NOA、横浜BUNTAIで5周年ライブ開催|光と闇をテーマに新曲・未公開曲も初披露しNOANAと特別な夜を過ごす<ライブレポ>
2025.9.23
HALL TOURJust Say ItLIVENOANOA Billboard Live 2025ライブ音楽
日本語、英語、韓国語を操るソロアーティストNOAが、アーティスト・デビュー5周年を記念したスペシャルライブ【NOA 5th Anniversary Special Live“LiGHTS”】を2025年9月13日(土)、横浜BUNTAIで開催した。一夜限りのセットリストを用意し、特別な夜をファンとともに過ごした。その様子をEmo!miuでもお届けする。
赤いフードマントを翻し、轟く爆発音とともに登場したNOA。その瞬間、横浜BUNTAIを埋め尽くしたNOANA(公式ファンネーム)の歓声が天井を突き抜けた。
普段はTEAM NOAのダンサーとともにステージに立つNOAだが、この日は28人の大所帯。特別な一夜の幕開けを感じさせ、「It Ain’t Over」でライブをスタートさせた。続く「RED ZONE」ではNOANAの掛け声が響き渡り、NOAは「5年間の自分を見せます! 5年間の感謝の気持ちを伝え、絶対に最高の日にするんでついてきてください!」と声を上げた。「Just Feel It」では「一緒に歌ってください!」と呼びかけ、NOANAとともに歌い上げる。「Runaway Love」ではストーリー仕立ての演出で女性ダンサーとの絡みも見せ、会場からは悲鳴にも似た歓声が上がった。さらに、まだリリースしていない楽曲「Eyes On Me」も披露し、会場を盛り上げた。
VCRにはソロアーティストとして歩んだ5年間が映し出される。スクリーンの光に照らされながら、会場全体が静かに時を共有し、これまでの思い出を懐かしむNOANAの姿もあった。まばゆい白のセットアップに衣装チェンジしたNOAが光とともに再び登場。スポットライト1本のシンプルな演出のなかで歌い上げたのは「Better」。続いて「みんな、まだ夏は終わらないよね?」と声を上げ、打ち上げ花火をバックに「Fireworks」を披露。NOAが大きく腕を振ると、それに応えるかのようにNOANAはペンライトを振り、「Last Letter」では一緒にジャンプして会場の一体感を高めた。
「Paradise」のパフォーマンス前には、サビ部分のダンスをNOAがレクチャーする場面も。苦笑しながら「この振りは何度も教えてきたんですけど、今、(ダンスを)教えるのが下手なんだと気づきました」と語り、アカペラで繰り返し歌いながらレクチャーを行った。さらに「ちょこちょこ見えてますよー! 途中から諦めて、こうなってる姿が!」と、ダンスを諦めたNOANAにツッコミを入れ、会場の笑いを誘った。会場全体が明るくなりファンの姿が見えると、英語で「海を超えて来た方?」、韓国語で「韓国のファンの方はいらっしゃいますか?」と声をかけ、海外から駆けつけたNOANAたちとの時間を喜んだ。
「実は、サプライズでバンド編成を準備しました」と告げると、客席からは驚きの声。バンドアレンジの「answer」「COLORS」「gimme」では生音の響きがNOAのボーカルをさらに力強く引き立て、会場を揺らした。
ライブ終盤、「続いての曲はこのあと0時にリリースする新曲を披露します」とサプライズが伝えられると、会場からは大歓声。9月14日0時に5周年イヤー第3弾シングルとして配信された「Just Say It」を初披露し、夏の終わりに近づく儚さを感じさせながら、NOANAに最高のプレゼントを贈った。
今回の【NOA 5th Anniversary Special Live“LiGHTS”】のテーマは“光と闇”。「闇の自分はまだお見せしきれていない」と語ったNOAは、素直な思いを込めた未公開曲「WE ALL READY」を披露。「僕が感じている葛藤はみなさんにも共感してもらえると思う」と語り、「この曲も必ずリリースするので待っていてください!」と呼びかけた。ライブを締めくくったのは、2020年1月10日にデビューシングルとしてリリースされた「LIGHTS UP」。5年前に灯した最初の“LiGHTS”が再び会場を照らし、NOAとNOANAの絆を確かめる瞬間となった。
アンコール前に流れたVCRでは「NOANAにとって光の存在でありたいけれど、そうではない闇の自分もいた。その闇があったからこそ見えた景色もあり、NOANAの支えがあったから5年目を迎えられた」と心の内を吐露。さらにデビュー直後の自分に宛てた手紙で「2020年、デビューしてすぐ韓国で思い描いていた景色とは全く違う現実にぶつかって、見たくない数字や想像していなかった壁が突然立ちはだかって…。簡単には諦められない時間と想いがあったにもかかわらず、デビューして1週間で『もう辞めたい』と思ったよね」と当時の苦悩を明かした。最後には「真っ暗で先が見えないときも必ず光は差す。その光に向かってただ走り続ければいい。すべては繋がっていくから、乗り越えて。抜け出したときには想像もできない景色が待っている」と、自分へエールを送った。
アンコールステージでは「Purple Sky」「between」など全5曲を披露。「Merry Go Round」では客席に降りてパフォーマンスするサプライズもあり、NOANAと至近距離で触れ合いながら会場を一周した。さらに、3つ目のサプライズとしてBillboard Live横浜・大阪・東京の3カ所公演、そして2026年年明けの大阪・名古屋・仙台・東京、合計4カ所5公演の「NOA HALL TOUR 2026」開催が発表され、会場は喜びに包まれた。最後に「これからの5年間も一緒に走り続けられる」と語ったNOA。光と闇の両方を抱きしめ、たどり着いた答えは「I’ll be your light, be my light」。無数のペンライトがひとつの物語を完成させるように揺れ、横浜BUNTAIは特別な夜の記憶に包まれた。
【NOA New Digital Single「Just Say It」】
発売日:2025年9月14日(日)
<Live情報>
【NOA Billboard Live 2025】
2025年12月2日(火)/Billboard Live YOKOHAMA(神奈川県)
2025年12月8日(月)/Billboard Live OSAKA(大阪府)
2025年12月10日(水)/Billboard Live TOKYO(東京都)
※チケット販売は後日ご案内いたします。
【NOA HALL TOUR 2026】
▽スケジュール
2026年1月10日(土)/東京建物 Brillia HALL箕面(箕面市立文化芸能劇場)大ホール(大阪府)
2026年1月17日(土)/岡谷鋼機名古屋公会堂 大ホール(愛知県)
2026年1月25日(日)/仙台電力ホール(宮城県)
2026年1月30日(金)/LINE CUBE SHIBUYA(東京都)
2026年1月31日(土)/LINE CUBE SHIBUYA(東京都)
※チケット販売などオフィシャルHP / SNSへ
TEXT/Kyoko Fuse