「こういう見た目なので怖がらせないようにしています」ベネチアンマスクをまとう話題のヴォーカリスト・超学生の素顔とは。<1st Album『超』インタビュー/Emo!miu注目のイットボーイ>



11歳のころに歌ってみた動画を投稿して以来、コンスタントに動画を投稿し、「仮面ライダーBLACK SUN」主題歌でも話題!

今、Emo!miuが注目している<イットボーイ>。今回は注目のヴォーカリストである【超学生】さんのインタビューを1st Album『超』のこだわりと共にお届け!

ベネチアンマスクをまとい、神秘的な雰囲気がある超学生さんですが、そのなめらかなトークは思わず聞き入ってしまいます。ギャップも魅力な超学生さんに、ご自身の音楽のルーツについて、アルバム制作で得た新たな発見、さらにはパーソナル部分にもぐぐっと迫ります!


音楽との出会い




超学生 原点までさかのぼると保育園の歌の時間かもしれないですね。多分、みんなで歌うことが比較的多い保育園だったんですが、1人だけ大きな声で歌ったりしても、「なんだ、あいつ」みたいにならなくて。そんな空気感の中で先生方が歌を教えてくれていました。

家の中でも、何も観るものがないときはずっとMUSIC ON! TVやSPACESHOWER TVのような音楽番組が流れていました。ほかには、母の趣味でクラシックがずっと流れていたり。

あとは、僕が小学校ぐらいのときには手放していたんですが、父が車を持っていて。不思議な家族なんですが、『イニシャルD』っていう走り屋のアニメが好きだったんですよ。

■ご家族みんなで?

超学生 そうなんです。僕も保育園のとき、好きでした。今思うとそんな園児は怖いですかね(笑)。でも父の運転でドライブに行くときはずっと『頭文字D』(イニシャル・ディー)のユーロビートが流れていて……っていうぐらい、ずっと何かしら音楽が流れているような家でしたね。



■ご家族みなさん音楽が好きなんですね。

超学生 そうですね。ただ、面白いのが、父が好んで聴くジャンルがメタルとハードロック、母はバレエダンサーだということもあってクラシックと、ポップスだったらサザンさん(サザンオールスターズ)やゆずさんみたいなさわやか系。兄はJ-POPと音ゲー系。で、僕はボカロっていうみんな全然違うジャンルが好きになっちゃったっていう。

■誰かしらそのジャンルの音楽に詳しい人が家族の中にいるという。

超学生 おっしゃる通りです。

■では、音楽を始めるのは自然な流れだったんですか?

超学生 音楽が好き、というのはあくまで好みの話で、みんなスポーツをやっていたんですよね。母は学生時代からバレエをやっていて、いまだに先生としてやっていますし、兄も僕も小学校はサッカーとバスケをずっとやっていて、中学校からはバスケに絞ってやっていました。小学校、中学校とずっとキャプテンだったので、周りからは高校でもバスケをやるんだろうな、と思われていたようなのですが、中学校で燃え尽きて高校からは突然音楽をやり始めました。なので、多分周りから見たら、あまりスムーズな移行ではなかったと思います。


家族の支えがあって今の活動がある




■実際に音楽をやろうと思ったきっかけはあったんですか?

超学生 小学校5年生ぐらいの時に、当時GoogleのCMで初音ミクを観てボーカロイドを知りました。そこからボーカロイドをたくさん観ていくうちに、関連動画で「歌ってみた講座」が流れてきて。そこで、「歌ってみた」を知って、ボーカロイドの曲を人間がカバーして、しかもプロみたいな音源を自分でも作れるんだ!と知ったのがきっかけで始めました。

■小学5年生でチャレンジしてみようと思ったのがすごいです!

超学生 母がいい意味で干渉してこない方で。「歌ってみた」に限らず、いつも「好きなことをやったら?お金が掛からなすぎなければいいよ」みたいな感じでした。

父はドライな雰囲気をまとってはいるんですが、実はすごく協力的なんです。例えば部屋が反響して困って、吸音材を買って取り付けるってなったときには手伝ってくれたり。あと、父はメカに強いので、複雑な故障じゃなければ、機材も直してくれます。本当に数え切れないぐらいそういう協力がありました。ちょっと壊れたイヤホンとかも、どうにかならない?って渡すと一週間後ぐらいに直って返ってきます(笑)。

■お父様、何者なんですか!?

