPENとは違う、変化した姿をお見せできるようにしました。そんな振り付けをこなすために飛行機の中でも繰り返して動画をみて練習をしてきました」と、忙しい時間をぬって練習をしていたことを明かした。

メンバーのお気に入り曲



タイトル曲をのぞいて好きな曲を問われるとJAKEは「Orange Flower」、HEESEUNG(ヒスン)は「Mortal」と回答。JAKEは「君への感謝、恋に対する確信、勇気をオレンジの花に例えたポップスソングです。前作『DARK BLOOD』のときも5番トラックが好きだったんですが、今回も5番トラックがみなさんに愛されると思います」と、HEESEUNGは「永遠ではない、より美しい情緒をよりロマンチックに表現した曲です。宇宙を感じさせる無限的なサウンドが入っているので気に入っています。イントロには韓国語、日本語、英語での7人のナレーションが入っています。その部分も魅力的なので注目してもらえればと思います」とそれぞれの楽曲の魅力を語った。

また今回の活動で叶えたい目標を問われたSUNOOは「今回初めて英語の曲を準備したのでBillboardチャートでよい結果が出ると嬉しいです」と、初めて挑戦した英語曲のチャートインの期待を語った。そして収録曲の「Still Monster」を披露し、ショーケースはQ&Aタイムへ。

Q&A



■「Sweet Venom」を初めて聴いたときの印象は?
JAKE「ENHYPENが今までやったことがない曲調で、聴き慣れていないリズム、ビート、独特なジャンルで構成されています。予想もできなかった印象だったので期待しながらレコーディングしました。なにより僕たちにとって初の英語の曲と聞いて、もう少しうまく表現ができそうな気がして期待しました」

■『ENHYPEN WORLD TOUR‘FATE IN JAPAN’』東京ドームの公演ではENGENEの熱狂的なリアクションが印象的でしたが、メンバーのみなさんの手応えは?
NI-KI「東京ドームの公演はHYBEの先輩であるBTS、SEVENTEENなど素晴らしい先輩方が公演をした場所なので、僕たちにとっても非常に意味深い公演でした。またありがたいことにK-POPボーイグループの中で最短で東京ドーム公演を果たすこができて、僕たちにとっては本当に感謝しかないことだと考えています。また東京ドームの公演ではENGENEのみなさんが一緒に歌ってくれたり、ペンライトでウェーブを作ってくださって、それを見ながら胸がいっぱいになりました。僕たちは東京ドームで公演をしましたが、これで終わりではないので、ここで満足することなく、7人の旅が始まったばかりだと考えて、BTS先輩、SEVENTEEN先輩のようになれるように最善を尽くして努力していきたいと思います。またK-POPの歴史に誰よりも強烈なインパクトを与えられるように努力していきたいと思います」

■2形態あるアルバムのうち、お気に入りは?
JAY「僕はKSANA ver.がお気に入りです。クラシックカーで撮影をしたのですが、普段乗ることがない車なので楽しく撮影をしました。」

HEESEUNG「僕はKALPA ver.です。純真な雰囲気で撮影をしました。砂の山のセットで撮影をしましたが、とても気に入ってます」


■前作とはまるで違うコンセプトですが、「ORANGE BLOOD」ならではの魅力は?
JUNGWON「今までのアルバムもよかったですが、「ORANGE BLOOD」は上回るようなアルバムだと思っています。フルで聴いていただければもっと魅力が伝わると思いますので、ぜひ1曲フルで聴いてください!」

■MBCの「音楽の中心」への出演が決定。(※韓国の放送局MBCの番組にHYBEアーティストの出演が控えられていたが4年ぶりに出演が決定した)今のお気持ちは?
JUNGWON「ファンのみなさんは僕たちがステージに立つことを喜んでくださいます。いろんな衣装でステージをお見せすることが僕たちの役割ですので、(ステージの機会が増えることは)とても嬉しく思います」

