来春には世界デビューが決定している俳優・桜田通が『VOGUE GIRL』に登場!人生の転機やファッションについて語る
2022.12.27
『VOGUE GIRL』の、フレッシュな才能とルックスで注目を集める旬な男性の素顔にせまる企画「BOY FRIEND」に桜田通が登場!
第54回は、映画『君の膵臓をたべたい』『王様ゲーム』など、数々のヒット映画やドラマに出演している俳優、桜田通はデビュー早々、『テニスの王子様』を舞台化したミュージカルの主役に最年少で大抜擢。2008年には『劇場版さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』で初映画主演を飾るほか、趣味である作詞・作曲・ギターを活かしたライブ形式のファンイベント「Sakura da Festa」を毎年開催するなど様々な分野で活躍。
さらに、来春からは新レーベル“Pandrec”より全世界デビ”ューが決定するなどさらに活動の幅を広げている彼が、芸能界に入るきっかけ、人生の転機、俳優という仕事の魅力などについて『VOGUE GIRL』に語っている。ファッション感度が高いことで知られている桜田が「好きなファッションについて」語るトークも必読。彼が放つ独自の存在観と感性に注目。
インタビュー抜粋
―桜田くんは小さな頃にスカウトされたことがきっかけでデビューしたんですよね。芸能活動としては20年ほどでしょうか。振り返ってみてどうですか?
最初は特に芸能界に興味があるというわけでもなくダンスが好きだったんです。でも14歳ぐらいからちゃんとお芝居をやり始めて。それから20歳のときに1度留学をしました。その頃は1回役者も辞めて、やりたかった音楽をやろうかなって。
―桜田くんにとって転機となったこと、俳優としてやっていこうと思ったタイミングはありますか?
そういう意味では、14歳の頃にやったミュージカル版『テニスの王子様』(06〜07)が僕にとって役者人生の始まりでしたね。けれどそれは、与えられている環境の中でさせてもらったこと。どちらがいいということではないんですが、芝居をしなきゃ死んでしまう!みたいな役者がいる中で、僕は芝居をしないと生きていけないタイプではない、ということを自分でわかっているんです。
もちろん役者という仕事はすごく好きで手を抜いたこともないし、これからも続けていきたいと思っています。とはいえ、生きていく上で何かを作ったり表現をしたり、人に何かを届けるということに対しての気持ちの変化は、20歳のときに留学に行った経験が大きかった。留学という機会を無理にでも自分のターニングポイントにしようと、結果論ではなくあえて寄せていった感覚が強かったです。
―桜田くんが考える、俳優という仕事の魅力ってどんなところですか?
普段こうして生きている日常をより意味のあるものにしてくれる職業だなと思います。どんなに良いことがあっても、どんなに悪いことがあっても、どんなに悲しいことがあっても、経験したくなかったことも全て、少しだけでもプラスに捉えることができる。この役のこの感情は、あのときの最悪な出来事があったからできたんだな、とか。そういうふうに考えられるのは良いことかなと思って。
―憧れの俳優はいますか?
役者として尊敬しているのは、佐藤健くん。事務所に入ったときからの付き合いなのですごく長くて、お友達というかお兄ちゃんみたいな存在です。お芝居で彼は先を行く存在だったので、ご飯を食べに行ったときとかにヒントをもらったりしました。佐藤健という存在がいなければ、役者として今の状態ではない気がします。
―最近では、ファッション面でも注目されています。桜田くん自身はどんなファッションが好きですか?
どちらかというとモードが好きなのですが、ただストリート熱がまた目覚めそうです。というのも、最近ジャスティン・ビーバーさんに会う機会があって、彼がかっこよかった。彼のファッションが昔からすごく好きで、あの人はずっとストリートなんですけど、ムーヴメントを作っていると思うんですよね。すごくファッションで、一見するとアレ?なんか変じゃないっていうところも、あの人が着るから正解になっちゃう。以前、スーツにピンクのニット帽を被っていたんです。街中で見たらちょっと訳わからないコーディネイトなんですけど、あの人ならではのファッション性や生きざまが出ている。そういう先入観に囚われないファッションが好きです。好きなものを着て、着ることで正解になる。そういうふうに捉えてファッションやっている人はすごく好きです。
―最後に10年後、40歳。どんな桜田通になってますか?
とにかく幸せになってほしいですね。
―自己プロデュースでどういう10年後に持っていきたいですか?
人として、正しく幸せな人でいたい。無理せず、同調圧力には負けず、いろいろなことに屈せずに生きていってほしい。楽をしたりとか、世の中がこうだからこうしとこうみたいな人にはなってほしくないです。どんなに批判されても、自分が正しいと思うことを貫いてる40代でいてほしいかな。