17年の活動で、力技で壊せた壁もあれば、時間が解決してくれた壁もあった。―シド「delete」インタビュー



今の時代を鮮烈に、そしてリアルに映し出したアルバム「承認欲求」から約6か月ぶりの新譜となる待望のニューシングル「delete」をリリースしたばかり、4人組ヴィジュアル系ロックバンド【シド】に独占インタビュー。

2020年1月に先行配信され、TVアニメ「七つの大罪 神々の逆鱗」のオープニングテーマとしても話題の「delete」の制作秘話や“近くて怖かった”というMV撮影について、5月のライブ「SID LIVE 2020 -Star Forest-」の見どころ、各者各様な楽曲制作の裏側から4人の懐かしの一曲(エモミュージック)まで、パーソナルな部分までたっぷり伺いました。

【シド】らしいアットホームなインタビューを、ロックでモードなエモ写真と合わせてお届けします。


■2017年8月リリースの「螺旋のユメ」から、約3年ぶりのシングル曲ですよね。

マオ へぇーそうなんですね。そんなに期間が空いた実感はなかったです。

■最近はアルバムなどのリリースが多かったですもんね。待望のシングル「delete」リリースまでの経緯を教えてください。

マオ 先にTVアニメ「七つの大罪 神々の逆鱗」のタイアップが決まっていたので、アニメに合う曲を何曲が出して、結果シングルリリースが決まっていったイメージですね。

■シドさんのシングル曲はカップリングが付いているものと、付いていないものがあるじゃないですか。ちなみに「delete」はその後者ですが、その違い、また理由はあるのでしょうか?

マオ 結構、気分です(笑)。今回は一曲で勝負したいとか。今回は、対峙する曲がもう一曲あったほうがいいかなとか。なので、必ず一曲、必ず二曲と決めてはいないんですよね。でも今回の曲もそうですけど、最近は一曲勝負が多いですね。



■今回のシングルが「七つの大罪」のテーマソングということで、曲をつくるにあたって、アニメサイドからこういう曲を作ってほしいというリクエストはあったのでしょうか?

明希 アニメサイドの方もかなり熱意があって、こういうシーンが多いから割とテンポ感を大切にしてほしいなど、色んなアイデアを頂きましたね。

■特にココって部分はありますか?

明希 先方から、サビでストリングスにフィーチャーしてほしいとの要望があったので、そこを酌んだ上で、自分たちの音とちゃんと溶け合うようにアレンジを考えて作りました。

歌詞でファンの悩みに答える。気持ちが楽になったり、結果的に近道になってほしい。

■ファンの方からも沢山の曲の感想が寄せられていると思いますが、歌詞を拝見した時に、「壊せない壁なら そっと寄り添って待てば」という今までにない壁を越えずに寄り添うという歌詞がとても印象的でした。

マオ 俺もちょうどそこを見ていました!(歌詞カードを見ながら)

■偶然ですね!その歌詞が特に新鮮に感じまして。普通は、壁を乗り越える。壁を壊すなど、そっちの発想に行くことが多いですよね。



マオ ファンのみんなからよくお手紙をもらうんですけど、僕の場合その時に悩み相談みたいなのが多いんですね。でも、お手紙を返してあげることはできないので、特にこの部分は、歌詞の中にそういうキーワードを入れて悩みに答えているようなイメージで書きました。

「壊せない壁なら そっと寄り添って待てば」は、実体験でもあるんです。17年間シドでやってきて、力技で思いっきり壊せた壁もあれば、力技でもどうしても壊れなかったんだけど、時間が解決してくれた壁もあったんです。そういう壁もあるんだよってことに気付いていない人は、そのことに気付くだけでも気持ちが楽になったり、結果的に近道になってほしいという想いで書きました。

■歌詞全体ではどんな想いが込められていますか?

マオ 漫画「七つの大罪」を読んでから書いたんですけど、アニメの世界観に寄り添いつつもしっかりシドの世界観も出して、ファンへのメッセージを込めてっていう、いいとこ取りな一曲を出したいなと思ったので、そういったイメージで書きました。



■ギターのShinjiさん、ドラムのゆうやさんが演奏する上で、こだわったアレンジなどはありますか?

