【桜田通インタビュー】20年来の友人・神木隆之介と兄弟役に。今こうして兄弟役で共演させていただいていることがエモい。<映画『大名倒産』>



ドラマ『クールドジ男子』の主演など、多くの話題作に出演、活躍を続ける俳優【桜田通】が、満を持してEmo!miuに初登場!

今回、桜田さんが出演するのは映画『大名倒産』。ベストセラー作家・浅田次郎の傑作時代小説を実写映画化。ある日突然、藩主となった神木隆之介さん演じる小四郎に、前藩主・一狐斎(佐藤浩市さん)から命じられたのは莫大な借金をどうにかすること! 授けられた案は「計画倒産」。しかし、これには切腹が伴い……小四郎が幼馴染のさよ(杉咲花さん)や、兄弟たちに支えられ、節約プロジェクトを計画していきます。
桜田さんが演じるのは、小四郎の病弱な兄・喜三郎です。

プライベートでも仲が良いという神木さんとのエピソードや、桜田さんのこれからの目標など、エモいお話も満載です!



神木隆之介という存在



■今回、喜三郎は神木隆之介さん演じる主人公・小四郎の兄役です。引き受けることになった決め手はどういったものだったのでしょうか?

桜田通 作品ももちろん素晴らしいんですけど、ここに神木隆之介さんがいないことは考えられません。

神木さんが主役・小四郎であることをお聞きした上でお話をいただきました。神木さんはもともと仲良くさせてもらっているんですけど、がっつりお芝居で共演したことはなかったんです。神木さんの存在はもちろんですが、前田哲監督やプロデューサーの方とお会いしてみて、喜三郎を演じてみたいなと強く思いました。

■兄弟役として演技をされてみて、印象に残ったこと、刺激を受けたことはありますか。

桜田 普段は友人として一緒にいる時間が長いので、おもしろくてユーモアのある少年の神木隆之介さんしか僕の中にはイメージがなかったんです。

でも、撮影中はしっかり小四郎という存在になる。正直、僕の今の器量では測れない部分ですね。僕が神木さんをどうこう言えない次元にいると思ったので、それを間近で感じられたことが僕にとってもいい経験になりました。僕も踏み入れられていない領域にいるな、と思ったのですごく刺激的でしたね。

■仲が良いからこそ実現できたシーンはありましたか。

桜田 普段から神木さんに対して感じている尊敬であったり、かわいらしいな、と思っているところが小四郎と僕が演じる喜三郎の関係性に活かせたのかな、とは思っています。
喜三郎が小四郎の背中をさすりながら、勇気づけるような言葉をかけるシーンがあるのですが、そこでのやりとりは今まで築き上げた関係性を活かせたセリフなのかもしれません。

監督についていってよかった



■桜田さん演じる喜三郎は想いを、歌を詠んで伝えます。詠まれるときの迫力がすごかったのですが、苦労された点はありますか?

桜田 普通に流れるように詠むか、歌うかは監督とも衣装合わせあたりでお話したんですよ。
まず歌うことが決まって、現場で監督がかなり底上げして、色をつけてくださいました。まさか僕も、喜三郎があそこまで声を出して歌うキャラクターになるとは台本を読んだだけではお恥ずかしい話、構築できませんでした。そこは本当に監督の力を感じたというか。
演出をつける、つけないって監督によってさまざまかと思うんですが、最近経験した中では、一番味付けをしてもらった感覚があります。僕としては本当に久しぶりのことだったので、すごく新鮮と言うか。
自分の中ではその演技に対する不安はあったんですけど、映像を観たらしっかりと成立していました。これが監督に見えていたのかと思うとすごいな、と思いますし、監督を疑わずについていって、リアルな喜三郎を構築していってよかったな、という想いがありますね。

■撮影に入る前から、前田監督ともかなりお話はされたんですか。

桜田 衣装合わせ・顔合わせなどの事前準備はもちろんですが、現場が一番話せましたね。僕の詠み方は監督が現場で一回見せてくださったものなんです。それを自分の中に落とし込んでいったので、ボイトレのような状態になっていました。それを見ていた松山ケンイチさんが「監督はやっぱりすげぇな」って仰っていて。神木さんもがんばれ、って思っていてくれたみたいです。

リハーサルで一度セリフを合わせたあと、本番までのセッティングの間に隅のほうで練習することもあれば、時間がないときは現場の真ん中で監督が大きい声で一緒に詠んでくださって、僕はそれにひたすらついていってました。

■すごい……そんな中でご自身では新しい発見はありましたか?

