「みなさんのおかげで僕たちも幸せです。」ENHYPEN(エンハイプン)WORLD TOUR ‘FATE’ 韓国公演で圧巻のパフォーマンス!ヘアチェンジしたメンバーに歓喜の嵐も!<ライブレポート>



7人組のグローバルグループ・ENHYPEN(エンハイプン)が、2回目となるワールドツアー【ENHYPEN(エンハイプン)WORLD TOUR ‘FATE’】IN SEOUL(韓国公演)を2023年7月29日(土)、30日(日)に韓国・オリンピック公園 KSPO DOMEにて開催した。



ENHYPENとはJUNGWON 、HEESEUNG 、JAY、SUNGHOON、JAKE、SUNOO、NI-KIの7人組。7月29日、30日に韓国・オリンピック公園 KSPO DOMEで行われた韓国公演を皮切りに、世界9都市をまわる予定で、韓国のみならず、日本を含め世界中にファンがいるグローバルグループのひとつだ。K-POP第四世代としては日本のドーム公演をいち早く成功させ、9月には今回のワールドツアーでは東京ドームと京セラドームの公演を控えているENHYPEN 。まだデビュー3年目も迎えていない、平均年齢19.6歳とは思えないライブパフォーマンスをみせるENHYPENの初日のコンサートの様子をお届け!



KSPOドームは韓国国内では屈指の公演場のひとつで、2日間に渡るチケットは即ソールドアウト。チケット発売から人気の高さを見せつけたENHYPEN。会場には棺桶のような形をした大きなセンターステージが設置され、そのステージを約280度に囲んだENGENE(ENHYPENのファンネーム)で埋め尽くされた。期待感いっぱいの歓声のなか、まずステージ上に姿を現したのはJAKE。手に持った真っ赤な紙が燃える、続いてデビュー期以来のハイトーンカラーにヘアチェンジしたJAYが登場すると会場からは「ミッチョッソ!!!(ヤバい!狂ったの!?)」と喜ぶ声が飛び交った。



続いてENHYPENの最強マンネ(末っ子)NI-KIが登場。そしてNI-KIが指をパチンと鳴らし、コンサートの始まりを告げた。




ホワイト✕淡いミントグリーンの高貴な衣装を身にまとった7人。その姿はまさに高貴な王子様そのもの!まず披露したのはデビュー曲「Drunk-Dazed」。麗しくミステリアスなENHYPENの魅力を初っ端から存分に発揮すると、ダンスブレイクでは一糸乱れぬダンスパフォーマンスを魅せつけ、早くも観客たちの目と心を奪っていく。続いて「Blockbuster」でENHYPENワールドに引き込んだ。リーダー・JUNGWONが「ENHYPENの2回目のワールドツアーFATEにようこそ!」と会場をうめつくしたENGENEとオンライン配信をみているENGENEを歓迎。JUNGWON は「ENGENEのみなさんが僕たちと運命であるということを分かっていただける公演だと思います。期待してください!」とこれから始まるステージへの期待感を煽った。そしてJAYが「いっしょに楽しむ準備ができたら、Make some noise!!!」と会場を煽り、「Let Me In(20CUBE)」、「Flicker」、「FEVER」と立て続けに披露。さらに「Mixed Up」、「Future Perfect(Pass the MIC)」、「Blessed-Cursed」と一気に披露し、ENGENEに息をつく暇を与えないほど、畳み掛けるようにパフォーマンスを披露した。



VCRタイムをはさみ、衣装チェンジしたメンバーが登場したのはなんと吊り下げられた空中ステージ!そのままロックナンバーの「Attention,please!」を披露し、ENGENEたちの熱気をさらにぶち上げる。間奏ではJAYがギター演奏のような振りをすると、最後にはギターをぶん投げてロックな一面も魅せる多彩ぶり。今回のステージは従来の構成とは異なり、センターステージがメインステージになるような作りになっている。自分たちの長所はパフォーマンス力というだけあって、とにかくどの席から観ていてもその魅力を存分に味わえるようになっていた。またLEDの巨大スクリーンも多数配置、花火、炎などの特効演出も多く用いられ、とにかくENGENEを楽しませようという気持ちが伝わってくる。

JUNGWONが「Make some noise!!!」と煽って始まったのは「ParadoXXX Invasion」。続いて披露したのはラグビー、アメフトの振りを取り入れた「Tamed-Dashed」。パフォーマンスの合間には7人のサイン入りのボールを蹴り入れるサプライズが!! 幸運にもキャッチしたENGENEは、両日合わせてもたった2人!世界に2個しかない幸運のぼーるをキャッチできたENGENEは最高の思い出になっただろう。