超学生 趣味が行き過ぎちゃってるんですかね。本業はタクシー運転手なので。

強いて言うなら前に趣味でバイクサーキットでバイクに乗っていたので、たぶん機械をいじるのは好きなのかな。

話逸れちゃいましたが(笑)、僕の活動は親に助けられている部分が本当に大きいです。

■アーティストになったのはどういった経緯だったんですか?

超学生 メジャーデビューをしたいと思ったのが、僕が中学校1~2年生のとき。ちょうど歌い手さんがメジャーデビューし始めた頃だったんですよ。尊敬している歌い手さんたちのメジャーデビュー発表にかなり刺激を受けたんじゃないかなと、思います。


全部を詰め込んだファーストアルバム




■ファーストアルバムリリースにあたって、どういうお気持ちですか?

超学生 ありがたいという気持ちはもちろんあるんですが、ファンの皆さんに「おまたせ」「ついに発売できるよ」というところがやっぱり大きいですね。

今の時代、現物のアルバムってファングッズ的な側面も大きいなと感じているんです。僕自身もいろんなコンテンツのアニメや歌手のオタクでもあるので、僕が超学生のオタクだったら嬉しい要素を全部詰め込んだような、本当に素敵なアルバムになっています。かつ、担当スタッフさんのこだわりもたくさん詰まっています。

■収録の際に苦労した楽曲はありますか?

超学生 『Let’s go』という楽曲ですね。曲調で言うと、一番メジャーっぽくて、ストレートで明るい曲になっているなと僕は感じているんですが、メジャーっぽいことが僕にとってはすごく難しくて、かなり試練でした。まずメインボーカルを1本録るだけでも、すごく苦労したというのもありますし、あとコーラスがすごく重なっているんです。

一番重なっているところで12個ぐらい同時に声が鳴っていて。構成で言うと、メインは別であるとして、例えば、上ハモりと下が4つずつ鳴っていて、オクターブユニゾンがそれぞれ奥下上2個鳴っていて、ダブリングが2本4本、みたいな。それにプラスして、「oh baby~」みたいな合いの手もそれぞれ8本ずつ、みたいな指示があったり。

楽しかったのは本当に最初だけで修行みたいな時間でした(笑)。同じ音程をたくさん重ねてずっと連続で録っていると、気づかないうちに自分の声がカスカスになってくるので、時間を置いて、耳の慣れがとれた状態でもう1回録って、ということをずっと繰り返していたので、精神的にもかなり鍛錬みたいな時間でしたね。



■ファンの皆さんにとっては聴きごたえのある1曲になっていそうですね。

超学生 そうだと思います。本当に音の厚みがすごいので。

あと、別の大変さで言うと『Untouchable』と『Fake Parade』。外部のスタジオで録らせていただいたものなんですが、作家さん自身に明確なビジョンが既にあったので、作家さんの意図も汲み取りながら僕の色も当然乗せなきゃいけない、ということに苦労した記憶があります。でも、この2曲は苦労を上回るぐらい録音が楽しかったですし、かなり勉強になりました。すごくいい経験になったと思います。





■シンプルに一番好きな曲はありますか。

超学生 今の気分でいうと、『Innocent Tyrant』ですね。僕のファンはもちろん、提供してくださった音楽ユニットのFAKE TYPE.さんのファンの方にも楽しんでいただけた楽曲で。

と言うのも、Track Maker のDYES IWASAKIさんのサウンドはかなり独特ですし、歌唱とリリックをされているMCのトップハムハット狂さんも唯一無二の歌い回しをされるので、他の歌手が歌って合うの?と思った方も多いみたいなんです。でも、『Innocent Tyrant』を聴いて、超学生が歌うFAKE TYPE.もいいね、って喜んでいただけて、僕自身もお気に入りの1曲です。

