「利久のことになると僕はフッ軽ですね。」“ひらきよ”越えの仲良し!?♡ 萩原利久×八木勇征インタビュー<ドラマ『美しい彼』シーズン2>



MBS/TBSドラマイズム枠で放送中のドラマ『美しい彼』シーズン2から、W主演を務める平良一成役・萩原利久と、清居奏役・八木勇征(FANTASTICS)の2ショットインタビューをお届け!

原作は凪良ゆうによる同名BL小説。吃音症のため周囲に馴染めず友達がいない高校生の平良一成と、校内カーストの頂点に君臨するカリスマで抜群の美形を誇る清居奏とが織り成す恋愛模様を描く。

2021年にドラマシーズン1が放送されると国内外から大きな反響を呼び、萩原さんと八木さんによる名コンビ“ひらきよ”ファンが爆増。
ドラマシーズン2では、ようやく結ばれた“ひらきよ”の新生活が描かれるだけでなく、『劇場版 美しい彼~eternal~』にも繋がるストーリーが展開されることで期待が高まっている。

Emo!miuでは、そんな本作で恋人どうしを演じる【萩原利久×八木勇征】に、『美しい彼』シーズン2撮影での思い出や、“ひらきよ”人気のヒミツを伺いました。たびたび言葉がシンクロして笑いが起きたり、八木さんから「利久のことになると僕はフッ軽ですね。」という言葉が飛び出したりと、仲良しっぷりを見せつけてくれました。


シーズン2が決まった第一声は2人とも「はやっ!」



■『美しい彼』ドラマシーズン2の放送決定を聞いたときの率直な感想を教えてください。

萩原利久 もちろん嬉しかったです。シーズン1が終わった段階で「続編やりたいね」って話はしていたので。

八木勇征 うん。

萩原 嬉しかったんですけど、放送決定が想像の倍くらい早くて「え!もう!?」みたいな感じでした(笑)。

八木 そうね(笑)。「はやっ!」から、「うわ嬉しい…」ってなりました。

萩原 そうだね。撮影期間は1年くらい空いたけど、放送決定を聞いたのは半年くらい前かな。なので、最初は2人とも…

萩原八木 「はやっ!」

萩原 本当にありがたいことですね。僕ら自身も反響は感じていましたが、思っていた以上でした。

八木 シンプルに嬉しかったです。

■実は、ドラマと映画が両方あることはご存知だったんですよね。

萩原八木 そうですね。

八木 そういえばね。

お互い距離感が近くなっているからこそ出てくる問題も



■大学4年生、そして俳優の道へ邁進する平良と清居が描かれるドラマシーズン2の見どころを教えてください。

萩原 色々とすれ違い、ようやく結ばれたのがシーズン1だったので、その後2人がどうなったのか、シンプルに続きとして楽しんでいただけると思います。

八木 そうだね。

萩原 あとはやっぱり平良と清居はそのままだったというか……(笑)。

八木 そう、変わらないんです。

萩原 ある意味変わってないがゆえに、近くにいるのにすれ違い続けるっていう(笑)。2人がすれ違う過程も視聴者目線で観ていると面白かったりしつつ、複雑に感じるところもあります。シーズン1のときは1話ごとに始まりと終わりが明確にありましたが、今回はゴール地点が映画なので、そういうところも面白いのかなと。

八木 利久も言った通り、シーズン1は1話ごとにゴールしていく感覚でしたが、シーズン2に関しては、映画というひとつのゴールに向かっていく感覚で撮っていましたね。結ばれてお互い距離感が近くなっているからこそ出てくる問題もあって、清居の思いや、平良の譲れないところ、ぶつかり合う姿も見られるのがシーズン2からの見どころになると思います。

お互い好きなんだけど、依存し合っている



■すっかり定着した“ひらきよ”コンビ。どんなところがたくさんのファンから支持を集めているのだと感じますか?

