「夢のようなキャストと脚本家の方と、ものすごく素敵な作品ができた」Netflix「離婚しようよ」配信記念イベントに主演の松坂桃李、錦戸亮らが登壇!



世界最大級のオンラインストリーミングサービスを提供するNetflixは、日本のドラマ界のトップランナーの2人、宮藤官九郎(「池袋ウエストゲートパーク」「俺の家の話」「いだてん~東京オリムピック噺~」)と大石静(「セカンドバージン」「家売るオンナ」「大恋愛~僕を忘れる君と」)が初のNetflixシリーズで異例となるタッグを組んだ【離婚しようよ】を全世界配信にて配信中。

4日前に配信が開始されたばかりの2023年6月22日(木)に東京・有楽町にて配信記念イベントが行われ、主演の松坂桃李、仲里依紗、錦戸亮、板谷由夏、山本耕史、古田新太、脚本を務めた宮藤官九郎&大石静が登壇した。



作品中に東海林大志と黒澤ゆいが暮らすお部屋をイメージしたセットでイベントが開催。ソファーに座ってキャスト同士のトークセッションが行われた。MCによる紹介時「女性にだらしなく能天気で世間知らずの三世議員」と解説された松坂は「紹介でこんなに言われた事は初めてです(笑)」と笑いながら登壇。「こんなに面白い作品を世界の方々、日本の方々含めて、お届けできること本当に嬉しく思っております。」と挨拶した。

作品の感想を聞かれると「最初は怒られないかなって不安でした。女性にだらしなく能天気な議員の役を世界配信で演じていいのかなって。」と不安だった気持ちを吐露。それでも「なかなかのポンコツぶりだったので、そこは思い切って、楽しく演技させていただきました。愛されるキャラになればいいなと思っております(笑)」と全力で演じきったことを語った。



松坂も困惑したという“パッケージの裏を見て泣く”演技をやりきった仲は、「もう本当にイジワル!と思いました。本番の時に古田さんが「大竹しのぶなら泣けるよ」ってボソッとさらにハードルを上げられるような言葉をかけられてたんですけど、頑張って演じました(笑)」とユーモアも踏まえて、演じた際の苦労を語ると会場からも笑い声が。



久しぶりのイベントで少し緊張気味の錦戸は、演じた加納恭二に対して「手探りで、どうにかそう見えますようにとお願いしながらやってましたね。」と難しさを語った。その難しさは脚本家も折り紙付きで、宮藤も「東大出てるんですもんね、パチプロで、そして色気ダダ漏れですもんね、難しいですよね・・・」と言葉が詰まるほど。

一方「自分が信じるものに突き進める強さというのには憧れるものがあるかもしれないですけど、僕はあんなに堂々と生きれたもんじゃないですね。 」と錦戸自身とは対照的な性格であったことを明かしてくれた。



この日、イベント直前に1話&2話をスクリーン上映。3話から出演のため、まだ登場前の山本は自身の役柄について「台本見たときにこれ、俺以外、誰ができるんだろう?と思いました。ちょっとワクワクしましたね。」と語るほど何やらとてつもないキャラクターな予感。「あと大胸筋のシーンがちょっとありまして。 昨日友達からそこのシーンをムービーにとって3人ぐらいからLINEが送られたりとか、そんな大人気なカットらしいです。」とのこと。3話をお楽しみに!



そして「俺いなくてもいいです。今日もほぼほぼみんなと絡んでないんで。」と初っ端から古田節で観客から笑いを誘った古田。そんな古田の登場シーンは宮藤が脚本を務めたそう。それについて大石は「すっごい工藤さんがノッていて、弁護士なのに意味不明の登場で・・・」「天才とはこういうもんなんだなと思いました。」「ヘンリーのところは意味不明でしたね。」と宮藤との共作の様子を振り返る。

そんな宮藤も「(錦戸の)色気ダダ漏れなところはほとんど大石さんですよ。もうそこは入ってこないで!みたいな感じで・・・」と反撃。2人のそれぞれ違った個性が見事にマッチして、作品の面白さを生んでいるのだと感じられた。

YES or NO で答える!“生”公開討論



続いて作品にちなんだ討論会を実施。キャストはYES or NOのフリップで回答し、観客は手元のスイッチでYES or NOを回答し、カウントする形式となっている。問題は全部で5問。果たしてキャストの感覚は世間の人たちと離れているのかどうか。

①人にダメと言われるほど反対のことをしたくなる。
この日集まった観客は333人。そんな中でもYESが少ない様子。「絶対にするなって言われてるんで・・・」と可愛らしく答えた松坂も回答はNO。一方YESと答えた板谷は「言われれば言われるほどやりたい。なんかダメって言われると、いいことあるに決まってるやんと思っちゃうので そっち行きたくなっちゃう。」と答えた。