アルバムには入っていないんですが、『GOONYA MONSTER (グーニャモンスター)』というゲームの曲をFAKE TYPE.さんにご指名いただいてコラボで歌う機会もいただきました。


学びが多かったレコーディング




■アルバム制作においてたくさんの刺激も得たと思うのですが、制作後に今までと変わった部分はありますか。

超学生 あります、あります。宅録での発見ももちろんあったんですが、外部スタジオで録るときには、「こういうふうに歌ったら」とか「ここはもうちょっとこういうのが欲しい」という自分からは出てこなかった視点でディレクションをしていただけますし、録音の面で勉強になりました。

宅録の時は録音も自分でやるので、合間時間にエンジニアさんに機材について聞いたり、知っている機材だったとしても、どういう設定で録られてるんですか、みたいなことを聞くと、親切に皆さん教えてくださったので、機材面でも技術面でもすごく勉強になりました。

■吸収する部分が多かったんですね。

超学生 なかなかインディーズ個人だと難しい関係値なので、それはメジャーデビューによって生まれた大きな学びだなと思って、すごく感謝しています。


レコーディング前のルーティン




■今回のアルバムに限らず、レコーディングの際にこだわっていたり、ルーティンがあればお聞きしたいです。

超学生 機材に関しては、趣味と言うか楽しみで、あえて変えちゃうことが多いんですが、ルーティンで言うと、決まったメニューで毎回ストレッチをやっています。

■その方が声出やすいとか?

超学生 周りからするとあまり変化は感じないかもしれないんですが、自分の中で調子が出やすいメニューをやるようにしています。バスケ部時代の名残というか、各分野のスポーツの理論的に、毎回試合の前に決められた流れがあると、だんだん脳の特定の分野が太くなって毎回安定した結果が出しやすいよ、というのがあって、ドキュメンタリーでも、そういうのをお見かけするので、歌でもちょっとやろうかなっていう感じです。

■学生時代の経験も活かされているんですね。

超学生 そうですね。例えば喉の調子悪いなとか、気温の影響で少し体がいつもより硬いななど、毎回同じストレッチから入っていると、何か異変があると気づきやすいことがもしかしたら一番のメリットかもしれないです。


小さいころの夢、今の夢




■メジャーデビューというひとつの夢を叶えられたところではあると思いますが、幼少期はどんな夢を持っていましたか?

超学生 マジシャンになりたかったので、まったく音楽は関係ないですね。

■マジシャン!?

超学生 小学校3年生なりに頑張って勉強していたので、ラリー・ジェニングスって偉大なマジシャンの方の専門書を買って読んだりとか、カードをやる上でやっぱコインもできた方がいいかな、って考えてコインマジックの専門書を読んだり、かなり本格的に勉強してました。



■ちなみに今は…?

超学生 やらないです(笑)。小学校4年生ぐらいで突然飽きて完璧に辞めました。でも、マジックグッズって純粋にかっこいいんですよね。その魅力、その美的センスみたいな根幹は変わってないので、マジックをやるわけじゃないですが、普通にトランプを買っちゃったりはします。

例えば東急ハンズのマジックコーナーへ行くと、マジシャンがよく使うバイスクルというトランプがあるんですが、みんながよく使う青色赤色に加えて、限定模様もあるんです。基本、上下非対称の柄ってマジックでは不利になるので使わないんですが、僕はその限定模様系を趣味で買っちゃったりとかは未だにあります。かっこいいな、と思って。

■今の夢はなんでしょう?

超学生 去年から本当にたくさんの夢を叶えさせてもらっているんですが、今、持っている大きな夢でいうと、映画の主題歌を担当できたらなと思っています。これはずっと夢に思っていますね。劇場でいつか超学生の声が響くといいな、と。


好きな食べ物




■パーソナルな部分もお聞きしていければ!好きな食べ物はなんですか?

