【堀夏喜インタビュー】沢山の葛藤をし、分岐点となったのは18歳の頃。FANTASTICS結成の時期が半年でも遅れていたら留学をしていたかもしれない。<ドラマ特区「少年のアビス」>
2022.10.13
FANTASTICS from EXILE TRIBEインタビュードラマドラマ特区プレゼント堀夏喜
FANTASTICS from EXILE TRIBEのパフォーマーとしてアーティスト活動を行う一方、近年は俳優としても精力的に活動中!今後の活躍から目が離せないメンズの一人【堀夏喜】がEmo!miuに初登場!
絶賛放送中の【ドラマ特区「少年のアビス」】(MBSほか)では、主人公・令児をパシリにつかう、一見強そうだがどこか寂し気で内に何かを抱えているような雰囲気の旧友・峰岸玄という難しい役どころを見事に演じている。本作は、生まれ育った環境に縛られ絶望の淵にいた高校生の主人公が、ある出会いをきっかけに、生きることは何か…希望を追い求める、“心中”から始まるスーサイドラブストーリー。
本インタビューでは、峰岸玄を演じる上で難しかったところや、主演・荒木飛羽との撮影現場での微笑ましいエピソード、出演が決まった時にFANTASTICSメンバーからかけられた嬉しい言葉について、さらに人生で一番心揺さぶられアーティストを志すきっかけとなったという幼少期のエモいエピソード、学生時代の思い出など、パーソナルな部分までたっぷり伺いました。
【堀夏喜】のエモい表情満載のインタビューカットも必見!
高校生役を演じると初めて聞いた時は、大丈夫かなという不安も正直ありました。
■まずは、出演が決まった時のお気持ちから教えてください。
堀夏喜 出演が決まってから原作を読ませていただいたのですが、その時はまだそこまでダークなお話だと想像ができていなかったので、とにかくどんな作品なんだろうっていうのが最初の印象でした。あと高校生役を演じると初めて聞いた時は、大丈夫かなという不安も正直ありましたね(笑)。
■原作を読んだ印象はいかがでしたか?
堀 衝撃的でしたね。結構衝撃的なシーンが多かったので、これをドラマでどう表現するんだろうとも気になりましたし、凄く興味深かったです。
玄は、きついことを言っている裏で、本当は違うことを思っている。それを踏まえた上で喋らなければならない。
■堀さんが演じられた峰岸玄へはどんな印象を持ちましたか?
堀 峰岸玄という人物はとにかく歪んでいるなと思いました。偏った愛情を持っていて、色んなバックボーンを背負っていて、表には出さないけど隠しているものも沢山あって。この役を演じるのは大変そうだなと思いましたね。
■実際に峰岸玄を演じられて、難しい部分はありますか?
堀 玄という人間は、虚勢を張って暴力や怒りなどそういったもので本心を覆い隠しているような人物だなと思いました。セリフ一つとっても、きついことを言っている裏で本心は違うと感じたのでそれを踏まえた上でこのセリフがあることを意識しながら、一個一個のセリフを覚えていきました。
■言葉の裏には他の気持ちがあると、意識しつつだったんですね。
堀 はい。玄の過去には、絶対に視聴者の方はまだ知らない、まだ目には見えない何かがあるので、それを踏まえた上で喋らなければならないなと。
撮影現場のムードメーカーは令児役の飛羽くん。何か見つけると僕に報告してくれたり。
■生と死が描かれていたり、重いテーマの作品ですが、撮影現場の雰囲気はいかがですか?
