「みなさんのおかげで僕たちも幸せです。」ENHYPEN(エンハイプン)WORLD TOUR ‘FATE’ 韓国公演で圧巻のパフォーマンス!ヘアチェンジしたメンバーに歓喜の嵐も!<ライブレポート>
2023.8.4
7人組のグローバルグループ・ENHYPEN(エンハイプン)が、2回目となるワールドツアー【ENHYPEN(エンハイプン)WORLD TOUR ‘FATE’】IN SEOUL(韓国公演)を2023年7月29日(土)、30日(日)に韓国・オリンピック公園 KSPO DOMEにて開催した。
ENHYPENとはJUNGWON 、HEESEUNG 、JAY、SUNGHOON、JAKE、SUNOO、NI-KIの7人組。7月29日、30日に韓国・オリンピック公園 KSPO DOMEで行われた韓国公演を皮切りに、世界9都市をまわる予定で、韓国のみならず、日本を含め世界中にファンがいるグローバルグループのひとつだ。K-POP第四世代としては日本のドーム公演をいち早く成功させ、9月には今回のワールドツアーでは東京ドームと京セラドームの公演を控えているENHYPEN 。まだデビュー3年目も迎えていない、平均年齢19.6歳とは思えないライブパフォーマンスをみせるENHYPENの初日のコンサートの様子をお届け!
KSPOドームは韓国国内では屈指の公演場のひとつで、2日間に渡るチケットは即ソールドアウト。チケット発売から人気の高さを見せつけたENHYPEN。会場には棺桶のような形をした大きなセンターステージが設置され、そのステージを約280度に囲んだENGENE(ENHYPENのファンネーム)で埋め尽くされた。期待感いっぱいの歓声のなか、まずステージ上に姿を現したのはJAKE。手に持った真っ赤な紙が燃える、続いてデビュー期以来のハイトーンカラーにヘアチェンジしたJAYが登場すると会場からは「ミッチョッソ!!!(ヤバい!狂ったの!?)」と喜ぶ声が飛び交った。
続いてENHYPENの最強マンネ(末っ子)NI-KIが登場。そしてNI-KIが指をパチンと鳴らし、コンサートの始まりを告げた。
ホワイト✕淡いミントグリーンの高貴な衣装を身にまとった7人。その姿はまさに高貴な王子様そのもの!まず披露したのはデビュー曲「Drunk-Dazed」。麗しくミステリアスなENHYPENの魅力を初っ端から存分に発揮すると、ダンスブレイクでは一糸乱れぬダンスパフォーマンスを魅せつけ、早くも観客たちの目と心を奪っていく。続いて「Blockbuster」でENHYPENワールドに引き込んだ。リーダー・JUNGWONが「ENHYPENの2回目のワールドツアーFATEにようこそ!」と会場をうめつくしたENGENEとオンライン配信をみているENGENEを歓迎。JUNGWON は「ENGENEのみなさんが僕たちと運命であるということを分かっていただける公演だと思います。期待してください!」とこれから始まるステージへの期待感を煽った。そしてJAYが「いっしょに楽しむ準備ができたら、Make some noise!!!」と会場を煽り、「Let Me In(20CUBE)」、「Flicker」、「FEVER」と立て続けに披露。さらに「Mixed Up」、「Future Perfect(Pass the MIC)」、「Blessed-Cursed」と一気に披露し、ENGENEに息をつく暇を与えないほど、畳み掛けるようにパフォーマンスを披露した。
VCRタイムをはさみ、衣装チェンジしたメンバーが登場したのはなんと吊り下げられた空中ステージ!そのままロックナンバーの「Attention,please!」を披露し、ENGENEたちの熱気をさらにぶち上げる。間奏ではJAYがギター演奏のような振りをすると、最後にはギターをぶん投げてロックな一面も魅せる多彩ぶり。今回のステージは従来の構成とは異なり、センターステージがメインステージになるような作りになっている。自分たちの長所はパフォーマンス力というだけあって、とにかくどの席から観ていてもその魅力を存分に味わえるようになっていた。またLEDの巨大スクリーンも多数配置、花火、炎などの特効演出も多く用いられ、とにかくENGENEを楽しませようという気持ちが伝わってくる。
JUNGWONが「Make some noise!!!」と煽って始まったのは「ParadoXXX Invasion」。続いて披露したのはラグビー、アメフトの振りを取り入れた「Tamed-Dashed」。パフォーマンスの合間には7人のサイン入りのボールを蹴り入れるサプライズが!! 幸運にもキャッチしたENGENEは、両日合わせてもたった2人!世界に2個しかない幸運のぼーるをキャッチできたENGENEは最高の思い出になっただろう。
そしてMCタイムに突入。普段は恥ずかしがるNI-KIがハートをENGENEに送ったかと思えば、ENHYPENイチの愛嬌天使・SUNOOが負けじとハートを作り、さらにはJAYまでもがハートを送ってくれるひと幕も。またHEESEUNGがコメントしているとき、HEESEUNGの崩れた前髪をそっと直してくれるJAKE。メンバー間の仲の良さも見せつけた。
続いてのステージはJAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOOによるユニットステージ。まさかの客席内に作られたお花畑のステージに登場!あまりの近さにステージ前にいたENGENEたちは大歓喜。4人が披露したのは「TFW(That Feeling When)」のアコースティックアレンジver.。JAYが最近練習をしているというギターを披露することに!アコースティックギターの生演奏に乗せて、4人でさわやかに歌い上げた。