Shinji ギターは、ギターキッズがコピーしたくなるアレンジを意識しました。どんな曲でも大体共通して意識している部分ではあるんですけど、特にロックな曲だったので、コピーしたくなるイメージは強く意識して作り上げましたね。

■特にココ聴いてほしいという部分はありますか?

Shinji スライドするリフみたいなのがあるんですけど、そこはもちろんカッコいいので聴いてほしいです。あとはAメロの刻みですね。凄く小綺麗に弾くこともできるんですけど、この曲に関しては一発で弾ききることで、あえて粗さをちょっと残したり、そういう激しさみたいなものを含めて聴いてほしいですね。



■ゆうやさんはいかがですか?

ゆうや 最初のイントロサビのところ。やっぱりアニメで一番に流れてくるところだと思うので、ここを凄く意識しましたね。

ここしか出てこないサビのストップ・アンド・ゴーみたいなのあるじゃないですか。普通のビートじゃない感じでノッてくる感じ。あれが凄くインパクトがあるのかなって思ったので、そこのフレーズは凄く意識しましたね。

ストックがあり過ぎて、誰の曲かもうわからない(笑)。

■シドさんは、どんな工程で曲を形にしていくんですか?基本は曲が先なのか、歌詞が先なのかなど。

マオ 曲先ですね。

明希 シングル曲でもアルバム曲でも同じで、ヴォーカルのマオくん以外の3人で、まず曲を出し合います。例えば今回だったらシングルだったので、曲が決まって、決まったものに歌詞を書いて、歌詞をはめて、そこからプリプロをメンバー全員でスタートさせて、レコーディングって流れですね。ザックリですけど。



■ちなみに、曲を出し合うとのことですが、ストックはどのくらいあるんですか?

明希 世に出ていないものですよね?デモテープだけでいったら結構あるんじゃないかな。

マオ もうわからないよね。

ゆうや もう自分のもわからないもん(笑)。

マオ 今回はこういうテーマの曲って決まった時に、大体そのストックを掘るんですけど、めちゃめちゃあるよね。

ゆうや 大変なんですよ。あったなそんな曲って言い始めて。

■個々で持っているわけではなくて、皆さんで共有されているんですか?

ゆうや はい。いつかの曲であったなって言い始めてから探すのがもう大変で。だから最近は、一人一人の過去ストック曲をスタッフがまとめてくれたものをもらっているんですけど、それでもわからないですもん。

明希 もう作り過ぎて、各々把握できてないよね。



■でも、流石に作ったご本人は自分が作ったかどうかは覚えているんですよね?

ゆうや もうわからないですよ(笑)。デモを聴いたら、全員歌ってデモを録っているので、歌声でわかるってだけですね(笑)。

だから、仮タイトルとかつけて保存されていますけど、メロディだけじゃ誰のかわからないですね。

■歌詞はいかがですか?

マオ ストックはあまりしないですね。シドの場合は、メロディありきで歌詞をはめていくので、ストックしないというかできないですね。歌詞じゃなくて、文章や詞としてはいっぱい残してはいるんですけど、そのままメロディにはまることはまずないですし、何かしら使うとしても形を変えないといけないので。

歌詞はお風呂で降ってくることが多い。マオ



■どんな時に歌詞は出てくるんですか?

マオ お風呂がやけに多いんですよね。で、ノッてくるとお風呂でバンバン(歌詞が)出てきて、忘れないように繰り返しているうちに忘れてしまうことも結構あったので、今は必ずお風呂を出てすぐのところにスマホを置いていますね。

■そうなんですね!

マオ 手を拭いて、スマホで歌詞を書いて、スマホをもとの場所に置いて、またお風呂に入るみたいな(笑)。

■水滴が付いているとなかなか反応してくれないですもんね。

マオ そうです、そうです(笑)。そういうのはたまにあります。やっぱりリラックスをしていた方が出るんですかね。書こうっていう時ももちろん書けるんですけど、いわゆる降ってきたって時はお風呂が多いですね。

■ちなみに「delete」はどっちだったんですか?

マオ これはしっかり部屋に入って「書くぞ!」って書きましたね。

iPhoneのビデオで記録。Shinji

■曲はどんな時に生まれるんですか?

