【リリー・フランキー×斎藤工インタビュー】「べったら漬けがうまくてね、って言ってもね……」息がぴったりなおふたりの爆笑トークが止まらない?<FODオリジナルドラマ『ペンション・恋は桃色season3』>
2025.1.18
FODオリジナルドラマ『ペンション・恋は桃色season3』が1月10日より配信がスタート!
テキトーな父・シロウと娘のハル、バイトの青年・ヨシオが営むペンション「恋は桃色」に訪れる“珍客”たちとのやりとりを描く物語です。
自由でのんびりと、でもふとしたときに生活の中にある小さな大切なことを気づかせてくれます。
今回はシロウ役のリリー・フランキーさん、ヨシオ役の斎藤工さんにインタビュー。
Emo!miuの媒体名が気になったおふたり、「エモい」という言葉にも改めて考えていただいたり、撮影中の秘話についてもたっぷりと語っていただきました。
リリーさん自ら買い出しに
■ついにseason3を迎えた『ペンション・恋は桃色』。先日行われたFOD SHOWCASE24に登壇された際も、おふたりの息の合ったトークが展開されていましたが。現場ではどういったお話をされているんですか?
リリー・フランキー この撮影……何を話してただろう?
斎藤工 時間があると、リリーさんはホームセンターに行っていましたよね。
リリー そう、現場にいないから。
斎藤 現場に必要なものを買ってきてくれるんですよ。
■リリーさん自ら!?
斎藤 そうなんですよ。制作部の主任みたいな動きになるんですよ。
リリー スーパーに行ったりもしているので。
斎藤 みんなのために買い出しに行ってます。本当にありがとうございました。
リリー 手作り感満載ですよ、本当に。
まさかの鹿との遭遇!?
■現場全体としては、振り返ってみていかがですか?
リリー 相変わらず最高でしたよ。
■印象に残ったことなどあればお伺いしたいです。
斎藤 鹿をひきかけたんです。
リリー そのときにね、斎藤くんにちょうど、僕のオススメの曲の話をしていて。
斎藤 そうそう。
リリー この人が1人で山の中のレストランにご飯を食べに行っていたんですよ。そんなところに1人でいるんだったら、ちょっと僕も行く、ってなんなら車で迎えに行ったぐらいの感じで。
で、山の中で「斎藤くん、この曲ちょっと聴いてみてよ」って爆音で流していた瞬間に、目の前にでっかい鹿が出てきて。
斎藤 本当にぶつかるかどうか、紙一重でしたね。
リリー 鹿をひいてたら、あんなに楽しい撮影はできなかった。
斎藤 ブルーな撮影になっていましたね。
でも、実はseason3のファーストシーンが鹿よけのロープを僕が貼ってるところから始まるんですよ。
リリー だからある意味ね、役作りができた。
斎藤 そうなんです。すごく想像しやすかったです。
間一髪のあと、静寂の中、大音量でその音楽が流れてるんですよ。その瞬間がすごくエモかったです。
リリー 確かに。幸せってこういうことなんだろうな、って。
斎藤 そうそう。あの瞬間は忘れられないですね。
■ちなみにリリーさんオススメの曲というのはなんだったんですか?
リリー 『幸せな結末』。大滝詠一さんの有名な曲なんだけど、鈴木雅之さんと松たか子さんがデュエットしているバージョンで。
斎藤 松さんのハイトーンが印象的なんですよ。
リリー 「これマーチンさんが相当キーを譲ってないよね」って。だから松さんがすごく高いところから入ってる。そのハイトーンの松さんがいいんだよ、って言っていたら鹿がドーン! だから。多分、鹿もエモいと思ったんだろうね。
斎藤 ハイトーンをエモいと。
リリー やっぱり松さんとかマーチンさんの声って鹿を呼び寄せる周波数出してる。バイブスがハンバない。エモいもん。
斎藤 ちょっとZ世代に寄せないでください(笑)。
おふたりの「エモい」
■エモい、という言葉を出していただいたところで、最近心を揺り動かされた出来事、モノがありましたら教えてください。
リリー ないのよね、年とるとね。何にも心が動かない。
斎藤 悲しい!(笑)
リリー なんだろうな。若い子たちがエモいって言葉を使いだして、エモーショナルがちょっとインフレになったというか。そんなにエモい? っていうこともエモいって言ってるから。エモいがちょっと安くなっているというか。
でも、何かあったよ、エモいと言っても過言ではないことが。ちょっと待ってね。なんかあったな……。
斎藤 白桃ピーチよぴぴさんっていう芸人さんがいるんですけど、
リリー あの人おもしろいよね。
■年下で絶対に笑わないという永野さんを笑わせた……。
斎藤 そうなんですよ。先日、永野さんの単独ライブに出たんですけど、よぴぴさんの新海誠と細田守のフリップネタがめちゃくちゃ、エモかったです。
■気になる……!