萩原 どういうところが支持を得ているんですかね(笑)。

八木 僕も気になります(笑)。やっぱ、平良の一方的すぎる強い愛だよ。

萩原 なるほど(笑)。

八木 そこに、まんざらでもない清居。

萩原 そうね〜…

八木 (笑)。いい意味で、普通の会話をしてるのにコントっぽく見えるよね。

萩原 シーズン2の台本見ていて思ったのは、2人のやりとりがすごく脳内再生されて。

八木 そうね、確かに。



萩原 全部「あー、やってる!」っていうのが、台本を読んでいる時点で絵として浮かぶんです。平良と清居のやりとりが自分の中で定着しているんだなってシーズン2の台本を読んだ時に思いましたが……これが魅力なのかな。合ってるかな(笑)。みなさんの意見も教えていただきたいです(笑)。

八木 どうなんですかね〜(笑)。ファンのみなさんの声を聞いて「これが魅力なんだ」って気付かされることはたくさんあるんですが、特に感じたのは、“お互いに、いい意味で依存し合っているところ”です。「あ、確かに依存性あるな〜」と思いました。清居は平良が好きすぎて、独占欲があってめちゃくちゃ嫉妬するし、平良は清居への好きが宗教じみているレベル。お互いの好きって気持ちに依存性があるのが共通していて、観ている方も自然にそれを感じ取ってくれているんだなと感じました。

萩原 なるほど…。

八木 そういうことだよ。僕らが魅力を教えてもらったよ。

萩原 確かに。

清居が大人になった分、平良は変わらない方がいいのかなって思うことが結構ありました。



■演じるときに気をつけた点や、演じていてシーズン1に比べて大人になったなと感じることはありますか?

八木 清居はけっこう大人になってるんですよ。

萩原 そうだね。

八木 大人になりすぎていて、平良に求めるもののハードルがグッと上がってるんですよね。「こっちまで来い」って言ってるので(笑)。清居も平良の確固たる強さに折れたりはするんですけど、でも自分と同じフィールドで写真を撮ってほしいっていうスタンスは清居も絶対に変わらないと思いますし、平良を引っ張ってあげるっていうか、待つっていう面では一歩成長したのかなと思います。



■演じるうえで、平良を引っ張っていく強さを出すことを意識したのでしょうか。

八木 いや、平良をこっちのステージに引っ張り上げることだけ考えていましたね。折れない清居でいたいから、自分としてはどうしても譲れないところでした。

萩原 平良の場合は、逆に変わらない方がいいのかなって思うことが結構ありました。シーズン2の撮影に入ってみて、撮影期間が1年空いていると自分自身にも変化があるなと。

シーズン2でも映画でも、シーズン1で着ていた制服で撮るシーンがあって、当時の衣装を着ればやっぱり高校時代の平良に見えるんですけど、体感としては1年という時間をとても感じるんです。だから、高校生から大学生になって多少変化はあるにせよ、成長を意識してしまうとそれ以上に変わってしまう気がしました。

なので、大人になることを意識するより、まっすぐな部分だったり、芯の土台の部分が変わらないほうが平良はいいのかなって。清居が変化した分、そのほうが平良の取り残されている感だったり、追いつけずに考え込む様子だったりを表現できる気がしています。もちろん、環境の変化などで受ける刺激はそのまま受け取ろうとは思っていたんですけど、自発的に“大人になった!”っていう明確なステップは出さなかったですね。どちらかというと平良自身は変わらずに、環境の変化によって受ける刺激を見逃さずにキャッチすることを意識して、土台は変えないようにしていました。

シーズン1があったからこそシーズン2が作れる。ブラッシュアップしていって、さらにいいものにしていくという気持ちでいました。



■萩原さん自身、どんなところが1年で変わったと感じたのでしょうか。

萩原 全てですね。立っているだけでも1年前と同じではなかったです。それが観ている方へ伝わるかはわからないですが、僕の中では当時と同じという感覚ではなかったですね。1年で見てきたものなのか、経験してきたことなのか、シンプルに1歳老けたのか(笑)。変わらないつもりでいても、この1年の時間が多少なりとも役にも反映される気がしていて、それが高校生から大学生になった平良にも自然に重なるっている感覚でした。なので、そのさじ加減はどちらかというと酒井監督に委ねてたかもしれないですね。

■1年で八木さんも変わりましたか?

