日本発のグローバルグループ&TEAM(エンティーム)初のアジアツアー【2025 &TEAM CONCERT TOUR ‘AWAKEN THE BLOODLINE’】。日本を皮切りにアジア10都市を巡った彼らが、2025年10月26日(日)、さいたまスーパーアリーナで迎えた“血の覚醒”のクライマックス、アンコール公演【2025 &TEAM CONCERT TOUR ‘AWAKEN THE BLOODLINE’ENCORE in JAPAN】を開催。メンバーとLUNÉ(公式ファンネーム)が共に作り上げた熱い夜のファイナルステージの様子をお届け！

&TEAMが約半年にわたり各地を巡ってきたアジアツアー【2025 &TEAM CONCERT TOUR ‘AWAKEN THE BLOODLINE’】が、10月26日にさいたまスーパーアリーナでファイナルを迎えた。“血の覚醒”という壮大なテーマのもと、全30曲を駆け抜けたステージは、彼らの進化とLUNÉの絆をまざまざと見せつけた。



LUNÉが持つペンライトで、真っ赤に染まるさいたまスーパーアリーナ。＆TEAMのアイデンティティでもあるオオカミの遠吠えが響き渡ると、＆TEAMのメンバー9人が登場し、会場は大歓声の渦に巻き込まれる。1曲目は「Go in Blind (月狼)」。グループ初のミリオンを記録した3rd SINGLEで、会場のボルテージを一気に上げていく。「Running with the pack(&TEAM ver.)」、「Scent of you (Dance Break ver.)」と立て続けに披露し、圧倒的なシンクロ率で会場を魅了した。多くのダンサーを従えた壮大なスケールで、アンコール公演の幕を開けた。



冒頭でメンバーひとりひとりがLUNÉにご挨拶。HARUAが「ラストですよ！たまアリ!! 最高に盛り上がって行きましょう！」と叫べば、TAKIは「ここ(さいたまスーパーアリーナ)が一番、大きな声を出せますよね!?」と煽り、JOは「僕もこの日をずっと楽しみにしていました」と笑顔を見せる。「昨日の公演からすごい盛り上がりで、今日の夜は寝付けませんでしたね」とTAKIらしさ全開のコメントにLUNÉたちから温かい笑い声がこぼれた。



会場の空気を切り裂くように始まった「Beat the odds」では、Kの鋭いまなざしが観客を射抜き、LUNÉの歓声が一気に高まった。続く「Road Not Taken」では、蒼白い光の中、それぞれが異なる方向を見つめながらも、最後には同じ場所へと歩み寄る。“選ばれなかった道”を恐れず、今この道を選ぶ——&TEAMの“覚醒”は、すでに始まっていることを感じさせた。

先程までの雰囲気とは一転、爽やかな制服スタイルに衣装チェンジしたメンバーたちがステージに登場。YUMA、NICHOLASの透き通るような声が響く「声変わり」に続き、「青嵐 (Aoarashi)」ではJOが「一緒に歌ってください！」と声を上げ、LUNÉも一体となって大合唱。その歌声を聴いたKは「LUNÉ、最高!!」と声を上げ、満足したかのように指ハートのお返しを送る姿も見せた。軽やかなビートに合わせてメンバーがステージを駆け回り、笑顔で手を振る姿に会場の熱気が再び高まる。



OneRepublicのフロントマンであるRyan Tedderがプロデュースに参加したことで知られる爽やかなポップナンバー「Dropkick」は9人が円陣を組み絆を確かめ合う。MAKIがステージ上に投げ込まれるボールキャッチをして始まるのだが、最終公演日にまさかのキャッチミスが発生！　MAKIは悔しそうな表情を浮かべていた。「Magic Hour」ではメンバーがトロッコに乗車し、会場をまわりながらバックステージへ移動。超至近距離でのファンサにLUNÉたちから大歓声が上がっていた。「バズ恋(BUZZ LOVE)」ではJOのパートで“愛してる”のアレンジが飛び出し、盛り上がりを見せ、「チンチャおかしい」ではKとTAKIがトロッコの上で<この世界を変える Buddies>のフレーズに合わせて大抱擁!! ふたりの絆に会場からは歓喜の声が上がっていた。



MCでは久しぶりに披露した「Road Not Taken(2023年)」について言及する場面も。YUMAは「久しぶりに踊り、振りおこし(思い出す)が大変だった」と語り、FUMAは「昔の曲はめっちゃハードだったな」と回顧。Kも「昔はオオカミ、刀群舞を意識しすぎてむちゃくちゃ踊っているし、踊っていない間も踊っている(笑)」と話し、FUMAは「踊っていないかと思えば肩車していたり（笑）」と、体を張っていることを明かした。EJは「みんな、大きくなってちょっと大変…。みんな、大きくなっているよ」と、母親目線のような心情をぽつり、FUMAは「本当よ。うちのHARUAが重くなってんの！息子が成長したなと思いますね〜」と＆TEAMの父親ポジ目線でコメントした。と、ここで話題はMAKIの「Dropkick」チャレンジに。失敗していることを知っているメンバーを前に、「もーーーー！」と悔しさを爆発させると、ボールキャッチに再度チャレンジをすることに。メンバーとファンが見守るなか挑戦するも、びしっ！とは決められず、再び挑戦することに。3度目の正直と言わんばかりに、最後は見事片手でキャッチ!!　MAKIは「やってやったぞーー！」と喜びを爆発させ、会場は大歓声に包まれた。実はキャッチを失敗したのは初めてだという。「悔しすぎて…」と話すMAKIに、NICHOLASは「失敗は成功の…母！」とほっこりとさせるコメントで締めていた。続いて今回、LUNÉのために特別にステージを用意したという「Blind Love」を披露。Kが「よかったら一緒に歌ってください」と呼びかけ、「五月雨 (Samidare)」、「Under the skin」で会場の一体感を高めた。