そしてMCタイムに突入。普段は恥ずかしがるNI-KIがハートをENGENEに送ったかと思えば、ENHYPENイチの愛嬌天使・SUNOOが負けじとハートを作り、さらにはJAYまでもがハートを送ってくれるひと幕も。またHEESEUNGがコメントしているとき、HEESEUNGの崩れた前髪をそっと直してくれるJAKE。メンバー間の仲の良さも見せつけた。



続いてのステージはJAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOOによるユニットステージ。まさかの客席内に作られたお花畑のステージに登場!あまりの近さにステージ前にいたENGENEたちは大歓喜。4人が披露したのは「TFW(That Feeling When)」のアコースティックアレンジver.。JAYが最近練習をしているというギターを披露することに!アコースティックギターの生演奏に乗せて、4人でさわやかに歌い上げた。



続いてHEESEUNG、JUNGWON、NI-KIのユニットステージではHEESEUNGがピアノ演奏を披露!! まさかすぎる生演奏連続サプライズで会場は大盛りあがり。ピアノアレンジされた「Just A Little Bit」を甘い雰囲気にENGENEは酔いしれ、虜にした。センターステージに再集合したメンバー7人でしっとりと切なく「Just A Little Bit」を聴かせると「では、雰囲気を変えて行きましょー!!」とメンバーたちが4台のトロッコに分乗!! 2階席前方をトロッコに乗ってめぐりながら「10 Months」、「Polaroid Love」を披露。近すぎるメンバーたちに発狂するENGENEたち。メンバーもファンサで応えながら交流を楽しんだ。

そして会場後方に到着するとはトロッコから降りて歌うサプライズが!! 畳み掛けてくるENHYPENからのサプライズにENGENEたちのボルテージも最高潮。至るところから黄色い歓声が上がった。NI-KIは「ぼくたち、パーティーを始めてみる!?」とテンションが高まった様子。センターステージに戻ってきたメンバーたちは突然のダンスブレイクタイム。JUNGWONが「チョンセン!! チョンセン!!(JAYのあだ名)」と煽ると、JAYが即興でダンスを披露。さらにHEESEUNGも参戦し、メンバーたちが心からコンサートを楽しんでいることが伝わってくる。そのままのテンションで「SHOUT OUT」を力強く歌い上げた。

さらにはMCタイムで「Polaroid Love」をHEESEUNGがアカペラで歌うと、ENGENEもいっしょに歌うひと幕も。ENGENEが歌いやすいようにとリードボーカルをしてくれたリーダー・JUNGWONにSUNGHOONが「ENGENEの声が聞きたいんだけど?(笑)」とツッコむやりとりもありながら、「Go Big or Go Home」で会場の雰囲気がぶち上がったところで、コンサートは終盤へ突入。メンバーたちからの連続サプライズ、心から楽しんでいる7人の姿を目にしたENGENEたちの幸せな瞬間となった。



さっきまでの爽やかなENHYPENとは一転、黒をベースとした真紅の衣装にチェンジした7人。「Chaconne」では黒い羽が降り注ぐ演出のなか、色気漂うダークな雰囲気を見せると、「Bills」はしっとりとしたさわやかな魅力を爆発。



つづいて披露したのはHYBEオリジナルストーリー『黒の月:月の祭壇』のOST(オリジナルサウンドトラック)となる新曲で7/20にリリースしたばかりの「CRIMINAL LOVE」。冒頭、NI-KIのハスキーな低音ボイスがたまらなくいい。しなやかな美しいダンスのなかに、時折織り交ぜられたHIT強めなダンスが印象的でENHYPENのパフォーマンスの美しさと力強さのギャップ、魅力を存分に発揮。



そしてこれぞENHYPENというような幻想的でダークな雰囲気たっぷりの「Sacrifice(Eat Me Up)」、4thミニアルバムのタイトル曲で、女性ダンサーとのペアダンスが話題になった「Bite Me」を7人のみのパフォーマンスで披露し、あっという間に本編終了の時間に。

アンコール!!