堀 僕も、こういう作品なので撮影現場もやっぱりみんな集中して静かな感じなのかなと思っていたんですけど、凄く明るい現場でした。スタッフの皆さんも元気に明るく接してくださって、撮影もスムーズに進んでいました。あと何より、令児役の飛羽くんがムードメーカーなんですよ。THE17歳の少年って感じで元気いっぱいで。何か見つけると僕に報告してくれたりとか(笑)。
■かわいらしいですね。
堀 はい(笑)。本当に何の壁もなく接してくれて、それが凄く嬉しいですし、かわいいですし。令児やスタッフさんのおかげで現場も楽しく過ごせましたね。
■撮影が始まった瞬間にスイッチが入って、作品にグッと入っていく感じだったんですね。
堀 そうです。本当にそこがもうパンって切り替わる現場だったので、最初は慣れなかったですね(笑)。でも令児は一瞬で切り替わるので、凄いなって思いながら見ていました。
■年齢的には荒木さんは年下ですが、役者として刺激がもらえることも多そうですね。
堀 役者としては先輩なので、本当に凄いなと思いますね。
18歳の分岐点。ダンススクールを辞めようとも、海外に留学しようとも考えた。
■本作の登場人物は、それぞれに何かを胸に隠していて、葛藤していますが、堀さんご自身が葛藤した時期や今思うと分岐点だったなと思う出来事はありますか。
堀 僕は18歳の頃、ダンスの道で生きていきたいと思い通信制の高校に通いながらダンスをしていました。アーティストになれるか保証もなく本当に不安で、通っていたダンススクールを辞めることや海外留学することも考えていました。葛藤する日々を送っていたある日、FANTASTICS結成の話をいただいたんです。だからもしその結成の時期が半年でも遅れていたらもう留学に行っていたかもしれないなと思います。
■運命的なタイミングですね。
堀 そうですよね。18歳の頃は、かなり葛藤もしましたけど、人生の分岐点になったなとって思います。
■そんな18歳の分岐点を経て、FANTASTICSの結成から約7年が経過し、先日25歳の誕生日を迎えられた堀さんですが、25歳の目標はなにかありますでしょうか?
堀 最近、何事も楽しみながらできたらいいなってより思うようになりました。
好きで続けてきたダンスのように、好きや楽しいと感じることが何よりも原動力になると思うので、最近いただけるようになったの仕事も、もっと芝居を好きになって楽しめたら最高ですね。25歳の目標は、もっと芝居を突き詰めて、今以上に楽しいと思えるようになりたいです。
なんだこの空間は!という衝撃が走りました。
■メッセージ動画で本作に関して“心揺さぶられる”という言葉も出てきましたが、堀さんが人生で一番心揺さぶられた出来事は?※メッセージ動画後日公開。
堀 小学校3年生くらいの時に、通っていたダンススタジオで選ばれて初めてEXILEのライブにキッズダンサーとして出演しました。当時の自分には正直何の意志もなく訳も分からずステージに立ったのですが、いざステージに立つとそこから見える会場人だらけの景色にびっくりしちゃって。
ただステージで歌を歌ってダンスをしているだけなのに、こんなに熱狂している人たちがいる。なんだこの空間は!という衝撃が走りました。その時が人生で一番心揺さぶられた瞬間ですね。この仕事を目指すきっかけになった出来事でした。
■小学生でその光景を見るって凄い経験ですよね。
堀 そうですね。何の心の準備もしていない小学生が行ったので、それはもうくらっちゃいました(笑)。
観る人に「堀は本当にお芝居を頑張っていきたいんだな」って思ってもらえたら嬉しい。
■峰岸を演じる上で、言葉と心情が違うからそこを意識して演じられているということですが、作品を通して視聴者の方にどんなことを感じてほしいですか?
堀 観る人に「堀は本当にお芝居を頑張っていきたいんだな」って思ってもらえたら嬉しいです。人の暗い部分を映し出している作品ですし、自分の中で色々と考えながら誠心誠意挑んだので、この作品を通してそれだけお芝居に打ち込んでいる【××】のを感じてもらえたらいいなって思います。
■凄く力が入っている作品なんですね。
堀 そうですね。堀夏喜として仕事をする時もカッコでFANTASTICSのグループが一緒についてくるので、グループを背負っている気持ちになりますし、より頑張ろうと責任感も増します。そういう思いもあって、この作品は凄く力を入れて臨みました。
八木勇征「え、やるの!?」「どのキャラやるの?」「玄やるの!」って凄い前のめりで聞いてきてくれて。
■ちなみにFANTASTICSには、俳優経験の多いメンバーもいますが、出演が決まった時にメンバーから何か言葉をかけてもらったなどエピソードはありますか?