桜田 現場で見ている人たちからすると大変だったね、と言われることもあったんですけど、僕としては「大変だ」という感覚がなくて。むしろ監督とそういう時間を経て役を作っていくことはすごく楽しかったです。自由に演じる作品も楽しいですけど、監督がより映画というものを描いていく人だと思うので、その世界観に入るために一緒に取り組んでいくことは苦ではありませんでした。もっとこういう現場は体験してみたいと思えたのは発見でしたね。すごく楽しかったです。

脚本とキャスティングの掛け算で生まれるおもしろさ



■それぞれのキャラクターがすごく個性が強いな、と感じたのですが、桜田さんお気に入りのキャラクターはどなたですか?

桜田 僕はですね、佐藤浩市さん演じる一狐斎ですね!佐藤さんとはご挨拶だけだったんですけど。

この役の何が面白いって、毎回趣味が変わること。一狐斎が一番好きで、登場するたびに笑いました。一狐斎って悪役ですし、暗躍しているからその怖さもあるんですよね。あと、この作品は役者がもともと持っているイメージ込みで役に面白い味があると思っていて。僕の中では佐藤さんは大先輩であり、この映画界をけん引されている素晴らしい役者という印象がある中で、このキャスティングを含めてすごくおもしろかったです。

登場するたびに趣味が変わっている人がいるというだけでも面白いのに、それを佐藤さんが演じていらっしゃって。しかも作品の中でもちょっと怖めな役だということを明かしている上での一狐斎。脚本的な面白さも含めて、それを佐藤さんが演じていらっしゃることのおもしろさの掛け算が存分に現れている役だな、と思いました。

■確かに、一狐斎のせいでさらに借金も増えているんじゃないか、と思ってしまいそうですね。

桜田 本当に、趣味があんなに変わるだけで面白いんだ、っていう。そこの不安定さですよね。こういう表現の仕方があるということがめちゃくちゃ面白かったです。

幸せだったデビューライブ



■桜田さんご自身についても少しお伺いしていければと思います。まずは最近、心揺さぶられた瞬間はありましたか?

桜田 先日、自分のデビューライブがあったんです。今回からライブ中の声出しも解禁しました。ファンのみなさんが客席にいて、声をかけてくれて、一緒に音楽を楽しんでいる瞬間は非常に心が揺さぶられて、幸せな感覚でした。

■生でファンの方からパワーを感じると、やはり気持ちの上がり方も違いますか。

桜田 家で1人で漫画を読んでいたり、アニメや映画を観ていても、心が揺さぶられる瞬間はありますけど、やっぱり僕は人と会ったときに心が動くことが多いと思っています。ライブだったらステージで、お芝居だったらカメラが回っているところで、といろんなパターンがあるんですけど、自分の中で「この人が素敵だな」と思ったり、尊敬できるな、とか、いろんな意味で心が揺さぶられるのは人と接している瞬間が多いな、と思います。

神木隆之介とのエモい関係



■今回の映画ですと、神木さんとの共演に心を揺さぶられている方もいらっしゃいそうですね。

桜田 そうですね。僕らが親しいことを知ってくださっている方からすると、サプライズ的な共演なのかな、と思います。

■もしよかったら、神木さんとのエモいエピソードがあればお聞かせください!

桜田 神木さんとはもともと同じ事務所だったんですけど、僕が今の事務所に入って初めて宣材写真を撮りに行ったときに神木さんもいたんですよ。僕がまだ小学5~6年生、神木さんが小学3年生ぐらいのときですかね。当時からすごく性格が明るくて、人懐っこいところがあって。長い時間を経て、今こうして兄弟役で共演させていただいていることがエモいなと。この言葉が合うな、と思いました。

■もう20年ぐらいのお付き合いということですよね。

桜田 出会ってからだとそうなりますね。もちろん、1年中、会うわけではないし、普段からすごく遊んでるってわけではないけれども、急にご飯行ったりとか、共通の仲の良い友達もいるので。人生の半分以上ですよね、20年って。やっぱりこれだけ長い間関わる人って少ないので、貴重な存在だと思います。

