2021年にシーズン1、2023年にシーズン2、そして2024年には『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男2024』が放送されるほどの人気シリーズが、ついに完結編として戻ってきた!!

原作は話題沸騰の不条理BLギャグ漫画『絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男』。登場人物が全員BLになってしまう世界で、なんとか自分だけは回避しようと奮闘する主人公・モブ。“モブ”が主人公という前代未聞のドラマ『絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男　ファイナル』で、主演を務めた犬飼貴丈さんが登場です！

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いろんな駄菓子が詰め合わさったバラエティパックのような作品

■視聴者のみなさんに愛され、再び戻ってきましたね。

犬飼貴丈　ありがとうございます。このドラマは、主演がモブというこれまでにない作品になっています。ギャグ要素があり、いろんなカップルが登場して。まるで、いろんな駄菓子が詰め合わさったバラエティパックのような作品なんです。こういったジャンルがお好きな方にハマっていただけたのかなと思っています。

１年振り４作目になるんですが、オファーはいつか来るだろうなとは思っていたんですよ。だからお話をいただいたときは「またか！」と（笑）。撮影は夏だったんですが、冬のシーンもあったので本当に暑かったですね。



■４年間演じてきたモブに共感できる部分は？

犬飼　物事に対して客観的に見ようとするところは近いところはあるのかなと思います。結局、モブは巻き込まれてしまうので客観視出来ていないんですが、スタンスは似ているなと思います。

5〜6年前に自分で作った曲をベースに制作！OP曲『月まで』

■しかも今回はオープニング曲も担当されています！

犬飼　そうなんです。監督からこんな曲を作ってほしいというイメージをもらっていたので、その要素を入れつつ「学生ロック」のようなイメージで、曲作りを始めました。

普段から趣味で作曲はしているんですが、まったく違うジャンルの曲ばかり作っていたので「うわ、どうしよう…」と悩みました。でも、ふと5〜6年前にパンクっぽい曲を作っていたのを思い出して、それを引っ張り出してきたんです。

■昔に作られた楽曲なんですね。

犬飼　このドラマは強いメッセージ性があるわけじゃないので、あまり慎重になりすぎずに書けたんですけど、アレンジは大変でした。

ふんわりとした世界観があったので、「現実からメルヘンに移り変わっていく感覚」を、作品の雰囲気を壊さずにどうマッチさせるかを練り直して、『月まで』が完成しました。過去の自分に救われました（笑）。



■作詞で、作品にインスパイアを受けた部分はありますか？

犬飼　“ひたすら逃げている”ところですかね。逃げた先に何があるんだろうとか、逃げている理由は本当に嫌なことなのかとか。モブの生き方から着想を得て、“逃げる”という行為に対して自分なりの解釈を込めました。

YouTubeやイベントで歌うことはあったんですけど、お仕事として歌を届けるのは初めてで。こうして電波に乗せて流れるのはドキドキしますね。

■自分の曲が世に出る感覚は、お芝居とはまた違いますか？

犬飼　そうですね。楽しみでもあり、不安でもあり…という感覚です。お芝居とは少し違うけど、ドラマに初めて出演したときの気持ちを思い出しました。

絶対に病気にならない世界！

■ドラマのタイトルにかけて、「絶対に◯◯になる世界」。犬飼さんはどんな世界がいいですか？

犬飼　絶対に病気にならない世界！　僕、風邪をひきやすくて、2ヶ月に1回くらいはひいてるんですよ。季節によっては長引くこともあって…。治ったと思ったらまたすぐ、みたいな。だから100％楽しみきれてない感覚があって。

風邪をひかない世界なら、好きなときに好きなものを食べたり飲んだりできるし、最高ですよね。花粉症もなくなったら春も大好きになれると思うし、みんなも嬉しいかなって（笑）。



■風邪を引きやすいということで、普段から気をつけていることは？

犬飼　外出中にマスクをしていなかったときは、うがいをしてからじゃないと水を飲まないようにしています。

■すごい徹底されていますね!!

犬飼　風邪を引くとパフォーマンスがすごく下がるし、良いことがひとつもないので、極力ひかないように気をつけてます。でも、引きやすいんですけど（笑）。

高校時代の通学路を久しぶりに歩いてエモかった

■サイト名にかけて、最近「エモいな」と思った出来事を教えてください！

犬飼　夏に仕事も兼ねて地元に帰ったんです。空き時間に高校時代の通学路を久しぶりに歩いたんですけど、めちゃくちゃエモかったですね。

行きでは通らない道で、帰りだけ遠回りしていた土手道なんです。夕方に行ったら夕日がすごく綺麗で、「この光景、10数年前も見たな」って思い出しながら、なんとも言えない気持ちになりました。昔は自転車や原付きで通っていたけど、今は歩きながらゆっくり噛みしめました。



■歩きながら、どんなことを思い出しましたか？

犬飼　その道、めちゃくちゃ狭いんですよ。車が来たら終わりってくらい（笑）。友達と帰っていると、誰かが必ず道から落ちちゃって、「今日は◯◯が死んだ（落ちた）」なんてふざけてました。

友達とわちゃわちゃしながら帰った日もあれば、ひとりで夕日を見ながら帰った日もあって。そのとき「この光景は死ぬまで覚えておこう」と思ったことを、歩きながらふと思い出しました。すごくエモーショナルな気持ちになりましたね。何年か後に、また歩きたいです。

僕が持っているものはすべて出し切りました！

■ファイナルの最終回にむけてメッセージをお願いします！

犬飼　僕が持っているものはすべて出し切りました！　出演者はみんな、面白いことやBLのキュンキュンするところ、すべて全力でやっているのでぜひ最後まで楽しんでください！

■ありがとうございました！

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