続いてHEESEUNG、JUNGWON、NI-KIのユニットステージではHEESEUNGがピアノ演奏を披露!! まさかすぎる生演奏連続サプライズで会場は大盛りあがり。ピアノアレンジされた「Just A Little Bit」を甘い雰囲気にENGENEは酔いしれ、虜にした。センターステージに再集合したメンバー7人でしっとりと切なく「Just A Little Bit」を聴かせると「では、雰囲気を変えて行きましょー!!」とメンバーたちが4台のトロッコに分乗!! 2階席前方をトロッコに乗ってめぐりながら「10 Months」、「Polaroid Love」を披露。近すぎるメンバーたちに発狂するENGENEたち。メンバーもファンサで応えながら交流を楽しんだ。
そして会場後方に到着するとはトロッコから降りて歌うサプライズが!! 畳み掛けてくるENHYPENからのサプライズにENGENEたちのボルテージも最高潮。至るところから黄色い歓声が上がった。NI-KIは「ぼくたち、パーティーを始めてみる!?」とテンションが高まった様子。センターステージに戻ってきたメンバーたちは突然のダンスブレイクタイム。JUNGWONが「チョンセン!! チョンセン!!(JAYのあだ名)」と煽ると、JAYが即興でダンスを披露。さらにHEESEUNGも参戦し、メンバーたちが心からコンサートを楽しんでいることが伝わってくる。そのままのテンションで「SHOUT OUT」を力強く歌い上げた。
さらにはMCタイムで「Polaroid Love」をHEESEUNGがアカペラで歌うと、ENGENEもいっしょに歌うひと幕も。ENGENEが歌いやすいようにとリードボーカルをしてくれたリーダー・JUNGWONにSUNGHOONが「ENGENEの声が聞きたいんだけど?(笑)」とツッコむやりとりもありながら、「Go Big or Go Home」で会場の雰囲気がぶち上がったところで、コンサートは終盤へ突入。メンバーたちからの連続サプライズ、心から楽しんでいる7人の姿を目にしたENGENEたちの幸せな瞬間となった。
さっきまでの爽やかなENHYPENとは一転、黒をベースとした真紅の衣装にチェンジした7人。「Chaconne」では黒い羽が降り注ぐ演出のなか、色気漂うダークな雰囲気を見せると、「Bills」はしっとりとしたさわやかな魅力を爆発。
つづいて披露したのはHYBEオリジナルストーリー『黒の月:月の祭壇』のOST(オリジナルサウンドトラック)となる新曲で7/20にリリースしたばかりの「CRIMINAL LOVE」。冒頭、NI-KIのハスキーな低音ボイスがたまらなくいい。しなやかな美しいダンスのなかに、時折織り交ぜられたHIT強めなダンスが印象的でENHYPENのパフォーマンスの美しさと力強さのギャップ、魅力を存分に発揮。
そしてこれぞENHYPENというような幻想的でダークな雰囲気たっぷりの「Sacrifice(Eat Me Up)」、4thミニアルバムのタイトル曲で、女性ダンサーとのペアダンスが話題になった「Bite Me」を7人のみのパフォーマンスで披露し、あっという間に本編終了の時間に。
アンコール!!
ペンライトの光で真っ赤に染まった会場からはアンコールをお願いするENGENEの掛け声がすぐに沸き起こる。ツアーTシャツに着替えた7人は会場のENGENEから「One In A Billion」でENGENEの思いに応えた。最後の別れを惜しみながら、力強く歌い上げる。JUNGWONは「本当に残念なんですが、最後の時間になってしまいました・・・。いやだーー!」とコンサートが終わることを惜しみながら、メンバーたちはそれぞれの思いをENGENEにに伝える。SUNOOはコメント中に感極まり、涙するひと幕も。メンバーをステージ中央に集め、肩を組みながら「ENHYPEN、ファイティン!!」とメンバーを鼓舞するリーダー・JUNGWON。7人は心の内を吐露し、ENGENEに感謝と愛を伝え、最後に「Karma」でワールドツアーFATEの初公演となる『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE’ IN SEOUL』を終えた。
ラストコメント
おまけ♡
ENHYPENイチの泣き虫・SUNOO。いままでの公演でも感極まり、何度もENGENEの前で涙を流してきた。「今日は泣かないつもり!」と宣言するも、公演を観に来た両親の話をしだすと思わず涙がでて・・・。そんな様子を見るとJAYがステージサイドに置いてあるタオルを取りにいき、SUNOOの挨拶が終わると、タオルをこっそりと手渡し、笑顔で見守っていました♡ ちなみに2日目もこっそりタオルを取りに行っていたJAY。でも2日目はSUNOOが涙をこらえてタオルの出番はなし。メンバーを見守り、寄り添う姿が印象的な優しい男、JAYなのでした。
ちなみに今回もHEESEUNGのステージ力が爆発しておりました。巨大スクリーンに映るときのあの瞳、吸引力はなんなんでしょう。他ペンでも一度は危うく“HEESEUNGの女”になりかけます。今回のENHYPENの公演はメンバーたちの成長を感じられ、終始鳥肌、絶叫、口あんぐりでしたよね。みなさんのお気に入りシーン、キュンしたシーン、会場にいたからこそ見れたシーン、オンライン配信だからこそ気づけたシーンがあればぜひぜひ教えてください。いいものはみんなで共有しないと!ですよね♡
【ENHYPEN(エンハイプン)WORLD TOUR ‘FATE’ IN SEOUL(韓国公演)】
開催日:2023年7月29日(土)、7月30日(日)
場所:オリンピック公園 KSPO DOME
TEXT:KYOKO FUSE
(P)&(C) BELIFT LAB Inc.