韓国の5人組グループ・TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)が、2025年7月21日(月・祝)に約1年9ヶ月ぶりとなる4thフルアルバム『The Star Chapter: TOGETHER』でカムバック！タイトル曲「Beautiful Strangers」をはじめ、メンバーそれぞれのソロ曲を含む全8曲が収録された、まさにいまの“TXT”を感じられる1枚になっている。Emo!miuでは、カムバック当日に開催されたメディアショーケースの模様をたっぷりとお届け！



会場に姿を現した5人は、黒のレザー衣装に身を包んで登場。フォトセッションでは、リーダー・SOOBINが「音楽的にもビジュアル的にも一段と進化した姿をお見せできるよう、真剣に悩んできました」と語ったとおり、その圧倒的なビジュアルで会場の視線を釘付けに！



その後、さっそくタイトル曲「Beautiful Strangers」の初パフォーマンスへ。SOOBINの甘く切ない歌声で始まり、曲中には3つのダンスブレイクが用意されているという贅沢仕様！この振り付けはなんとYEONJUNが制作に参加したとのこと。



トークパートでは、アルバムに込めた思いや制作エピソードをたっぷり披露。そして1年9ヶ月ぶりにリリースした4thフルアルバム『The Star Chapter: TOGETHER』についてのトークタイムへ。今回のアルバムについてTAEHYUNは「『The Star Chapter: Together』はこれまで続いてきた「The Star Chapter」を締めくくるアルバムになっています。このタイトルのように、一緒にいることの意味について悩み、それを音楽として表現しました」と紹介。またSOOBINは「タイトル曲はパフォーマンスしやすい曲で、アルバムの最後のトラックである『Song of the Stars』はコンサートで一緒に歌いやすい曲です。このように多彩な構成なので、多くの方に楽しんでいただけると思います」と4thフルアルバムへの自信をのぞかせた。



HUENINGKAIは「今回でひとつのチャプターを終えるので、前のアルバムのストーリーが浮かんできて、歌詞についても改めて考えました。1年9カ月ぶりのフルアルバムなので、特別な思いがあります」と語る。グループ名にもある“Together”という言葉がアルバムタイトルになっていることを聞かれると、YEONJUNは「僕たちのグループのアイデンティティーを最もうまく表現したアルバムになりました。僕らの魅力のひとつがストーリー性だと思いますが、その点で本当に完璧なアルバムだと思います」と話し、BEOMGYUは「今回のアルバムは“Together(一緒に)”という言葉がとても大切です。僕たちのようにグループで活動する人にとって、“Together”にというのはとても大きな意味があります。メンバーたちやファンの皆さん、スタッフの皆さんや本当に多くの方と一緒に作っていくものなので、この“Together(一緒に)”というテーマが本当に心に響きました」と、アルバムへの思い入れの強さを感じさせた。



タイトル曲「Beautiful Strangers」を初めて聴いたとき、HUENINGKAIはステージ上でパフォーマンスをする自分たちの姿が思い浮かんだという。BEOMGYUは「ダンスブレイクが多く、僕たちがうまくできれば最高のステージになる」と思ったという。レコーディングのエピソードについて聞かれると、BEOMGYUが「僕はSOOBINさんに惚れちゃいました!!」と明かし、続けて「SOOBINさんが高音パートをたくさん担当したんですが、あまりにも上手ですごくいい仕上がりになったと思いますし、今回の曲でみんながSOOBINさんに沼落ちするんじゃないかと思います」と絶賛。褒められたSOOBINは実は不安に思っていたという。「パート割りを見て、ステージ上でちゃんと歌えるか不安だったのですが、練習をしてみると高い音が出せたので、練習すればできるんだと実感しました」と笑顔で振り返った。



MVについて問われるとTAEHYUNは「MVで視覚的に“青春”を見せるうえで、1番いいのは走ることですよね。今回も走るシーンがたくさんあったんです。下半身運動をしていないのに、なんで筋肉痛なんだろうと思っていたんですけど、MV撮影のせいでした(笑)」と、MV撮影の裏話を明かした。HUENINGKAIは「撮影現場はほこりが多く、湿気も高く簡単ではなかったのですが、メンバーのビジュアルが良く、とても盛れていました」と満足げな表情を浮かべていた。

今回、パフォーマンス制作にYEONJUNが参加したことについて聞かれると、「最初、歌を聴いたときに、こうしたらかっこいいだろうなというアイディアが浮かびました。2日間くらいでアイディアをまとめ、会社に送ったところ、思っていたよりもスムーズにOKが出たので感謝の気持ちで練習に臨めました」と裏話を明かし、続けて「3つの異なるダンスブレイクが見どころです。これまでの曲の振り付けとはまた違うので、その変化に注目していただけるとうれしいです」とアピール。



