昨年、TBS系ドラマ『君の花になる』に出演し、ドラマ内の期間限定ユニット「8LOOM(ブルーム)」としても注目を集めたアーティストNOA(ノア)が2023年2月に発売した1stアルバム『NO.A(ナンバー・エー)』を引っさげ、ついに5月6日(土)六本木EX THEATRE ROPPONGIにてワンマンライブを開催した。当日の都内はまさに春の嵐。強風吹き荒れるなか、続々と集まったNOANA(NOAのファンネーム)の熱気と勢いは春の嵐以上!! その様子をEmo!miuでもちょっとお届けします。



待望の1stアルバム『NO.A』はオリコン週間アルバムランキング2位を取るなど、大きな反響を得ているNOA。昼夜2公演行われた今回のライブ、2万を超える応募が殺到し、チケットは即完!!

暗転した会場がNOANAが持つペンライトの紫色に染まるなか、白いジャケット姿で登場したNOA。「It Ain’t Over」「Don’t Waste My Time」を立て続けに披露し、「NOA 1st LIVE “NO.A” TOUR IN TOKYOへようこそ！」と挨拶すると、割れんばかりの歓声が上がった。初のワンマンライブながらいい感じに力が抜けつつ、キレのあるダンスでNOANAを魅了。



「盛り上がる準備はできてますか？」と会場を煽るNOAに応えるNOANA。盛り上がりにご不満だったのか、「聞こえねぇな」とSっけのある返しをする一幕も。「初のワンマンライブということもあってすごく楽しみにしていました。一瞬も見逃さずに最後まで楽しんでいってください！」と会場を盛り上げた。



「Just Feel It feat.Ayumu Imazu」ではスペシャルゲストしてAyumu Imazuがステージに登場。「曲をリリースしてから初めてパフォーマンスする」と話すも、息のあったパフォーマンスを披露した。「Paradise」では曲前にTikTokでおなじみのダンスをNOA自身がレクチャー。NOANAのダンス練習タイムでは、アカペラで甘い歌声を響かせた。



そして5月7日(日)0:00に配信された予定の新曲「BURN」を「今の自分だから思うこと、伝えたいことを詰め込んだ1曲になっていると」曲紹介をし、披露するとNOANAの熱気は最高潮に!!



MCではコロナ禍にデビューした自身のことを振り返り、「デビューする前にいろんなこと、やりたいことたらけでした。僕がデビューしたのは2020年で当たり前のことが急に当たり前じゃなくなって、すごく悩んだし、すべて嫌になったこともあった。実際、アーティストとしてライブができる日が来るのか、日頃応援してくれるファンのみなさんに会えるのだろうかと、正直毎日が不安だった」と当時抱えていた思いを吐露する一幕も。



「でも今はみんなの顔を見て、声を聞きながらライブをできることが本当に幸せ！初心に戻ってデビュー曲を歌いたいと思います」と、『LIGHTS UP』でワンマンライブを締めくくった。



そしてNOANAから沸き起こる「NOA」コール。実はこれ、昼公演ではアンコール！という、一般的なコールだったとか。それを聞いたNOA自身が夜公演では「NOA」コールをお願い。NOAのお願いに応えるNOANA、そしてNOANAの思いに応えるNOA。ライブTシャツを着てステージに再び現れると、「Highway」を披露。



「ステージに立てていることはNOANAのおかげ。これが永遠に続いてほしいなと思う」と気持ちを伝えると、「だからみんなにお伝えしたいことがあります!!」と、NOAが話すと会場がどよめく。期待感が高まるなか、「もっともっと大きな景色をみんなといっしょに見たい！」と9月9日(土)、10日(日)に有明アリーナでの追加公演を発表し、NOANAから大歓声が上がった。



「これからアジアツアーをまわってくるので、9月にはより成長した姿をお見せできると思います！」とNOANAと再開を約束し、今回のアルバムの代表曲『Purple Sky』を披露。NOAカラーの紫色に染まった会場にマイクを向け、NOANAといっしょに歌う一幕も。「みんなの歌声を聴いたら本当にヤバかった」と涙ぐむNOA。「みんな大好き！」とNOANAに愛を伝えてステージを去った。

おまけ

今回のライブは約90分。体感はもっと短いのでは!? と思わせてしまうほど、あっという間に時間が過ぎてしまった。MCは極力短く作られていたように感じ、“アーティストNOA”を感じることができた90分だった。だが、NOAのファンサの神は健在！合間に「今日のお昼ごはんは何食べたのー？」とNOANAから問いかけられると「生姜焼き弁当」と答え、「大好き！」という声が上がると「ぼくも大好き」と返答する一幕も。

あまりにもNOANAが同時に声を上げるので聞き取れず、「なんて？」と聞き返すことも。また、アンコールステージを終えたあとステージのハジまで行って手を振るNOA。NOANAが持つ、メッセージボードに応えてエアハグをしたり、投げキスをするなど、“ファンサの神”といわるNOAを垣間見せていた。