【吉野北人×松井奏インタビュー】「2人で散歩したりしていました」「2人で一緒に乗り切った」現場で見つけたお互いの共通点とは。<映画『遺書、公開。』>
2025.2.21
IMP.THE RAMPAGEインタビュープレゼント吉野北人映画松井奏
絶賛公開中の映画『遺書、公開。』
新学期。2年D組に送られてきた「序列」。送り主が分からないまま、半年が過ぎたある日、序列第一位の姫山椿が謎の死を遂げます。その死から数日後、クラスメイト全員に姫山から遺書が届き……姫山の死の理由を探るため、全員が遺書を公開していくことに。同名コミックを実写映画化した学園ミステリーです。
今回、主人公・池永を演じる吉野北人さん、姫山の恋人で人気者の赤﨑を演じる松井奏さんにインタビュー!
現場での様子のほか、お互いにボーイズグループ所属ということで見つけた共通点についてお聞きしました。
「みんな狂ってるんだな、という衝撃がありました」
■脚本を読まれたときの率直な感想を教えてください。
吉野北人 キャストが多かったので、それぞれにいろんな物語の展開があって読み応えがありましたね。自分も、自分自身の役を疑うというか……最後まで分からない展開が続いたので、読んでいておもしろかったです。
松井奏 とんでもない作品だな、とまず思いました。25人が全員主役で、それぞれにバックグラウンドがあって、全てピックアップしている全員が主役みたいなお話なんですよね。何より、み~んな狂ってるんだな、という衝撃がありました。これがどんなふうに映像になっていくのか、脚本の時点で楽しみでしたね。
■脚本はどういった視点で読まれたんですか? 自分が演じる役視点か、それとも別の誰かか……。
松井 映像でのお芝居がほぼ初めてということもあって、一旦自分が演じる赤﨑理人視点で読み込みました。別視点で読むまでの余裕はなかったですね。
吉野 僕は全体を通して、作品を見る、という感じでしたね。
お芝居をしているイメージとか、どういうシチュエーションのシーンなのかな、と考えながら読んでいました。
「クランクインの前日はいつも眠れない」
■クランクインの日はどんな気持ちでしたか?
松井 緊張でしたね。もう右も左も分からない、みたいな感じで。でも、すごくワクワクもしました。ここからどういうふうになっていくんだろう、って。
吉野 毎回そうなんですけど、クランクインの前日って眠れないんですよ。目を閉じていても、いろいろ考えちゃうんです、セリフとか。
今回は、キャストも多いし、教室も薄暗くて……ずっと集中しておかないといけない緊張感もあるし、初日はもう本当にドッと来ましたね。
■個性的なキャラクターがたくさんいる中で、吉野さんは今回主演です。何か意識されることはあったんですか?
吉野 んー……もちろん、意識する部分もあったんですけど、役柄的にもお芝居で引っ張っていく、という感じでもなかったんですよね。
フラットに話していい関係を作りたかったし、みんなが気を遣わずにお芝居ができたほうがいいと思ったので、本当に学生の気分になって接していました。
「存在感の大きさはやっぱり北人くんだから」
■お互いの役の印象はいかがですか? 吉野さんは教室全体を俯瞰するような席でしたけど。
吉野 赤﨑は人気があって、誰からも憧れられるような存在だったんですけど、裏の部分を表現するときはすごかったですね。
松井 へへへ(嬉しそう)。
吉野 脚本を読んだ限り、赤﨑は大変そうだな、と思っていたんですよね。で、初めての映像作品と聞いていたので、少し心配していたんですよ。飲まれそうだな、って。でも全然そんなことはなくて、一気に空気を変えたのでスターだな、と思いました。
松井 ははは! スター、みたいです(笑)。
北人くんは、あまり感情を表に出すタイプの役ではなかったんですけど、その表現は自分にはできないな、と思いました。感情をワッと出さないのに、ちゃんと伝わる。芯をついたことを言うシーンも、別に怒鳴っているわけじゃないし、声を荒げているわけでもないけど、ズシッとくるものがあって……そこの存在感の大きさはやっぱり北人くんだからだと思います。
印象は“すごくかわいくて、ほんわか、のほほん”“キラキラアイドル”!?