ほかのメンバーに、“振り付け師”YEONJUNについて聞かれると、すぐさまマイクを持ったのはHUENINGKAIは「個人的には少し残念でした！」とおちゃめさを発揮。「僕が担当していたらもっと上手にできたのに…。でも初めての作品にしては悪くないですね。これからもがんばってくださ…というのは冗談です！」と話し会場を和ませていた。続けて「YEONJUNさんはグループのカラーをよく理解しているので、僕たちならではの雰囲気をうまく表現してくれました」と話した。BEOMGYUは「ダンスブレイクが普段あまり使わない動作で構成されていて新鮮だったし、意欲が出たと思います。個人パートの部分はYEONJUNさんが『やりたいようにやってみて』と言ってくれたので、僕たちならではの色をうまく表現できたと思います」、TAEHYUNは「YEONJUNさんはダンスがあまりにも上手じゃないですか。だからYEONJUNさん独特の感じを生かすのが最初は難しかったですね。僕は座る動作が多かったんですが、デビュー7年目ですが、少し膝が痛かったです(笑)」と冗談まじりに答えた。



今作にはメンバーそれぞれのソロ曲も収録。SOOBINは「グループとして1つのストーリーを終えるというタイミングで、それぞれのソロ曲でメンバーの個性をはっきり見せることができたので、とてもよかったと思います。今回はじめてソロ曲のMVも撮影しました。それぞれが主人公になっているMVは初めてなので、新鮮でおもしろかったです」と、新たな挑戦への手応えを話した。選曲についてHUENINGKAIは「“こういう曲も歌えるんだ”って思ってもらえるような曲を選んだ」と明かし、YEONJUNは「『Ghost Girl』には僕の好きなYUNGBLUDがプロデューサーとして参加してくれて、本当に特別な一曲になりました」と紹介。またSOOBINは「他の収録曲が重めだったので、明るい曲がほしいと思って『Sunday Driver』を選びました」と、リーダーらしい選曲の裏話を語った。

メディアショーケースはそのまま質疑応答タイムへ。映画『K-POPガールズ！デーモン・ハンターズ』にYEONJUNに似たキャラが登場した件について、本人は「小学生大統領なんて言われて光栄。感謝です」と笑顔。SOOBINも「甥っ子が僕のことを小学校で自慢してるみたいで…(笑)。年齢や性別を超えて愛されるのは嬉しいです」と語った。BIGHIT MUSICの後輩グループのデビューについて、BEOMGYUは「昨日会ったんですけど、すごくかっこよくて応援したくなりました」とエールを送り、HUENINGKAIも「パフォーマンスを見せてもらったけど、めちゃくちゃ上手で驚きました」と期待を寄せていた。

7年目に突入し、再契約を目前にしているTOMORROW X TOGETHER。SOOBINは「僕たち5人が一緒にいるときが一番幸せ。前向きなお知らせができるよう話し合いを進めています」とコメント。HUENINGKAIも「心配しないで。自分たちの音楽をもっと届けていきたいという気持ちは変わっていません」とファンに向けてメッセージを送った。最後にSOOBINは「このアルバムにはチームのアイデンティティが詰まっています。心を込めて準備したので、長く愛される1枚になったら嬉しいです」と締めくくり、メディアショーケースは終了した。

カムバックと同時にタイトル曲「Beautiful Strangers」やソロ曲がリアルタイムチャートに続々ランクインし、勢いを見せるTOMORROW X TOGETHER。これからの活動にもますます注目したいところだ。



＜質疑応答＞
◼️Netflixのアニメーション映画「K-POPガールズ！デーモン・ハンターズ」が世界的にヒット。監督が参考にしたK-POPアーティストとしてTOMORROW X TOGETHERにし、YEONJUNさんに似たキャラクターが登場。さらに”小学生大統領”という異名が生まれるほどに小学生からの人気が出ていることについては？

YEONJUN「アニメーション映画がヒットし、おかげさまでK-POPのポジションがまたさらに上がったと思います。ありがたくも、僕のことを参考にしていただいて、僕を参考にキャラクターを作っていただき、本当に光栄です。また“小学生大統領”と言われることについては、みなさんに愛されていることは本当に感謝しかないです」

SOOBIN「監督が僕たちに言及していただいたことで、アニメーションの視聴者のみなさんが僕たちの名前を知っていただく機会になって感謝でいっぱいです。また僕の甥が小学生なんですが、小学校で大人気で叔父(SOOBIN)のことをすごく自慢しているという話を聞いたので、本当に胸がいっぱいです。性別、年齢関係なく愛されることはとても幸せなことで、感謝の気持ちでいっぱいです」