いつか宇宙でMV撮影を



■作中では小四郎が「夢を見てこその藩主」というセリフがありますが、桜田さんの子どものころの夢をお聞かせください。

桜田 小学校の最初のころはお団子屋さんがどうのこうのって書いてましたね……それは意味が分からないですね(笑)。
小学4年生くらいのころはダンスが好きだったことと、『テニスの王子様』が流行っていたので、校長先生に直談判しに行って、テニス部を作ってもらったんですよ。昔から、やりたいことは全部直談判しに行くタイプだったんです。

卒業文集に書いた将来の夢は、「ダンスとテニスが好きなので、両方ともやりたいです」って書いたら、中学2年生の終わり頃に、ミュージカル『テニスの王子様』でダンスとテニスが同時にできてしまって。その時点で小学校の頃の夢が1個叶いました。

■なかなか体験できない叶え方ですね………!今は夢というより、目標ですか。

桜田 そうですね。身近な目標を立てて、それを叶えていくことの方が多いかもしれません。

この間もFENDIさんのお仕事で、ローマの本社に行く機会があって。FENDIさんって自分が10代のころに「大人になったらこういう洋服を着たいな」と思っていたブランドのひとつなんですよね。今日もDIORさんの洋服を身につけて取材をさせていただいたりとか。夢として明確に思っていたわけではなくとも、「いつかこうなりたい」という漠然とした目標はあったので、いま10代のころに憧れていた存在とお仕事させていただいていることは嬉しいですし、幸せですね。



■ひとつひとつ、目標をコツコツと叶えていくような。

桜田 叶うものだと思って立てる目標が多くて。途方もない夢ってあんまり持ったことがないんです。一番途方もない夢は、宇宙に関わるお仕事をすることだと思うんですけど、それも叶いそうな時代になってきていると思うんですよね。そういう意味では、ちょっと頑張ったら叶う目標をたくさん立てて、ひとつひとつ叶えていくことで世界が広がっていく、と考えていることが多いのかもしれません。

■少し先の未来で、成し遂げたいこと、目標を教えてください。

桜田 今シングル1曲目を作ったので、2曲目に取りかかりたい、というところと、FENDIさんの本社に行かせていただきとても刺激を受けたので、好きなブランドが生まれた国だったり、会社だったり、アトリエを見に行ってみたいです。

あとは、ファンクラブのモチーフにもしているぐらい宇宙が大好きなので宇宙に関わるお仕事をしたいです。ミュージックビデオも宇宙で撮りたいですね。

■確かに宇宙でMVを撮ることはもはや非現実的ではないですよね。

桜田 宇宙に行くツアーも何千万円かで叶うようになっていますよね。この前も募集していましたけど、もう締め切っていて。応募すればよかったです。でも逆に10年ぐらい経てば金額も下がるし、チャンスも増えると思うので、僕はそのタイミングでやれたらいいなと思っていて、いろいろ考えてます。

■叶いそうですね!

桜田 叶うと思います!

■インタビュー以上になります。ありがとうございました!





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ーPROFILEー



桜田通
1991年12月7日生まれ、東京都出身。
05年TVドラマ「瑠璃の島」(NTV)でデビュー。08年『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』に主演。主な出演作は『orange-オレンジ-』(15)、『君の膵臓を食べたい』(17)、「クズの本懐」(17/CX)、「今際の国のアリス」シリーズ(20、22/Netflix)など。2023年4月放送「クールドジ男子」(TX)では三間貴之役で主演を務める。さらに、5月12日にはデビューシングル「MIRAI」で全世界デビューを果たすなど、アーティストとしても活躍中。
[Instagram] @dorisakurada
[Twitter] @s__dori

スタイリスト:柴田圭(辻事務所)、ヘアメイク:和田しづか


―INFORMATION―
【映画『大名倒産』】
2023年6月23日(金)全国公開
出演:神木隆之介 杉咲花 松山ケンイチ
小日向文世 / 小手伸也 桜田通 / 宮﨑あおい
キムラ緑子 梶原善 / 勝村政信 石橋蓮司
髙田延彦 藤間爽子 カトウシンスケ 秋谷郁甫 ヒコロヒー
浅野忠信 / 佐藤浩市
原作:浅田次郎「大名倒産」(文春文庫刊)
監督:前田哲
脚本:丑尾健太郎、稲葉一広
音楽:大友良英
主題歌:GReeeeN「WONDERFUL」(ユニバーサル ミュージック)
配給:松竹

[HP] https://movies.shochiku.co.jp/daimyo-tosan/

© 2023映画『大名倒産』製作委員会

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