堀 あります!FANTASTICSは大体、メンバー個人でも何かが決まったらみんなで連絡を取り合って、「おめでとう」って言うのが恒例なんです。だから僕の出演が決まった時もみんな喜んでくれましたし、クランクアップの時も「お疲れ様」みたいな連絡を全員からもらいました。めちゃくちゃアットホームです。
あと、ボーカルの八木勇征が元々この原作のファンなので「え、やるの!?」「どのキャラやるの?」「玄やるの!」って凄い前のめりで聞いてきてくれて。それが凄く嬉しかったです。
■FANTASTICSといえば、どなたかが出演のドラマ放送中に、他のメンバーさんがTwitterで感想をツイートして、盛り上げていますよね。いつも素敵だなと。
堀 そうですね(笑)。僕らはいつも集団行動というか。グループ一丸となって盛り上げるのが得意というか(笑)。恒例みたいになっているので、みんなドラマを見てTwitterなどで感想をあげてくれたら嬉しいですね。
■いつも皆さんのツイートが放送の度に話題になりますもんね(笑)。
堀 はい(笑)。リアルタイムでツイートするので(笑)。
通学が大変だったっていうのが学生時代の一番の思い出ですね。
■今回17歳の役を演じられているということで、学生時代に印象残っていることはありますか。
堀 僕、愛知県出身なんですけど、地元から離れて名古屋市の高校にどうしても行きたくて受験して受かったはいいものの、実家から最寄りの駅までがもの凄く遠くて(笑)。
まず自転車で15分かかります。そこから電車に30分乗り、地下鉄に乗り換えて15分。さらにそこから地下鉄を降りてまた自転車で15分。この道のりを入学してから1年間、17歳まで毎日往復で通っていました(笑)。
■確かに。地下鉄の後も自転車でしたもんね(笑)。
堀 そうなんです、自転車2台持ちで。今思えば、そこまですることじゃなかったかもしれませんが、当時はどうしてもそこに行きたかったんですよね。
■役と同じく17歳くらいまで続けていたということですもんね。毎日それを続けていたのは凄い!
堀 毎日1時間以上かけて…よくやったなと思います。でも、その後通信に通い直したので、1年しかその高校に行ってなくて(笑)。
通学が大変だったというのが学生時代の一番の思い出ですね(笑)。
上手くいかないなって時はまず肩の力を抜くようにしたらいいんじゃないかな。
■最後に、本作は閉鎖的な空間で生きる17歳の登場人物たちの葛藤が描かれている作品ですが、堀さんが何かに悩んだ時にどんなことを意識しているなど悩みの解消法などがあれば教えていただきたいです。
堀 僕は凄く考えすぎる性格というか、。そこまで意識はしていませんでしたが考えが煮詰まっちゃうタイプでした。でも、僕の経験上、肩の力を抜いてどうにかなるやと楽観的にリラックスした方が逆に上手くいくことも実はありました。
何事にも真面目に、必死に、ただただ目の前のことに取り組むのがいい時もあれば、逆にそれゆえ凝り固まりすぎてしまう時もあると思うので、なんか上手くいかないなって時はまず肩の力を抜くようにしたらいいんじゃないかな。今自分にも言い聞かせています(笑)。
■ちょっと肩の力抜いてみるのも大事なんですね。
堀 はい。先ほど25歳の目標でも話したように、そうすることで心から楽しむことにも繋がってくると思うので。
■ちなみに肩の力抜くためにやっていることはありますか?
堀 僕の場合は、特別な何かをするとかではなく、気持ちの持ち方です。内面的なものですね。
■それは堀さんご自身もできるようになりつつある感じなんですね。
堀 そうですね。最近、その方が上手くいくことがあるって気づきました(笑)。
■ありがとうございました!
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1997年8月6日生まれ。愛知県出身。
FANTASTICS from EXILE TRIBEメンバー。
7歳からダンスを始め、14歳でEXPG STUDIOに入校。デビューまで数々のツアーにサポートメンバーとして帯同し経験を積む。 2016年12月29日、「FANTASTICS」を結成。
近年は、俳優としても精力的に活動し、表現の場を広げている。
主な出演作は、ドラマ「マネキン・ナイト・フィーバー」(2020)、ドラマ「恋です︕~ヤンキー君と白杖ガール~」(2021)、映画『HiGH&LOW THE WORST X』(2022)などがある。さらに2022年9月末からは、舞台「ホームレッスン」に出演した。
[Twitter] @fantastics_fext
[Instagram] @natsukihori_official
―INFORMATION―
【ドラマ特区「少年のアビス」】
放送日:ドラマ特区 MBS 毎週木曜24:59~ ほか放送中
主演:荒木飛羽、北野日奈子、本田望結、堀夏喜、和田聰宏、片岡礼子、松井玲奈
原作:峰浪りょう『少年のアビス』(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載中)
監督:かとうみさと、湯浅弘章
脚本:狗飼恭子
<放送局・時間>
・MBS/毎週木曜24:59~
・テレビ神奈川/毎週木曜 23:00~
・チバテレ/ 毎週金曜23:00~
・とちテレ/毎週木曜 22:30~
・テレ玉 /毎週木曜23:30~
・群馬テレビ/毎週木曜 23:30~
[HP] https://www.mbs.jp/boys_abyss/
©峰浪りょう/集英社
©ドラマ「少年のアビス」製作委員会・MBS