ペンライトの光で真っ赤に染まった会場からはアンコールをお願いするENGENEの掛け声がすぐに沸き起こる。ツアーTシャツに着替えた7人は会場のENGENEから「One In A Billion」でENGENEの思いに応えた。最後の別れを惜しみながら、力強く歌い上げる。JUNGWONは「本当に残念なんですが、最後の時間になってしまいました・・・。いやだーー!」とコンサートが終わることを惜しみながら、メンバーたちはそれぞれの思いをENGENEにに伝える。SUNOOはコメント中に感極まり、涙するひと幕も。メンバーをステージ中央に集め、肩を組みながら「ENHYPEN、ファイティン!!」とメンバーを鼓舞するリーダー・JUNGWON。7人は心の内を吐露し、ENGENEに感謝と愛を伝え、最後に「Karma」でワールドツアーFATEの初公演となる『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE’ IN SEOUL』を終えた。

ラストコメント



JAY

最初の公演がほぼ終わりに近づいてきましたが、実はみんなすごく心配をしていたんです。本当に心配だったんですが、ENGENEのみなさんのおかげで体力的な心配もなく、最後までしっかり耐えて、今立っていられると思います。こうやって(床に座り込む)、こうしていないといけないのに(笑)、元気に立っていられてよかったです。みなさんのおかげです。来てくださって本当に感謝しています。悔いのないステージにしたかったので本当に努力をしましたが、みなさんが楽しかった!と思ってくれていたらうれしいです。まだ終わったわけではないので、最後まで一緒に楽しんでください!ENGENE、愛してます


SUNOO

僕たちがワールドツアーをすることになりました!どうでしたか?さっき、メンバーがコメントをしているときに思い出していたんですが、去年ツアーをしたじゃないですか?だからもうツアーをするの?って思ったんです。それはENGENEがいなかったらできないことじゃないですか。だからとても感謝しています。僕は今までのツアーで泣いてきたじゃないですか。だから、実は泣かないとだめかな?なんて考えていたんですが、(待機室でそんな話をしていたんだよね?とJUNGWON)僕は泣きません!ツアーのために一生懸命練習して、ENGENEの皆さんの前でかっこいいステージができたから、本当に心の底からじーんとしています。今日がFATEの初コンなのですが、とっても意味深いと思いますし、とても嬉しいし、この瞬間を大切にしたいと思います。実は今日は両親がいらっしゃっているんです。見てるー!? 両親の話をしたら涙がでそう・・・どうしようー!(ここで歓喜極まり、泣いてしまうSUNOO)僕たちがツアーをするたびに来てくださるんです。とにかくこのような大きな公演場で会えるのがうれしくて・・・(SUNOOが話せなくなり、JUNGWONがメンバーを集めて鼓舞する)。本当にありがとうございました。これからツアーがあるので、次のステージもがんばります。今日のステージ、とても幸せでした。愛してます♡


JUNGWON

まず、今日僕の両親は来ていません(笑)。明日、来てくれます!コンサート以外にも僕たちの職業自体がファンの皆さんに幸せを与える仕事じゃないですか。本当に言葉の通りアイドルじゃないですか。なので、ファンの皆さんは僕たちが大変だったりすることは心配せずに、ただ僕たちを見て幸せな気持ちだけ感じてくれたらうれしいです。いつも「ご飯は食べたのか?ちゃんと寝ているのか?」と聞いてくださってありがとうございます。僕たちはよく寝て、よく食べています。みなさん、アイドルだからって露だけを食べて生きているわけじゃないんですよ。たくさん食べてます!僕たちの心配はしなくて大丈夫ですし、みなさんがいつも幸せでいてくださいね。今日はとても暑かったので、家に帰ったら冷たいものを飲んで、水をたくさん飲んでくださいね。みなさんのおかげで僕たちも幸せです。みなさん、ありがとうございました!I LOVE YOU!!


SUNGHOON

最後のコメントをする瞬間が来ましたね。僕たちがこのツアーを準備し始めたときから、本当に簡単ではないと思っていたんです。練習するたびに、時間が経つたびに、僕は個人的に「まだ完璧じゃない」と思ったし、少し不安だと思いながらも準備をしてきた気がします。そんなときリーダーは横で「あと10日しか残っていません。あと8日しか残っていません」とずっとリマインドをしてくれていました。マドリードに行く飛行機の中でも練習した映像を見ながら動線などを覚えたりしていたんです。だからメンバーたちに「お疲れさま」と言いたいです。僕は個人的に最近ストレスを受けることがすごく多かったんですけど、今日の公演のENGENEの皆さんの歓声がとても大きくて、ENGENEのみなさんのおかげでストレスは解消できたと思うし、今日この公演は何も考えずにひたすらENGENEだけを考えて公演できたと思います。本当にありがとうございます。 私の心の内をすっきりさせてくれて本当にありがとう。 愛してます。今度また会おうね!