超学生 たらこが好きです。でも、例えば、先輩とのお話の中で「何が好きなの?」って聞いていただくときって、だいたいそこから「あそこに美味しいお店があるから行こうよ」ってなるじゃないですか。例えばパスタが好きなんです、って言ったら新宿駅のどこどこにあるから、みたいになるんですが、仮に僕がたらこって馬鹿正直に言うと、「たらこねぇ…」ってなると思うんですよね(笑)。なので、最近やっと、たらこパスタ専門店ができたりしましたが、ちょっと前までは、そういう話題になりやすいように卵料理が好きです、って言っていました。

■たらこも魚卵という意味では、だいぶ広く言えば、卵ですよね(笑)。

超学生 確かにそうですね(笑)。

もちろん卵も好きです!逆に嫌いなものが一切ないんですが、「今度行こうよ、美味しいところ知ってるよ」ということに繋がるために、そういう風に答えていました(笑)。

でも本当に何でも美味しく食べられちゃうんですよね。


好きなエンタメ




■好きなアニメはありますか?

超学生 『しろくまカフェ』と『亜人』ですね。

■なんか……真逆ですね?

超学生 確かに、真逆ですね(笑)。『しろくまカフェ』は人生寄りのほんわか日常アニメで。話数はたしか50話くらいある作品です。

『亜人』はゴリゴリの青年誌の漫画なので、ちょっとタイプが異なるんですが、一番好きなアニメと聞かれたら、この2つになりますかね。最近だと『ヒロアカ』(『僕のヒーローアカデミア』)も大好きで観ています。

■好きな映画は?

超学生 『サマーウォーズ』などを手掛けている細田守監督の「スタジオ地図」が一番大好きなスタジオで。その中からひとつ選ぶとするなら…強いて言うなら…『バケモノの子』ですかね。一番繰り返し観てるかな。



■野暮な質問かもしれないんですが、「スタジオ地図」の作品が好きなのはどういった理由なんでしょう?

超学生 ここまで好きだと明確な理由は分からないですが……キャラクターが魅力的なのと、細田監督の描く少年の解像度が高いのがすごく好きです。

あと、獣人が好きだからですかね。特に『バケモノの子』にたくさん出てくるんですが、ああいうもふもふしたキャラクターを魅力的に描いたり、かわいいだけじゃなくて戦闘とか、仁義がかかったときにかっこよく描かれていたり。あと細田監督の描くキャラクターは、1人1人見ている方向は違うんですが、キャラクターごとに持っているもののこだわりが強いなって感じるんです。そういうところから僕自身学ぶことが多いなと。もしかしたらそれが繰り返し観ちゃう理由かもしれないです。

■音楽の話はたっぷりお聞きしたんですが、最近よく聴く音楽は?

超学生 ツミキさんが作られて花譜さんが歌唱された『トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」は繰り返し聴いちゃいますね。楽曲を構成する要素にあるビジュアル面、踊りとかMVを含めていいんだったらStray Kidsさんの『Back Door』がK-POPの中で一番好きな振りです。

あとはもう解散されていますが、IZ*ONEさんの『Panorama』が女性グループの振り付けの中だと一番好きです。


心を揺さぶられたもの




■最近、心を揺さぶられた作品、出来事はありますか?

超学生 『ヒロアカ』(『僕のヒーローアカデミア』)ですかね。ちょっとネタバレになるから、言えないことが多いんですが、僕の最推しキャラがしばらくずっと退場していたんですよ。その退場の理由もかなりつらいものだったんですが、突然何の前触れもなしに復活して!しかもその退場理由を解消する理由で復活したんですよ。完全復活みたいな。そのシーンは本当にめちゃくちゃ泣いちゃいましたね。

あと少し別の分野でいうと、劇団四季の『バケモノの子』のミュージカルに合計で4回観に行かせてもらったんです。「原作でもあったこういう演出、もっと舞台でも見られたらファンは嬉しいな」と1、2回目に観たときに思っていた部分が3回目ですごいレベルでブラッシュアップされていて……そのときに、劇団四季さんのような、ミュージカル界のトップ中のトップの方たちですら、公演始まってから千秋楽にかけてたくさん改善を積み重ねているんだと思って、すごく感激しました。


ファッション“いかに「原曲を着れるか」”