■収録曲にもパンPDが参加。どんなアドバイスがありましたか?
HEESEUNG「今回、僕たちはタイトル曲を3つのver.でレコーディングさせてもらいました。韓国語でレコーディングしたものを聴いてくださり、「よかった」とパンPDが褒めてくださり、とても嬉しかったです。僕たちはパンPDの褒め言葉をよく聞くことはありません(笑)。とても厳しいので、そのパンPDの基準で褒めていただいたので嬉しくなりました。パンPDが褒めてくださった曲だと思いながら、聴いてくださったら、もっと楽しく聴けると思います」


■SNSでダンスチャレンジしたいメンバーはいますか?
SUNGHOON「僕たちはHYBEの家族ということもあるので、HYBEの先輩方であるTomorrow X Together先輩、SEVENTEEN先輩、チャンスがあればBTS先輩と撮りたいと思います」

HEESEUNG「僕もBTS先輩と。あと同僚’sであるStray Kidsのジョンイン(I.N)・・・あ、先輩と言うべきですかね?でも個人的に仲が良いので(笑)。あとTXTのBEOMGYU、&TEAMのEJとも、とても仲がいいので一緒に撮りたいと思います」

SUNOO「今回のチャレンジはとてもシンプルで、みなさんに真似をしていだけると思うので、たくさんの方にチャレンジに参加していただけると嬉しいです。ぜひお願いします」

■SHINee KEYさんと撮ったダンスチャレンジでどうでした?
NI-KI「前回の活動のとき、SHINee先輩と活動が重なり、撮ることができました。2年ぶりに会話しながら撮影もさせてもらいました。本当に温かい方で、今もなお僕のロールモデルです。2017年にキッズダンサーとしてSHINee先輩の舞台に立たせていただいたことで、K-POPの世界を知り、ここまで来たのでSHINeeのKEY先輩は僕にとって大きな存在でアーティストです。お会いするたびに不思議な気持ちで、感謝しかありません。サイン入りのアルバムを頂いたのですが、MINHO先輩がメッセージを書いてくださって、僕の宝物です」


■11月のK-POP市場はカムバック大戦。ミリオンを達成している他アーティストも多くいるが、どういう風に受け止めていますか?
JAY「プレッシャーというより、K-POPのいろんなアーティストの方々がカムバックしているので、K-POP市場への関心が高まっていると思います。僕たちもその勢いに乗って、かっこいいパフォーマンスをお見せしようと思っています。今回のアルバムも練習するときから、今作に自信を持ちながら、活動を楽しみに準備をしていました。たくさんの先輩後輩と一緒に活動ができるので嬉しいです」

■デビュー3周年。今作で感じた成長は?
HEESEUNG「今年3年目を迎え、僕たちはもう目を見るだけでメンバーが何を考えているのかがわかるくらい近い存在になりました。まずそこが大きな成長があったと思います。練習に対する集中度、舞台の上に立った僕たちを想像する思いの強さがひとつに固まったような気がします。時間が経つにつれて、よりよいアルバムを作っていけるという自信もつきました」

■今回の活動で期待している反応は?
HEESEUNG「今回のアルバムの曲は僕たちが初めて聴いたときから、曲がすばらしくてSUNOOが言ったようにヒットしそうな予感がしました。すべての曲がよくて、大衆のみなさんも気軽に聴いていただける曲が多いのではないかと思います。また最近はダンスチャレンジが流行ってますよね?今回は簡単なver.を作ったのでたくさんチャレンジしていただきたいと思います。」



質問ひとつひとつ、メモを取りながら丁寧に回答していくメンバーたち。そしてメディアショーケースも終了の時間に。最後はリーダーのJUNGWONが挨拶をした。

「前作のDARK BLOODとは相反するカラーをお見せする今回のアルバム『ORANGE BLOOD』でカムバックさせていだくことになりました。ENHYPENは海外での人気に比べ、国内でのチャートでは収録曲を見つけにくいという指摘があるのは分かっています。このような指摘を乗り超えて、活動を努力していきたいと思います。あぐらをかくことなく挑戦していきたいと思います。今回のアルバムは自信もありますし、クオリティも高いアルバムになりましたので聴いていただけると嬉しいです」と、自分たちの状況をシビアに分析しつつも、今回のアルバムに自信をのぞかせて自信作のアルバムをしっかりとアピールし、ショーケースを終了した。

