つばさレコーズ発「つばさ男子プロダクション」(通称・つば男)が2023年1月22日(日)、品川CLUB exにて【つば男 新春ONLINEFES　2023～あなたもわたしも大爆笑！今年も元気に行きましょう～】を開催した。

2022年8月に音楽をメインに行われた「つば男 SUMMER FES 2022」に続き、2度目の開催となる今回のテーマは「お笑い」！。タイトルにある通りオンラインで行われたほか、現地の会場にもファンが参戦し、つば男の熱い戦いを見守った。

定刻になるとCUBERSの末吉9太郎による影アナが会場を盛り上げる。「配信の方も生観覧の方もたくさん笑ってください！」と呼びかけたあとは、1月22日(日)が誕生日の世が世なら!!! の中山清太郎からも挨拶が。「Apple watchをもらいました！」と笑顔が想像できそうな喜びの声を伝えた。中山の誕生日も祝いつつ、末吉は会場に向かって「まずはライブも観たいですよね!?」と投げかけ、会場も大きな拍手で応える。

ライブステージ

そんなライブのトップバッターを務めたのは世が世なら!!!。大谷篤行が「つば男新春フェス盛り上がっていきましょう！」と笑顔で言い、「無理無理無理」で息の合ったキレのあるダンスで勢いをつける。メンバーはタオルを回し、ファンはペンライトを回し、初っ端からテンションを上げていく。



続いてホットでキュートな「Winter Prince」。笑顔と共にタイトル通り、王子らしさが感じられるダンスで会場を魅了した。



次に登場したのはTHE SUPER FRUIT。会場のペンライトも一気にカラフルになる。星野晴海からの曲振りで昨年、話題となった「チグハグ」を元気いっぱいに披露。会場も一緒になって体を動かして一体感が高まっていく。



『馬鹿ばっか』ではキュートさを残しつつも、パワフルなダンスを。めまぐるしく入れ替わるフォーメーションに思わず息を呑んでしまいそうになるほどだ。



ライブパートの締めはCUBERS。シックな衣装でグッと大人な雰囲気をまといつつ「妄想ロマンス」を。緩急あるパフォーマンスで魅了した。



それぞれのダンスが映える「なんなんだろ」。落ち着いたパフォーマンスながらエネルギッシュさもあり、存在感をアピールした。

コントステージ

ここからは今回のメイン企画であるキングオブつば男コントへ！ユニットに分かれてガチコントを披露。これまでは即興でやることもあったが、今回はしっかりと練習してしっかりとコントをすると言う。さらに採点も行われ、優勝者も決まる。優勝者にはチャンピオンの称号と共に1000万つば男を贈呈。「1000万つば男・・・？」とメンバーそれぞれ首をひねりつつも、勝敗が決まるということで気合も入る(ちなみに1000万つば男は日本円にすると食パン1年分ぐらいとのこと)。

まずはその場でじゃんけんをして順番を決める。勝った順に順番が選べるということで、アロマボワーズ、ミニ男、センター3、なかなかやるTEAMで披露することに。

1番手のアロマボワーズの準備が整うまでの間、コントの練習期間の話題に。ミニ男では、レッスン時間を潰しておしゃべりするほど仲が良かったそうだが、THE SUPER FRUITの堀内が宇宙について熱く語ったのだとか。この日も実際に「宇宙ってどこまであると思いますか？」から始まり宇宙の広さを熱弁し、さらに「宇宙人っていると思いいます？」と切り出し、客席を圧倒させた。思わず会場から拍手が沸き起こったほど。



いよいよアロマボワーズからスタートしたコント対決。舞台は定食屋。食べに来てくれる学生さんのことはみんな自分の息子のように思っているという定食屋のお母さん役をTHE SUPER FRUITの阿部隼大が、定食屋を訪れる上京してきたばかりの学生をTHE SUPER FRUITの松本勇輝が演じる。



本当のお母さんのように思ってね、と言う阿部ママだが、その姿はあまりにもリアルなお母さんぶりで松本を惑わせる。



そこに常連だというサラリーマン(CUBERS・春斗)と同じく常連だというマサコ(世が世なら!!!笠松正斗)が加わる。



あまりにも実家のようにくつろぐ春斗とマサコに、松本は困惑の様子を見せるが話をしているうちに、一種の居心地の良さと安心感を感じ・・・まさにアットホームな空気のオチはほっこりとさせられる。




そして、マサコ役の笠松には客席から「かわいい！」の声が。松本をバックハグする様子には会場からは思わず声が漏れた。



暗転の中、メンバーが登場しただけで会場がザワついたのはミニ男だ。主人公はタンクトップ姿のTHE SUPER FRUITの堀内結流。




ジョセフィーヌ9太郎の劇団の公演に出演することになったが、どうも団員もジョセフィーヌもぶっとんでいるようで・・・。




世が世なら!!!の橋爪優真は象役で「パオーン！」と叫び、THE SUPER FRUITの星野晴海はヒロイン・晴子として病みすぎ女子を。



堀内のライバル役の大谷は、もはや口調がチンピラ。この面々で感動させる舞台を作るのだと意気込むジョセフィーヌに堀内は納得がいかない。




ジョセフィーヌ、そしてジョセフィーヌに心酔しているメンバーというカオスな状況に堀内がツッコミ倒す。堀内以外のメンバーが前のめりでボケていくのに、力技のように見えてしっかりと堀内が収拾をつけていくのがすごい。