■きっとこだわりがあるのでは、と思うのですが、ファッションとメイクのこだわりをお聞きしたいです。まずはファッションから。

超学生 普段、僕のファッションを見られる機会でいうと「歌ってみた」だと思うんですが、僕は実写でやらせてもらっているので、僕の好きな服は1回置いといて、いかに「原曲を着れるか」が一番大きいです。あまり説明するのは野暮だと思っているので、普段ツイキャスやTwitterとかでは一切言わないんですが(笑)。

例えば『刀ピークリスマスのテーマソング2022』はピーナッツくんっていう方が作られた曲で。ピーナッツくんは黄色いピーナッツのキャラクターに首元に赤いスカーフを巻かれているキャラクターだったので、まあ別に僕がね、全身黄色くしてスカーフ巻いてもよかったんですが(笑)。

ただ曲の世界観を踏襲すると、結構ドロドロな恋愛ソングで、剣持刀也っていうVTuberに向けたかなり重めの愛の歌だったから。しかもジャンルはヒップホップでオートチューンがかかっているような曲だったので、結構ムーディな、大人っぽいフォーマルな部分も取り入れたいということで、内側にワインレッドのシャツを着て、外に黄色のテーラードジャケットを羽織ることで、逆三角形のシルエットを実現しつつも、ぱっと見、大人フォーマルにみせる、といった感じでコーディネートさせてもらいました。……というのを毎回やっている感じですかね。



■ある種、すごく高度な技術な気がします。

超学生 でも、これは趣味ですね。ちゃんと毎回、動画のために買った服もプライベートで出かけるときに着たりしています。


メイク「特殊なメイクをするときも意図を持ってやっています」




■メイクについてはいかがですか。

超学生 メイクもなるべく曲調に合うように、とは思いつつも、これはあくまで僕の持論なんですが、顔に関しては曲に極端に寄せすぎても僕の顔に合わなかったら、それはコスプレになっちゃうかな、という考えがあるので。

基本的には僕の肌の色と、撮っているカメラの色合と、最終的にサムネを作るときに色合いを補正することも踏まえてメイクすることが多いです。でも特殊なことをするときはちゃんと意図を持ってやっています。これも普段は一切解説しないんですが。

例えば『魔法少女とチョコレゐト』というピノキオピーさんの楽曲を歌わせてもらったときは、1人の少女が魔法少女を演じているのですが、みんなのためにやっているのに批判されるし、やめちゃおうかなみたいな、現代のインターネットでの活動者になぞらえて作った曲だと僕は勝手に解釈したので。

その少女には二面性があって、僕らでいうインターネット活動者としての顔と、本人の顔があって、その間で揺れ動く感じをメイクでも出した方がいいなと思ったので、服装は白と黒にスプリットされたデザインの服を着て、ピノキオピーさんの書かれたキャラはピンクを基調としたキャラクターで目の色もピンクだったんですが、僕は青とピンクを目の内側からにじませました。

活動者って2人の人がひとりの中にいるようなものだと僕は解釈しているので、活動者側の方でチョコレイトを持つみたいな演出をやったり……特殊なことをするメイクのときはそういった感じですかね。

他にも、顔からインクが垂れているみたいなメイクをしたり、毎回ちゃんとその楽曲へ対する僕なりの解釈軸に考えています。ただオシャレだからこんなメイクをしちゃえ、ってやることは滅多にないですね。



■ものすごく計算されてやられているってことですよね。

超学生 そうですね。別に外からは見えない、わからないことだから自己満なんですが、あくまで「歌ってみた」で歌わせてもらうんだったら、僕は原作者さんへ対するリスペクトがないと絶対にダメだと思ってやっています。好き勝手なことをやるのは、僕が作詞作曲したときにやればいい話だから、あくまで「歌ってみた」っていう再現芸術に近いものをやらせていただくときは、ちゃんとリスペクトを持ってやろうと。それは僕がクラシックを少し習っていたときに教わったことでもあって。

例えばピアノを弾くときやクラシック声楽を歌うときも、好きなように歌うんじゃなくて、その時代のことをちゃんと理解して、作曲者がどういう境遇で書いたのかはちゃんと理解して歌わないと、それはちょっと良くないよねっていうのがクラシックの基本的な教えというか。もちろん別の流派の方もいらっしゃるんですが、それを僕の場合は「歌ってみた」でも、しっかりやろう、と思っています。原作は無視して自己流でやるのがかっこいいという流派の方も当然いらっしゃるでしょうし、それはそれで別の魅力があると思うので、あくまで僕が勝手にしているだけではあるんですが。


長所と短所




■こだわりがすごい……!そんな超学生さんの長所と短所は?