最初の挨拶



JUNGWON「こんにちは、ENHYPENのリーダーJUNGWONです。前作以降、充実した6ヶ月の空白期を過ごすことができました。今回のアルバムのパフォーマンスも振り付けだけでなく、表情にも気をつけて準備しましたので楽しんでいただければと思います」

HEESEUNG「こんにちは、ENHYPENのHEESEUNGです。今回、「ORANGE BLOOD」という新しいアルバムで帰って参りました。「ORANGE BLOOD」ならではの色を感じられるアルバムが出来上がり、一生懸命に準備したので嬉しく思いました。僕たちが表現したい雰囲気が感じられてとても気に入っています。そういった雰囲気を記者の方にもENGENEにも感じていただけると嬉しいです」

JAY「こんにちは、ENHYPENのJAYです。僕たちは前作の活動以降、本当に忙しい日々を過ごしました。その忙しい日々のなか、もっとよい姿をお見せするために時間をかけて練習に邁進してきました。自信を持って準備したアルバムなのでたくさん期待してください」

JAKE「こんにちは、ENHYPENのJAKEです。前作よりさらにアップグレードされた『ORANGE BLOOD』で帰ってきました。今回のアルバムはENHYPENの新しい姿をお見せできるアルバムなので、楽しみにしていてください。本当に楽しみにしていてください。(以下、英語)5枚目のMini Albumのショーケースです。最新作『ORANGE BLOOD』についてお話し、タイトル曲の「Sweet Venom」もお披露目します。楽しんでいただけれると嬉しいです」

SUNGHOON「こんにちは、EHHYPENのSUNGHOONです。『ORANGE BLOOD』を準備した6ヶ月があっという間に過ぎました。僕たちのいい曲とコンテンツをお届けできて本当にうれしく思います。新しいアルバム、曲をお聞かせしますので楽しみにしていてください」

SUNOO「こんにちは、EHHYPENのSUNOOです。アルバム発売をするたびにかっこいい姿をお見せするために頑張っていますが、今回もそういった面が感じられるように一生懸命に準備してきましたので、楽しみにしていてください。成長した姿をお見せしたいと思います!」

NI-KI「こんにちは、ENHYPENのNI−KIです。6ヶ月の間にワールドツアーを周ったり、日本でもシングルを出したり、海外のフェスに出演をしたり、本当に忙しい日々を過ごしました。僕たちの新しい音楽をお聞かせすることができて楽しみです。(以下、日本語)こんにちは、ENHYPEのNI-KIです。僕たちは6ヶ月の間にワールドツアーを周り、日本でもシングルを発売するなど、すごくありがたいことに忙しく過ごさせていただいたんですけど、僕たちの新しいアルバムで一段階成長したENHYPENの姿をENGENEのみなさんにお見せできるように精一杯がんばりますので、たくさんの応援をよろしくお願いします」

おまけ♡



パンPDが誉めてくれたエピーソードを話したとき、「あまり褒めてもらうことがない」と明かしたHEESEUNG。そのときメンバーからは同意するような笑い声が上がった。さらにHEESEUNGが話し終わると、JUNGWONがすかさず「同意します!!」と声を上げた様子を見ると、厳しいパンPDから褒めてもらったことが本当に嬉しかったのだと伝わって来ました。

またメディアショーケースの間、ヒスンがちょいちょい“例え話”を交えてQ&Aに応じていました。ENGENEとの関係を“輪ゴム”(僕らは離れていても戻ってくるような(?)存在、なかなか切れない存在だ。)に例えたり、今回の活動の目標を“波乗り”(デビューEPが波に乗り始めたとすると、今作は波に乗ることを楽しむ段階になった)に例えたり・・・。独特すぎるヒスンのワードチョイス、興味深すぎました(笑)。

■詳細
【ENHYPEN(エンハイプン) 韓国5th Mini Album「ORANGE BLOOD」】
日本発売日:2023年11月21日(火)

<TRACK LIST>
1. Mortal
2. Sweet Venom
3. Still Monster
4. Blind
5. Orange Flower (You Complete Me)
6. Sweet Venom (English Ver.)
7. Sweet Venom (Feat. Bella Poarch)

Text: Kyoko Fuse

(P)&(C) BELIFT LAB Inc.

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