Fukaseが殺人鬼の役作りに包丁売り場でセリフ練習!菅田将暉主演映画【キャラクター】完成報告会開催



2021年4月27日(火)に、都内で映画【キャラクター】の完成報告会が開催され、主演の菅田将暉をはじめ、本作が俳優デビューとなる“SEKAI NO OWARI”のボーカルFukase、高畑充希、中村獅童、小栗旬と原案・脚本を担当した長崎尚志、永井聡監督が登壇した。

本作は、売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまい、それを自身の漫画のキャラクターにしてしまったら?というアイデアを基軸にしたダークエンターテインメント作品。



本作ではじめて漫画家役を演じた菅田は「普段から漫画が大好きで、憧れの漫画家に少しでもなれて楽しかったです」と語り、さらに「Fukaseさんと接していると、逆に映画のいいかげんなところが浮き彫りになるというか、一個一個すごく丁寧に考えてるんだなっていうのが新鮮でしたね。今回殺人鬼っていうのもあって、Fukaseさんと喋ってたらプライベートで包丁売り場に行って、包丁を売ってる目の前でセリフを練習したと聞いたんですよ」と衝撃的なエピソードも飛び出し、Fukaseは「怪しまれないように、包丁売り場と鮮魚売り場を行ったり来たりしました(笑)。でも、なるべく早くスーパーを出ました。」と明かした。



また、役作りをする上で、油絵を描いて理解しようとした際、その絵を監督やプロデューサーに見せたところ「本編にも使いたいから、2m×2mで描き直して欲しい」と求められ、Fukaseは「え、やだ」と速攻で思ったことを明かした。

それでも、完成した巨大油絵は両角の自室の美術を使われ、その独特な雰囲気が両角という殺人鬼の妖艶で謎めいた本性を体現しているかのようだ。



今回、菅田と夫婦役で共演することとなった高畑は「後半は、血塗れの撮影が多かったです。今まで体験したことのないくらいの血のりの量だったので、ちょっと興奮してしまいました。」話すと、菅田が「嬉しそうにフィルムカメラを取り出して、撮影してましたよ。『血だけけ〜』って言いながら(笑)」と現場の様子を明かした。



血のりが付いたまま待機する時間が長かった撮影日には、みんなで“血のりでしりとり”をしたと明かし、菅田と一緒にFukaseの「ブレーメンの音楽隊」という返しに、アーティストとしてのセンスを感じさせていたことを話した。Fukaseは「大したこと言っていないのに、僕を持ち上げようとするんですよ。『さすがミュージシャン』って、イジられましたね(笑)」と現場の様子を振り返った。

ストーリー



複写(トレース)された『絶対悪』 
2人の共作、それは連続殺人事件

漫画家として売れることを夢見る山城圭吾(菅田将暉)は、高い画力があるにも関わらず、リアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。ある日、スケッチに出かけた先で惨殺事件に遭遇、しかも犯人を目撃してしまう。事件の第一発見者となった山城は、警察の取り調べに対して「犯人の顔は見ていない」と嘘をつく。それどころか自分だけが知っている犯人を基に殺人鬼の主人公“ダガー”を生み出し、サスペンス漫画「34(さんじゅうし)」を描き始めたところ、漫画は異例の大ヒット。瞬く間に売れっ子漫画家となった山城は、恋人の夏美(高畑充希)とも結婚し、順風満帆な生活を手に入れた。

しかし、「34」を模したような事件が続き、刑事の清田俊介(小栗旬)や真壁孝太(中村獅童)から目をつけられる山城。そんな中、一人の男が山城の前に姿を現した。「両角(もろずみ)って言います。先生が描いたものも、リアルに再現しておきましたから。」交わってしまった2人。山城を待ち受ける“結末”とは?

■詳細
【映画「キャラクター」】
公開日:2021年6月11日(金)
キャスト:菅田将暉、Fukase(SEKAI NO OWARI)、高畑充希、中村獅童、小栗旬
原案・脚本:長崎尚志
監督:永井聡

©2021映画「キャラクター」製作委員会

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