ダンス＆ボーカルグループ「FANTASTICS」のボーカル・中島颯太が、【中島颯太の“なるようになった。”“ええようになった。”COMPLETE BOOK】を自身の26歳の誕生日である2025年8月18日(月)に発売した。



本誌は、雑誌『JUNON』で連載する『“なるようになった。”“ええようになった。”』を1冊にまとめた書籍で、さまざまなテーマで撮影に挑んだ全45回分の連載とアザーカットにくわえ、表紙と巻末は、地元・大阪で新規撮りおろしを実施。また、最新のインタビューも収録されている。

まだあどけなさの残る素顔から、大人の色気あふれる最新の表情まで、盛りだくさんの内容だ。その刊行を記念して、8月23日(土)に紀伊國屋書店 新宿本店で発売記念イベントを開催した。



冒頭出来上がった本を見た感想を問われ、「4年前から始まり、こう読み進めるうちに、『あ、懐かしいな、こんなのあったな』とか、写真はもちろんなんですが、中にあるインタビューとか、アンケートとかも、この時代こんな出来事あったんだとか、結構メンバーのことを書いてたりもするので、それを読み返すのもすごく楽しかったですし、ファンの方達に、イベントなどでお会いした時に、この本をすごく楽しみにしてましたって言ってくださる方が多くて、すごく嬉しいなと改めて感じました。」と感想を述べた。



A.地元の大阪で撮り下ろしを行いましたが、印象に残ってるエピソードはあったりしますか。
「この連載の4年間でずっと雨が降ってなかったんですよ。晴れ男でやってきたんですけど、その時の撮り下ろしでは、雨がちょっと降っちゃいました(笑)。4年間ほんとに全ロケ日、室内で撮った写真の時も雨が降ってなくて、そこをちょっと話のネタにできるなって思ってたんですけど、撮り下ろし日だけ降っちゃったんです。

この表紙も元々はスタジオで撮るはずじゃなかったんですけど、あえて室内で撮ることによって、この表紙のアイデアも出せましたし、今だったら絵になってるなってすごく感じてます。気持ち上手いこと言いました！(笑)」

A.皆さんにおすすめしている本編初公開カットが、ちょっと傘をさしているという、珍しいカットになってます
「そうですね。やっちゃいました(笑)。でも、一か八か、滝に行ったら、神秘的な色になって。ちょっと雨が降ったんですが、逆にちょっとやんだ瞬間に撮れたりしたので、それも結局なるようになったなって(笑)」

A.その滝は小さい頃からよく行っていた滝ということで。
「おばあちゃん、おじいちゃんちが御堂にあって、ちっさい頃からほんとこの滝にも行ってましたし、その周りをずっと回ったりとか、あと、『紅葉天ぷら』っていうそこで有名な名産品があるんですけど、これで育ったと言っても過言ではないぐらい、小さい時からもうお菓子の時間とか普通にご飯の前後でも食べてましたし、大好きで。そんな思い出あるところに今回は撮影で行かせていただいて、すごくあったかくて、いろんな店舗の方がその(紅葉天ぷらの)店舗に集結してお会いできたりとかして。『実は昔、来てたんです』って話もして、そういう関係性だったり、『また、帰ってきます』とまで言えたので、すごくありがたく、アットホームなところで撮れたのがすごく嬉しかったなと思います。」



A.この本に点数をつけるとしたら？
「もう100点以上ですね。10ケイちゃんです！10ケイちゃんなんですけど、それこそこの4年間、ジュノンさんとやらせていただいて、自分のやりたいことを色々と叶えてもらってできたんですが、今回『表紙のアイディアどうですか？』って初めて聞いてくださったんです。撮る前に表紙のアイデアを聞いてくださったのが、僕的にスタジオだったので、なんかポツンとシンプルに、真ん中に自分がいて、椅子とかに座れたら嬉しいですみたいなアイデアを出したら、こんなにドンピシャで、おしゃれかつシンプルだけど、自分の好きなものを取り入れることができました。自分のアイデアが詰まった1冊というか、4年間やった上で、自分の好きなことを盛り込めたなって。

あと、今回新しく(タイトルの)字も書いて、前回は多分、普通のペンだったんですけど、今回は筆ペンで書きたいってお願いして、新しく書いて、それがちゃんと筆っぽく仕上がっているのが、こだわりかなって思います。ちょっと大人っぽくなったなって！」

A.4年間の成長を感じる瞬間とかは？
「昔の写真とか見ると、多分イメージは変わってないんですけど。顔もそこまで変わってはいないんですけど、やっぱり幼いなというか。初回なので、まだFANTASTICSになって、ソロで雑誌とかもなかなか出てない時期に連載を始めさせていただいてて、その時の表情とか、この時緊張してたなとか、メンバー羨ましがってたなとか、それを思い出すぐらい懐かしさもありつつ、でもどんどん大人になっていく過程も写ってます。連載から3〜4年目の時にめっちゃ可愛いに振り切って撮った写真などもあって、それらをミックスできて本当ありがたいなと思っています。」



