韓国の5人組ボーイグループ・TOMORROW X TOGETHER(以下、TXT)が2025年5月24日(土)、5月25日(日)の2日間、東京・有明アリーナにて【TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR ＜ACT : PROMISE＞ – EP. 2 – IN JAPAN】を開催。昨年、5月にソウルから始まったワールドツアー＜ACT : PROMISE＞では東京ドーム公演も実現。そして2025年からは第2章として【TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR ＜ACT : PROMISE＞ – EP. 2 – IN JAPAN】が3月12日の神奈川・Kアリーナ横浜から始まり、香川・愛知・福岡・大阪を巡り、有明アリーナの公演をもって全ツアーを終了させた。Emo!miuでは有明アリーナの1日目、24日の公演の様子をお届け！

VCRでも着用していたブラックを基調とした王子スタイルでステージ上に姿を現した5人。オープニングのステージを飾ったのは「Over The Moon」。神殿と咲き誇るバラを背景に、TXTの魅力にぴったりの、優雅で高貴な雰囲気でステージの幕を開け、立て続けに「Deja Vu [Japanese Ver.]」、「0X1=LOVESONG (I Know I Love You)feat. 幾田りら[Japanese Ver.]」と彼らの代表曲を披露した。



最初の挨拶では「MOAちゃん、MOAちゃん」と会えた喜びで愛が溢れるメンバーたち。メンバーにMOAに会いたかったかと聞かれたBEOMGYUは「こんくらい！」と大きく大の字ジャンプを披露。かわいらしい姿に、会場にいるMOAからは歓声が上がっていた。さらにBEOMGYUは「今日はひとりひとり全部、覚えて帰るからね！」、YEONJUNは「MOAがかわいすぎて困る」、TAEHYUNは「MOAちゃんに会いたすぎて全力疾走してきたTAEHYUNです」と、序盤からメンバーのMOA愛がだだ漏れ♡ 韓国伝統の楽器でアレンジされた「Sugar Rush Ride」でBEOMGYUはソロダンスを披露。韓国の伝統衣装に身を包み、扇子を使ったダンスで美しく、麗しいその姿に息を飲んで見守るMOAの姿も印象的だった。

ドームツアーでたくさんのMOAと出会ったTXT。EP.2ではMOAとの距離感が近く、会場はまさに“TXTとMOAだけが共有する特別な空間”。YEONJUNも「今回はこうやって近くで見られるのでいいですよね」とMOAとの距離感を楽しんだ。そんな雰囲気のなかで行われたEP.2はステージ合間のVCRにも趣向を凝らし、過去の映像作品を組み込んだ原点回帰のストーリーになっていた。“新しい光”を目指しているかのように過去映像が再編集され、TXTが新たに一歩踏み出すEP.2のスタートを知らせるストーリーとなっていた。VCRに見入っていると、すぐに衣装チェンジをしたメンバーたちがステージ上に登場し、東京では初披露となる「Resist (Not Gonna Run Away)」をパフォーマンス。観ている側は息つく暇もない。



トークコーナーでは先日、韓国で出演した学園祭の話しに。日本の大学でも学園祭が行われ、“人気の歌手”が呼ばれていることを知ると「じゃあ、僕たちも行かなきゃ！」「僕たちを呼んでさえしてくれれば、すごいステージをお見せします！」と日本の学祭にも興味津々の様子を見せた。またメンバーとMOAがコール＆レスポンスを楽しむ時間では、メンバーたちが考えたフレーズをMOAが叫ぶことに。この日は「SOOBIN(BEOMGYU)・先輩(YEONJUN)・MOAに(TAEHYUN)・Love Language(HUENINGKAI)⋯」とここまで決まったところでSOOBINの番。SOOBINが決めた言葉はなんと⋯「あいひぃてるぅぅー♡」。考えた本人も披露するまでに大照れするほどの、特大愛嬌つき。一度、練習してみるも最後の「あいひぃてるぅぅー♡」だけは声が小さくなってしまうMOAにメンバーたちの不満爆発する場面も。本番ではSOOBINの全力「あいひぃてるぅぅー♡」が飛び出し、グループ最年少のHUENINGKAIが頭を抱える姿を見せていた。



MOAの掛け声が会場に響き渡る『LO$ER=LO♡ER』、メンバーが大きく腕を振るたびに、その動きに合わせてMOA棒が大きく揺れる「Higher Than Heaven」で会場の一体感をより一層高めた。メンバーたちが自由な雰囲気で楽しそうに歌う「Thursday’s Child Has Far To Go」ではYEONJUNがSOOBINのおしりをペンペン！をする場面も見せ、会場からは歓声が上がっていた。「Thursday’s Child Has Far To Go」ではメンバーたちがタオルを振り回し、頭を振り回し、ロックスターさながらに会場を盛り上げた。



