舞台「刀剣乱舞」堀川国広役、「進撃の巨人」-the Musical-アルミン役のほか、ドラマ、映画でも幅広く活躍中！

今、Emo!miuが注目している＜イットボーイ＞。今回は若手イケメン俳優【小西詠斗】くんのインタビューをお届け！

初主演となる映画『尾かしら付き。』が8月18日(金)より公開中の小西くん。小西くん演じるお尻に豚のようなしっぽが生えている少年・宇津見快成がクラスメイトの樋山那智と出会ったことで少しずつ自分の殻を破っていく心温まる青春映画となっている。

そんな映画の見どころのほか、小西くんのパーソナルな部分にググッと迫りました！

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成長していく心情の変化を演じるのが難しかった

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■脚本を読まれたときの印象を教えてください。

小西詠斗　まず僕の年齢的に「中学生役だ。大丈夫かな」と思ったんですが（笑）、全体を読んで注目したところは、僕が演じた宇津見快成はしっぽがついていることにすごく悩んでいて、殻に閉じこもって周りにも話さず誰にも期待していないこと。
悩みは違えど、僕にもコンプレックスはもちろんたくさんありますし、共感できるなと思うところがたくさんありました。

特に日本の周りと違うと排除されてしまうような感覚はわかるな、ってたくさんの人に共感してもらえるのかなと、思います。
そういうときに快成には那智がいて、「しっぽも含めて宇津見くんだよ」って言ってくれるような子です。僕もそういう子になりたいですし、その2人を応援できるような人になりたいなって思いましたね。




■快成を演じていて難しかったのはどういった点ですか？

小西　最初、完全に殻に閉じこもっている快成が、那智に出会って、少しずつ変わっていく。成長していく快成の心情の変化を表現していくのはかなり難しかったです。

■逆に楽しかった点は？

小西　いやぁ、素直じゃないんですよ。
学生ってこんな感じだよなって。周りから「あの子のこと好きなの？」って聞かれて「違うよ」って逃げちゃうみたいな。「おもしろいな、そうだよな」ということはすごく思いました。

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どれが本当の自分なのか分からなくなるときがある

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■共感できると思うところがたくさんある、とのことでしたが、快成と似ていると思う部分はありますか？

小西　快成はすごく静かで大勢の人がいるところが多分苦手だと思うんですけど、僕も学生の頃、クラスで目立ったりするのが本当にダメで。できるだけ目立たないようにしていました。手を挙げて発表することもうまくできなかったですし、それがちょっと似てるのかな、と思います。

■そうだったんですね！　でも今は多くの舞台にも出られて。

小西　よくわかんないですよね、僕もそれはわかんないです（笑）。授業中にトイレに行っていいかも聞けないようなタイプでした。

■この作品は青春のキラキラも描いていると思いますが、小西くんご自身はどんな青春時代でしたか。

小西　本当に仲のいい人たちとしか一緒にいなかったですし、クラスの女子と話せなかったです。僕、昔はめっちゃ人見知りで。いまはこの仕事をしていると、よくわからなくなってくるんですけど、本当に人とコミュニケーションをとるのが苦手でしたね。もっと余裕を持って生きていたら良かったな、って今になって思います。学生だから仕方がないのかもしれないですが、周りのことばかり気にしていましたね。



■今の自分と、学生時代の自分とはかなり違いますか。

小西　多分、根本的なところは変わってないと思うんですけど、ある程度ちゃんとコミュニケーションを取れるようになりました。
ただ、いろんな仕事をしていると、どれが本当の自分なんだろう、ってわからなくなりますね。

■演じる際に役に没頭されているから？

小西　なかなかそれが難しい役もあるんですが、役に完全に入ったなって感覚になる時もあります。それが全ての役でできればいいんですが…これから頑張っていきます！

今回も難しかったですけど、自分と似てる点もあったので、やりづらくはなかったですね。

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弓道に打ち込んだ高校時代

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■青春時代の心が突き動かされた思い出を教えてください。

小西　高校生の時、弓道部だったんですけど、部活に一生懸命でしたね。最後の大会で負けたときは号泣しちゃって「あ、頑張ってたんだな」って思いました。

■弓道部を選んだのはなにか理由があったんですか？

小西　何となくです。僕、中学まで野球部に入っていたんですけど、坊主が嫌で（笑）。でも高校でも何か部活に入りたいな、と思っていた時に友達と「これ面白そうじゃない？」って始めたのが弓道でした。

