【古川雄大インタビュー】今も夢を追いかけている。自分の生き方や全ての行動にエモさを感じています<ドラマ「恋と弾丸」>
2022.12.8
ヤクザの若頭との女子大生の史上最高にキケンな“烈愛”を描くドラマ【恋と弾丸】で主役の桜夜才臣(おうやとしおみ)を演じる【古川雄大】がEmo!miuに初登場!
原作は、箕野希望による同タイトルのマンガ作品。女子大生・ユリが、ヤクザの若頭・桜夜才臣と出会い、惹かれ合うふたりが危険な恋にのめり込んでいく姿を描くラブストーリー。
Emo!miuでは、ヤクザとして周囲に恐れられながらも、ヒロインを一途に溺愛するという、むずかしい役どころを演じた古川さんにインタビューを敢行。役作りのポイントや本作を通して伝えたいメッセージ、さらにはご自身が最近心を揺さぶられた出来事など、貴重なお話をたくさん伺いました。
外では35歳をやろうとしてるんですけど、家では子供です(笑)
■まずは、「恋と弾丸」で演じられている役柄について教えてください。
古川雄大 桜夜組の若頭、桜夜才臣(おうやとしおみ)という役を演じさせていただいています。とても強く、自信があり、ブレず、暴力的な部分もありながら紳士的な部分もある、人間としてとてもできる人。ユリと恋愛をしていく過程で、さまざまな表情を見せていく人物です。
■そんな桜夜と古川さんに、共通点はありますか?
古川 僕も桜夜と同じで、割とギャップがある方だと思います。桜夜はヤクザの若頭として確固たる存在ですが、ユリとの恋愛を通して弱さや嫉妬心だったりとか、普段見せそうにない姿をどんどん見せてくる人だと思うんですけど、僕も家では違う感じだったり……
すいません、今の全部忘れてもらっていいですか(笑)?急に恥ずかしくなってきた(笑)。ギャップがあるタイプだとは思います(笑)。
■古川さんにはどんなギャップが?
古川 凄く子供です(笑)。外では35歳をやろうとしているんですけど、家ではガキな感じだと思います(笑)。表向きではわりと頑張っています。
■続いて、馬場ふみかさんが演じるお相手・ユリの魅力を教えてください。
古川 まず可愛いいですよね、やっぱり(笑)。 「綺麗だ」っていうセリフを「かわいい」って言っちゃうくらい、可愛らしい部分があります(笑)。でもやっぱり、ヤクザと恋愛していくのは可愛いいだけじゃ難しくて。ときに弱い部分がありながらも、頑張って立ち向かっていく姿に魅力を感じているのかなと思います。
■それは桜夜がユリに一番惹かれているポイントでもあるのでしょうか。
古川 そうですね。とっさに友達を守ろうとしたり、きっと彼女の底にある強さに惹かれているのかな。
<見出し>これまでのイメージを覆すヤクザ役。僕はずっとこういう役をやりたいと願っていたんです
■古川さんの出演作品を振り返ると、王子様キャラの役を演じられているイメージが強いですが、今回支配欲の強いヤクザ役を演じられてみてどうでしたか?
古川 実はヤクザ役を演じたいと思っていたんです。「どんな役やりたい?」って仲間内で話す時も「ヤクザやってみたい」「悪役やってみたい」という話をずっとしていました。舞台では皇太子のような役をやらせていただくことが多いんですけど、僕はずっとこういう役をやりたいと願っていたんです。桜夜は一見悪く見えるじゃないですか。ドラマの中では全然悪いことしてないけど……いや、見えないところでしているのかな(笑)。
でもそんな、悪に見えるけど純愛をしていくみたいなギャップが面白さかなと感じました。
■桜夜を演じてみて大変だったこと、難しかったことはありましたか?
