2023年8月6日(日)、品川ステラボールにて【つば男SUMMER FES 2023】が行われた。つばさレコーズの男子部門「つばさ男子プロダクション」に所属するCUBERS(キューバーズ)、THE SUPER FRUIT(スパフル)、世が世なら!!!のほか、つば男YOUTH、つば男KIDSもオープニングアクトに登場。真夏の暑さに負けない熱気あふれるステージを展開した。

オープニングアクト!!

まずはオープニングアクトとして登場したのはつば男KIDS。小学5年生の平山雄寅と、小学5年生の長谷川明飛がステージに現れると、会場のあちこちから「可愛い」の声が飛ぶ。さらに、この日は新メンバーとして3人が紹介された。小学2年生のメンバーがいることには、驚きの声と共に温かい拍手が沸き起こる。そんな5人で元気いっぱいにダンスパフォーマンスを見せた。



続いてつば男YOUTH。それぞれのつば男の好きな楽曲を交えて自己紹介を行ったあと、さらにYOUTHも8人の新メンバーが登場。13人という大人数でCUBERSの「SHY」を披露し、会場を沸かせた。さらに2024年の夏にYOUTHから新グループがデビューすることが発表！デビューまでの軌跡はテレビ東京「超音波」が密着するほか、YouTubeで新たに開設された公式アカウントでもその様子が伝えられるとのことで期待が高まる。

そして、末吉9太郎と、あとから加わった笠松正斗の影アナでコール＆レスポンスで客席を温めたあと、いよいよ本編がスタート！

ライブパート♪

トップパッターを務めたのは世が世なら!!!。「一緒に盛り上がっていこうぜ！」という声と共に、激しく照明が点滅、会場を煽っていく。ステージをところ狭しと動き回り、アグレッシブな「下剋上、はじめました。」、間髪入れずに「Mo-Mo-No-ROCK」でしっかりと会場のテンションを上げた。



添田の「最後まで盛り上がっていきましょう！」という言葉と共に8月9日(水)リリースの「メダチタガリアン」を。キレキレで運動量の多いダンスで魅了。会場も一緒になって体を動かした。



続いてはTHE SUPER FRUIT。とびきりなスマイルを見せて会場に向かって手を振ったあと「チグハグ」を披露。キュートさもありつつ、キレもあるダンスで会場の空気を掴むと2曲目は打って変わってしっとりと「Someday」を。2曲でスパフルの魅力しっかりとアピールした。



自己紹介ではコール&レスポンスで客席とコミュニケーションを取りつつ、星野晴海はこの日が誕生日ということで、みんなから「おめでとう」と祝福され、笑顔を見せた。スパフルのラストはこちらも新曲「サマー☆★げっちゅー」。夏っぽさを感じる歌詞と振り付けで、全員で夏を楽しんだ。



グッと落ち着いたSEとともにに登場したのはCUBERS。「なんなんだろう」で余裕を感じさせる大人っぽいステージを見せた。CUBERSは1曲目を終えたところでまず自己紹介を。さらに、「妄想ロマンス」のコールをレクチャーしたあと、さっそく楽曲へ。CUBERSと会場が息ぴったりなコールで一体感を高めた。



CUBERSのラスト曲は「Chi-Chi-Chi」。メンバーはタオルを回し、客席はペンライトを回し、楽しい時間を共有した。

シャッフルユニット TALK＆GAMEコーナー！

ライブパートで盛り上がったところでMCに信太を迎え、TALK＆GAMEコーナーへ。

CUBERSが着替え中ということで、その間にスパフルと世が世のメンバーからCUBERSのプチ暴露はないのかと信太が話を振る。シャッフルユニットごとでのレッスンもあるため、先輩たちの意外な一面も見やすいわけだが・・・メンバーも恐る恐るながら口を開く。

星野からはTAKAについて。普段から表舞台に立っているときと同じで王子様のようなTAKAだという。この日も、さらっと星野に「誕生日おめでとう」という言葉を送ったという。しかし、TAKAの意外な一面がユニット曲練習中に目撃されていた。「全部完璧だと思っていたけど、曲中にある技を披露する場面で練習中に回った勢いで鏡にドン！とぶつけていて。それが衝撃的すぎて申し訳ないんですけど・・・『ダッサ』と思ってしまいました」と星野。いつも完璧だからこそのギャップかもしれない。

