「積極的に話すようになりましたし、現場の雰囲気作りを僕は頑張ろうかなと思って」白岩瑠姫の見えざる努力も垣間見えた、映画「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」舞台挨拶付き最速上映会<イベントレポート>



映画【夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく】が、2023年9月1日(金)より全国公開される。公開を約3週間後に控えた8月10日(木)に【映画「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」“いちばんに夜きみに会いにいく”舞台挨拶付き最速上映会】が開催され、W主演の白岩瑠姫(JO1)&久間田琳加、箭内夢菜、鶴田真由、酒井麻衣監督が登壇した。



この日、開演を今か今かと待ちわびるJAM((JO1のファンネーム)を含む大勢のファンが会場に集まり、中には白岩の名前が書かれたボードを持つ人も。そして黄色い歓声が飛び交う中登場した白岩は「ずっとこうやって皆さんに見てもらう機会を待ってたので、今日この日を迎えられて本当に幸せな気持ちでいっぱいですし、こんなにたくさんの方が集まって頂けたので嬉しい限りです。」と感謝の気持ちを言葉に綴った。

久間田演じる茜の母を演じた鶴田も会場を見て「瑠姫君人気にビックリ。すごいですね。確かに私、現場で瑠姫君の美男子っぷりにびっくりしました。そして茜の可愛い娘役にドキドキして2人のキュンキュンする声に私もキュンキュンしてました。」と口にするほど。



本作の脚本を初めて読んだ時の感想を聞かれると、白岩は「青磁は結構『人生一度きりなんだから、やりたいこと、言いたいこと言ってやったほうが良い』っていう考え方なんですけど、僕もライブの最後のMCとかでよく『このステージが自分の人生最後のステージになってもいいと思って全力を出し切ってやってます!』っていうことを言うので、結構青磁と考えが似てる部分がありました。自分にすごく親近感があった、近い作品だなっていうのを読んで感じましたね。」と語る。普段白岩が思っているようなことや共感するセリフも多くあったそう。

久間田も「周りの空気を読んでしまうと役柄だったんですけれども、演じながら学生時代の自分をより思い出しました。」と茜に親近感を感じたそう。ただこの作品を経て変わったところあるそうで「撮影をしていくうちに、(茜が)青磁くんの影響もあってどんどん自分の気持ちを言えるようになるんですけど、その過程がすごく気持ち良くて、ちょっとずつ自分の気持ちを伝えてみるっていうところが、できるようになってきたのかなっていうふうに最近感じています」と振り返った。

鶴田は母と言う役の立場上、怒らなければならないシーンがあったそうだが「心の中では『まあしょうがないよね。若い2人だもん』って思ってましたし、あかねの妹が『お兄ちゃんかっこいい!お兄ちゃんが彼氏?』っていうところがあるんですけど、それを聴きながら私も『そんな誠実なかっこいい彼氏だったら私も許しちゃうかも』って心の中では怒りながら思ってました。」と吐露した。



本作のタイトルにちなんで“夜が明けたら一番会いたい人”を聞かれた白岩は「自分の中で大切な人ですね。JAMの皆さんじゃないですかね。」と回答し、会場からは声にならないような嬉しくも悶えているような声が響いた。「常に自分が例えばファンの立場になったりとか、ファンファーストで何事も考えるようにしてるので、それが少しでも伝わってくれてたら嬉しいなあと思いますね。」と白岩の1人のアーティストとしての意識の高さが伝わってきた。

一方久間田は「いつもお世話になっているスタイリストさん。」と回答。「本当にすごくハッピーな方でもう明るくて、私たちの仕事って朝がとんでもなく早いことが多いと思うんですけど、常にハイテンションなんですよ。すごく愛されキャラでその人に会うと自分のボルテージも一気に上がるので、撮影期間に入っちゃって会えなくなると、とても会いたいなって思うことが多いです。」と答えた。その存在は駆け込み寺のような大きな存在だそう。



続いて、“今だから言える撮影現場中の本音”を聞かれると、白岩は久間田の白岩への接し方を指摘。「さっきも『緊張してる?』って聞かれたので、『いや、僕は今のところ平常心かな』って話したら、明らかに緊張してるのに『私もです!』って張り合ってくるようになりまして、なんでそんな僕に対抗心を抱いているのかなって(笑)」と暴露。本人は無自覚だったそう。



そんな白岩も極度の人見知りのようで、初主演ということもあり監督からアドバイスをもらったそう。「自分がやっぱり座長を務めるということで、演技とかだけではなくて、現場の雰囲気とかも自分が作っていかなきゃいけないとアドバイスを頂きました。確かにその通りだなと思ったので、いろんなスタッフさんだったり、カメラマンさんだったりに積極的に話すようになりましたし、現場の雰囲気をできるだけ作るところを、僕は頑張ろうかなと思ってそれで結構話すようになりましたね。」と見えざる彼の努力が伺えた。