明希 やっぱり三者三様じゃないですかね。

Shinji 僕はお風呂とトイレとキッチン。

昔は、レコーダーとかで録っていたんですけど、最近は、iPhoneのビデオに向かって(口元にスマホを持ってくる動作をしながら)こうやって歌って。その後、パソコンに向かって、そこから広げていくって感じです。

■マオさんと同じく水回りですね。

Shinji やっぱりボーっとしている時がいいんですかね。

作ろうって思ってから始めて楽器を触る。明希



■明希さんはいかがですか?

明希 僕は、書こうと思わないと出てこないですね。昔は部屋で常に音楽をかけていたんですけど、今は音楽を作るとか演奏をしようと思わない限りは、ほとんど音楽は聴かないですね。作ろうって思ってから始めて楽器を触ったり、インスピレーションを受けるために色んな音楽を聴いてみたり。今はボタン一つで音楽が聴けるから、そういうモードにならないとだめですね。ふと思いつくっていうのは最近ないかな。

■ストックとかも曲を作ろうっていう仕事モードの時に作っているんですか?

明希 そうですね。「delete」の時も含めて、いつもそうなんですけど、一曲の時でも結構新曲を作るんですよ。三人いるから。例えば一人二曲ずつ持ってきたってそれで六曲じゃないですか。

■毎回出し合って、そこから決めているんですか?

明希 毎回出し合っています。そこからふるいに掛けて、自分たちで決めたり、アニメのタイアップの場合はその制作者の意図が入ったりで、表題曲が決まって。だからストックもどんどん増えていくんですよね。

初めて見た、iPhoneのボイスレコーダーを知らない人。

■そうだったんですね。ゆうやさんはいかがですか?

ゆうや 結構2人と似ているんですけど、酔っ払っている時です。

■結構違いますね(笑)。
ゆうや あれ、違いました?

一同 (笑)

■酔っている時はどんな風にメロディを残すんですか?

ゆうや Shinji、さっきiPhoneでビデオとか言ってなかった?iPhoneの中にボイスレコーダー入ってるぜ。

マオ 思った(笑)。動画も撮りたいの?

一同 (笑)

Shinji めちゃくちゃ口元だけ映ってるよ。

ゆうや なんでだよ(笑)。それめちゃくちゃ効率悪いじゃん。



Shinji レコーダー機能なんてあるの?

一同 ある!

Shinji え、本当に!?

ゆうや 普通に入ってるよ。

明希 ガチで知らなかったのか。

マオ タイトルとかもつけられるし。

ゆうや そうだよ。タイトルもつけられるんだよ。

Shinji いつも、このヒゲの具合は3日前くらいだなとか。

一同 (笑)

マオ めちゃくちゃ怖いよね。それが動画で何個も入ってるの(笑)。

■確かに。iPhoneに沢山そういう動画が入っているってことですよね。

Shinji 入っています(笑)。

マオ データも勿体ないよね。音声データはめちゃくちゃ軽いからね。

ゆうや それでアイクラウドの容量相当くってるよ。

マオ まさにこれですよね。(インタビュー録音中のiPhoneを見ながら)

■そうですね。まさに、その機能使って録音しています。

Shinji あ!あるね!

ゆうや 今日、勉強になったね。

明希 初めて見た、iPhoneのボイスレコーダーを知らない人。

■でも、自撮りが残るのも思い出になるかもしれないですね。

ゆうや ずっと同じ口ですよ。

一同 (笑)

ゆうや 凄く嫌だよ(笑)。iPhoneを落としたとして、拾って中を見た人は凄く嫌だよ。その動画がまるで酔っ払っているみたいでしょ?だから僕は酔っ払っている時です。

酔うとふとした瞬間に悲しい時がくるんです。ゆうや



■あ、なるほど。だから先ほど似ているといったんですね(笑)。

ゆうや はい。なんか酔っ払っている時が色んな感情のゆうやが出てくるんですよ。なぜか感情の幅が広くなるんですよね。普段そんなに起伏が激しいタイプじゃないんです。ほぼ平坦。いやほぼバカなことを言っている感じなんですけど、酔うとふとした瞬間に悲しい時がくるんです。そういう感情は、酔っている時以外はほとんどなくて。そういう時に凄く悲しいメロディとか出てくるんですよね。それをすかさずビデオではなく、ボイスレコーダーに入れていっぱい録ってあります。

Shinji それビデオの方がいいんじゃないの?