■撮影でご一緒する前と、してみたあとではお互いに印象が変わった部分はありますか?
松井 北人くんはもともと存じ上げていまして、本当に、シンプルにイケメンな人だと思って。いわゆる完全なスターでとっつきにくい部分があるのかな、って最初は思っていたんです。
でも、初日からフランクに話してくれて、素とギャップがあるな、って。すごくかわいいし、ほんわか、のほほんとしていて、時にはボケたりふざけたりもして接しやすいな、という印象です。本当に優しいな、って。
■吉野さんはいかがですか?
吉野 ……身長が大きいな、って。
松井 薄いなあ!(笑)
吉野 (笑)。でも、最初に会ったときからキラキラしていたというか、アイドルだな、って思いました。演技のお仕事が初めてだって聞いていたので、緊張してるんだろうな、不安もあるんだろうな、と思っていたんですけど、本番に強いというか、メンタルが強い子なのかな、って。でも、がんばってたんだよね。
松井 がんばってたよ……!
吉野 知れば知るほど内気な部分があったりして、振り返るとすごくがんばってたんだな、と思います。
ライブの次の日に遺書公開?
■シリアスな内容ですが、現場の雰囲気はどうだったんですか?
吉野 やっぱり緊張感はありましたね。序盤はみんな初めてだったのでコミュニケーションをとりながら和気あいあいとしていたんですけど、後半になって、遺書の公開が毎日続くと、感情的になるシーンも増えるので少し重い日もありました。
■撮るシーンによってかなり空気が変わるんですね。
吉野 でも、監督が指揮者でしたね。みんなとコミュニケーションをとってやりやすい空気を作ってくださったり、締めるところは締めて緊張感を持たしてくれたので。監督のおかげでやり切れた部分は大きいです。
松井 確かに、毎日、誰かが遺書を公開していたので雰囲気はなかなかでしたね。ちょっとピリッとはしていたかもしれません。でも、スタジオの外では北人くんが差し入れてくれるコーヒーをみんなで飲んだりして楽しくコミュニケーションを取っていた印象があります。
吉野 でも、お芝居の話はそんなにしていないですね。同じアーティストとして共通点があったのでその話とかしていました。
■共通点、というのが気になります!
松井 ちょうど、撮影期間中にライブがありまして。ライブの次の日に、ライブ会場とスタジオのギャップにやられてて……そのときに北人くんが共感してくれたんですよね。大丈夫か、って声かけてくれて。こういうときあるよな、という話からわりと話すようになりましたね。
吉野 あからさますぎて。ひとりで椅子に座って……。
確かに大きい規模でのライブだったし。ドームでね?
松井 そうそう。
吉野 キラキラした世界観の中でアーティストとしてライブをした次の日に、確かにこの撮影はメンタル的に落ちるな、ということはすぐに分かったので。2人で話して一緒に乗り切った部分もありますね。一緒にがんばろう、みたいな。
松井 2人で散歩したりしていました。一緒に外の空気を吸いに行ったりとかして。
■吉野さんご自身も、撮影とツアーがかぶる時期はあると思うんですけど、どんなふうに気持ちのバランスをとられているんですか?
吉野 現場に行ったら、空気感で自然とその流れになりますね。でも、僕はこの作品ほど重いものはやったことがなかったので。
松井 なかなかないですよね、ドームの次の日に遺書を聞くのは。
「一般的な普通の学生でした」
■今回、高校生役ということですが、おふたりはどんな高校生だったんですか?
吉野 バスケ部だったんですけど、小学生のころから高校の始まりぐらいまでをやっていたので本当に青春はバスケに捧げてましたね。
松井 普通の学生でした。帰宅部でしたし、仕事もしていたので、何かほどよくみんなと仲良く、ほどよ~くみんなと遊んでいました。
■程よく(笑)
松井 何かに秀でたものはなく、本当にほどよく。一般的な普通の学生でしたね。
■今回の撮影現場がほぼ教室だと思うんですけど、高校時代のこと思い出したり?
松井 どうでした?
