【吉田晴登インタビュー】お芝居に向き合うのは1人。辛いことも多いけれど続けていたらいずれ報われる時が来るかもしれない。<Emo!注目のイットボーイ>
2025.8.5
話題作に立て続けに出演中!吉田晴登くんがEmo!miuに初登場!
熱演で多くの人の心をつかんだ『なんで私が神説教』のほか、7月5日からは『ウルトラマンオメガ』の放送がはじまったばかりです。
そんな吉田くんに、それぞれの作品についてたっぷりと語っていただいたほか、パーソナルな部分にも迫りました!
■最近、映画『6人ぼっち』、ドラマ『なんで私が神説教』にご出演されていました。周りの反響はいかがですか?
吉田晴登 『なんで私が神説教』の第3話、クライマックスとなるシーンでは、退学になってしまう僕を広瀬アリスさん演じる静(しずか)先生が必死に救おうとしてくれるんですけど、どうにもならなくて。そこでの神説教のシーンでは僕も泣いて感情をあらわにするんですけど、そのシーンをよかった、と言ってもらうことが多いですね。
■『6人ぼっち』も学園モノですね。完成した作品見ていかがですか?
吉田 自分のお芝居をあまり冷静に見ることができないんですけど、やっぱりお話としてはすごくおもしろいですね。
誰しもが経験したことがある学生時代の青春ができてない側の映画なんですけど、当時の学生時代の思い出に浸れるような作品だと思います。
あと、劇中のクライマックスである橋の上のシーンは印象的です。僕も役としてすごく重要な場面だと考えていたので、役も作り込んでいましたし、監督とコミュニケーションをとって、キャスト6人みんなで積み上げていった大事なシーンでした。自分で観てもよかったな、と思います。あの場でしか生まれなかったものというか……撮影は広島だったんですけど、中盤から終盤にかけての撮影だったので、キャストとしてもすごく仲が深まってた状態で臨めたので、そこも相まって役とリンクしていました。関係性がガラッと変わるシーンでもあるので見て感動しましたね。
■どちらも学園ものですが、演じてみていかがでしたか?
吉田 最近、ありがたいことに学生の役をいただく機会が多くて。でもやっぱり難しいですね。
制服を着てカメラに映ったときに学生としての説得力を出さないといけませんから。神説教は16歳、『6人ぼっち』は高2の役なので、食生活に気を遣ったりもしましたし、ビジュアル的なところを整えることは撮影前から意識していましたね。
あと、その2つの役に共通しているのは、誰にも言えない悩みを抱えているところなので、撮影前は役作りで、部屋に閉じこもったり、外界と壁を作ろうとしていました。
■ご自身は学生時代どんな学生さんだったんですか?
吉田 割とみんなと仲良くできるタイプではあったと思います。でもクラスの中心にいるかって言われると、そうでもなかったかな。でも陰にも陽にも、どっちにも転ずることができましたね。バランサーです(笑)。
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■そして7月から『ウルトラマンオメガ』が放送されてるということで、出演が決まったときのお気持ちというのはいかがでしたか。
吉田 決まったことを知ったのはちょうど1年前ぐらいですかね。でも最初は実感が湧かなかったんですよ。
事務所の社長から、別の作品の読み合わせがあるということで呼び出されて、事務所で渡された台本を読み合わせしていたんですけど、2ページ目のセリフの最後に「ホシミコウセイ役に決まりました」書かれているという粋なサプライズを仕掛けられていたんです。「なんですか、これ!」みたいな(笑)。で、だんだんと実感が湧いてきました。今まで積み上げてきたものが少し報われた気がして。その時はもう涙が止まらなかったですし、しばらく余韻に浸っていました。でも同時にウルトラマンという、歴史ある大きな作品に携わらせていただくことに、ヒーローとしての自覚が湧いてきて、気が引き締まった場面でもありました。
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■撮影は振り返ってみていかがですか?
吉田 初めて3ヶ月間、同じ役に挑戦させていただいたのですごく新鮮でしたね。僕は、変身はしないので、リアクションが多めだったんですけど、子どもたちが見ても分かりやすいお芝居が求められる作品だな、と。少しだけいつものお芝居よりは、オーバーめに演じました。
アクションもある程度、体は動く方だと思うんですけど、そういう経験も活かされましたね。
■特に印象的なことはありますか?
