「恥ずかしくて口に出してこなかったんですけど、みなさんのことが大好きです!」NOANA(公式ファンネーム)とのじゃんけんタイムに曲リクエスト、腹チラも!NOAツアーオーラス「NO.A SPECIAL LIVE IN ARIAKE ARENA」2日目<ライブレポート>
2023.9.11
2022年に放送されたドラマ『君の花になる』で劇中のボーイズグループ「8LOOM」のメンバーを演じ、確固たる人気を得たNOA。今年5月にEX THEATER ROPPONGI からワンマンライブをスタートし、アジア4カ国まわるワールドツアーも成功させた。ツアーのオーラスを飾るのは東京・有明アリーナ。2023年9月9日(土)、10日(日)の2日間のうち、10日の様子をEmo!miuでもお届け!
ARIAKE ARENAの会場を埋め尽くしたNOANA(公式ファンネーム)。暗転前からNOAの楽曲に合わせて揺れるパープルのペンライトが会場の待ち遠しさを感じさせる。そして会場が暗転してライブスタート。NOAからのラブレターのようなオープニングから始まり、「Are You Ready?」の叫び声とともにNOAのシルエットが浮かび上がった。1歩、1歩と階段を降り、ステージに降り立ったNOAの合図とともに、炎が燃えがりライブのスタートを告げた。
まずはダンスパフォーマンスが魅力的な「BURN」。それまでパープルに輝いていた会場は真っ赤に染まる。力強くアツいパフォーマンスで会場の熱を一気に上げ「Are You Ready?」と叫び、NOANAのテンションを上げたあとは「Just Feel It」を披露した。2曲を披露すると「みなさん、こんばんはNOAです。今日はNO.Aにお越しいただき、ありがとうございます」と挨拶。NO.Aツアーの最終公演であることに触れ「出てくる前にガチで泣きそうになった」と心情を吐露する一幕も。「僕たちは今日、これ以上にないくらい全力で楽しませるんで!みなさん、楽しむ準備はできてますかーー!?」と叫んだ。そんなNOAの言葉に歓声で反応を返すNOANAの様子を見て「それそれ」と満足げな様子。そして「Don’t Waste My Time」、「Runaway Love」を立て続けにパフォーマンスした。「Lonely Hearts」では「ジャンプ!ジャンプ!」と煽り、会場を盛り上げた。
そしてVCRタイムに。コンセプトは女の子をデートに誘う練習をするNOA。「気づいたら君だけのことを考えていた」のセリフが流れると会場のあちこちから悲鳴が。「もしよかったら週末に遊びに行かない?」と語りかけるシーンではNOANAの歓喜ゆえのため息が漏れ聞こえた。そしてVCRからあけたセンターステージには先程のVCRと同じ衣装を着用したNOAが登場!! そのまま「Bad At Love」に突入。VCRから繋がった粋な演出にNOANAのテンションは急上昇!さっきまではかっこいいNOAを見せたかと思っていたら、次に見せてくるのはかわいらしいNOA。この魅力の振り幅はすごいのひとこと。「To Be Honest」のイントロが始まると、NOANAのペンライトが一斉にイエローにチェンジ。NOA、ステージ演出、そしてNOANAのペンライトでライブが作られているかのよう。」NOAのパフォーマンスとNOANAのペンライトで会場が一体感が増し、より盛り上がりを見せていた。
「次の曲はぜひみなさんといっしょに楽しみたいと思っている曲です」と、「Paradise」を紹介。パフォーマンス前に生歌でサビの振りをレクチャーする一幕も。そして「Paradiseに行く準備はできていますかー!?」とNOAが呼びかけると、ペンライトはサンセットのようなオレンジ色に会場が染まった。
後半戦に突入したライブ。ステージ上にはTEAM NOAでギタリストとして活躍するジョサイアが登場。ここからはNOAの歌声を堪能できるアコースティックver.タイムに突入。甘い高音を響かせた「Ticket」、センターステージの端に座りながら歌った「Friends」、今まで披露する場がなく、久しぶりのパフォーマンスとなる「True Colors」の3曲を披露した。