ゆうや よくないよ(笑)。

■悲しい顔と込みで?

Shinji そう。

ゆうや いや、その時の心情の顔はいらないですよ。それは情報過多です。

一同 (笑)

MV撮影。後ろからタタタタタッて足音が聞こえてきて。



■MVではちょっと荒い映像を使ったり、カメラが追ってくる感じの撮り方に、ロックかつどこかノスタルジックといいますかエモいMVだなと感じました。どんな風に撮影されましたか?

マオ 結構俺たちは自由に演奏するので、あとは好きに撮っちゃってくださいって感じの撮影でしたね。

■いつもではなく、今回が特にそういう撮影方法だったんですか?
マオ 場合にはよるんですけど、ここは誰かのソロカットでっていう撮り方が割とシドでは多いんですよ。でも今回はそういうのではなくて、どこからカメラが攻めてくるかわからない中、ひたすら俺たちは演奏をするって感じで。結構お任せをした部分が大きかったですね。

■今回はカメラが追ってくる感じの映像ですよね。

マオ だから結構カメラが近いんですよ。

ゆうや ハンディの人がめっちゃ走ってくるんだよね。結構怖いんですよ。後ろからタタタタタッて足音が聞こえてきて。だからコワッてなりながら(笑)。それくらい勢いのある映像になっていますよね。映像が揺れていますもんね。

■あえて手ぶれを活かした映像ですよね。

ゆうや そうそうそう。カッコいいですよね。

マオ カッコよかったですね。攻めていて。またあの監督とやりたいですね。

4人のエモミュージック



■これを聴くと懐かしく感じる、みなさんのエモい一曲を教えてください。

ゆうや MY LITTLE LOVERの「Hello, Again 〜昔からある場所〜」を聴くと凄く懐かしいなって思うんですよね。

■聴くと思い浮かぶ情景とかあるんですか?

ゆうや 中学校の時くらいなんですよね。その時の画が出てくるというか。確かMVも当時にしてはちょっとだけ古っぽいテイストの映像だったんですよ。フィルムっぽい感じというか。そのMVも頭に出てくるので、凄く懐かしいなって思いますね。

イントロドンで出たらすぐに当てられる曲ですね。あの最初のベースがちょっと食い気味で入ってくるやつ。



■マオさんはいかがですか?

マオ 「奇跡の地球」(きせきのほし)。

ゆうや いいね。

マオ 桑田さんとMr.Childrenさんの2人で歌われているんですけど、この曲はカラオケでよく歌っていたので。思い出しますね。

■いつくらいですか?

マオ 高校生の時くらいですかね。当時友達とカラオケに行っては、よく歌っていました。最近はゆうやとたまに歌うかな。

ゆうや 俺もこの間一人で歌いました。

■そうなんですね。カラオケですか?

ゆうや 赤羽のスナックで。

一同 (笑)

ゆうや 桑田さんと桜井さんのパートも一人で歌いましたからね。誰かが勝手に入れたやつを俺が一人で歌い始めたんですけど、誰も歌ってくれなくて(笑)。なので一人で最後まで。

一同 (笑)



■明希さんはいかがですか?

明希 浜田さんと小室さんの「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」かな。

■意外な選曲!なぜこの曲が懐かしのエモ曲?

明希 本当ですか?懐かしいなって。めちゃめちゃ流行ったじゃないですか。あの曲。みんなカラオケで歌っていたイメージがあるので。

■確かにカラオケで盛り上がりそうな曲ですよね。

明希 そう。僕この間、車を運転している時にランダムで曲をかけていたら、たまたまこの曲がかかったんですよ。それで、凄く懐かしいなって思って。今懐かしい曲は?って聞かれてそのことをパッと思い出しました。



■Shinjiさんはいかがですか?

Shinji 絶対に知らないですよ。高野寛さんの「虹の都へ」。

マオ めっちゃいい歌。

ゆうや 知っているの!?

マオ 知っている。

Shinji イントロ聴けばわかるよ。ちょっと流すね。

(曲を流し中“君と僕は~”)

ゆうや あ!知ってる、懐かしい!

