【THE RAMPAGE・川村壱馬 インタビュー】「応援してもらえること自体が特別なことで、当たり前のことじゃない」原稿用紙と万年筆で書き下ろした、渾身の一冊。<2ndフォトエッセイ『PROMISE』>
2025.7.4
THE RAMPAGEインタビューエッセイプレゼント川村壱馬
【GL-16~THE RAMPAGE BOOKS】プロジェクトの第10弾として、THE RAMPAGE・川村壱馬が4月5日に2ndフォトエッセイ『PROMISE』を発売!
川村さん自身が原稿用紙57枚にわたって書き下ろしたエッセイ、以前から訪れてみたかったというイギリスでの写真なども多数収載されている。
今回、Emo!miuではフォトエッセイの書き下ろしした思い、念願のイギリス撮影の裏側などいろいろお話を聞いてきました!
自分との約束であり、ファンの方へ対する約束でもある
■タイトル『PROMISE』に込めた思いは?
川村壱馬(以下、川村) 本当にこのタイトルしかないなと思って決めたのですが、エッセイの内容が自分との約束でもあり、世の中に問いかけていることでもあり。ファンの方たちに対して約束、宣言であったので、この『PROMISE』というタイトルがぴったりだなと思って決めました。
■タイトルはどの段階で決められたのですか?
川村 書き終わった段階で決定しました。でも実は最初に挙げた候補のなかにすでに入っていて、書き終えた時点でこれしかない!という感じでしたね。
■今回、エッセイ部分は川村さんご自身で書き下ろされたものになっていますね。一番伝えたかったことはなんでしょうか?
川村 自分の活動理念、何を伝えていきたのか、どういうスタンスでこの世の中に身を置いて発信しているのか。フォトエッセイでは自分のやり方、在り方みたいなものを改めて宣言させてもらっています。応援の仕方は様々あると思うんですが、改めて僕の考えをちゃんと示しておくことで、“ファンを裏切る”ということに繋がらないんじゃないかなと。応援してもらえること自体が特別なことで、当たり前のことじゃないんです。だからこそ、僕は“騙して”とかそういうことをしたくないんです。もし騙すようなことがあったら、その先にはお互いの破滅しかないと思っているタイプなので(笑)。僕はあくまでこういうスタンスだよと示したものになっています。まぁ、あとは同業者への思いでもあるかもしれないですね。承認欲求だらけの世の中じゃないですか。だから勘違いをして人を、ファンを甘くて見てしまうと大変なことになるよ、と。過剰に応援をする気持ちが入ってしまってファンの方が大変なことになってしまうことってあるじゃないですか。でもそれってその子だけの責任じゃなくて、こちら側の責任でもあると思っているんですよ。だからこちら側の人間として、どういう人で、どんな考えを持っているのかを明らかにする必要はあるし、何を背負っているのかをちゃんと考える必要があるということを言いたかったんです。
誰も言わないから、僕が言わなくちゃという気持ち
■エッセイの最後のほうにも書かれていましたが、偶然手に取った方が読むこともありますよね。そういう方々に伝えたいことはありますか?
川村 どの章でもいいんですが、ばーっと軽く目を通したときに、その方の人生にリンクすることがあると思っているんです。自分で言うのもなんですが、世の中に必要だと思うことを書いているつもりなので。
■ものすごく切れ味よく書かれていますよね(笑)。
川村 ズバズバですね、日本刀ぐらい(笑)。でもどの章も読んでも無駄にならないと思うし。僕はそのくらい自信を持って、言葉を紡いでいます。これを読んだ人がまわりの人に伝えていくことで、世の中に対していいことをしていると誇ってほしいくらいの気持ちです。
■正直、そういう思いは心の内に秘めるという選択肢もあるなか、そこをあえて書かれたことについてはどういう思いがありましたか?
川村 誰も言わないから、僕が言わなくちゃという気持ちですね。テクノロジーは進化しているけど、人間は成長しているのかと思うことがあって、一回立ち返ったほうがいいんじゃないかなと思うことがあるんです。SNSが当たり前の今、そこに溢れた情報の真偽を問わず、当たり前のように広め、誰かが傷ついていることを面白がっているし。なにかがあったら袋叩きにする空気感、バカなことをやって再生数を稼ぐ人たちが溢れていて、それが異常だと気づいていない層が多すぎて、どうなっているんだよ!と普段から思っていたので。世の中の人たちにも一回、立ち返ってみてという思いで書きました。
原稿用紙と万年筆を用意し、直筆で書き下ろし。リスペクトの思いを込めて
■今回は原稿用紙を使って書き下ろされていらっしゃいますよね。
川村 今回初めてエッセイを書き下ろしたんですが、労力という点では苦労したという感じはありませんでした。僕、2016年10月8日から公式のモバイルブログをやっているんですが、情勢的に更新を控えた方が良いと言われた日以外は毎日更新をしているので文章を書くという習慣はあったんです。本や漫画を読むことも好きですし、活字に触れる機会が多いほうなので、言葉が合っているかは分からないですけど、いい感じに書けましたと思います。
■執筆する際のこだわりはありましたか?
川村 まず原稿用紙と万年筆を用意したんです。それで、これで書き下ろしさせてもらってもいいですか?と。僕のなかでは出版社、作家さんへのリスペクト、誠意みたいなものなのですが、本を出すって簡単なことじゃないし、原稿を持ち込んでも突っぱねられることが普通じゃないですか。でもその機会をいただいたので、僕ができること、リスペクトの思いを込めてこの形にしました。あと書くときは現場に持っていかないというルールも作りました。仕事が終わって自宅に帰ってきたらデスクと向き合って書いていました。気づいたら朝になっているなんてことも、たくさんありましたね。
■原稿用紙を使って書くと、書き終えたときの達成感はまた格別じゃなかったですか?
