「僕らの思い、魂を受け取ってもらえたらと思います。」主演・山下智久が贈る、映画「SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる」配信直前イベントにキャストら登壇!
2023.6.11
『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が主演に山下智久を迎えた映画【SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる】が2023年6月9日(金)よりPrime Videoで独身配信される。配信が迫った6月5日(月)に東京・新宿にて配信直前イベントが行われ、主演の山下智久や新木優子、山本舞香、イ・ジェハン監督が登壇した。
会場後方から登場したキャストたち。観客の間に敷かれたレッドカーペットの上を歩き、時々手を振りながら登壇した。
作品の感想を聞かれると主演の山下は「キャスト、監督、スタッフと力を合わせて、心をこめてつくった作品を観ていただけること、とても嬉しく思っております」と挨拶。続けて役柄について尋ねられると「目が見えるところから見えなくなるという絶望を表現することがまず大事だなと思っていましたし、技術的に目が見えない風にどうやって説得力が生まれるかを考えていました。」とコメント。視覚障がいの方へのインタビューやお家で目隠しして過ごしてみるなどして役を作っていったという。
また、本作の主題歌も担当した山下。楽曲について「作品の遺伝子をそのまま受け継いだような楽曲」と評した。
今回、初挑戦のことが多かった新木は、まず手話に関して「ろう者の方が見たときに、あまり違和感を抱かないように、1つ1つのニュアンスや細かいところも全部手話の先生と話して研究しました。大変ではあったんですけど、やりがいがあって達成感もあって、貴重な時間を過ごさせていただきました」と細かくこだわって役作りに挑んだことを明かした。
また、小学生のときに少し触っただけだというピアノに関しては、オファーのときに少し驚いたそうだが「約半年間、毎日2時間以上欠かさず練習して作品として披露できる(クオリティ)になった」とのこと。
監督とおすすめのワインを飲みながらたくさん話したという山本は役柄について「(山下が)見えていないことを理解できていない沙織の心情をちょっとずつ出せているかなと。真治のことを大切に思っている役柄です。」とコメント。
一方、山口は「役によって髪型が変化するので、髪型で演じ分けることができました」と笑いながらコメントした。
共演に関しては、山本と新木は2018年の『劇場版 コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命』以来、5年ぶりとのこと。「現場でピリッとしている瞬間も、新木さんが現場に来てくれると場が和んで華やかになるような瞬間を見せていただきました。」と山下が話すと新木も「(以前は)まだまだ新人な気持ちだったので、同じ視点に立ってお芝居でする日がくるなんて光栄でしたし、当時から人に対して緊張感を与えず、別け隔てなく気を使ってくださるので、私は助けられました。」と現場での山下の思慮深さを口にした。
撮影の裏話では、山下は台本にないことが続々と生まれていたことをピックアップ。特に冒頭のベンチシーンが印象的だったとのこと。
また新木は「撮影期間中ずっとあったかくておいしいものを食べていたなと。1月2月に撮影をしたので、現場が寒かったのでご飯の時間になると笑顔になったなという印象があります」と振り返る。その言葉に「現場では“おなかがすいた”という言葉を一番言っていたかもね」と笑ってみせた監督。
そんな中、山本は「あったかいご飯で言うと、山下さんがラーメンや、いろんなもののケータリングで差し入れしてくれたんです。すごくおいしかったです。ありがとうございます」と山下に感謝のコメント。「うわさで韓国チームの皆さんがラーメンを食べたいと言っていたと聞いたので」と返した山下も、「韓国チームと日本チームで、言葉の壁はありましたけど、でも言葉の壁を越えていいものをつくりたいという結束力がすごく生まれていた現場だったので。いい経験をさせていただきましたし、日々学びが多かったそんな現場でした。」と振り返った。
監督はキャストやスタッフ間の仲を深めるためにはみんなで食事をすることが大切だと語る。今回の現場では3回ほど会食することができたそう。「そのうち1回は韓国レストランに行ってみんなで楽しく食事をしました。お酒もたくさん頂いたので、ここではお話できないようなそんなエピソードもたくさん生まれました」とコメントしていた。
また、コミュニケーションについて「(言葉の壁があっても)顔の表情や身振り手振りで演出できたことに私自身も驚きました。そしてみなさんがそれを吸収して良い演技を見せてくれたことが嬉しかったです。」と喜びを語る。そして「日本の俳優のみなさん、スタッフのみなさんが持っている情熱やプロフェッショナルな精神、芸術性に感嘆しました。」と称賛の言葉を贈った。
最後に山下が「熱くて深い情熱的な作品に仕上がっていると思います。自分の中に元々備わっていた情熱を呼び起こしてくれました。また、この作品を観た後には大切な人に連絡したくなるようなそんな作品に仕上がっていると思います。ぜひ僕らの思い、魂を受け取ってもらえたらと思います。」と締めくくり、本イベントは幕を閉じた。
僕を絶望の底から救ってくれた君との世界が、
ずっと続くと信じていた・・・
漫画に心血を注ぎ、漫画家として生計を立てている泉本真治(山下智久)は、ある日、自分の作品が映画化されるという朗報を聞く。アシスタントの中村沙織(山本舞香)と喜ぶ真治。
だがその喜びも束の間、突如病に倒れ、視力を失うことになってしまう。やっと軌道に乗ってきた連載漫画も休載。また一緒に暮らしていた祖母(夏木マリ)の面倒も見切れなくなっていく・・・。一人になった真治は孤独と恐怖に襲われ、ベランダから身を投げ出そうと考える。そんな時、真治の漫画のファンで、耳が聞こえない相田響(新木優子)に助けられる。こうして出逢った真治と響は不思議な共同生活を始めるのだった。
■詳細
【映画「SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる」】
公開日:2023年6月9日(金)
配信先:Prime Videoで独身配信
原作:「見えなくても聞こえなくても愛してる」© NASTY CAT/SUPERCOMIX STUDIO Corp. 製作/2023「SHL」partners
監督・脚本:イ・ジェハン(John H, Lee)
出演:山下智久、新木優子、高杉真宙、山本舞香、深水元基、渡辺大(友情出演)、加藤雅也(友情出演)、菅原大吉、山口紗弥加、夏木マリ
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