斎藤 映画のタイトルを言ってどっちの作品か、というネタなんですけど、彼女が新海誠推しなんですよ。細田守がすごくぞんざいに扱われるというネタが好きでした。
あと永野さんの巨大化したX JAPANのToshiというネタもめっちゃおもしろかったです。
リリー 僕もYouTubeで永野さんばっかり観てるから、そのよぴぴさんにもたどり着いたんだよね。
なんだろうな、そういう心動かされたこと……。
斎藤 べったら漬け?
リリー この媒体でべったら漬けがうまくてね、って言ってもね……答えがおじいちゃんすぎる! でも、どこのべったら漬けですかって聞かれても教えたくはないんですけど。
斎藤 ただ、リリーさんは守備範囲が広いですよね。僕はリリーさんからNewJeansのことだとか、いわゆるZ世代的な情報を知ることもありますよ。だから守備範囲めっちゃ広いですよね。
大人とは「子どもが想像で作ったもの」
■最後に、おふたりが考える大人とは、というところを教えてください。
リリー いいね、黒ラベルビールのCMみたいな質問が来たね。
なんですか?
斎藤 大人になってくると、どんどん頭が固くなってくるじゃないすか、頭でっかちになってくる。
でも、リリーさんや魅力的な大人を見ていると、柔軟性を持ってないと、もう固い石のようになってくるんだろうな、と思います。
■リリーさんはいかがですか?
リリー 自分が10代のときにこんな40代になっていると思ってなかったでしょう? もうちょっとちゃんとしてるはずだと思ってたでしょ。
斎藤 本当にそれです。
リリー 自分が大人の年になったらわかるじゃない? 周りのお年寄りを見てても、大人は1人もいない。だから結局、大人って生き物は子どもが想像で作ったものなんですよ。
■ありがとうございました!
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リリー・フランキー
1963年11月4日生まれ。福岡県出身。
2008年『ぐるりのこと。』で、ブルーリボン賞新人賞を受賞。その後2013年公開の映画『凶悪』『そして父になる』でも多数の賞を獲得し、『万引き家族』(18)でカンヌ国際映画祭では最高賞を受賞する。近年の主な出演作品に『ちひろさん』(23)、『アンダーカレント』(23)、『アナログ』(23)、『コットンテール』(23)などがある。
斎藤工
東京都出身。モデル活動を経て01年に俳優デビュー。
映画『昼顔』、『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』『零落』『碁盤斬り』、ドラマに「君が心をくれたから」「海に眠るダイヤモンド」など話題作に出演。映像制作にも積極的に携わり、初⻑編監督作『blank13』(18年) では 国内外の映画祭で8冠を獲得。昨年12月公開のドキュメンタリー映画『大きな家』(劇場にて公開中)やダニー・トレホら出演のハリウッド映画『When I was a human』(公開日未定)ではプロデューサーを務めている。また、被災地や途上国での移動映画館cinéma bird主宰、Mini Theater Park、撮影現場での託児所プロジェクト、白黒写真家など、活動は多岐にわたる。
[Instagram] @takumisaitoh_official
―INFORMATION―
【FODオリジナルドラマ『ペンション・恋は桃色season3』】
配信日:2025年1月10日(金)
出演者:リリー・フランキー/斎藤工/伊藤沙莉/山口智子/稲垣吾郎/MEGUMI/鈴木慶一/JOY/岩崎う大(かもめんたる)/眉村ちあき/大水洋介(ラバーガール) 他
企画:橋爪駿輝
監督・脚本:清水康彦
主題歌:細野晴臣「恋は桃色(New ver.)」(ビクター/スピードスター)
挿入歌:「いっつも」グソクムズ(ソニー・ミュージックレーベルズ)
音楽:細野晴臣/香田悠真
プロデューサー:鹿内植(フジテレビ)/小林有衣子(イースト・フィルム)
エグゼクティブプロデューサー:石井浩二(フジテレビ)/下川猛(フジテレビ)
©フジテレビ
Photo:kimi、Text:ふくだりょうこ