超学生 え、面接みたい(笑)なんだろう。

■すみません(笑)。

超学生 これだけ家で考えてくればよかったなー(笑)。
(面接回答風に)長所は何にでも興味を持てます。短所は、何にでもすぐに手を出しちゃうところ。それによってメインのやらなきゃいけないことがないがしろになったり、手をつけた分野を深く掘り下げる前に別のやらなきゃいけないことのために切り上げちゃったり。ただその短所のおかげで、いろんなところから知識を得られたり、その経験が思わぬところで活きたりもするので、今のところは人に迷惑かけなければ直さなくてもいい短所なのかなと思っていたりします。

■これも面接みたいな質問なんですが、座右の銘、好きな言葉は?

超学生 なんだろう。「人を怖がらせない」とか(笑)。
見ていただければわかると思うんですが、こういう見た目で雰囲気のある動画で、“ガナリヴォイス”など特徴的な歌い方なので、結構無口でミステリアスな印象を持たれることが多いんですが、実はこういう感じなんです、僕(笑)。お会いすることがあれば、それは一発でわかるように心がけています。


ワンマンライブ「入学説明会」について




■最後に、3月にはワンマンライブも控えていらっしゃいます。どんなライブになりそうか、またどんな風に楽しんでいただきたいか、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

超学生 普通のライブだと思って、何も防御しないで観に来ていただけると大変嬉しいです。

あとは久々のライブなので、全力で楽しんでいただけたら嬉しいなと思うので、声出しがOKだったら全力で叫び散らして、ね。僕のファンの方々は言わずとも大丈夫だと思いますが、あまり人の目を気にせずに全力で楽しんでいただきたいです。

それから、“全力で楽しめるように”っていうのはもちろん自分自身だけじゃなくて、みんなが全力で楽しめるのがベストなので、オタクの皆さんは慣れっこだと思いますが、マナーや礼儀はしっかり心がけてくださいっていうのを普段の配信でもお伝えしています。この前、ゲストで出させていただいたライブのときも、終わった後に配信で「みんな、スタッフさんに何か聞いたらお礼は言ったか」とか「前の方の席の子はね、身長低くない子で、厚底履いたりしてないか」とか話したんですが、自分自身が一番楽しむっていうのはもちろんですが、全員が楽しめるようにみんなで協力してもらえると嬉しいな、ということが今言える精一杯の内容ですね。ライブについてはまた当日までお楽しみに。

■インタビューは以上になります!ありがとうございました!


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―PROFILE―



超学生
2001年9月19日生まれ。
弱冠21歳、2001年生まれの注目のヴォーカリスト。
11歳の頃 初の歌ってみた動画を投稿して以来、コンスタントに動画投稿を続け現在は週1本のペースで新作動画を公開している。YouTubeでのカバー曲総再生数3億回以上!
ベネチアンマスク越しに覗く端正な顔立ちと、それに相反するような“ガナリヴォイス”が話題沸騰中。
次々と世代交代を繰り返すネットシーンのなか、人気大爆発中のヴォーカリスト!

[HP] https://chogakusei.com/
[Twitter] @tyougakusei
[Instagram] @chogakusei
[YouTube] https://www.youtube.com/c/ChogakuseiOfficial


―INFORMATION―
1st Album『超』
リリース日:2023年2月15日(水)

[収録曲]
1. ルーム No.4
2. けものになりたい!
3. Innocent Tyrant
4. Fake Parade
5. Untouchable
6.インゲル
7. Let’s go
8. Give it to me
9. ガトリングアジテイタア
10. Did you see the sunrise?
11. サイコ

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