<イベントレポ>櫻井海音、二宮和也との共演に「これ以上ない幸せ」お互いの印象や撮影の裏側をトーク!映画『【推しの子】-The Final Act-』公開記念舞台挨拶



2024年12月25日(水)に映画『【推しの子】-The Final Act-』公開記念舞台挨拶が行われ、主演・アクアを演じる櫻井海音、アクアの最大の宿敵・カミキヒカルを演じる二宮和也が登壇した。

Amazonと東映のタッグによる世界へ向けた【推しの子】実写映像化プロジェクト。遂にFINALステージ突入。現在、ドラマシリーズがPrime Videoにてプライム会員向けに世界独占配信中、その続きとなる映画『【推しの子】-The Final Act-』が東映配給にて大ヒット公開中!



この日はクリスマス当日。冒頭、櫻井が「メリークリスマス、ですよね?」と挨拶すると会場からは歓声と拍手が。一方、二宮は「ほんとにちょっとしか出てないのに、堂々と舞台の上に立って・・・(笑)」と笑いを誘った。

まずは本作の反響について、櫻井は「SNSを通じて『ものすごく良かった』っていう評価をいただけてます」と笑みを浮かべ、加えて芸能界が舞台ということもあってか、業界内での反響も良かったことについて嬉しそうに語った。



またSNS上で“顔が似ている”と話題な2人。そのことについて二宮は「ありがたいです。そんな風に言ってもらえるとは!似てる似てないとかは度外視というか、もうちょっと深いところで繋がってるように僕は勝手に考えていたので、ビジュアルも似てるって言ってもらえて嬉しい。」と予想外の反響に驚きと喜びを感じていたようだ。



そんな二宮は、カミキヒカル役が遅れての発表だったため「ハードルが高くなりすぎちゃって、それがもう恐怖だったので。」と苦い表情を見せるも、受け入れられているという評判を聞いて胸を撫で下ろしていた。

二宮の出演はキャストも一部しか知らなかったようで、現場入りでも自己紹介を省略するほどの徹底ぶり。クランクアップまで残り1ヶ月ほどで二宮の出演を知ったという櫻井は「僕、本当に二宮さんのお芝居が大好きで、二宮さんが出演されてる作品をめちゃくちゃ見てきてたんで、これ以上幸せなことはないなという感覚でしたね。」と二宮愛を語ると、二宮は「(このコメントを)使ってください!撮ってるんだから使わなきゃもったいない(笑)」と照れ隠すようにマスコミに呼びかけていた。



サイコパスという言葉だけでは片付けられない複雑な役柄のカミキヒカルについて、アクアとして対峙したときに「もうこれは二宮さんしかいない」と感じたという櫻井。「本当に幸せな時間でしたね。もちろん憎き相手ではあるんですけど、いち役者としてものすごく貴重な経験をさせていただいてるなという感じでした。」と振り返った。宿敵が憧れの相手ということへのやりづらさについても聞かれるが「そこは一応プロなんでやらなきゃいけないっていう感覚はありました。」としっかり切り替えて役に臨んでいたと語った。



櫻井の評価を受けて二宮は「カミキヒカルを二宮がやってたことでよかったよねってなるように、本当に皆さんが頑張ってくれたんで、それはすごく感謝だし、それこそ少ないキャストとのお芝居でしたけども、もっとやりたかったなっていうのは、やっぱ出てきましたよね。」と周囲へ感謝を贈りつ、撮影を懐かしんだ。

またハイトーン髪が印象的なカミキヒカル。撮影現場のそばでちょうど髪を染めていたそうで、現場に顔を出そうとするとスタッフに止められたとの裏エピソードも明かされた。そんな徹底ぶりだったが、髪を染めたタイミングで気づかれたのでは?とMCから聞かれると「バレようがなかったです!」と二宮。「神木隆之介がぐんぐん追い抜いてくれるので俺のこと(笑)」と当時金髪の神木に感謝を述べた。



続いて役作りについて、当時、カミキという役は原作にあまり登場していなかったため、演じるのは難しいように思えたが、二宮は「表現は自由ではあったなっていう風に思ってますし、この映画を見た後に原作に戻って色々な媒体を渡り歩いて色々なカミキがいてもいいんじゃないかなという風に思っていたので、そういう還元の仕方はしたいなと思っていました。難しいといえば難しいんだろうけど、結構自由にやらせてもらいました。」と二宮なりのカミキ像を作り上げたと語る。

櫻井は、“15年の嘘”で、アクアがカミキを演じるシーンについて、二宮が演じるカミキを見てから寄せた芝居をしようとしていたそうだが、先に櫻井が芝居をすることになってしまい「お芝居をまだ見れてない状況で、二宮さん演じるカミキを演じなきゃいけなかったんで、すごく難しかったんですけど、今まで見てきた二宮さんのお芝居をなんとか引き出して、二宮さんだったらこうするかもなとかっていうので、なんとかやりました。」と二宮が好きだからこそ成し遂げられた場面であったことを明かした。