コンサートもいよいよ終盤へ。黒のシックな衣装に身を包んだメンバーたちが披露したのはダークで鋭いビートが鳴り響く「Deer Hunter」。JOの覚醒した鋭い視線がLUNÉたちを突き刺し、FUMAは床に押し倒した獲物にとどめを刺すオオカミのような狂気じみた表情とパフォーマンスを見せる。そして、獲物を矢で狩るように天を仰ぐように倒れ込むYUMA——その一瞬の美しさに、会場の空気が静止したかのようだった。 コンサートは「W.O.L.F(full members ver)、「Big好き(suki)」へと続く。「まだまだ盛り上がれますかー!?」とKが声を上げた「Run Wild(EDM ver.)」では、メンバーが「ジャンプ！ジャンプ！」と会場を煽り、LUNÉと共にエネルギーを爆発させた。クラブ化した会場ではLUNÉも参加するダンスバトルがスタート！TAKI✕MAKIのマンネ組は“横揺れ”ダンスで会場を沸かせる場面も。LUNÉがソーラン節を踊れば、メンバーもそれに応え、会場のボルテージは一気に上昇した。



「War Cry」のイントロが鳴り響くと、ステージが一瞬で戦場のように染まり、9人が一糸乱れぬ動きで前へと突き進む。LUNÉの声援が重なり、会場全体が“戦うチーム”そのものに変わっていった。そして本編の最後を締めくくる楽曲は「FIREWORK」。9人の“覚醒”がまぶしい光となってステージを包み込む。最後の一歩まで堂々とした姿を見せ、LUNÉの声援を背に颯爽とステージを後にする9人。その背中は、次の扉を開けて“28日の韓国デビュー”へ旅立つ瞬間のようだった。

アンコールステージを待つLUNÉの歌声が会場を包み、次第に月が満ちていく。満月になった瞬間、9人が再びステージへ。「オオカミ系男子」ではトロッコに乗り込み、サインボールを投げ入れるサプライズ演出も！続く「Melody (&TEAM ver.)」では、YUMAが「LUNÉ、ありがとうー！」と感情を爆発させた。

ここでLUNÉへメッセージを送ることに。 MAKIは「＆TEAMとしての初のアジアツアー。一生残る思い出になった」と振り返り、2日後の韓国デビューに向けて「僕たちがグローバルに活躍していくうえで、重要な一歩だと思っています。これからもっともっと上を目指して、最高のアーティスト＆TEAMになりますので、一緒に歩んで行きましょう！」と決意を語った。 Kは“有限実行の星”を持っていると話し、「来年の目標は…ドームで会いましょう！」と声を張り上げた。



EJは「この景色を見ながら、こんなにたくさんのみなさんが僕を見守ってくれているし、横を見ればメンバーがいるし。ひとりじゃないんだなと改めて感じた」と語り、HARUAは「さいたまスーパーアリーナのスタジアムモードで2日間公演できたことが本当に夢みたいでうれしいです！」と、通常よりもより多くの観客が入ることができたステージに立てたことを喜び、続けて「韓国デビューはLUNÉのみなさんと世界に行くための大きな一歩だと思っている。最高の景色を見せていくので、韓国デビューを応援してくれたら嬉しいです！」と間近に迫ったデビューに対する意気込みも語った。 FUMAは「日本から出発して世界へ旅立とうとしている」と改めて28日に控えた韓国ビューに触れ、「LUNÉのみなさん、行ってきます！」と力強く締めた。



感謝と約束の想いを歌ったバラード「三日月の願い」では流星のような光が降り注ぎ、続く「雪明かり (Yukiakari)」では青白いペンライトが揺れ、会場全体がやさしい光に包まれる。温かい拍手に包まれながら、アンコールステージは幕を下ろした。しかし、冷めやらない熱気の中で再びアンコールの声が響く。Wアンコールでは「Magic Hour」「Big好き(suki)」「FIREWORK」の3曲をさらに披露。パフォーマンスを終えて去ろうとするメンバーを引き止めるように、再びアンコールが巻き起こる。EJは「何も聞こえないよー？」と帽子の耳当てを上げ、かわいくLUNÉを煽る。「FIREWORK」が流れ始めると、JO、EJ、NICHOLASがステージを飛び出し、客席へダッシュ！手を伸ばすLUNÉとの距離がゼロになるほどの近さに、歓声が弾けた。盛り上がるLUNÉに応えるようにKが「監督さん、もう一曲やりましょう!!!」と叫び、「Run Wild」がでラストスパートへ。NICHOLASはステージ中央通路を駆け抜け、会場を一周する姿を見せ、メンバーも大盛り上がり。



「またすぐに戻ってきます！」というMAKIの言葉を残し、9人は未来へ向かって駆け抜けた。“血の覚醒”を果たした彼らが、次に見せてくれる新たな姿に期待が高まる——。