古川 けっこう大変でした。すごくユリとの距離が近い役で。普通ありえないくらいの近距離でずっとお芝居をするんですよ。その距離の近さに免疫がなくて、慣れるのが大変でした。
あとは「このセリフをどう言おうか?」みたいな。桜夜は、バラエティでいうとテロップが出るような言葉をずっと喋っている人なので(笑)。だから「これをどう言おう?」っていうのを、スミスさん(監督)に「細かくご指導お願いします」って言って、徹底的に研究しました。
■入れ墨を描くのに7時間くらいかかったとか。
古川 そうなんです。あれは大変でしたね(笑)。でも、入れ墨を描いた撮影は合計3日間で、これが毎日だったら逃げていたかもしれません(笑)。スタッフさんが優しくて、撮影をぎゅっとまとめてくださったので助かりました(笑)。
■入れ墨を描く日の現場入りは朝早かったのでしょうか。
古川 はい。前乗りさせていただきました!
異世界にいざなうような甘いセリフも、ちょっとクスってくるぐらいバチバチにキメる
■「恋と弾丸」原作では、一般の人はなかなか言えない、名言のようなカッコいいセリフが多く登場します。そんな本作をドラマ化する上で、意識したことがあれば教えてください。
古川 名言をバッチバチにキメる。とにかく無駄にカッコつけたりとか、ちょっとクスってくるぐらい恥ずかしく言うみたいな。そういった世界観をスミスさんが意識して撮ってくださって、異世界へいざなうような空気感のドラマになっているので、ちょっと普通じゃない、行き切ったセリフもバチバチにキメました。
あとはベッドシーンが多い中で、どうすれば美しく見えるかをめちゃくちゃモニターで確認してくれて、けっこう細かく「このカットではここを触る」みたいな微調整を徹底的にやった気がします。
■カッコいいセリフを言うために、お芝居をやる前はテンションを上げて準備していたのでしょうか。
古川 急にテンションが上がるんですよね、桜夜って。流れがないというか……急にもうバチっと決まる瞬間があるみたいな。だからお芝居の流れというよりも、自分の中でふつふつと湧くものをイメージしていたかもしれないです。
■ドラマでは初共演となりますが、馬場さんの印象はいかがでしたか?
古川 実は以前共演した舞台でも相手役として、ガッツリ一緒にお芝居をしていたんです。その時は全く結ばれない役で、今回と真逆で僕が一方的にフラれ続ける話だったんですけど。だから、今回の恋はちゃんと成功してよかったなと(笑)。その舞台の時に、馬場さんはカッコつけず飾らない役作りをされる方で、それが素敵だなと思っていました。今回のドラマの現場でも同じことを感じました。
恋愛に限らず、人生において何かトライする力を与えてくれる作品
■ヤクザ役を演じる上で、役作りの参考にした作品などあれば教えてください。
古川 参考にした作品は「恋と弾丸」の原作です(笑)。車に全巻積んでいます。台本だけでなく、表情だったりこんな気持ちなんだっていうのを原作から学んでいました。
■かなり読み込まれましたか?
古川 もちろん僕も読ませていただきましたが、馬場さんはもっとすごくて…(笑)。「あれ?ここなんだっけ?」って考えていると「ここはこうで……」って毎回教えてくれます(笑)。
■原作を研究して演じられたドラマ「恋と弾丸」の見どころを教えてください。
古川 見どころ、いっぱいあります。セクシーですし、カッコいいですし、異空間に連れていってもらえる作品です。桜夜は「いつ死ぬかわからないから生き急いでいるんだ」って言いますけど、みんなそうだなと。恋しなきゃ人生もったいない!この作品は、臆病になっている人、一歩踏み出せないなっていう人の背中を押してくれると思います。恋愛に限らず、人生において何かトライする力を桜夜とゆりを通して与えてもらえるんじゃないかなと。ドラマ「恋と弾丸」を観て、そういったことをどこかで感じてもらえればと思います。
まだ夢を追いかけている。30代になって、すべてのできごとにエモさを感じるようになりました
■Emo!miuは「エモい」をテーマにしたサイトです。古川さんが最近、もしくは今までの人生で心を揺さぶられた瞬間はありましたか?