ひとしきり回答を聞いたところでMCが「続いての問題にいってみましょうか!」と振ると、錦戸が元気な声で「はい!」と相槌。一人だけマイクに声を通したため目立ってしまった錦戸に会場から笑いがあふれる。思わずMCも「すみません、お聞きしましょうか?」と尋ねると焦ったように「いらないです!大丈夫です!マイクもって挨拶しちゃってごめんなさい!」と恥ずかしそうな反応をしていた。

②運命的な出会いを信じますか?
NOのフリップを掲げた仲は「NOに決まってますよ。運命は自分で作るんです。奇跡みたいなことは起きない、自分の努力次第です。」とキッパリ。思わず会場からは拍手が巻き起こった。

同じくNOの錦戸は「劇的な、運命的な出会いって、良かったらいいと思いますけど、あとで後悔しそうな結果になりそうで。怖いじゃないですか色々。だから自分を守るためにもそういうのは信じないようにしようって。ただ、憧れはありますけどね」と、役柄とは違った真面目な性格が伺えた。

③印田薫(板谷由夏)と石原ヘンリーK(古田新太)、もし何かで争うのであれば、どちらに弁護してもらいたいですか?
観客、キャストともに印田薫派が多かったよう。

④あなたにとってライバルと呼べる人はいますか?
キャストの回答が半々に分かれる中、観客票はNOが多数派の結果に。「全員ライバルです!」と語る山本は、「よく言えば全員からいろんな刺激をもらうし、自分も与えたいと思います。常にライバルだらけです。子役から何まで、全員そうです。」と周囲への関心が強いことがわかった。

反対にNOと答えた仲は一言「だって、いないです・・・」とのこと。「目標としてる人もいないし、自分の世界だからあんまり周りみてないのかもしれないです。もうちょっと周りを見れば出てくるのかもしれないけど、あんまり周りを見たことなくて。」と仲里依紗ワールドが炸裂した回答を披露してくれた。



⑤大志の愛媛愛に負けないくらいこよなく愛するものがある。
キャスト・観客共にYESが多かった様子。子どもが生まれたばかりの松坂は“家族”と応えると、祝福の大きな拍手が会場中から送られた。

NOと答えた宮藤は「自分も家族いるんですけどね・・・。NOにしちゃった(笑) 」としれっとフリップをYESに変更するおちゃめな一面が。

同じくNOと答えた錦戸が「YESと挙げて理由を聞かれるのが緊張して怖くて・・・NOしか挙げられていないんですよ・・・」と弱々しく答える。そんな母性心くすぐる姿にファンもメロメロ。その上で「僕も大阪出身で、大阪のこと大好きでよく帰るんですけど、だって大志は毎週帰ってるんですもんね。そんなに帰ってないです。じゃあ負けちゃうな、NOにしておこうと思ったら当てられちゃいました(笑)」とまたしても真面目な性格が伺えた。

最後に



最後に松坂が「夢のようなキャストと脚本家の方と、ものすごく素敵な作品ができたんじゃないかなと思っております。3話4話以降、本当にどんどんどんどん、どんどんどんどん面白くなっていくので、一気に見てもいいし、連ドラのように週一回見てもいいし、好きなタイミングで好きな時間好きなだけこの作品を見て頂けると本当嬉しいです。 2回目、2週目、3週目以降も見ていただけるとなお嬉しいです。」と観客へメッセージ。

仲も「工藤さん大石さん、スタッフの皆さん、キャストの皆さんの愛が本当に詰まったこの作品を、みなさんのおかげで今Netflixで1位を取ることができて、本当にありがとうございますと伝えたいです。そしてまた3話以降も本当に面白くなっていきますし、私はもう何周も見てます。見た人と話してもう一回そこを再生したり、そういう楽しみ方もあるので、みなさまもぜひどんどん周りの方に広めていっていただいて、何周も何周もこの作品を愛していただければ嬉しいなと思います。」 と締めの言葉を綴った。

そして、仲の「かしこみかしこみ〜♡」で松坂と一緒にポーズを決め、本イベントは幕を閉じた。

<STORY>
夫は新人議員、妻は俳優。結婚5年目の東海林夫妻は、夫婦生活の危機を迎えていた。
仕事や世間体のためにおしどり夫婦を演じているが、家ではSNSの生配信の時しかほとんど会話が無く、顔も合わせることもない。実家からのプレッシャーやスポンサー契約など、離婚への道のりは険しいが、愛はもう冷めきってしまった。
離婚という揺るぎない目標に向かって、二人はともに歩み始めるが‥。

■詳細
【Netflixシリーズ「離婚しようよ」】
配信日:2023年6月22日(木)よりNetflixにて全世界独占配信
出演者:松坂桃李、仲里依紗、錦戸亮、板谷由夏、織田梨沙、神尾楓珠、少路勇介、矢沢心、守屋麗奈、高岸宏行、前原滉、尾美としのり、池田成志、山本耕史、高島礼子、竹下景子、古田新太
監督:金子文紀、福田亮介、坂上卓哉
脚本:宮藤官九郎、大石静
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一(Netflix)
プロデューサー:磯山晶、勝野逸未
制作プロダクション:TBSスパークル

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