「みなさん(iKONIC)がいるから僕たちもいるし、僕たち6人が1人も抜けずに一緒にいることができた」韓国発「iKON(アイコン)WORLD TOUR [TAKE OFF] 」東京公演2DAYS開催!初日公演をライブレポート♪



韓国発の6人組ヒップホップアイドルグループ・iKON(アイコン)が、ワールドツアー【iKON WORLD TOUR [TAKE OFF] 】の東京公演を2023年5月26日(金)、27日(土)の2日間、TOKYO GARDEN THEATERにて開催した。Emo!miuでは26日(金)公演の様子をちょっとだけお伝えします!

iKONといえば10年間所属していたYG ENTERTAINMENTとの専属契約を終了し、今年の1月1日(日)にメンバー全員で電撃移籍をするということが大きくニュースになった。143ENTERTAINMENTに移籍し、5月からソウル、日本をはじめ台湾やフランス、アメリカなどをまわるワールドツアーを敢行。新生iKONとしてまわるツアーだ。



暗転した会場はiKONIC(iKONのファンネーム)が持つ公式ペンライト“コンバット”の赤一色に染まる。今回のツアーは移籍後初ということもあり、「突然、恐怖が生じても勝ち抜くことができる」「僕を信じる人たちと一緒なら」というメッセージとともに始まったオープニング映像で幕開けしたかと思えば、爆音とともに登場したiKON6人!1曲目はもちろん新生iKONとなってリリースした新曲「Tantara」。そのあとは「SINOSIJAK」、「AT EASE」と立て続けに披露し、あっという間に会場を掌握。会場の雰囲気は熱気の渦巻き込まれた。



「本当に会いたかったです!!」と日本iKONICとの再会を喜び、JU-NEが「めっちゃ久しぶりです!」、DKは「久しぶりです、どんちゃんだよ!今日もよろしく」と流暢な日本語で挨拶。「あれ?わたしってiKONと友達だったかも?」と思わせるような距離感が最高すぎる。BOBBYが挨拶しようとすると、iKONICたちがコンバットを紫にチェンジ。すると「お、紫に変わったね!ありがとうございます。いつも助かります」と喜ぶ一幕も。そして4曲目となる「Dragon(THE PROOF Ver.)」に突入。今回の公演はなんと生バンド!生演奏に高い歌唱力、ステージパフォーマンスが相まってまさに“圧倒”してくる。このステージ支配力たるや、さすがiKON!!



そして衣装チェンジをして登場したメンバーたちは「KILLING ME」「RHYTHM TA」「BLING BLING」と、立て続けに激しいダンスナンバーを披露。メンバーたちが踊って跳んで大騒ぎ、iKONICたちも飛び跳ねてコンバットを振り回して応えた。ちなみに、iKONICたちのペンライトは全員頭の上でブン回し!! これが基本スタイル。

そしてMCタイムではiKONの高い日本語能力と面白すぎるトークが炸裂。JAYが個人の日本のファンクラブができたことを伝えるとJU-NEが「いいですね、僕も入っていい?ジナン(JAY)のことをもっと知りたいな・・・」と棒読みで話し出すと、「全然俺の言い方じゃない!!」とMCのカンペにクレームが(笑)。「十分知ってますよ!もっと知りたいことなんてない!僕はジナンさんが居酒屋に入ったら、何を頼むのかとかも分かっているから!」と上手すぎる日本語で会場を笑わせた。そしてBOBBYが「僕はやりたいことがあります!」とiKONの代表曲のひとつ「LOVE SCENARIO」を歌い始めると、iKONICとともに大合唱。そのまま「LOVE SECNARIO」へと突入、「BUT YOU」、「U」と続いた。


BOBBYとCHANのみ、ステージに残り、MCタイムに。「休み時間だよ、みんな座ろうか?」とBOBBYがiKONICに気遣う一幕も・・・と思いきや、「僕たちもう30代だよ、休み時間が必要だよ」とひと言(笑)。会場のiKONICを胸キュンさせる対決がはじまった。CHANは「今日コンサートが終わったら、僕とラーメン食べ行ける?」というと、会場からは大歓声が!つづいてBOBBYの番。「地球で一番君が大好きです!」とプロポーズをするかのように片膝をついたBOBBYに軍配が上がっていた。



とここで、台本上はJAYが戻ってくるはずだが、まだ現れないJAY。BOBBYが「ジナン(JAY)さん、助けてー!」CHANが「もうむりだよー!」と叫ぶと、会場からは「かわいいー!」の声が♡ そしてステージにJAYがやっと(?)戻ってくると、ソロステージに突入!