吉田 ほぼほぼ、現実には存在しないものと絡むお芝居が僕は多かったんです。
自分が使役しているメテオカイジュウがどういう動きになっているのか、敵の怪獣もどういう戦いをしているとか、そういうのも想像力で補っていましたね。
あと結構カメラワークがすごくシビアでした。僕がメテオカイジュウを召喚するときに怪獣を掲げるシーンがあるんですけど、指定されたところが少しでもズレると映らない部分があるとか。かつ、表情でお芝居しなきゃいけないとか、ほかのドラマや映画と比べると、いろいろ考えなきゃいけないことが多かったです。
■特殊な部分もあるでしょうけど、今後のお芝居にも生きてきそうですよね。
吉田 そうですね。怪獣をカメラに向かっていいポジションで出すとか、表情を分かりやすくガッ!とカメラに向けて芝居するとか、見得を切る……歌舞くって言うんですけど、そういう歌舞伎の技術のようなものって普段のお芝居でも役に立っているな、と思いますね。
今、カメラがどこ向いてて、どういう表情が欲しいのか、とか、視聴者の方が見て分かるような世界だけじゃなくて、技術的なところも考えて、お芝居できるようになりました。あと、やっぱりアクションの経験はすごく活きていますね。ウルトラマンでアクションをやっていました、とお伝えしたらなんか「じゃあ、ちょっとこのアクションやってみようか」という感じで、シーンやアクションを増やしてもらうことも実際にあったので。ウルトラマンでの経験はすごく活きているな、と実感していますね。
■パーソナルなお話もお伺いしていければと思います!改めて、芸能界に入ったきっかけを教えていただけますか?
吉田 映画をよく観る家庭だったんです。家族3人で海外作品をメインで観ていました。映画の醍醐味って非日常だと僕は思っているので、SFだったりに憧れて、当時、お世話になった事務所に自分で応募して、受かって活動を始めました。
今は僕が映画で人生変わったように、僕も映画で誰かの人生を変えるかもしれないし、明日の活力になるかもしれないし、感動を与えられるかもしれない、という魅力のある仕事だなと思っています。
■ここまでで印象的だったことはありますか。
吉田 『SPIRIT WORLD -スピリットワールド-』という日本とシンガポールとフランスの合作映画に出演したことですね。シンガポールのエリック・クー監督で主演がフランスのカトリーヌ・ドヌーヴさん、日本からは竹野内豊さん、堺正章さん、風吹ジュンさん、でんでんさんなどの名だたるキャストの中で、出演させていただいて。
■すごいですね……!
吉田 この作品が海外を目指すきっかけになったというか。カトリーヌ・ドヌーヴさんのお芝居を間近で観させていただいて浅はかですけど、「やべえな」と思ったんですよね。
目の表情だったりとか、顔の寄りとか、セリフの言い方とか、細部に至る全てにすごくこだわりがありましたし、やっぱりオーラも半端なかったです。それを間近で見て、すごくいい刺激をもらえました。
カトリーヌ・ドヌーヴさんとお芝居を交えるなんて、一生にないかもしれないという機会を23歳でいただけて。
今回、『ウルトラマンオメガ』も全世界でYouTube配信されるので、世界を目指す僕にとって、世界のみんなで一緒に盛り上がっていきたいな、と思っています。
■やはりこの数年が転機なんですね。
吉田 そうですね。ありがたいことに。
でも、本当に『神説教』の影響は大きかったです。ちょっと生々しいですけど(笑)、SNSのフォロワーも伸びましたし、実際にあの放送後に作品のお声がけをいただけたりとか……たくさんの方に見ていただけた作品なのかな、と思います。
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■ここまでも垣間見える部分があると思うんですが、ご自身ではどんな性格だと思いますか?
吉田 なんだろうなぁ……優しいとは思いますけどねぇ(笑)。
学生時代の話じゃないですけど、どっちにも合わせられるんですよ。陰にも陽にもなれるし、しゃべろうと思ったらしゃべれるし。
でも、この仕事をしていると、自分がわかんなくなってきちゃうんですよね。役に合わせていく作業が長いので、自分って何だろう?って僕も考えたりするんですよ。
学生時代も、根の部分で言うと、多分そんなに明るいタイプではなかったと思うんです。インドアとアウトドアだったらインドアだったと思うし。やっぱりいろんな方と関わるようになって、僕が持っていないものを持っている人と深く広く関わっていきたいなというふうに思いますね。すごく交流も増えましたし、どんどんキャラクターも変わっていってると思うんです。学生時代とかに比べたら、明るくなってるんじゃないかなあ。
でも、ベース優しいです!(笑)
■んな吉田くんにとって、今のヒーローは?
吉田 身内になっちゃうんですけど、今の事務所の社長ですね。そこにいるんで、ちょっと面と向かって言うのは恥ずかしいんですけど(笑)。
今の事務所に入って2年が経つんですけど、環境がガラッと変わったんです。携わる方も増えたし、いろいろなお仕事もさせてもらって、いろんな経験を積ませてもらっているのは、今の社長との出会いがあったからです。
2年前、事務所入りたての時に、自分の今後の方針を話し合う場があって。今後、いろいろ仕事で携わってくださる方たちもお呼びして、ミーティングをしたんですけど、僕の強みだとか、いろいろ僕がアピールしなきゃいけない場だったんです。でも、そこであまり思うようにできなくて、仕事に携わってくれる方々を困らせてしまって……。ミーティングが終わった後にもガッツリお叱りをいただきました(笑)。
でもそのお叱りがあったから、「俺ってどういう役者になりたいんだろう?」とか「どういう作品が好きなんだろう?」とか、自分と向き合うきっかけになったんですよね。そこからどんどん携わってくださる方が増えて、そういう話もしなきゃいけないし、もちろん自分をアピールしていかなきゃいけないので。その時のことがあったからやっぱり今の僕があるんだな、と。
■最近心を揺り動かされたモノやコトはありますか?