『めざましどようび』のテーマソング「Step by Step」、メンバーが制作に加わった甘いメロディの「君じゃない誰かの愛し方 (Ring)」と、日本公演ならではの選曲も。またメンバーそれぞれの魅力を最大限に引き出すユニットステージも。BEOMGYU、TAEHYUN、HUENINGKAIの年下組が「Quarter Life」で繊細な歌声を響かせたかと思えば「The Killa (I Belong to You)」はYEONJUN、SOOBINの年上組が色気を見せつける圧巻のダンスを魅せた。「Tinnitus (Wanna be a rock)」ではメンバー全員が“大人のオトコ”に豹変し、破壊力抜群の魅力を放つ。「Danger」ではTAEHYUNがソロでダンスブレイクを披露。腹筋を見せるパフォーマンスをすると、会場からは割れんばかりの歓声が沸き起こった。



2024年9月にソロデビューを果たしたYEONJUNの「GGUM」ではVCRから期待感を煽り、MOAの盛り上がりが高まったところでほかのメンバーとともにステージ上に。全員でオープニングを決めてから始まる演出にMOAの盛り上がりも最高潮に！イケ散らかしたYEONJUNに興奮が冷めやらないMOAの様子を見て、アカペラでもう一度歌うと、それに応えるかのように歌ったMOAの声も会場中に響き渡った。続いてステージ上に現れたのは水がまかれたドラムセット。



HUENINGKAIは水しぶきを上げながら、情熱的に打ち鳴らす姿を見せると会場からは大歓声が。「東京が最後のステージになるので、特別なver.を準備しました」と話す通り、会場を魅了した。「Good Boy Gone Bad[Japanese Ver.]」と続けた。冒頭、YEONJUNが水を浴び、バッドを持って暴れるパフォーマンスがおなじみの同曲。YEONJUNからHUENINGKAIからバッドが投げ渡され、見事にキャッチし、「ちょっと離れたところから投げたけど、ちゃんと受け取ってくれた」と話した。



「Dreamer」の前にはSOOBINがソロダンスを披露。冒頭、目元を覆っていた白い布を揺らしながら、繊細かつ壮大な現代舞踊を披露。布を咥え、しなやかに踊る姿は綺麗のひとことに尽きる。続いて衣装にチェンジしたメンバーたちが「Dreamer」、「Forty One Winks」と2曲披露。白シャツにデニムというシンプルな装いがメンバーたちのビジュアルとパフォーマンスを引き立て、会場内に清涼感抜群の爽やかな風を巻き込した。

コンサートもついにラスト曲に。YEONJUNが「行くぞー！」と気合いを入れて「I’ll See You There Tomorrow」を披露。MOAの掛け声も大きくなり、会場中がラストはメンバー全員が横一列となり、その手は小指同士で結ばれ、「It’s　PROMISE」というメッセージを残してステージを去った。



アンコールステージに公式キャラクターのグッズを身に着けた登場したメンバーたち。「Magic Island」、「Heaven」を披露。長きに渡って披露されてきた本ツアー。いよいよ最終日を迎えるにあたり、今の心境を話したメンバーたち。TAEHYUNは「またすぐに日本のアルバムをレコーディングします！」と特大のプレゼントをMOAに贈り、会場からは大歓声が。そしてここで5人からメッセージを贈ることに♡ TAEHYUNは「はじめて会った日の約束のように」、YEONJUNが「TXTがぎゅっと抱きしめてあげる！」、BEOMGYUが「MOAもぎゅっと抱きしめて！」、HUENINGKAIが「これまでみたいに」、SOOBIN「いつも一緒にいようね！」と手書き文字の日本語スローガンを見せながら愛の言葉を贈った。それに応えるかのように「TXTをぎゅっと抱きしめてあげるとMOAが約束する！　TXT愛してる！」とMOAが返事をすると、TAEHYUNは「もっと前から読んでもらえばよかった！」とMOAの心がメンバーにも届いた様子を見せ、YEONJUNは「愛してると言ってくれますか？」と聞くと、MOAからの特大の「愛してる♡」が贈られた。

「Miracle」をパフォーマンスし終えても、MOAのアンコールの声は止まらず。さらに「永遠に光れ (Everlasting Shine)」、「No Rules」をMOAと一緒に歌い、メンバーもMOAもジャンプ！ジャンプ！で大盛りあがり。再び上がる「アンコール」の声。そんな姿に応えて「MOA Diary (Dubaddu Wari Wari)[Japanese Ver.]」追加アンコール！　SOOBINは「今日はほんとうに今までのアンコールのなかでも一番楽しかった！」と喜び、MOAの盛り上がりっぷりに「MOAちゃんたち、こんな風に飛び跳ねることができたの!?」と驚く様子を見せた。そんなSOOBINはスギュ(SOOBINとBEOMGYUのケミ)のふたりの世界で、向き合ってぴょんぴょんと飛び跳ねてステージ上を移動する仲の良さも見せつけた。

