スターツ出版が運営する小説サイト「野いちご」にて、2016年から開催されている小説コンテスト「野いちご大賞」の第5回大賞作品、丸井とまとの【青春ゲシュタルト崩壊】(スターツ出版刊)がNAKACHIKA PICTURES配給にて実写映画化、2025年初夏に公開します。

スターツ出版が運営するケータイ小説サイト「野いちご」は10代、20代の学生へ向けた恋愛・青春小説が無料で読める投稿サイト。昨年、同サイトから生まれた原作「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」、「交換ウソ日記」、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」が実写映画化され、いずれも大きな話題となった。

そして、この度、映画化されるのは2021年に単行本化されるとTikTokで話題となり、物語上で描かれる等身大の学生ならではの悩みに絶賛の声が続出した、丸井とまと原作の小説「青春ゲシュタルト崩壊」。本作はリアル世代の物語への共感性はもちろんだが、＜個性を押し殺し、他人に合わせて自分を見失うこと＝自分の顔が見えなくなる＞と原作で表現される【青年期失顔症】になった女の子が、新たな出会いを経て成長していく物語が、これまでの青春小説とは一線を画し高い評価を受けている。そして、脚本を務めるのは今年の1月からTBSで放送され、最終回後は国内外でロスが多発したドラマ「Eye Love You」を手掛けた三浦希紗。音楽は映画・ドラマの音楽を中心に手がけるほか、山下達郎や竹内まりや、田原俊彦の編曲にも参加している牧戸太郎。そしてメガホンを取った監督は期待の若手、鯨岡弘識が務める。

そんな本作のW主演を務めるのはIMP.の佐藤新と渡邉美穂。派手な見た目と乱暴な態度で教師から目をつけられているが、人一倍“痛み”に寄りそえる高校2年生の朝比奈聖(あさひな・ひじり)をIMP.のメンバーでありセンターを務める佐藤新が、自分の顔が認識できない【青年期失顔症】になってしまう間宮朝葉(まみや・あさは)を、女優として幅広く活躍をしている渡邉美穂が演じ、フレッシュな青春に全力で挑んだ。



この度、本作の追加キャストが解禁された。2人が通う高校の保険室の先生・雨村叶乃を演じるのは、数々のドラマ・映画・舞台などで活躍する女優・瀬戸朝香。瀬戸は雨村を演じたことについて「雨村先生の様な、若者達が抱える悩みにアドバイスし見守る素敵な役を演じることができとても光栄です。」と振り返り、続けて「青春真っ只中の様々な悩みを抱えた若者達の物語で、共感できる部分や感情移入できる作品になっております。人には言えない悩みを持っていて葛藤している中、理解してくれる大人や友情により一歩踏み出せる勇気がこの作品に詰まっているので、若い世代に限らず様々な目線で幅広い年齢層の方々に見て頂きたいです。」とメッセージを寄せている。

また、渡邉演じる間宮朝葉の母・葉子には今年、NHK連続テレビ小説「あんぱん」の出演が控える戸田菜穂、朝葉の兄・夕利には映画、ドラマだけでなくバラエティと多方面で活躍中の濱田龍臣が演じる。戸田は「青春時代は些細なことに過敏になったり、人の目を過剰に気にして思い悩む方も多いと思うんですよね。でも絶対にいつか好転する日が来るので、試練を乗り越えながら強くなって、楽しい人生を送っていただきたいです。この作品を通してみんな悩んでいるんだ、自分だけじゃないんだって気づいて欲しいです。そして少しでも元気になっていただけたら嬉しいです。」と話し、濱田は「映画は学校の中で、学生の事がメインの題材にはなっていますが、(朝葉が抱える)悩みは学校というコミュニティ以外の部分でも起こりうることだと思います。本作は色々な人が少しでも他人に優しくなれるような物語になっていると思いますので、青春らしさとあわせて楽しんで頂けたらなと思っています」と作品へ込めた思いを語った。さらに朝葉が所属する女子バスケットボール部の顧問・桑野仁役には舞台やドラマでの演技が目を引く、水橋研二が務める。水橋は「学生達と大人の考えのギャップを目の当たりにさせてしまう役どころでした。役の中で生徒皆さんが目指す道筋を提案する事が出来ず、ごめんなさいと思っています。そして雨村先生、ありがとうございます。見て頂く皆様も是非、生徒達の今後を見守ってください。よろしくお願いします。」とコメントを寄せている。

さらに佐藤、渡邉と共に学生を演じるキャストも解禁！朝葉と同じ女子バスケットボール部の部員で一番の友人・金守杏里を演じたのはドラマ・映画での活躍がめざましい田辺桃子。田辺は「自分の気持ちを伝える事は凄くリスクがあるし、いつの間にか知らないうちに自分の事を犠牲にしている人はたくさんいると感じています。この映画を観て悩んでいる人たちが、少しでも自分探しのきっかけになってくれたらいいなと思います」と思いを語った。そして、朝葉と同じく青年期失顔症である後輩の中条月加を演じるのは、NHK連続テレビ小説「わろてんか」で主人公の幼少期を演じるなど子役時代から活躍している新井美羽。新井は「私たちの年代でありがちな、自分を偽ってしまったりとか向き合えなかったりする部分は、共感できる内容だと思います。私自身も高校生で「分かる」と思うところもありました。是非、学生の皆さんに見て頂きたい作品です」と同じ世代だからこそのメッセージを送っている。また、佐藤演じる聖の幼馴染・山下祈を演じたのは第35回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」においてグランプリを獲得し、昨年『恋わずらいのエリー』でスクリーンデビューを果たした藤本洸大。藤本は「生きている中で、自分自身が苦しい状態だったとしても無理して周りに気を遣う時があると思います。乗り越える過程では自分との向き合いが苦しかったりします。そんなことを考えながら演じさせていただきました。勇気を出すことの大変さや決して1人ではないということ、観てくださる方が共感し安心して頂けたら嬉しいです。」と観客へ向けコメントを寄せた。

新たに解禁されたキャスト陣が2人の主人公とどう物語に関わってくるのだろうか。誰しもが感じたことのあるリアルな人間関係の悩みと葛藤、そして“好き”という感情に気がつく淡い瞬間を、切り取って描かれる！