◼️振り付け制作に参加したYEONJUN。一番むずかしかったことは？一番上手だったメンバーは？

YEONJUN「最初のダンスブレイクの部分がなかなか進まず、そこで時間をかなり取られました。ひとつめが完成してからはスムーズに進められ、2日間くらいで完成しました。難しい振り付けでしたが、みんなよくやってくれたと思います。1人を選ぶのはなかなか難しいですが…。もし選ぶならばSOOBINさんにします。2つ目のダンスブレイクを本当に上手にやってくれて雰囲気を盛り上げてくれ、ティザーで公開した部分ですがファンの皆さんの反応もよくて、本当に満足できました」

SOOBIN「YEONJUNさんのおかげです！先生としてもリアルタイムで振り付けを修正しながら細かいディテールを教えてくれたので、クオリティーが高くなったと思います。YEONJUNさんのようないい先生がいたので、かっこいいパフォーマンスが完成したのではと思います」



◼️毎回新しいビジュアルを披露するのは大変だと思うが、そのために注力していることや新たなビジュアル、コンセプトを作る際に考えていることは？
TAEHYUN「コンセプトフォトや映像などに非常に力を入れている理由は、アルバムを聴く前に視覚的にアルバムを表現して、プロローグとして導くものがコンセプトフォトや映像だと考えているからです。かっこいい予告編が出れば本編への期待も高まると思うので、力を入れています」

HUENINGKAI「毎回新たなコンセプトに挑戦するのは、5人ともにビジュアルが整っているからこなせているのではないでしょうか(笑)。アルバムを出す度に、これまでのコンセプトとカブらないように、毎回違うコンセプトをお見せしています。MOA(公式ファンネーム)のみなさんに楽しく見ていただき、アルバムも楽しく聴いていただけるような気がしています」



◼️今回のアルバムで、どんな記録を作りたい？
TAEHYUN「目標については、これまでに目標を立ててかなったときもあればそうでなかったときもありますが、Billboard Hot 100の1位を目標にしたいと思います」

HUENINGKAI「記録についてはTAEHYUNさんが言うように夢が大きければいいですよね。MOAのみなさんの応援のおかげで幸せな活動ができていると思うので、今回も幸せな活動というのも目標の一つです」



◼️再契約を目前にしたデビュー7年目。来年、メンバーたちが一緒にいる姿は見られる？
SOOBIN「現在メンバーたちと一緒に話し合っています。僕たち5人が同じ意見ですが、5人が一緒にいるときが一番幸せで、5人でもっと長く歌ってステージに立ちたいという意見は一致しています。まだ話し合ってはいますが、ポジティブなお知らせをお伝えできるのではと思っています」
HUENINGKAI「MOAの皆さんも心配されていると思いますが、そんなに心配しないでくださいね。僕たち5人は音楽のことが大好きで、なんとかして自分たちの色をもっと見せたいと考えていますので、そんなに心配しないでねと伝えたいです」



◼️来月、所属するBIGHIT MUSICから新人グループがデビュー。直属の後輩ができる今の気持ちは？また先輩のBTSのメンバーが除隊。そのなかで感じたことは？
BEOMGYU「ちょうど昨日、後輩たちに会いました。本当にかわいくて一生懸命で、かっこいいグループだなと思いました。これからの活動も応援したくなります。またBTSの皆さんも声援を送ってくださいました。先輩方にお会いするととても気遣いをいただいたので、僕も後輩に対して優しい先輩になりたいなと思いました」

HUENINGKAI「後輩グループには2回くらい会ったことがあるのですが、パフォーマンスを見せてくれたことがありました。本当に上手で、ずっとほめたくなるようなグループでした。みなさん、楽しみにしていてください！」

◼️おまけ◼️
トーク中、BEOMGYUが「僕はSOOBINさんにほれちゃいました」と話すと、すかたずSOOBINが「何回目？」と返す場面も。BEOMGYUは「初めてです！」と、“はじめて”を強調する微笑ましいやりとりも。質疑応答中、一番上手だったメンバーにSOOBINを選んだYEONJUN。「SOOBIN」と答えると、すぐさま他のメンバーに「ごめんね」と謝っていました。そんななか、SOOBINが「ありがとう」と満面の笑みを浮かべる横でHUENINGKAIは「YEONJUNさんは思いやりの気持ちで選んだと思う。本当は僕！」と回答する場面も。さらに「細かいディテールを丁寧に教えてくれたので、この場でお礼を伝えたいです」と続けていました。ちなみにメンバー全員がYEONJUN先生のことを「100点満点」と絶賛し、YEONJUNは満面の笑みをこぼしていた。