約3時間にわたり行われた本公演。メンバーの怪我や体調不良など紆余曲折があったEP.1を経て、EP.2ではメンバー全員で【TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR ＜ACT : PROMISE＞ – EP. 2 – IN JAPAN】の全日程を完走し、終幕した。



■最後の挨拶
SOOBIN「このツアーはとても長い間やってきましたが、ついに終わりが近づいてきていますね。東京でしっかりと締めくくれそうでとってもいい気分です。(と、ここでMOAから温かい拍手が送られ、ありがとう♡とにっこり)とても暑くて、みなさんも大変だったと思います。それでも公演を一生懸命に応援してくださってありがとうございます。PROMISEツアーは本当に楽しかったです。(日本語で)だいすきっ♡」

HUENINGKAI「今日はみなさん、楽しかったですか？そして今日の＜ACT : PROMISE＞ – EP. 2をライブビューイングで楽しんでくださったMOAのみなさんもいらっしゃると思います。楽しかったですか？本当に暑かったので、僕たちステージを最大限に努力して努めましたが、完璧な姿を見せられたかどうかわかりません。それでもやっぱりMOAのみなさんが熱烈に応援してくれる姿を見て、エネルギーをぐっと集めてベストを尽くすことができたと思います。MOAのみなさん本当にかわいかったです。応援の掛け声も一生懸命に言ってくれたし、歌も一緒に歌ってくれて、本当にありがとうございました。今日、みなさんからたくさんのエネルギーをいただいた分、明日の公演も最後まで一生懸命に駆け抜けたいと思います。(日本語で)いつもありがとうございます、愛してるMOA!! (最後は投げキス♡)」

BEOMGYU「＜ACT : PROMISE＞、＜ACT : PROMISE＞ – EP. 2のツアー、最後の最後まで来たなという気がします。この間、いろいろな紆余曲折がたくさんありました。それでもメンバーと一緒に頑張って成長できた、そんなツアーだったと僕は思います。9か月前に僕たちが「また会いましょう」と約束をしました。その約束をちゃんと守るために、MOAのみなさんがこうして集まってくださって、本当に幸せな一日でした。明日の公演で本当に＜ACT : PROMISE＞のツアーは最後になります。最後まで怪我することなく、MOAのみなさんと一緒に、幸せな時間を作れるように、そしてちゃんと締めくくれるように頑張りたいと思います。今日も来てくださって、本当に本当にありがとうございました。愛してます！(日本語で愛嬌たっぷりに)大好きっ!!(とボルハート♡)」

YEONJUN「本当に長い間続いたツアー、最後の都市、東京まで来ました。そして明日の公演が本当に最後ですね。最後の日を愛する東京のMOAの皆さんとご一緒できて本当に嬉しいなと思います。(MOAが歓声を上げ、それに応えてハートを♡)そして今日ライブビューイングでご一緒してくださっているMOAの皆さんも、本当にありがとうございます。そして、この会場の、こちらの端からあちらの端まで(とステージサイドを指しながら)ご一緒してくださったMOAのみなさん、本当にありがとうございます。明日も来るMOAの方はいますか？(客席からの反応を聞いて)たくさんいらっしゃいますね！　明日は本当に最後だから思いっきり楽しんでくれたらうれしいし、明日来られないMOAの皆さんも、僕たちまたすぐに戻ってきますので、ちょっと待っていてほしいと思います。また明日はライブストリーミングもありますので、それで観ていただいても構いませんし、また僕たちに会えるまでどうか元気でいてください。(日本語で)大好きです♡(♡を作る)」

TAEHYUN「まずは僕は、今日と明日でこの＜ACT：PROMISE＞ツアーが有終の美を飾れるように願っています。今日は本当に上手くできたなと思っています。今回のツアーをしながら、メンバーみんなが成長していくのを感じることができたとても意味深いツアーになったなと思いますし、MOAちゃんたちもすごく歌が上手くなったんじゃないかなと思います。僕たちは明日公演を終えたら韓国に帰りますが、またすぐに日本アルバムのレコーディングに入る予定です。今回MOAの皆さんが約束を守ってこうやって会いに来てくれたのと同じように、その次もまた会いに来てくれますよね？(日本語で)約束！(小指を立てながら)今日も本当にありがとうございました！TAEHYUNでした、愛してる♡」