1年生の頃、先輩たちが厳しかったんですけど、授業中もずっと弓道のことを考えているぐらい熱中していました。頑張っていたな、と。

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自分を変えてくれた親友の存在

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■快成と那智が出会って互いの世界が変わったと思うのですが、小西くんにとって世界が変わった出会いはありますか？

小西　東京に出てきたときに業界で初めてできた友達と今でもずっと親友なんですけど、周りばっかり気にしてたり、人とうまく喋れなかった僕を変えてくれたのはその親友だと思います。今もずっと仲がいいんですよ。

■相談もされたり？

小西　今は相談はしなくなりましたけど、ずっと一緒にいる感じです。
いつも近くにいますし、親友の存在がすごく大きいですね。

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芸能界に入ったきっかけ

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■ここからは小西くんのパーソナルな部分もお聞きできればと思います！
まずは芸能界に入ったきっかけを教えてください。

小西　男子高生ミスターコンがあって、学校は違うんですけど、地元の友達と3人で、出てみようってなって。そうしたら僕がたまたまうまく進んだんです。その時はまだ俳優にも興味がなくて、フォロワーが増えて楽しいなくらいで。でも、そのコンテストで変わりましたね。

■目立つのが苦手だったのに。

小西　僕も自分が何を考えていたのか分からないです（笑）。人生、よくわからないですよね。

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幼少期の夢

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■小さいころの夢は？

小西　「野球選手になりたい」とはずっと言っていました。今も野球選手いいな、って思います。

■ちなみに好きな球団は。

小西　やっぱり広島カープですね。

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今の夢

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■今の夢は？

小西　もちろん、ずっとこの仕事を続けていくことですね。

■近い将来、やってみたい役、出演してみたい作品はありますか。

小西　本当に今回の快成のような役がやりたかったんですよね。親とケンカしたりとか、友達とちょっと揉めたりとか、そういうリアルな男の子をやりたいなと思っていたんですけど、今回、そういう役が演じられたので嬉しかったです。

次は何だろうな。
僕は大人っぽいお兄さんの役をやったことがないので、挑戦してみたいです。

■どちらかというと弟気質なところがある？

小西　そうなんじゃないかな、と思っていて。これから年齢も上がっていくとそういう役が増えてくるのかなって思うと心配なので早めに挑戦してみたいです。

■憧れの先輩はいらっしゃいますか。

小西　鈴木亮平さんです。役作りが本当にすごいな、って見習いたいけど見習えないなっていつも思います。

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ちょっと明るい気持ちになって帰ってもらえるとすごく嬉しいなと思います。

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■最近心揺さぶられた出来事は？

小西　最近はアニメをよく観ていて、TVアニメ「山田くんとLv999の恋をする」が大好きなんですけど、すごくきゅんきゅんして心揺さぶらています。山田くんはかっこいいし、ヒロインの茜は健気でかわいいし。そういうところで癒されてますね。あとは「僕の心のヤバイやつ」も好きです。

■最後に、作品の見どころと合わせてメッセージをお願いします。

小西　誰でも悩み、コンプレックスはあると思います。悩んでいるだけじゃ何も変わらないし、那智みたいに全てを受け止めてくれる人もいます。快成と那智のような2人になってほしい、というメッセージ性もある作品ですし、単純に学生ならではの不器用な恋愛だったり、きゅんきゅんしたり、たくさん楽しめる作品だと思いますのでぜひ劇場に足を運んで、そしてちょっと明るい気持ちになって帰ってもらえるとすごく嬉しいなと思います。

■インタビューは以上になります。ありがとうございました！

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