マオ 懐かしいけどね。なかなかパッとは出ないよね。

ゆうや 確かに。いきなりは出てこないね。

Shinji 「delete」を作っている時になぜか頭の中にこの曲が流れてきて、誰の曲だろうって凄く調べて、最近ダウンロードしたんですよ。それで、この曲めちゃくちゃ流行っていたなって懐かしくて。

■カラオケで歌ったりしていたんですか?

Shinji みんな歌っていました。ちょうど僕らが16~18歳くらいの時がカラオケブーム第一弾みたいな時代だったので、みんなカラオケ行っては歌っていましたね。

ファンのみんなは富士山とシドを一緒に見て、俺たちはファンのみんなと星空を見る。

■5月9日(土)、10日(日)の2日間に渡り河口湖ステラシアターにて開催されるスペシャルライブ<SID LIVE 2020 -Star Forest->は、可動式屋根の野外ホールですよね。

マオ 野外にもできるし、室内にもできる会場ですね。



■ですよね。野外ライブって考えると、シドさんにとっては久しぶりの野外ライブですよね。

一同 確かに、やってないですね。

■その野外にもできるという条件と、ライブのタイトルから、もしかして星空の下で行われるのかななど想像を膨らませていたんですが、どんな公演にしたいですか?

マオ まさに星が見えたらロマンチックだなと思いながら決めた公演でした。ライブのスタートは多分まだ明るいんですよね。明るいところから夕方、夕暮れときて、星の世界に行けたら面白いかな。そこに合わせたセットにできたらよりいいなって思っていますね。

■「星の都」とか、会場に合う曲もありますよね。

マオ 「星の都」とかもいいですよね。

ゆうや やりたいですね。



■プラネタリウムみたいなライブになりそうですね。

ゆうや 絶対に綺麗ですよね。近いですもんね。標高が高いですからね。

■富士山の近くですもんね。空気も綺麗ですし、本当に天気が良ければ星も見れそうですよね。

ゆうや もうがっつり見えるんじゃないですかね。

マオ ちょうど、バックに富士山を背負っている会場なんですよ。なので、ファンのみんなは富士山とシドを一緒に見て、俺たちはファンのみんなと星空を見る。うまくいけばそういう形になるのかな。

ゆうや そうなったら、凄いステージセットですよね。

チャレンジ、まったり、挑戦、個性。2020年の抱負



■もの凄く豪華ですね。最後に2020年もまだ始まったばかりということで、シドとしての活動や個々での活動での2020年の抱負をお願いします。

ゆうや これ他でも言っちゃっているんですけど、2020年はゆうやの魅力を広げたいなとずっと思っています。色んな角度からのゆうやの魅力ですよね。そういうゆうやの魅力を上げられる一年にしていけたらシドにとってもいい効果があるんじゃないかなと僕は思っています。

■ちなみに先出じゃないですけど、2020年はどんなゆうやさんを見れるんでしょうか?

ゆうや 「ゆチャン」(ゆうやのYouTubeチャンネル)って実は、ほとんどすっぴんでやっているんですよ。例えば、「ゆうやはすっぴんでもカッコいいな」とか。

一同 (笑)

■確かに。全然かわらないですね。

ゆうや はい、ほとんど変わらないです。そういう色んな面。例えば、サッカーをしているので、サッカーファンもいますし、すっぴんゆうやファンもいると思うんですよ。あと、濃いメイクがいいっていうファンや、ゆうや早く髪を赤黒にしないかなって思っているファンもいると思うので、そういうのを小出しにしながら色んなチャレンジをする2020年にしていけたら最高なんじゃないかなって思っています。

一同 (笑)

■マオさんいかがですか?

マオ 結構、考え過ぎちゃったり、詰め込み過ぎちゃうクセがあるので、今年は少しまったりする時間とか。のんびりやる時間とか。適当にやる時間とか。そういう時間を意識して作っていきたいです。

■活動とオフの時間のメリハリをつける感じですかね?

マオ そうですね。活動に関しても、肩の力を抜いてできればいいのかなって思っています。

■明希さんはいかがですか?

明希 新たな楽器や、今あるベースでも新しいことに取り組んだり、そういう音楽面でチャレンジしたいなと思います。

■ちなみに何に挑戦しようとされているんですか?