ラストの2人の対決シーンについては、二宮は「俺はすごい楽しかったのよ、一緒のシーンだからさ。日数も限られてはいるし、お芝居できるっていう楽しさがあった」と満足げな様子。一方、主演の櫻井は「変な緊張感がありましたね。二宮さんとの対決っていうのもありますし、原作がまだその時点で完結してなくて、こういうふうに終わってくんだっていう、先にネタバレを食らってる感じというか、原作が見えてない中で、自分ができるアクアとしての終わらせ方というか、みたいなものを考えてた気がしますね。」と当時の心境を振り返った。



また、アクアのモノローグのシーンは原作の赤坂アカ先生のアイデアで、クランクアップしてから約半年後に撮影したそう。「僕自身もちょっとアクアが抜けちゃってんじゃないかなって思いながら、ちょっとビビりながら行ったんですけど、いざ自分が繋がれてる映像を見て台本を読み返してみると、すぐ戻ってきちゃって、人生で初めて涙しながらモノローグを撮りました。アクアとして過ごしてきた期間が長かったので、抱えている感情みたいなものが最後あそこに全部乗っかればいいなと思ってたんですけども、結果的にそこで全部載っけれたので、それがまた貴重な経験でしたね。」と全身全霊で臨んだ撮影シーンであったことを明かした。



二宮も「各話の人たちが、ほんとにほんとに頑張ってお芝居と向き合って、推しの子っていう筋に向き合ってやっている姿を見てすごく感動しましたし、今の話を聞いても感動しちゃう」と親さながらに心を揺すぶられていた様子。「おそらく自分の若い頃でもあったんだろうけども、どっか蓋をして思い出していない自分が今いるってことを考えると、ほんとに貴重な経験をここでみんなしてたんだなっていうのは改めて感じました。」と自分になぞらえてコメントした。



そして、以前の舞台挨拶で櫻井が実は29歳であると絶妙な嘘をつき話題となった、“最近ついた嘘”トークについて、櫻井は「控え室でマネージャーにトリなんでっってすごい圧をかけられて、やらざるを得なかったんです!そんな面白くないのもわかってるんだけど、やらなきゃいけなかった!」と弁明。そんな話題を二宮にも振ると「ちょっと信じてもらえないかもしれないですけど、今言ったこと全部嘘です。なんとも思ってませんお互いのこと。」と語り、櫻井の印象についても「うーん、まぁなんか、イケメン」と口にし笑いを誘った。



「僕ね、びっくりするくらい嘘つくのよ。もう笑われちゃってるけど、ラジオでも本当のこと喋ったことないから。最近ついた嘘を明確に言語化できるっていう人たちは信じていいと思った!もう思い出せない!」と自身について語り、舞台挨拶での櫻井についても「俺泣きましたよ。なんていいやつなんだと」と優しくフォローする場面も。加えて「今日、電車で来ました。丸ノ内線。」とわかりやすい嘘で会場を盛り上げた。


そして、イベント終盤には第2弾の入場者特典が発表。数量限定で1月3日から配布がスタートするとのこと。片面には二宮と櫻井が一緒に写っており、それを見た二宮は「一緒に映像にも映れないし、写真も撮ってないからないかなと思ったけど、そういう手があったかと思った!」と嬉しそうに語った。昨日、実際に劇場で本作を見たという櫻井も「もう1回行かなきゃ」とときめく様子をみせた。



最後に2人からメッセージ。櫻井「自分だからこそできる何かお芝居があるんじゃないかっていうのを、常に信じながら撮影現場で 日々を過ごしていましたので、ようやく皆さんの元にこうやって作品が届くことがものすごく嬉しく感じております。まだ今年ももうちょっとありますし、来年に入ってからも公開は続いていくので、ぜひ2回でも3回でも何度も見ていただければなと思います。」と投げかけた。

二宮も「僕は後半からの撮影の参加だったんですけども、だからこそ見える部分と言いますか、本当に現場のスタッフの人たちもそうですし、出ている演者の方々もそうですけど、この作品がすごく好きで、このチームが好きで撮影をしているのがすごく印象的でした。本当に若い子たちが一生懸命頑張って、一生懸命この作品とぶつかって、生まれたものをどんどんどんどん映画として残していっている、ある種青春も あるような形の作品ですので、ぜひ皆さんに何度も見ていただきたいですし、友情いいな、愛情いいな、そういったものを改めて確認していただける、そして原作ファンの人たちも必ず納得していただけると僕は思っております。なので映画をぜひ見ていただければと思います。」と太鼓判を押して、本イベントは幕を閉じた。

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■詳細
【Amazon Originalドラマ『【推しの子】』】
公開日:2024年11月28日(木)21:00よりPrime Videoにて世界独占配信中
詳細:[11月28日(木)]21:00 第1話~第6話、[12月5日(木)]21:00 第7話~第8話

【映画『【推しの子】-The Final Act-』】
公開日:2024年12月20日(金)より大ヒット公開中!
※配信・公開内容、スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。
原作:「【推しの子】」赤坂アカ×横槍メンゴ(集英社ヤングジャンプコミックス刊)
出演:櫻井海音、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原 菜乃華、茅島みずき、あの
企画・プロデュース:井元隆佑 
脚本:北川亜矢子
音楽:fox capture plan
監督:スミス、松本花奈

©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

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