そして「みなさん、こっからブチ上がっていきますよー!盛り上がる準備はできていますか!?」と煽ると、「Let’s GO!」と声を上げて舞台袖へ。そしてそのままVCRに突入。まさに今、舞台にはけたNOAの様子が流れているかのようなライブVCRのような演出になっていた。舞台裏でアップをするダンサーたち、機材の合間をすり抜けると衣装チェンジをしたNOAが登場。そして舞台へと再び向かうNOAの様子が収められていた。VCRの時間までファンを楽しませてくる仕掛けがじつにおもしろい。
そして大人数のダンサーを従えてダンサブルなナンバーの「Step Back」を披露。「Make some noise!!!!」と叫び、さらに会場をアツく燃え上がらせる。そして「みなさん、この夏はどう過ごしていましたか?」、「花火大会に行った人ー?僕はまだ行けてなくて、もしよかったら今日僕といっしょに花火を見にいきませんか?」とNOANAに問いかけて始まったのは「Fireworks」。会場の巨大モニターには打ち上げ花火の映像が流れ、まさにNOAと花火を楽しんでいるかのような粋な演出!!「NOANA!」と叫ぶと、爆音とともに打ち上がる大輪の花火の映像。最後、儚く散っていく花火を見上げるNOAの姿が印象的だった。
そしてNOA自身思い入れが深いという「Multiverse」を披露。メインステージからセンターステージへ、ダンサーたちとハイタッチをしながらパフォーマンスをするNOA。歌唱中ながら、ちょっと泣きそうな表情を見せる一幕も。パフォーマンス後に「昨日は大丈夫だったのに、今日は踊りながら危なかった!やっぱりこの曲はダメだね、泣きそうになった」と心の内を吐露。コロナ禍でデビューし、最初のライブはオンラインライブだったというNOA。カメラの先にファンがいることを信じてパフォーマンスをしていたという。「Multiverse」はそんなファーストライブで披露した楽曲だったため、当時のことを思い出してしまったとか。「TEAM NOA、NOANA、みんながいるからこそ、今有明のステージで今歌えています。素晴らしい環境になった今、またこの曲を披露できたことは本当にみなさんのおかげです。ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。
MCタイムにはファンとのウェーブで交流を楽しんだあと、NOAが突然「ボードとかうちわを持ってきてくれるじゃん?それをちゃんとみたいなと思って」とまさかの応援グッズアピールタイムがスタート。「僕ね、ちょっとね目が悪いから」と言いながらも、2F、3FまでチェックするNOA。そしてピックしたのは「じゃんけん、しよ!」のうちわ。「NOANAが勝ったらどうする?」と選ばれたファンに問うと、横にいた友達がうちわでアピール「ぐは(並びが逆になっているが、伝えたい文字は“はぐ”)」。なんだ、この連携プレー!と驚いたが、無事にエアハグしてほしい!ということを伝えることに成功。そしてじゃんけんへ。じゃんけんはまさかの4回連続であいこになる奇跡!! ここでまさかの「ぐ」のうちわが再び登場。「あ、グーを出してほしいのね」とNOAが汲み取り、NOANAが勝利! ごほうびの“エアハグ”ファンサをもらっていた。
いよいよライブも終盤戦、次に披露するのは秋頃にリリース予定だという新曲「between」。久しぶりのラブソングで、好きな気持ちとそうじゃない気持ちを言ったり来たりする揺れ動く心情を歌った楽曲だという。「ペンライトは何色がいいですかー?」とNOAが問うと、会場からは「ピンク!」の声が上がる。じゃ、ピンクで!と決まると、ペンライトが一斉にカラーチェンジ。ピンクのペンライトが大きく揺れるなか、「between」で大人っぽい新たな魅力で魅了した。