さらに橋爪優真からは優のタレコミが。ユニットでの練習があったそうなのだが、「優さんの様子がいつもとおかしくて。聞いたんですよ。『8時まで飲んでた』って。二日酔いで振りとか立ち位置もたぶん酔ってるから頭回ってなくて。やばかったです」。ちなみに、橋爪はそのあと登場した優に「マジで言っちゃいけないやつだろ！言っていいことと悪いことがあるだろ！」と怒られていた。



そしてここからはシャッフルユニットで企画コーナーへ。ユニットは4組。「こっとんきゃんでぃ」(綾介、田倉 、堀内、大谷、内藤、笠松)、Surf’s up(春斗、阿部、添田)、「自己満族。」(TAKA、星野、松本、鈴木、中山)、「ゆましんだけかと思ったら」(9太郎、優、小田、橋爪)という構成だ。



ひとつめの対決は「ギリギリセーフ限界クイズ」。出題された答えのない問題に対して、よりぎりぎりセーフの回答を出すというもの。お題は「夏休みのイメチェンの限界は？」田倉がトップバッターで「語尾がごわすになっている」で口火を切ったあと、松本はキャラクターを生かした「黒ギャルです！」という回答を見せ早速1ポイントをゲット。TAKAは「住まいを昭島から拝島に変える」と回答し、春斗「わしやないかい！」と突っ込んだり、「メガネをつける、つけてる人はナシにする」という小田に9太郎があまあまな判定をする場面。ほかにも添田らしい「筋トレで5キロ増強」や、阿部が「朝8時まで飲む」と回答して先輩をいじるなど大盛り上がりを見せた。

そしてふたつめのゲームは「即興ドラマ対決」。テーマとシチュエーションをくじ引きで決めて、1分で即興ドラマを作るというものだ。なかなかハードルが高い企画ではあるが、がっつりとコント経験があるつば男の面々。「こっとんきゃんでぃ」は三匹の子ぶた×プロポーズ、「ゆましんだけかと思ったら」はゾンビの世界×誕生日会、「自己満族。」はコンビニ×再会、「Surf’s up」は宇宙×胸キュンというワードだけでは想像しづらいものだが、それぞれしっかりとドラを作り上げた。



優勝チームは会場の拍手の多さで決められ、見事「ゆましんだけかと思ったら」が勝利。話がしっかりとしているだけでなく、かわいさもオチもしっかりと作っていたのが勝利のポイントか。総合でもゆましんが優勝し、見事(？)500万つば男ポイントが贈呈された。



そして最下位はこっとんきゃんでぃ。罰ゲームは「尻文字でファンのみなさんに感謝の気持ちを伝える」というものでシンプルに「ありがと♡」を尻文字で伝えた。

シャッフルユニット ライブパート♪

笑いで会場を盛り上げたあとは、シャッフルユニットでさらにテンションを上げていく。トップバッターはこっとんきゃんでぃ。
1曲目は「サクラフレフレ」(スパフル)。普段とは少し異なる可愛さを見せるメンバーがいるのも興味深い。田倉が「最後まで盛り上がっていくぞ！」と言い「ウオー！サオー！」(世が世なら!!!)へ。内藤の呼びかけで会場も振り付けに参加し、盛り上がっていき、そのままの勢いでパワフルなダンスも見せ、「全然今しかない」(CUBERS)まで駆け抜けた。



続いて登場したのはSurf’s up。
「乙男」(世が世なら!!!)からスタート。他のグループよりも人数が少ないが、ダイナミックなパフォーマンスで魅了。そのまま、激しいダンスナンバーで攻めるのかと思いきや「強くあれ」(CUBERS)でしっとりとそれぞれの歌唱力を発揮した。ラストは「素敵なMy life」(スパフル)でキュートさを見せつけた。