とここで本誌で26歳の誕生日に合わせて発売されお祝いの言葉と共に記者から拍手が送られると嬉しそうに「ありがとうございます！」と笑顔でお辞儀すると「一応打ち合わせではこの辺にケーキが出てくる。」と事前にスタッフと打ち合わせしたサプライズケーキのことを暴露し、会場では大きな笑いが起きていた。そのまま「サプライズ前に、『26歳の話したぐらいでケーキ出しますんで』って」と事前打ち合わせがあったことを暴露。そして「言っちゃいます！あ、見えた！見えました！」とゆっくりとケーキが運ばれてくるのを今か今かと実況しつつ待つというサプライズ感ゼロな状態に。

それでも気を取り直して『26歳目標は？』という問いに「この4年間、この本を見ても、本当に自分の好きなこと、写真もいろんな音楽も好きを形にして、誰かのパワーになったっていうのを実感したので、26歳は全ての好きなことがよりパワーになって、誰かを幸せにできる！そんな表現者に改めてなりたいなと思うんで、気合い入れてこの1年間も楽しみたいなと思います。」と力強く答えた。



ここからは記者からの質問の時間となり、『メンバーに書籍は渡したか』問われると、「まだ渡してないですね。メンバーのことを結構書いてるので、昔からで結構いじってるので、そんなページもあるので、それがバレないように(笑)。特に、木村慧人に関しては結構な頻度で出てきてて、なんか嬉しそうに近づいてくるんですよ。それが逆にちょっと嫌で(笑)。また出しちゃったなって毎回思ってるんですよ。結局近くにいて何かしらの出来事を起こすのは彼なので。あとは(八木)勇征くんとか。その2人の話しが結構多かったりします。あと自分が出たドラマだったりツアー中とかの思い出も結構書いてて、メンバーから見ても、楽しんでもらえる1冊になってると思います。この4年間を詰め込んだ、だからこその楽しみ方ができると思っています。あと、『今月の独り言』っていう、毎回ちょっと面白いこと言うコーナーがあったんですが、あれの緊張感が1回放たれたのも嬉しいです(笑)!!」

A.9月からツアーもスタートしますが、今年の後半戦に向けての意気込みは？
「まさに今も、リハーサルを重ねていうんですが、今回のアリーナツアーもネクストステージに行けるんじゃないかなって。自信を持ってFANTASTICSにしかできないエンタメを今回も作っていて、タイトルの『BUTTERFLY EFFECT(バタフライフェクト)』の意味やあと新曲『BFX』が、ファンタ史上1番攻めている、1番踊っている、LDH魂を存分に詰め込んだ1枚になったので、早くこのミュージックビデオと曲が出てほしいなっていうのと、これを引っ提げてアリーナツアーがあるので、全国来ていただいた皆さんにFANTASTICS最高だよっていうのを伝えられたらなって思います。」



A.8月18日の誕生日当日はどのように過ごされましたか？
「誕生日の前日にEXILE B HAPPYのライブが広島県のみろくの里であって、そのまま皆さんと一緒に過ごさせていただいたので、メンバーには会えてないんですけど、EXILE B HAPPYのメンバーの方にお祝いしてもらいました。EXILE B HAPPYには、木村慧人もいるので。あ、また木村慧人出ちゃった！」と言うとここでも笑いを誘った。「でも慧人にも一緒に祝ってもらったのが、今年の誕生日、1番かもしれないです。」と満面の笑みを浮かべていた。

ここで何かプレゼントはもらったのか？とい質問が飛び「スタッフさんとかからサッカー用の洋服とかいただいて、早くサッカーしたいな！って思ってます。でもメンバーからはまだちょっと貰えてないな・・・・」とすると「やっぱり8月、僕で3人目なので、やる気なくなっちゃうのかなって(笑)。堀夏(喜)くんの8月6日に全集中しちゃって。でも僕と慧人で堀夏くんに上げたんですよ！でも返ってきてない・・・・」と寂しそうに呟いていた。

A.45回連載ということで、書くときにネタがなくなったりなど大変なことはありましたか？
「自分がやりたいって言った美容師さんだったり保育士さんだったり、教師or学生みたいなことも全部やらせていただいて。基本的にはスタッフさん達とアイディアを出す打ち合わせをしましたが、ネタ切れになることはなかったです！それくらいこんなに出るのか？ってくらい4年間で色々撮らせてもらいました」



A.1番印象に残ってるのは？
「1番印象に残っている・・・・なんだろうな〜。前半の方で、ちょっとセクシーめなやつを初めて撮って。(服の)前が結構開いてて、濡れ髪っていうのは初めてだったので、ファンの方達からの反応も新鮮で、すごく印象的でした。なんか色気出さないとなってすごい思いながらやったイメージはあります。」



A.反響はSNSなどを見て？
「そうですね。『こういう中島くん初めて見た！』って。この撮影、ほんと楽しかったです。びしゃびしゃになって、最終的に(笑)

あと、ロケだと神田神社でのロケがすごく印象的で、しっかりとしたロケが久々だったのもあって、(境内)周りながらでちょっと楽しくなっちゃって、自分でもVlogとか作ったりしてSNSあげたりしてたんですけど、基本全月をSNSにあげさせてもらったので、めちゃくちゃ投稿してるなって今思います。」