JAKE

今日の公演はどうでしたか?みなさん。2回目のツアーをしたんですが、一緒に来てくださったこと本当に感謝しています。この前のコンサートよりもいい舞台、いいコンサートをお見せしたくて、僕たち7人一生懸命準備しました。なので、今全身が痛いんですけど、それても大丈夫です。半身欲をすれば大丈夫です。半身浴をしてビタミンを飲めば大丈夫です!とにかく今日は楽しくできたと思います。コンサートを観に来てくださってありがとうございました。明日の公演もあるし、これからもワールドツアーに行くので、僕もしっかり体調に気をつけて、残りの6人のメンバーたちを気遣っていきます。心配しないでね。無事にワールドツアーをまわってきますので、少しだけ待っていてください。今日は来てくださって本当にありがとうございました!


HEESEUNG

僕たちはアルバムの活動期が終わると空白期ができるじゃないですか。空白期ができるといつもこう思います。コンサートをするときはアルバムの活動をしたいな、アルバムの活動をしているときはコンサートがしたくなるんです。それでいつもこの瞬間を待ち望んでいたんですが、ついに今日、初コンを迎え、コンサートを終えることができて。とてもうれしいです。みなさん、愛してます!(ここでいろんな国の言葉で愛していると伝えるHEESEUNG。)実は今日はここに両親、ENGENE、そして友達も来たんです。誰かは言えませんが、僕の人間関係で一番大切な人がみんなここにきました。(ここでメンバーは?とツッコミが入る)あ、メンバーも当然大切です(笑)。このすべての方々に愛されているのがとても幸せで、毎日が本当にありがたい時間の連続だと思います。ENGENE、とても感謝しています!残りのコンサートも多いから、もっともっとカッコよく楽しみたいと思います。愛してます!


NI-KI

実は今回のツアーを準備しながらいろいろ考えて、マインド的に大変だったんですが、その時期に感謝を感じました。ENGENEのみなさんにはもちろん、僕たちを助けてくださるスタッフの方々も、すごく感謝をしていた時期だったんじゃないかと思います。たくさん努力した分、ENGENEのみなさんが気に入ってくださって、頑張った甲斐があったなと思います。今、夜中まで残ってやっていた練習室のシーンが思い浮かぶんですけど、練習が終わってからお肉を食べにいったんです、24時間の焼肉屋さんに。練習を3時までやってとてもお腹が空いて、それから焼肉屋さんにいくほど、僕たち頑張ったんです。それだけENGENEのみなさんにもっといい姿をお見せしたくて、すごくがんばって、このステージのために努力しましたが、これからももっと成長していくENHYPENの姿をたくさんお見せします。実は今日の舞台もちょっとミスが多かったし、個人的にはすごく残念だったんですが、明日はもっと頑張って、さらに東京ドーム、京セラドーム、アメリカがあります。僕たちが成長する姿を見守ってください。今日はとても幸せでした。ENGENEのみなさん、本当に愛してます、心から


おまけ♡



ENHYPENイチの泣き虫・SUNOO。いままでの公演でも感極まり、何度もENGENEの前で涙を流してきた。「今日は泣かないつもり!」と宣言するも、公演を観に来た両親の話をしだすと思わず涙がでて・・・。そんな様子を見るとJAYがステージサイドに置いてあるタオルを取りにいき、SUNOOの挨拶が終わると、タオルをこっそりと手渡し、笑顔で見守っていました♡ ちなみに2日目もこっそりタオルを取りに行っていたJAY。でも2日目はSUNOOが涙をこらえてタオルの出番はなし。メンバーを見守り、寄り添う姿が印象的な優しい男、JAYなのでした。



ちなみに今回もHEESEUNGのステージ力が爆発しておりました。巨大スクリーンに映るときのあの瞳、吸引力はなんなんでしょう。他ペンでも一度は危うく“HEESEUNGの女”になりかけます。今回のENHYPENの公演はメンバーたちの成長を感じられ、終始鳥肌、絶叫、口あんぐりでしたよね。みなさんのお気に入りシーン、キュンしたシーン、会場にいたからこそ見れたシーン、オンライン配信だからこそ気づけたシーンがあればぜひぜひ教えてください。いいものはみんなで共有しないと!ですよね♡

■詳細
【ENHYPEN(エンハイプン)WORLD TOUR ‘FATE’ IN SEOUL(韓国公演)】
開催日:2023年7月29日(土)、7月30日(日)
場所:オリンピック公園 KSPO DOME

TEXT:KYOKO FUSE

(P)&(C) BELIFT LAB Inc.

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