SEVENTEEN(セブンティーン)HOSHI×WOOZI、入隊前最後の日本公演!2日間で約4万人が熱狂したファンコンサート【WARNING】ファンと“再会”を約束した夜ーー<イベントレポ>
2025.8.16
HOSHIK-POPSEVENTEENWARNINGWOOZIコンサートファンコンサート音楽
韓国の13人組グループ・SEVENTEEN(セブンティーン)のHOSHIとWOOZIが、2025年8月6日〜8月7日に神奈川・Kアリーナ横浜でファンコンサート【HOSHI X WOOZI FAN CONCERT [WARNING] – JAPAN】を開催。9月に入隊を控えるふたりを見届けようと、2日間で約4万人のCARAT(公式ファンネーム)が集結。ここでは最終日となった7日の模様をお届けします。
韓国・ソウルからスタートしたH×Wのツアー【WARNING】。96年生まれの同級生で、パフォーマンスチームのリーダーHOSHI、ボーカルチームのリーダーでSEVENTEENのプロデューサーでもあるWOOZI。互いを知り尽くした“最強コンビ”が魅せる友情と絆のステージが、ついに日本に!
開演前、会場には静かにピアノが流れ、スクリーンには目を閉じたふたりの姿。暗転と同時にその瞳が開くと、客席から大歓声が巻き起こります。炎が立ち上るステージで始まったオープニングは「Bring It」。続くサイレンの音とともに客席へ飛び出し、間近で「96ers」を披露するふたりに、会場中が一気にヒートアップ。
「会いたかったですかー!」と元気いっぱいに挨拶し、オープニングトークへ。最上階7レベルまでぎっしり埋まった客席を見渡し、WOOZIが「僕からはよく見えません!」とおどける姿も見せた。ふたりとも視力は両目ともに1.5という情報を得たところで、生バンドのドラムロールとともに登場したMC・古家正亨氏と、メンバーやスタッフからのタレコミVTRを見ながら素顔に迫るコーナーも。坊主姿のVERNONが映し出されるとVTRそっちのけでふたりはコソコソ。「のちにいつ髪切ったの!?」と話していたという。HOSHIは「9月に入隊するのは僕たちなのに!」と驚いた様子を見せた。THE8は「HOSHI兄さんはアツい人なので炎のよう、WOOZI兄さんは山のような人」と表現し、「ふたりが会うと“山火事”になる」と話し、会場はもちろんふたりの笑いも誘っていた。
ソロパートではHOSHIが「Damage(feat. Timbaland)」で女性ダンサーと顔を近づける挑発的なパフォーマンスを披露し、悲鳴混じりの歓声が響きわたった。「Spider」ではキレのあるダンスで圧倒トークコーナーでは、お昼に油そばを食べたことを明かしたり、SEVENTEENのメンバーで現在兵役中のJEONGHANのお決まり挨拶を真似するかわいらしい姿を見せるなど、ファンたちを喜ばせた。
続くWOOZIにステージを渡す際、ステージ裏でふたりが“タッチ”する姿が映し出された。“ホウ(HOSHI&WOOZI)”の揺るぎない友情を感じさせる瞬間をCARATに共有するという秀逸な演出のあとはWOOZIのソロステージに突入。WOOZIのステージでは、ギター演奏から始まり、「Ruby」では力強いロックボーカル、「SIMPLE」では透明感ある歌声で魅了。トークタイムでは「日本にくるようになってだいぶ経ちますが、日本語を覚えたころに韓国に戻って、次に来たときは全部忘れているのが残念…。アニメ見て覚えた日本語って意外と使えないんですね(笑)」と恥ずかしそうに語った。あるアニメからステージで真似して使ってみたら、「それは使っちゃだめだよ…悪口だから」とスタッフに指摘されたこともあると話し、WOOZIらしいエピソードに会場はほっこりとした温かい空気に包まれた。
ファンコンサート終盤、「ECHO!」のパフォーマンス中にHOSHIがハンドマイクを落とすハプニングが!意図せずして“生歌”証明となったハプニングだったが、その後ふたりは笑顔が溢れ、ライブならではのパフォーマンスを楽しむ様子を見せた。その後、今回のツアーで初披露された未発表曲「Copy&Paste」のパフォーマンスで、会場の盛り上がりは最高潮に達し、本編は終了。
MCタイムでは“兵役”について話す場面も。HOSHIは「先々週、郵便局のおじさんが来てドアベルを鳴らしたんです。“令状でました、気を付けて行ってきてください”と言われたんです」と令状を受け取ったときのエピソードを明かすと、CARATからは驚きの声が上がった。その反応を聞いたからか、HOSHIはクールに「男ですから…」と返す一方、WOOZIに「ちょっと入隊楽しみでしょ?」と聞かれ、まるでシューティングゲームをしているかのように、床に伏せて銃を構える真似をしてみせる。楽しそうに話すも、最後はぽつりと「楽しいフリをしているだけ」と、実は心がざわついている本音を吐露する場面もあった。
アンコールは「STUPID IDIOT」からスタートし、入隊を目前に控えたふたりからメッセージを送ることに。HOSHIは「CARATのみなさん、10年間ありがとうございます。みなさんの愛のおかげで生きてこられたと思います。みなさん、元気に行ってきます!(敬礼)。CARATにとって最高で最後のアイドルになります!」と宣言。最後は瞳にうっすらと輝くものを浮かべながら「ホランへー!!!」と叫んだ。WOOZIは「平日なのに来てくれてありがとうございます。みなさんのおかげで心強く活動できたと思います。本当にありがとうございます。みなさん元気でいてください。すぐ…じゃなくても、すぐ戻ってきます。元気で行ってきます!」と言葉を贈ると、会場からは「行ってらっしゃい!」の声があちらこちらから上がっていた。最後は「僕たち、SEVENTEENですから!」と「CALL CALL CALL!THUNDER」、「Together」などSEVENTEENの楽曲をメドレー披露。本来ならば13人でのパフォーマンスのため、CARATも歌で参加し、歌声を会場中に響かせた。CARATの歌声がひときわ大きかったのは「今 -明日 世界が終わっても-」。CARATの歌声がイヤモニを突き破って聞こえたのか、WOOZIは驚いた表情を見せる場面も見せ、その歌声を心に刻むように会場を見つめた。ラストは「ECHO」で“ホウ”の友情と姿をCARATの目に焼き付け、最後は笑顔いっぱいの姿を見せてステージを降りた。
「行ってらっしゃい」――その言葉に込めた想いは、ただの別れではない。必ずまた会えると信じているからこそ、まっすぐに届けられる。あの日の歌声と笑顔を胸に、CARATは再会の瞬間までずっとふたりを待ち続けるだろう。
〜おまけ〜
WOOZIが挨拶をしている際、横にちょこんと座っていたHOSHI。WOOZIが“ありがとうございます”という度に、いっしょになってペコリと頭を下げるHOSHIの姿が印象的だった。
【ファンコンサート「HOSHI X WOOZI FAN CONCERT [WARNING] – JAPAN」】
開催日:2025年8月6日〜8月7日
会場:神奈川・Kアリーナ横浜
(P)&(C) PLEDIS Entertainment
Text/Kyoko Fuse