さっきまで会場を煽りまくっていたJAYはどこへやら?「Love on the brain」をしっとりと歌い上げると、DKが「KISS ME」を色気ダダ漏れでセクシーに歌う。会場からは「この公演、R指定だっけ?」なんて声も。



続いてJU-NEがギターを持って登場。力強く抜けるような歌声で「WANT YOU BACK」を歌い上げた。



そしてソロ4人目、最後はSONG。3人と同じようにしっとりと聴かせてくれるのかと思いきや、韓国の歌謡曲、トロット歌手のようなド派手なスパンコールのジャケットを羽織ったSONGが登場!モニターには「情熱が溢れる男、ソン・ユニョン」の文字がでかでかと映し出されると、始まったのは「ウラチャチャ」。トロット歌手ばりの歌いっぷりとステージ掌握力がすごすぎた!! 画面に映し出される歌詞に合わせてiKONICたちも一緒に歌い、会場は今までにない盛り上がりをみせた。



そして後半戦に突入し、デニムをベースとした衣装にチェンジしたメンバー。「Why Why Why」から「like a movie」の聴かせるナンバーでスタート。舞台照明もブルー、コンバットもブルー。前半戦の爆上げiKONが赤なら、しっとりと聴かせる後半戦のiKONは青、iKONの多彩さを表しているかのように会場はブルー一色に。そして「GOODBYE ROAD」と続く。

合間のMCタイムではJU-NEのソロステージのギターの話に。「ギターは引いているけど、本当は音がでていないんです!」とまさかの本人が暴露!JAYが「それ言う?(笑)」と笑い、BOBBYが「今、弾いてみて」と、ギタリストのギターを借りて演奏することに。ギターをひきながらワンフレーズ歌い、ちゃんとギターをひけることを証明してくれた。

そして再び「DUMB & DUMBER」、「B-DAY」のテンション爆上がりソングで不完全燃焼なんてさせない!とばかりに畳み掛けてiKONICたちを盛り上げた。BOBBYが「まだまだいけるでしょ!」と会場を煽り、ラストは「FREEDOM」。曲中、JAYがダンスを即興でアレンジすると、それを真似るメンバーたちが仲良しすぎる!! メンバーたちもiKONICも全力で楽しみ、本編は終了。



アンコールステージをお願いするiKONICによる「LOVE SCENARIO」の合唱サプライズが!ちなみに「LOVE SCENARIO」、開始35秒あたりでラップが入るんですが・・・iKONICは任せろ!といわんばかりにラップパートもこなし、徐々に大きくなる歌声に呼ばれて、再びステージに戻ってきた6人は新曲「Driving slowly」を日本で初披露!

そしてJU-NEは「あっというまに最後のコメントの時間になりましたね。個人的には本当に楽しかったです。こうやって日本のファンのみなさんと一緒に歌ったり、踊ったりして楽しい時間を過ごせてめちゃくちゃ楽しかったし、癒やされる時間だったと言えます!もう愛してるといっても過言ではないと思います!」と挨拶。

JAYが「愛してるってよ!」と突っ込むと、JU-NEがすかさずスピッツの「チェリー」のワンフレーズ“愛してる~♪”を歌った。DKは「久しぶりに会ったら本当に気分がいいです。今日もたくさん来てくれてありがとうございます!2F、3Fアンニョン!! 本当に本当に会いたかったです!たくさん来てくれてありがとうございました。以上、ドンちゃんでした」。

JAYは「本当に会いたかったし、会えて本当にうれしいです。いつも言っているけど、みなさんがいるから僕たちもいるし、僕たち6人が1人も抜けずに一緒にいることができたと思います。だから本当に感謝しています!ありがとうございます。これからもよろしくね」。