そんな白岩に対抗して久間田は「白岩さんは、運動神経が良すぎ!」と暴露(?)したが、本人は深くうなずき「自信がありますそこには!」とひとこと。茜が青磁を走って追いかけるシーンではなかなか追いつかず、反対に階段をあがる茜を青磁が追い越しそうになってしまうなど、あまりの運動神経の良さに苦労したシーンもあったそうだ。

監督も白岩の運動神経の良さは予想以上だったそうで、「サッカーのシーンは稽古しているわけではないし、リハーサルしてるわけではないシーンだったんですけれども、白岩さんがまあサッカーがすごくお上手です。茜ちゃんにキーパーの感じはこういうふうにやったら上手に見えるとか、サッカーの演出は半分ぐらい白岩さんだったんじゃないかなって思うくらい。サッカーの演出はありがとうございましたというのが本音です(笑)」と監督に感謝され、白岩も嬉しそうにしていた。



ここで、公式SNSで実施した「ハッシュタグ一番会いたい人に見せたい空キャンペーン」で集まった2,732件の空の写真を繋げたスペシャルムービーを放映。白岩らキャストの撮った美しい空も一緒に放映された。

観客と同じく初見の白岩は「たくさんの素敵な写真を皆さんありがとうございました。」と感謝を述べつつ「今見ただけでちょっと感動してるんですけど、映画の中でももっと綺麗だったりとか、感動できるシーンがたくさんあると思うので、少しでも皆さんに何か響けばいいなと思いました」と目を輝かせながら改めて映画への期待を口にした。



最後にこれから映画を観る方へ向けてメッセージ。監督が「汐見先生が作ってくださったこの物語を、キャストさん、スタッフさん一同ですごく大切に映画化させていただきました。皆さんにまっすぐに届いたらいいなと思います。」。久間田は「茜ちゃんみたいに自分の気持ちが本当に言えない方って、もしかしたら私だけじゃなくてたくさんいらっしゃるんじゃないかなっていうふうに思っているので。いつか皆さんもそういう(青磁のような)人に出会えて、茜と青磁の関係性いいなって思っていただけたら本当に嬉しいです。」とコメント。

そして白岩が「本当に一生懸命挑戦しましたし、僕とか出演者の皆さんだけじゃなくて、監督さんだったりとか、陰で支えてくださってる関係者のスタッフの方々がいるからこそ、できた映画だなと思います。そして今日、こうやって観に来てくださる皆さんだったりとか、9月1日から観に来てくださる皆さんが居るからできたことだと思うので、本当すべての人に感謝しています。これからの映画楽しみにしていてください。一生懸命頑張りました。ありがとうございました!」 と気持ちを言葉にして贈り本イベントは幕を閉じた。

おまけ




イベント終了後、メディア向けのフォトセッションを準備している間、観客へ目を向ける白岩。JAMの方々が作ったボードには「るきっち」「るきぴ」「るるる」「るる」「るきちゃん」などいろいろな呼び方が書かれていた。「初めてのものもありますけど・・・(笑)」と反応しながら、「あおじもありますけど、せいじですけどね(笑)」とツッコミを入れるとJAMも大喜びの様子だった。





フォトセッションでは、公式ポーズだけでなくハートポーズやJO1のGo to the TOPポーズなどにも快く応じてくれたキャスト陣。特に白岩はさすがの対応で、ハートだけでも様々な表情やポーズをつくり会場を沸かせた。

<ストーリー>
無彩色で息苦しいこの世界。救い出してくれたのは、“私を嫌い”な君でした――。
マスクが手放せず、周囲の空気ばかり読んでしまう「優等生」の茜。
自由奔放で絵を描くことを愛する、銀髪のクラスメイト・青磁。
何もかもが自分とは正反対の青磁のことが苦手な茜だったが、
彼が描く絵と、まっすぐな性格に惹かれ、茜の世界はカラフルに色づきはじめる。
次第に距離を縮めていくふたりの過去がやがて重なりあい、初めて誰にも言えなかった想いがあふれ出す――。

◼︎詳細
【映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』】
公開日:2023年9月1日(金)全国ロードショー
出演:白岩瑠姫(JO1)、久間田琳加、箭内夢菜、吉田ウーロン太、今井隆文、上杉柊平、鶴田真由
原作:汐見夏衛「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」(スターツ出版 刊)
監督:酒井麻衣 
脚本:イ・ナウォン、酒井麻衣
主題歌:JO1「Gradation」(LAPONE Entertainment)
配給:アスミック・エース

© 2023「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」製作委員会

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