「次が最後の曲です。この2日間、あっという間に終わってしまいました。有明アリーナ2日目、NO.Aツアーとしては最終日です。昨日帰りながら、昨日見た景色やみんなの笑顔を思い出しながら、本当に幸せだなと、みんなのおかげで夢のような景色を見せてもらっていて。だからこそ、今日という日が終わるのが寂しいです」とライブが終わってしまう寂しさを伝えた。10代で諦めた最初の夢、デビュー後にコロナ禍というどうしようもない状況になったことなど、今までの活動を振り返り、すごく大きな壁にぶち当たり、悔しい思いをしてきたことを吐露。「今までのことがあるから、いつも不安な気持ちがあった。でもライブをさせてもらえると、そんな気持ちがばかばかしいことだったと気づいた。いつもたくさんの人が応援をしてくれて、一緒にいてくれているのにそんなことを考えていたんだと気付かされた。いつも応援してくださっていて、そばで支えてくれるTEAM NOAの仲間、お世話になっているスタッフさん、ライブをいっしょに作り上げてくれたスタッフさん、そして家族。普段、恥ずかしくて口に出してこなかったんですけど、みなさんのことが大好きです!」と、ファン、仲間、家族への感謝の気持ちを伝えた。そして「生きていくなかでいろんな壁があると思います。今までみんなが僕のそばにいてくれたように、僕もこれからずっとみんなのそばにいるので、一緒にこの旅を、これから始まっていく新しいチャプターをともに楽しんでいけたらと思います!」と本編最後の曲として「LIGHTS UP」を披露し「またね!」と、手を振ってステージを去った。
そして会場から沸き起こるNOAコール。徐々に大きくなるアンコールに応え、ステージに再びNOAが登場。ステージ上に用意されたのはグランドピアノ。アンコールがまさかのNOAのピアノ演奏からスタート!「TAXI」のひと節をピアノ演奏したあとは、NOAらしくダンサブルに歌い上げた。曲中、feat.アーティストでもあるラッパー・tofubeatsが登場!ステージ上でがっちりと握手を交わすと、コラボステージを楽しんだ。続いて披露するのは「Purple Sky」。曲が始まると同時にペンライトは紫一色に変化。「いっしょに歌おうよ!」と呼びかけると、NOANAとの大合唱。イヤモニを外してNOANAの声を愛おしそうに見つめながらNOAMAの歌声を聞き入るNOA。そしてNOAからなんか聴きたい曲ある?と、まさかのリクエストタイム。「Too Young」と声が上がると「いけますか?」とスタッフに確認し、ラスサビだけ披露する大サービスが!「急遽、やっちゃった!」とはにかむNOA。そして「Highway、やっちゃうか?」とラストにふさわしい軽々なダンスナンバーを披露。ステージのハジからハジまで行き、手を振りながらファンとの交流を楽しんだ。「最高の景色を見せてくれてありがとうございました。またすぐ会いにいきますので、待っててください!」とNOANAに投げキスして、ステージを去った。
おまけ♡
MCタイム中にNOANAからの腹チラお願いコールが!最初はダメダメと守っているものの、止まらないNOANAからの腹チラお願いコールに「最終日だからいっか!」とチラっと鍛えられた腹筋を見せてくれたNOAくん。ステージ上の巨大モニターにはNOAくんのお腹だけクローズアップされる事態!直で見たらいいのか、モニターでドアップの腹筋を拝んだほうがいいのか、視線が忙しかったことでしょう!10日のライブの様子はU-NEXTにて10月に配信が決定したとのこと!! この部分は果たして・・・放送されるのでしょうか!
■詳細
【NOA "NO.A"TOUR SPECIAL LIVE IN ARIAKE ARENA】
価格:7,700円(税込)
販売:東京・有明アリーナ
<スケジュール>
・2023年9月9日(土) 16:30開場/18:00開演
・2023年9月10日(日) 14:30開場/16:00開演
※全席指定/1公演につき1エントリー4枚まで/複数公演エントリー可
※未就学児入場不可
PHOTO:鳥居 洋介
TEXT:Kyoko Fuse