明希 今すぐには出てこないんですけど、例えば、ベースにしても自分だったらこう弾くっていう幅を、色んなものを取り入れては広げよう広げようとはしているんですけど、やっぱり自分といえばこうっていうのが一つあるんですね。でもその表現の幅がもっともっと広がれば、色んな演奏やアプローチもできるようになります。そういった面で、音楽へのチャレンジだったり、挑戦を2020年は深めていけたらなと思いました。

■では、今年のライブでは音楽での新たな一面も見られるかも?

明希 そうですね。そういう風に5月のライブでは、感じてもらえたら嬉しいですね。

■Shinjiさんはいかがですか?

Shinji 立川談志師匠が「個性は迷惑だ」って言っていたんですよ。でもバンドのカッコよさには、そういう個性って大事だと思っていて。確かに個性を出すのは人にも迷惑をかけるし、個性的に生きながら信頼を掴むことは大変なことだと思うんですが、個性を出しながらも、信頼を掴めるよう、努力する2020年にしたいなと思います。

■ありがとうございました!


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―PROFILE―
SID/シド
2003年、春に結成。Vo.マオ、Gu.Shinji、Ba.明希、Dr.ゆうやからなる4人組ヴィジュアル系ロック バンド。

2008年、TVアニメ『黒執事』オープニングテーマ「モノクロのキス」でメジャーデビュー。 2010年の東京ドーム公演では4万人を動員。 結成10周年となった2013年には、初のベストアルバムをリリースし、オリコンウィークリー1位を獲得。 同年、横浜スタジアムで10周年記念ライブを開催、夏には初の野外ツアーで4 都市5公演で5万人を動員し大成功を収める。 2014年には香港・台湾を含む全国ツアーも開催。2016年1月にはベストアルバム「SID ALL SINGLES BEST」をリリース。 2017年5月には両日ソールドアウトの中、日本武道館2days公演を実施。2018年はバンド結成15周年&メジャーデビュー10周年のアニバーサリーイヤーとして、計50本以上にも及ぶ全国ライブハウス公演やアジアツアーを行ったのち、2019年3月にグランドファイナルとして横浜アリーナ公演を大成功に終えた。 その後も、メンバーズクラブ限定ツアーやコラボレーションツアーを行うなど、精力的に活動し、9月には2年ぶりとなるアルバム「承認欲求」をリリースし、全国ホールツアーを開催。 2020年5月、河口湖ステラシアターにて2days公演を開催する。
[HP]https://sid-web.info/
[Twitter]@sid_staff
[Instagram]@sid_official_jp

―MEMBER―
Vo.マオ
10月23日生まれ。福岡県出身。

Gu.Shinji
2月8日生まれ。埼玉県出身。

Ba.明希
2月3日生まれ。神奈川県出身。

Dr.ゆうや
12月9日生まれ。千葉県出身。


―INFORMATION―
■新譜
delete
リリース日:2020年3月4日(水)
※テレビアニメ「七つの大罪 神々の逆鱗」オープニングテーマ

<タイプ>
【初回生産限定盤(CD+DVD)】
価格:1,600円(税別)
[CD]
1. delete
2. delete -Instrumental-
[DVD]
1. delete -Music Video & off shot-
2. delete(Live from『SID TOUR 2019 -承認欲求- FINAL』)

【通常盤(CD)】
価格:800円(税別)
[CD]
1. delete
2. delete -Instrumental-

【期間生産限定盤(CD+DVD)】
アニメ描き下ろしジャケット(※デジパック仕様)
価格:1,600円(税別)
[CD]
1. delete
2. delete -Instrumental-
3. delete -TV Size-
[DVD]
1. 『七つの大罪 神々の逆鱗』(ノンクレジット オープニング映像)
2. delete -Music Video-
3. delete(Live from『SID TOUR 2019 -承認欲求- FINAL』)

■ライブ
SID LIVE 2020 -Star Forest-
・2020年5月9日(土)
河口湖ステラシアター
OPEN 16:00 / START 17:00

・2020年5月10日(日)
河口湖ステラシアター
OPEN 16:00 / START 17:00

チケット料金:全席指定 8,000円(税込)
※4才以上有料

チケット一般発売日:2020年3月7日(土)

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