吉野 でも制服着ているからね。僕も学ランだったので懐かしい気持ちにはなりましたね。
松井 確かにね。
こういう机の上に座って何か喋ってる感じなんかは、やっていたな、と思いましたね。掃除ロッカーとかね。
吉野 ああ、あったね。
伝えたい感謝の気持ち
■最近心を揺り動かされたコトやモノはありますか。
吉野 最近、ひとりで海外に行くことがありまして。やっぱり世界って広いな、というか。日本にいると絶対気づかないようなことや感じないようなことが感じられるので、もっといろんなところ国に行きたいですね。いろんなことを感じて、人としても多分成長すると思うので。
■ちなみにどこに行かれたかお聞きしてもいいですか?
吉野 パリです。アートとかファッションとか……町並みもそうですし、すごく刺激的な街でしたね。
松井 僕はお仕事で沖縄に行きまして。最終日はオフになったので、米軍基地の方に行ったり、海を見て……めっちゃ綺麗でした。休日ができたら、ゆっくり行きたいな、とも思いましたね。
■では最後に。今回、手紙が重要なアイテムだと思うんですけど、今、手紙で誰にどんな思いを伝えたいですか?
吉野 家族ですね。ありがとうございます、という感謝の気持ちと健康に気をつけてがんばれって。
松井 最強のアイドルな答え見つけちゃった。
吉野 なに?
松井 ファンのみんなへ。普段はファンのみんなから僕らが受け取ることが多くて、なかなかこちらは手紙を出す機会がないので、そういった普段の僕の気持ちをこの機会に送りたいですね。
吉野 アイドルですね!(笑)
■ありがとうございました!
\吉野北人/
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吉野北人
1997年3月6日生まれ。宮崎県出身。
総勢16名からなるTHE RAMPAGEのヴォーカル。2017年、ファーストシングル「Lightning」でメジャーデビュー。ドラマ『PRINCE OF LEGEND』(’18/日本テレビ)で俳優デビューし、映画『私がモテてどうすんだ』(’20/平沼紀久監督)で初映画出演・初主演を果たした。主な映画出演作品には、『HiGH&LOW THE WORST X』(’22/二宮”NINO”大輔監督)、『MY(K)NIGHT マイ・ナイト』(’23/中川龍太郎監督)があり、ドラマ出演作品には、MBSドラマイズム「トーキョー製麺所」で主演、カンテレ/フジテレビ系「魔法のリノベ」、Amazon Prime Video「1122(いいふうふ)」がある。2024年1月24日に幻冬舎より2nd写真集「Orange」の発売が決定している。
[Instagram] @hokuto.yoshino.16_official
松井奏(IMP.)
2000年9月2日生まれ。千葉県出身。
7人組男性グループIMP.のメンバーとして、2023年8月「CRUISIN’」で世界同時配信デビュー。
12月16日には3rd シングル「BAMーBOO/ミチシルベ」をリリース。
初の冠バラエティー「IMP.のびしろRoom」がPrime Videoで独占配信中。IMP.のメンバー全員が地方局でレギュラー番組を持つなど、グループ、ソロで幅広く活躍中。
[Instagram]@_7mp_official_
―INFORMATION―
【映画『遺書、公開。』】
絶賛公開中!
出演:吉野北人、宮世琉弥、志田彩良、松井奏(IMP.)、髙石あかり、堀未央奈、忍成修吾、上村海成、川島鈴遥、荒井啓志、松本大輝、星乃夢奈、榊原有那、藤堂日向、菊地姫奈、大峰ユリホ、阿佐辰美、兼光ほのか、日髙麻鈴、大東立樹、金野美穂、鈴川紗由、浅野竣哉、青島心、楽駆
主題歌:THE RAMPAGE「Drown Out The Noise」
原作:陽 東太郎「遺書、公開。」(ガンガンコミックスJOKER/スクウェア・エニックス刊)
監督:英勉
脚本:鈴木おさむ
企画製作:HI-AX
製作プロダクション:ダブ
配給:松竹
[HP] https://movies.shochiku.co.jp/ishokoukai-movie/
©2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 ©陽東太郎/SQUARE ENIX
【STAFF CREDIT】
<吉野北人>Hair&Make-up:大木利保(CONTINUE) 、Styling:吉田ケイスケ
<松井奏>Hair&Make-up:大森創太(IKEDAYA TOKYO)
Photo:Tomohiro Inazawa、Text:ふくだりょうこ