SONGは「今日は本当にあっという間でしたね。いろいろな変化の中、久しぶりのコンサートなのに忘れずに来てくださって本当にありがとうございます。みなさん、これからも頑張るiKONになりますので応援をよろしくお願いします!」。

CHANは「僕も今日、本当に楽しかったよ?僕たちは事務所が変わったんですけど、こんなにたくさん愛をもらって僕たちは本当に幸せものです。いつもありがとうございます、これからもよろしくお願いします!」。

BOBBYは「さっきメンバーたちが俺が言いたいことを全部言ってて(笑)。でも、僕いつも「助かります!」って言ってきたじゃないですか。これ、冗談じゃないんです。いつもみなさんが僕たちを大変な現実から助けてくれています。本当にありがとうございます、助かります。みなさんがいらっしゃって本当に幸せです。ずっと助けてくださいねー!」と会場を埋め尽くしたiKONICたちに愛や感謝の気持ちを伝えた。



思いを言葉にしたあとはBOBBYが「さて、パーティしよう!最後だからめちゃくちゃに行こうぜ!!!」と叫ぶと「B-DAY」「RHYTHM TA」を披露。曲中、JAYはステージを降りてiKONICの元へ!! 限りなく近くで盛り上げ、マイクをiKONICへ向けて一緒に盛り上がり、CHANは5階まで埋まっている会場を優しい表情で見つめていた。



そして再び「LOVE SCENARIO」を披露し、最後の曲「Tantara」。最後は全員で手を繋いで、深々と頭をさげたiKONのメンバーたち。最後まで会場の隅々にまで手を振り、「またね」とステージを降りた。

おまけ♡



実は東京公演の初日が始まる寸前、TOKYO GARDEN THEATERがある東京では地震が発生。モニターにも地震が発生したことをお知らせし、安全確認が取られることに。しばらく経って「安全確認が取れました」の文字が表示されるとiKONICたちから大拍手が!安全が確認され、無事に公演をスタートできることが分かり、ほっと一安心の瞬間でした♡

またアンコールでは盛り上がりすぎてJAYがはいていたデニムが破れるハプニングが!! ラスト1曲の「Tantara」を残し、JAYのお着替えタイムに。この間はどうするのか・・・と思いきや、そんなの心配ご無用。だってiKONですから!SONGがソロステージで披露した「ウラチャチャ」を再び歌うことに!生バンドだからこそできるこの対応力。さすがです!

情熱男ソン・ユニョンのカムバックステージが再びはじまると、会場は爆上がり!CHANは銀テをゆらゆら、BOBBYも会場を煽るなどメンバーも爆上がり!! 恐るべし「ウラチャチャ」。そんな中、歌が2番に入る・・・というところで着替え終えたJAYがステージに帰還!! え?これって台本ですか?と思わせるナイスタイミングっぷりで「それではJAYが歌います、ウラチャチャ!!!!」と昭和を彷彿とさせるフレーズが私の脳内で再生されていました(笑)。

とにかく初めから最後までメンバーたちが楽しそうなこと!! そんな姿をみれただけでも大満足のライブだったかと!

■詳細
【iKON WORLD TOUR [TAKE OFF] 東京公演】
開催日:2023年5月26日(金)、5月27日(土)
場所:TOKYO GARDEN THEATER

<セットリスト>
1.Tantara(新曲)
2.SINOSIJAK
3.AT EASE
4.Dragon(THE PROOF Ver.)
5.KILLING ME
6.RHYTHM TA
7.BLING BLING
8.LOVE SCENARIO
9.BUT YOU
10.U(新曲)
11.Love on the brain(JAY)
12.KISS ME(DK)
13.WANT YOU BACK(JU-NE)
14.ウラチャチャ(SONG)
15.Why Why Why+like a movie
16.GOODBYE ROAD
17.WHAT’S WRONG?
18.DUMB & DUMBER
19.B-DAY
20.FREEDOM
-ENCORE-
21.Driving slowly(新曲)
22.B-DAY
23.RHYTHM TA
24.LOVE SCENARIO
25.Tantara(新曲)

Photo:上飯坂一
Text:布施京子

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