古川 日常において心を揺さぶられる瞬間ってあんまり……。でも、30代になってから、例えば普通に友達と出かけたとか、すべてのできごとにエモさを感じるようになりました。「これを今この瞬間にできていることが幸せだな」ってエモい気持ちになったり、20代からの仲間と今もずっと一緒にいられること自体がちょっとエモいなって。それで、歳を重ねるにつれこういう経験がどんどんできなくなってくのかなって考えてまたちょっとエモくなったりとか……。全ての経験においてエモさを常に感じるようになっています。30代になって、時間に限りがあるっていうのをようやく理解してきたっていうのが大きいのかな。
■そんな「エモい」感覚は、30代になって自然と生まれたのでしょうか。
古川 ここ最近特にですね。30代前半は思わなかったんですけど、34〜35歳になって、よりすべてのできごとがエモいと感じるようになりました。
■人生経験を重ねられて、考え方も変わってきたんですね。
古川 そうだと思います。ずっと仕事を頑張って夢を追いかけているっていう。ゴールがない道をずっと走っている感覚になるんです。そういったなかで、自分の今の生き方や全ての行動にエモさを感じています。
■先ほどゴールという話もありましたが、いま目標はありますか?
古川 近い目標はありますけど、口にするようなことじゃなくて。大きな目標でいうとあまりありません。この先どうなるかわからないですし、どうなっていくのか自分でも分かっていないので、大きな目標っていうのは立てていないんです。元々そういうスタイルでもあるんですけど。
■目の前のことに集中されているんですね。
古川 そうですね。常に全力で尽くしたいと思っています!
■ありがとうございました!
🎦Emo!読者へメッセージ🎦
【#古川雄大】さんから、メッセージ動画が到着🌸🐉✨🎬ドラマ「#恋と弾丸」絶賛放送中!ぜひご覧ください♪@furukawa_staff @dramatokku_mbs #ドラマ特区 #Emomiu
⏬インタビューはコチラhttps://t.co/EUJpwfBtOM pic.twitter.com/nnxix2JO2Y
— Emo!miu/エモミュー (@Emo_miu) December 8, 2022
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古川雄大
1987年7月9日生まれ。長野県出身。
2007年10月に俳優デビュー。2012年、ミュージカル『エリザベート』で初めて帝国劇場の舞台に立つ。2013年にはミュージカル『ロミオ&ジュリエット』、2015年にはミュージカル『黒執事』で主演を務め、2018年にミュージカル『モーツァルト!』で帝劇初主演を果たす。現在ミュージカル『エリザベート』にトート役として出演中。そのほか、テレビドラマ『下町ロケット』、NHK連続テレビ小説『エール』、映画『モエカレはオレンジ色』などの映像作品にも出演している。
[Twitter] @furukawa_staff
[Instagram] @yuta_furukawa_official
[HP] https://www.ken-on.co.jp/furukawa/
―INFORMATION―
【ドラマ特区「恋と弾丸」】
放送日:ドラマ特区 MBS 毎週木曜𝟐𝟒:𝟓𝟎~ ほか放送中
出演:古川雄大、馬場ふみか/ 、中村静香、木村慧人(FANTASTICS from EXILE TRIBE)/山中柔太朗、七瀬公、新井舞良、中尾有伽/ 、橋本マナミ、大澄賢也 / 黒羽麻璃央
原作:箕野希望『恋と弾丸』(小学館「Cheese!フラワーコミックス」刊)
<放送局・時間>
・MBS/毎週木曜24:50~
・テレビ神奈川/毎週木曜 23:00~
・チバテレ/ 毎週金曜23:00~
・とちテレ/毎週木曜 22:30~
・テレ玉 /毎週木曜23:30~
・群馬テレビ/毎週木曜 23:30~
配信情報:ディズニープラスで見放題独占配信。TVer、GYAO!、MBS動画イズム 見逃し配信1週間あり
[HP]https://www.mbs.jp/koitodangan/
©︎「恋と弾丸」製作委員会・MBS
©︎箕野希望/小学館