続くセンター3はTHE SUPER FRUIT・小田惟真がホストにハマッてしまっている妹を、CUBERSのTAKAがそんな妹を説得する兄役を演じる。



小田のキュートな姿に会場はすっかり魅了されてしまうが、そこに登場したのが世が世なら!!!の添田陵輔演じるホスト。



しかし、陵輔は兄・TAKAが思っているようなホストではなく、実は人間力が高くて・・・男前な添田のセリフに会場から歓声が上がり、小田とのハグシーンには悲鳴が上がり、ミニ男とは別の意味でのカオス状態に。




その状況にTAKAがツッコんでいくが、ここからは添田の人間力がどれだけ高いかテストする展開に。実はこれは台本にない展開で、TAKAと小田から添田に仕掛ける「新年一発目のドッキリ」とのこと!? 次々と出されるお題に、テンパりすぎたのか、途中添田のカツラが取れる場面も。



しかしラスト、添田は「今やったこと全部、本当は台本通りだよ」と言っており、ハプニングにも見えたシーンは計算ずくだったのか・・・!? と思わずもう一回見てしまいたくなるようなコントを繰り広げた。



ラストはなかなかやるTEAM。CUBERSの優がアイドルグループのプロデューサー役を演じる。しかし、優がプロデュースするアイドルグループは脱退に脱退を重ね、残ったメンバーは五胤(世が世なら!!!・内藤五胤)だけ。



そんなグループのためにプロデューサーが新たなメンバーをスカウトしてきたが、これが癖の強いメンバーばかり。てるちゃん(THE SUPER FRUIT・田倉暉久)はマシュマロ惑星のてるてる王国からやってきたちょっとドジっ子なプリンセスetc.としっかりとしたキャラが作り上げられている。



めちゃめちゃヤンキーすぎてもはや何を言っているか分からないなかやん(中山)。




「キックボクシングでチャンピオン目指してるっす！」とアイドルと全く違う方向性のリョウ(CUBERS・綾介)、そして思いっきり病んでるシオン(THE SUPER FRUIT・鈴木志音)。こんなメンバーとやっていけるはずがない！という内藤だったがそんな彼も実は・・・？



それぞれのキャラクターが振り切っているので、その完成度についつい笑ってしまう。

会場を沸かすコントが続き、出番を終えて再びステージに登場したメンバーも満足げ。アロマボワーズは「最初は全員役が違った。いろいろやってみて、今の状態に落ち着いた」と阿部。そして、THE SUPER FRUITはメンバー7人中3人が女性役を演じており、コントの衣装のままグループのリハをやっていたため、「男女混合グループみたいになっていた」という裏話も。

なかなかやるTEAMは優が脚本担当だったということで「滑ったら全部優のせいにできるんで思いっきりやりました！」と綾介が良い笑顔を見せた。

クイズステージ

優勝の行方が気になるところだが、審査までの間「お年玉争奪 つば男早押しクイズ」がシャッフルユニット対抗で開催されさらにイベントを盛り上げる。まずは一般常識問題は各チームの代表が交代でチャレンジしていく。





無難に問題が進んでいくが、「クリケットの試合時間は最長で何時間？」という問題には末吉が「観客が感動するまで」と回答し、不正解ながらも「いい答えを出したので」ということで1ポイントゲットしたり、(ちなみにクリケットの試合時間は最長5日)「2016年のM-1グランプリの優勝者は？」という問題には内藤が「NONSTYLEの井上さん」と回答し、これまた不正解ながらもウケたということでポイントをゲットし、優勝予想は困難に。



しかし、クイズの本番はここから。事前にメンバーから暴露話をもらって作成された問題が出題され、意外な秘密がバラされてしまうメンバーが続出。内藤からの暴露で「青のりをつけたまま、つば男グッズの撮影に向かったのはCUBERSの誰？」という問題では末吉が大ダメージを喰らう。



THE SUPER FRUITの星野と田倉は「泊まりでの仕事で一緒の部屋になると、寝るときに抱き着いてくる」という行動を阿部と笠松からバラされ、抱き着き方まで再現。会場からは悲鳴にも似た声があがった。ちなみにCUBERSは「絶対にひとり部屋っていうルールがある」とのことで、そういったハプニングはないとのこと。




次々と暴露が続く中、最後の問題は100ポイントの特別ルールが設定されることに。「つば男スペシャルマネージャーの特別問題 つば男3組のトータル楽曲数は？」各チームで答えを出して一番近かったところが優勝。それぞれの回答の数字にバラつきが出たが、正解は76曲。優勝は77曲と回答したなかなかやるTEAMがゲットした。



そして、いよいよキングオブつば男コントの優勝が発表され、第一回の栄冠はセンター3に輝いた。「構成を越えて笑いの神というか、奇跡が起きていた」という審査委員長のコメントに、3人もにっこり。




TAKAは「本番の今日まで台本を変えていて、ギリギリまで一緒に練習をして3人でがんばってきたので嬉しいです」とはにかんだ。優勝したセンター3にはトロフィーと賞金1000万つば男が贈られた。





コントはもちろんのこと、ライブ、クイズでたっぷりと観客を楽しませたつば男。さまざまなポテンシャルを感じさせてくれたが、次回はどのような形でファンを喜ばせてくれるのか、期待が高まる。