八木 そうですね。1年前に戻って、あの時と同じ状態で…っていう気持ちではなかったと思います。シーズン1があったからこそのシーズン2なので、経た時間も生かして、利久と酒井監督と色々擦り合わせしながらブラッシュアップしていって、さらにいいものにしていく気持ちで撮影に臨みました。だから1年を経てよりいい経験ができたなと思いますね。

八木「利久のことになると基本僕はフッ軽」



■撮影のなかった1年間も、プライベートで2人で会ったり食事したりと交流されていたのでしょうか。

八木 もちろん!

萩原 ちょいちょいしてたね。

■お2人ともかなり忙しい中だったと思いますが、連絡を取り合ってスケジュールを合わせられたんですね。

八木 合間を縫って行ったね。

萩原 「あ、今行ける!」みたいな。「よし今日!行く行く行く!」って感じでしたね(笑)。

■お2人ともフットワークが軽いんですね。

八木 利久のことになると基本僕はフッ軽ですね。

萩原 (笑)。

■萩原さんは、八木さんが所属するFANTASTICSのライブにも行かれたとか。

八木 全部来てくれるんです。それだけじゃなくて、僕が出た舞台とかも来てくれて。

■八木さんが誘ったんですか?

萩原 誘ってもらいました。

■この1年間もプライベートで仲を深められていたんですね。

萩原 そうですね。だから撮影自体は1年空いていましたが、久しぶり感はそんなになかったですね。

八木 うん。そんなないね(笑)。でも“平良”には久しぶりに会ったかな。

萩原 確かに。そういう感じですね。

清居に布団をかけてあげるっていうのが実現してるのを見た時に「ああ、平良よかったね」って(笑)。



■シーズン2で印象に残っている撮影やエピソードがあれば教えてください。

萩原 シーズン1では、家でのシーンはほぼ1人で撮っていたので、誰かがいるっていうのが僕の中では結構明確な違いでしたね。1年前の撮影では朝から晩まで1人で清居のことでごちゃごちゃ、グズグズしてたのに(笑)、シーズン2では清居が常に横にいて会話があって…っていう。平良の生活の中に清居がちゃんと入ってきていることが印象的でした。帰る家が同じだからこその変化を大きく感じました。

八木 シーズン1で、平良が清居の写真にお布団をかけてトントンするんですよね。シーズン2で一緒に住むことになって、実際に清居に布団をかけてあげるっていうのが実現してるのを見た時に「ああ、平良よかったね」って思いました(笑)。「本当にヤバい奴で終わらなくてよかったね」って(笑)。

萩原 よかった〜!(笑)

八木 印象的だったよあれは(笑)。写真に布団かけてトントンするのを見た時は、ヤバいって思ったよ(笑)。

萩原 いや〜、よかったよ(笑)。

■本人に布団をかけられる関係になったのも成長ですね(笑)。

八木 成長しています(笑)。

シーズン1以上にみなさんからの感想や反応が気になっています。



■最後に、ドラマシーズン2の見どころをPRしてください!

萩原 PRです!

八木 はい!

一同 (笑)。

八木 そうですね。シーズン2ができること、映画化が実現することが本当に嬉しいですし、みなさんが応援してくれているおかげだと思っています。本当にみなさんに楽しんでいただけるような作品になっていると思いますので、また『美しい彼』の世界に一緒に飛び込んでいただけたら嬉しいです。お楽しみにしていてください!

萩原 日本の方も海外の方も、本当にたくさんの声をいただいたおかげで続編が実現しました。クランクインの時にも言っていたことですが、僕は続編というものをちゃんと演じるのが初めてなので、本当に嬉しいです。
そして、待ってくれている人がたくさんいる作品なので、そんなファンのみなさんを裏切ることのないようにしたい、という気持ちを持って常に撮影に臨んできました。なので、待っていてくれた方たちにちゃんと届くといいなと思いますし、僕はシーズン1以上に感想や反応が気になっています!ファンのみなさんに届けるということを念頭に置いて撮影に臨んだので、自信を持ってみなさんにお届けできるものになっていると思いますので、ぜひ“ひらきよ”のその後を観ていただけたらなと思っています。よろしくお願いします!