吉田 職業病なのかもしれないですけど、やっぱり映画を見て、ですね。
『ウィキッド ふたりの魔女』を観たんですけど、歌がとにかくやばい!正反対の2人の魔女の物語で、2人のお芝居と、歌とダンスと、すべてが本当に良くて。涙腺崩壊しましたね。歌ですごく揺さぶられて、お芝居でとどめを刺されました。
あと最近、ハマっているアニメが『Dr. STONE』です。ある日、人類がいきなり石化をしてしまう話なんですけど、めちゃくちゃおもしろくて。それで改めて分かったんですけど、家族モノに本当に弱いなって感じました。
もともと好きだったんですけど、年も重ねて涙腺も緩くなったみたいです(笑)
最近見た作品の中では、その2つがすごく心揺さぶられたというか。職業柄、作品に触れたり、テレビを見ていて、心揺さぶられるっていうことが多いですかね。
もうひとつは舞台『やなぎにツバメは』です。僕が出演する11月27日からザ・ポケット(中野)で上演される舞台『いつものオーロラが割った夜』の演出家の寺十吾さんが演出された舞台で、キャストさんが大竹しのぶさん、木野花さん、林遣都さん、松岡茉優さん、などそうそうたるメンバーなんです。
もう、最高峰の舞台だな、と思いました。作品の世界観としては、とある家族の日常を描くヒューマンドラマなんですけど、転換の仕方やキャストさんのお芝居、間とかセリフの言い回しとか、本当に舞台なんですけど、ドキュメンタリーを見てるような感覚になって、すごくリアルだったんですよね。
こんな1つのテーマだけで、こんなに時間が短く感じられるのか!と思いました。いずれはあんなふうに舞台とか映画で見てくださった方に時間を忘れさせるくらい没頭させて、贅沢な時間だったと思ってもらえるような作品を作り上げられるような俳優になりたいなって思いましたね。
■では、最後に! 今後どんな俳優になりたいですか?
吉田 ある程度は体が動くので、アクションを活かせるような作品とか、あとはやっぱり海外作品に参加していきたいという思いは、すごく強いですね。
やっぱり世界に打って出て、作品を背負えるような、芯の強い役者になっていきたいなっていうふうに思います。
あとは主役を張れるような役者になりたいです!
■ありがとうございました!
Q.好きな食べ物
A.つけ麺!
Q.好きな音楽
A.Mrs. GREEN APPLEさんの『ライラック』とか『ケセラセラ』とか。
あと、Aぇ!groupにハマってます。TikTokで流れてきたのがきっかけかな。『AKAN』っていう曲があるんですけど、めちゃくちゃおしゃれなんです。
Q.好きな色
A.緑と紫。あと、青。『ウルトラマンオメガ』のホシミコウセイのイメージカラーなので。
Q.言われて嬉しい褒め言葉
A.「いいお芝居だった」
お芝居のことで褒めてもらえたらめちゃくちゃ嬉しいです。
あと、人間的なところで言ったら、「優しいね」。
Q.座右の銘
A.「継続は力なり」ですかね。
諦めないことってすごく大切だと思うんですよね。継続して、辛いかもしれないですけど、鍛錬して。お芝居に向き合うのって1人なので、辛いことが多いですけど、でもそういうことを続けていたらいずれ報われる時が来るかもしれない、ということを念じながらやっているところはあるかもしれません。
\吉田晴登インタビュー記念/
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2000年12月15日生まれ。東京都出身。
身長:178cm
特技:乗馬(乗馬ライセンス3級)、殺陣、所作
趣味:将棋、タロットカード、アクション、カラオケ、ギター、古着巡り
[Instagram]@haruto_yoshida1215
[X]@_haruto_yoshida
【STAFF CREDIT】
Photo:Tomohiro Inazawa、Text:ふくだりょうこ
―INFORMATION―
【テレ東系6局ネット発、新テレビシリーズ『ウルトラマンオメガ』】
放送時間:日本時間 毎週土曜日 午前9:00~9:30
国内放送局:テレ東系列6局ネット 他
国内配信サイト:TVer・ネットもテレ東・TSUBURAYA IMAGINATION・YouTubeウルトラマン公式チャンネル 他
出演:近藤頌利・吉田晴登 ほか
メイン監督/シリーズ構成:武居正能/根元歳三・足木淳一郎
製作:円谷プロダクション・テレビ東京・電通
[HP]https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/ultraman_omega/
[X]@ultraman_series
©円谷プロ ©ウルトラマンオメガ製作委員会・テレビ東京