クールに登場したのは自己満族。だ。
「馬鹿ばっか」(スパフル)。ハードな楽曲ながらも、TAKAがでんぐり返しをして和む場面も。まさに星野がプチ暴露していたのがでんぐり返しだったようだ。続いて「Romantic」(CUBERS)では息のあったダンスで観客を魅了していき、ラストはこの日の「自己満族。」にぴったりな楽曲「Happy Birthday!!!」(世が世なら!!!)を誕生日の星野を担ぎ、クラッカーを鳴らし、全員で星野を祝った。



トリは「ゆましんだけかと思ったら」。
キュートな小田と橋爪をセンターに据えての「君はリアコ製造機」(スパフル)。それをしっかりと９太郎と優が盛り上げる。曲終盤、それぞれがおんぶをする振りでは、優が9太郎を背負えずヨロヨロになり、それを小田と橋爪が大爆笑しているという仲睦まじさも見せた。



「Winter Prince」(世が世なら!!!)では小田と橋爪がぎゅっと指を絡めるシーンや、「大好きだよ」「僕もだよ」というセリフにも歓声が沸き起こった。そして最後の「Bi’Bi’Bi」(CUBERS)のサビでは客席も一緒に体を動かし楽しげに。さらにそれぞれのソロダンスも見せ、ボリューム満点で締めくくった。



シャッフルユニットを振り返りでは、Surf’s upの阿部が「めちゃくちゃ楽しかったです！」と笑顔を見せた。一方で「惟真くんが『わあ春斗さん頑張ってる』って言ってた」と9太郎が暴露し、小田が慌てるシーンも。



自己満族。は「最初の中山の『行くぞ、自己満族。！』がかっこよかった！」と鈴木。中山も「『馬鹿ばっか』めちゃくちゃ楽しみにしていたんで嬉しかったです」とにっこり。ちなみに、4つのユニットの中で、Tシャツのアレンジが凝っており、「ファッショニスタの集まりですから！」ということで自分たちでTシャツをアレンジしたのだそう。



「ゆましんだけだと思ったら」は、9太郎から小田と橋爪が2泊お泊り会をしていたというプチ暴露があり、「同じ家から仕事に行って、同じ家に帰り・・・っていうこと!?」と9太郎を筆頭に大盛り上がり。ここでTAKAが9太郎と優に「ここはいつお泊まりするんですか」と振るものの、9太郎と優はお互いの家の場所さえも知らないのだということが明らかになった(ただ近所ではあるらしい)。



盛り上がりを見せたフェスもラストの曲。全員で「Samenaide」を。シャッフルごとで楽しそうな様子に思わずほっこりしてしまう。会場も一緒にクラップで盛り上がり、締め括った。



最後はKIDSとYOUTHも迎えて記念撮影も。9太郎が引率の先生のようにKIDSたちを誘導している様子が微笑ましい。メンバーからは「遠足やん」とツッコミが入ったのもほっこりである。



そして各グループから最後の挨拶が。世が世なら!!!からは橋爪。「つだ男がどんどん大きくなっていくのでみなさん応援のほどよろしくお願いします！」。スパフルの小田は「CUBERSさんとのライブが夏はラストなので、そういった機会にこういった場所でできることがすごく光栄です。良い思い出になりました」。

ラストはCUBERSのTAKA。
「こんな大所帯のつば男になりまして、とても感慨深いものがあります。素敵な景色を見せてくださっているみなさんに感謝してますし、これからもつば男はみなさんをもっともっと最高の景色に連れていきます！」。

約3時間弱のつば男のお祭りはバラエティに富んだ内容で客席を魅了した。新たな仲間も加わり、今後、どんな景色を見せてくれるのか、期待は高まるばかりだ。

【つば男 SUMMER FES 2023】
料金:全自由、整理番号あり 5,800円(税込)
出演:CUBERS、THE SUPER FRUIT、世が世なら!!!、シャッフルユニット(ゆましんだけかと思ったら、Surf’s up、こっとんきゃんでぃ、自己満族。)
OA:つば男YOUTH、つば男KIDS
開催日:2023年8月6日(日)
時間:開場16:15、開演17:00
場所:品川ステラボール
※未就学児童はチケット不要(保護者とのご入場になります)
※お1人様4枚まで

Photo:上溝恭香
Text:ふくだりょうこ