■インタビュー以上になります。ありがとうございました!

ーPROFILEー



萩原利久
1999年2月28日生まれ。埼玉県出身。
2008年に子役としてデビュー。主な出演作にドラマ、NTV「3年A組-今から皆さんは人質です-」(19)、連続テレビ小説「エール」 (20)、MBS「美しい彼」(21)、YTV・NTV「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」(22)、YTV・NTV「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」(22)、映画『花束みたいな恋をした』(21)、『牛首村』(22)など様々な作品に出演。また、1st写真集「R」が2月28日(火)頃発売する他、5月12日公開の映画「おとななじみ」が控える。
[Instagram] @rikuhagiwara_official

スタイリスト:鴇田晋哉、ヘアメイク:カスヤユウスケ(addict_case)


八木勇征(FANTASTICS)
1997年5月6日生まれ。東京都出身。
FANTASTICSのボーカル。アーティスト活動の他にもドラマ出演など俳優としてもマルチに活動中。
2021年に初めてダブル主演を務めたドラマ『美しい彼』で本格的に俳優活動をスタート。映画『HiGH&LOW THE WORST X』や舞台『脳内ポイズンベリー』にも出演しており、俳優活動の幅を広げている。また、2023年は1月13日より公開中の映画『イチケイのカラス』への出演や、ドラマ「沼る。港区女子高生」(日本テレビ・2月25日〜)の放送も控えている。

[Instagram] @yuseiyagi_official

スタイリスト:伊藤省吾(sitor)、ヘアメイク:大貫希代美(Luana)


―INFORMATION―
ドラマイズム「美しい彼」シーズン2
放送日:2023年2月7日(火)
MBS/TBSで放送スタート!(全4話:2月28日(火)最終話放送)
原作:凪良ゆう『美しい彼』シリーズ(徳間書店 キャラ文庫刊)
出演:萩原利久、八木勇征、高野洸、飯田基祐、金井勇太、伊勢佳世、綾乃彩、落合モトキ、仁村紗和、和田聰宏
監督:酒井麻衣
脚本:坪田文

・MBS 2月7日(火) 1話放送 毎週火曜24:59~
・TBS 2月7日(火) 1話放送 毎週火曜25:28~
・HBC 2月16日(木) 1話放送 毎週木曜25:26~
・TUT 2月18日(土) 1話放送 毎週土曜25:28~
・RKB 2月20日(月) 1話放送 毎週月曜25:55~

<ストーリー>
穏やかに月日は巡り…平良一成(萩原利久)は大学4年生に、清居奏(八木勇征)は新人俳優として日々奮闘していた。晴れて恋人同士となった2人は、平良の家で同棲生活をおくっている。しかし、平良の信仰にも似た“偏愛”は変わらず、きてほしいところで下がり、下がるべきところで強く出るニュースタイルな関白宣言をかましていて、美しく傲岸なキング・清居の悩みはつきない。一方、平良は清居にバレないように変装し、清居の“おっかけ”をするという新たな趣味を見つけていた。清居の迷惑にならないように…孤独に、そっと見つめていたが、あるキッカケで推し活仲間ができて…?

そして大学卒業が近づき、同級生たちが就活中心の生活となる中、アルバイト経験が無い平良にはある悩みが…。
学生生活が終わり、社会に飛び立つ時、平良と清居が選ぶ道とは―。

[Instagram] @utsukare_mbs
[Twitter] @utsukare_mbs
[HP] https://www.mbs.jp/utsukushiikare2/

©「美しい彼」製作委員会S2・MBS


劇場版 美しい彼~eternal~
公開日:2023年4月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
出演:萩原利久、八木勇征 ほか
原作:凪良ゆう「美しい彼」シリーズ(徳間書店 キャラ文庫刊)
監督:酒井麻衣
脚本:坪田文

©2023 劇場版「美しい彼〜eternal〜」製作委員会

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