川村 なんか心地よかったです。原稿用紙を重ねたとき、その厚みを感じられて。素直にうれしかったですね。
■本になった今、いかがですか?
川村 実は一冊の本になったのを見るのは今日が初めてなんですよ。めちゃくちゃテンションが上がっています(笑)。こう手に取ると感慨深いですね。本当に一言一句、自分で書いたものなので。
イギリスで撮影。自ら「カラスと撮りたい!」と提案
■フォトエッセイにはイギリスで撮り下ろした写真が収載されていますね。
川村 イギリス・グラストンベリーで撮りました。僕が好きなアニメの聖地で、やっと行けた!!という思いでいっぱいで、念願だったので本当に嬉しくて! 実際にイギリスに行ってみると、イギリスの雰囲気が僕の性格に合っているなと感じましたね。イェーイ!みたいなテンションの人がいないんですよ。でも日本ほど奥ゆかしい感じでもない。男性にも女性にも品を感じて、すごく心地がよかったです。
■お気に入りカットを教えてください。
川村 表紙のカットはめっちゃお気に入りです。なんかいざなうような雰囲気があって、『PROMISE』というタイトルに合いすぎている気がしているのでまずは表紙カットですね。あと白鳥といっしょに撮っている笑顔のカットも好きです。グラストンベリーで撮ったカットのなかにカラスといっしょに撮ったものがあるんですが、これは僕が「カラスと撮りたい!」と提案させてもらったものです。
■最初、剥製だと思っていました。
川村 ちゃんと暴れん坊でした(笑)。要望したのはそれくらいで、今回の撮り下ろしはスタイリングも信頼している方にお願いしたので安心して撮影に望めました。グラストンベリーで撮ったものは衣装もすごい気に入っているのでお気に入りですね。ついに王に謁見することができました(笑)。
■イギリスではプライベートの写真もたくさん撮られたのでは?
川村 撮りましたね。教会や修道院跡とか、めちゃくちゃ撮りました。ドラクエとかもですけど、あのような世界観が大好きなので、宗教とかはよく分からないですけど、教会の作りとか細部まで本当にすごくてやばくて、たまらなかったですね。ずっと写真を撮っていました(笑)。
本当に大切なことを詰め込んだ、渾身の一冊
■サイト名にかけて、最近エモいと思ったエピソードを教えてください。
川村 先日、日本大学の卒業式に呼んでいただいたんです。卒業式でパフォーマンスをさせていただいたんですが、すごく喜んで盛り上がってくださったんです。その空気感がものすごく嬉しかったんです。目の前にいる方たちは大学を卒業して社会に出ていく、それぞれにいろんな未来があると思ったら、なんかエモさを感じましたし、元気に頑張ってほしいなとも思いました。
■最後にメッセージをお願いします!
川村 インタビューを読んでくださり、ありがとうございました。2ndフォトエッセイ『PROMISE』を発売しました。本当に大切なことを詰め込んだ、渾身の一冊になっています。自分が書かなきゃ伝わらない!という思いで、原稿用紙と万年筆で書き下ろしさせてもらいました。写真もすごく素敵に撮っていただいていますので、興味を持っていただいたらぜひ手にとっていただけると嬉しいなと思います。友達が持っていたら、借りて読むでもいいんです、ぜひご一読ください!
■ありがとうございました!
メッセージ動画を撮る際、最初Emo!miuのイントネーションが「エ↑モミュー」と関西風になっていた川村さん。「関西が出てる!」と何度も「エ→モミュー」と、イントネーションの練習をしてくださっていました。あまりにも何度も何度も繰り返していることに気が付き、「今日一番、“エモミュー”という言葉を発した人間に違いない…とひとこと。間違いありません(笑)。練習の甲斐あって(?)、動画撮影は一発成功でした。後ほど公開されると思いますので、お楽しみに♡
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応募締切:2025年7月31日(木)
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川村壱馬
1997年1月7日生まれ。大阪府出身。
2017年、THE RAMPAGEのボーカルとして1stシングル「Lightning」でメジャーデビュー。今年1月にはアーティスト名「零(レイ)」として、ソロデビューが決定。俳優としては、2018年に「PRINCE OF LEGEND」シリーズでデビュー。その後、「HiGH&LOW THE WORST」のドラマと映画で、中心となる花岡楓士雄役を務めたほか、続々と話題作に出演。活動の幅をさらに広げている。
[Instagram] @rmpg_kazuma_kawamura
【STAFF CREDIT】
Styling:吉田ケイスケ、Hair&Make-up:oya
Photo:Tomohiro Inazawa、Text:Kyoko Fuse
―INFORMATION―
【川村壱馬 2ndフォトエッセイ『PROMISE』】
本体価格:2,800円(税別)
仕様:A5判、ソフトカバー、オールカラー
ページ数: 232頁
発売日:2025年4月4日(金)
■GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~
2017年のメジャーデビューから、ひとりも欠けることなく16人全員で走り続けてきた、ダンス&ボーカルグループ THE RAMPAGE。本プロジェクトは、16人それぞれの個性を引き出して書籍化し、2024年7月より12ヵ月連続で刊行する大型企画となる。